監督:落合正幸
脚本:落合正幸 福田靖
出演:稲垣吾郎 菅野美穂 宇津井健 大杉漣 渡辺由紀
なんて言うか、気持ち悪い映画でした。と言っても怖い映画ではありません。後味は悪いです。
こういうサイコスリラー的なものはいかに「もし自分の身に起こったら?」みたいな感覚を呼び起こされるかによって怖いかどうかが決まるかと思います。この映画の題材の”催眠”も、もしかしたらいつ自分がかけられてしまうのか分からないし、実はもうかかってていつ発現するかも分からないと言う状態なのかもしれない、と言うトラウマを与えることは充分出来る題材だと思うんだけど、この映画ではそこまでに至るパワーは感じられませんでした。それも後半、展開が大袈裟になりすぎるからかな。あと最終的な黒幕の存在もどうにも納得いかなかったです。
ただあまり不安を煽るような音の使い方とかをしていなかった気がするので、それだけ正統的なものを目指した結果かも知れません。作り方をちょっと変えればもっともっと怖くて面白くなったと思う映画でした。
しかし菅野さんはああいう役ははまりすぎ。それだけに逆にもうそろそろ恐怖ものはやめたほうがいいのではないかな。これ以上やると本当に、それ以外が難しくなってくる気がします。うまい女優さんだけに、心配です。稲垣くんもうまいことはうまいけど、普段通りの感じね。
それにしても最初に出てきた結婚式でタキシードの堀部君は、いつ社交ダンスを踊り出すのかと思って笑ってしまった。(TV「ウリナリ」観てないと分からないネタ(^^;)) しかし婚約中のはず。あんな役やってしまっていいのか。(笑)