監督:朝原雄三
脚本:山田洋次 朝原雄三 鈴木敏夫
出演:三宅裕司 森繁久彌 岸本加世子 松下由樹 中村梅雀
とても面白かった。絶賛。「新」とついているだけあって今回今までとはずいぶんタッチが違う気がしました。キャストが一新され、森繁久彌さんという大御所が参加しているのだから当然かも知れません。またコメディ色がやや押さえられドラマ色が強くなっています。
三宅さん演ずる石橋万作は森繁さん演ずる義父の同居と失踪という家庭内の大問題と 賄賂にからんだ社内の大問題の2つに同時にブチあたります。当然こーゆー映画ですから最後にはどちらも解決され大団円を迎えるわけですが、その過程がとても面白い。三宅さんが商品券を返そうとするシーンなどのドタバタ的な面白さと、会社をクビになるかも知れない決断をするにいたる心情の伝わり方などのバランスのよさ。この映画本当によくできていると思います。すばらしい。
森繁さんはやはり素晴らしく、出演シーンは画面が絞まるし時折挟まるナレーションも秀逸。「年寄りは耳も遠くなるがまわりも面白い話はしてくれなくなる」みたいな台詞は心に残りました。