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「戦国自衛隊1549」☆☆☆☆

監督:手塚昌明
脚本:竹内清人 松浦 靖
出演:江口洋介 鈴木京香 鹿賀丈史 北村一輝 綾瀬はるか 生瀬勝久 嶋 大輔 的場浩司 宅麻伸 中尾明慶 伊武雅刀

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 最近は観た映画についての評文をネットで読みあさる習慣がすっかりつきました。おそらくここに来てくださっている人たちもそういう習慣をお持ちの方が多いのでしょう。自分の感想と他人の感想の違いを読み取るのは楽しいものですよね。
 今回この映画の感想をいくつか読んでいると、かなりの人がクレしんの「アッパレ戦国大合戦」と比べて批判していました。たしかに似ています。どちらもタイムスリップして戦国時代を訪れた人を連れ戻しに行く物語です。またどちらも歴史を書き換えてしまいそうになるのを再び元に戻そうとする物語でもあります。基本的なラインはほとんど同じかもしれません。
 しかしあれと比べてこの映画を批判するのは相手が悪すぎ。(笑) 原辰徳選手を長嶋さんと比べるようなものでしょう。原さんだって充分に一流の大スラッガーでした。ってよく分からないなあ。(^^;)
 とにかくこの映画だって、充分に面白かったよ。

 タイムスリップで過去に戻った人っていうのはおそらくほとんどいないと思うので、そのときに何がおきるかというのは誰も知りません。もし過去に誰かが行ってしまい、歴史を書き換え始めてしまったら、元いた世界はどうなってしまうのでしょうか。過去いろいろな物語でこれは何十、何百、何千通りと描かれていて、でもやはりその答えは千差万別で想像の域を出ません。
 この映画では歴史を書き換えることは別の世界を生み出し現在の世界を破壊する、しかし多少の改変なら歴史は自己修復作用を示して元に戻ろうとする、としています。そのため先人が歴史に過大な介在を始めたと察した後人が過去に向かい、彼らを連れ戻して歴史を元に戻そうとするのです。このあたりのロジックはしっかりと劇中で説明されていて、この映画内でのルールが明確になっているのは僕としてはなかなかいいなと思いました。半ば強引な辻褄合わせで物語は終わりますが(そりゃもうあれだけゴチャゴチャにかき乱した後じゃ全く無かったことにはできないよね)、このルールがしっかりしているから物語としてきちんと成り立っているのです。
 そのルールの中、どのように後人の隊員たちが先人の行いに触れてどのように感じ、どのようにそれを阻止しようとするのかという展開はかなり僕の中で盛り上がりました。アクションも特撮もとても素晴らしく、最初から最後まで全く飽きさせずに観させてくれました。素晴らしい。

 評判のいい北村一輝さんがやはり素晴らしい。全くの異質な世界(現代)紛れ込んでいながらみごとに順応し、それでいて戦国の世の心も失わない侍の姿はとてもカッコいい。あれはたしかに惚れちゃうねえ。(笑)
 あとは江口さんも鈴木さんも伊武さんも嶋さんも綾瀬さんもみなよかったですが、鹿賀さんは存在感ありましたね。

2005.7.15


 

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