「ショコキ!」☆☆☆
監督:マギー
脚本:児島雄一
出演:純名里沙 河合我聞 モト冬樹 遠藤憲一 大島蓉子 本田博太郎 深水元基 ジョビジョバ
タイトルを憶えていたくらいでいつごろどんな形態で公開されていたかもすっかり忘れていた映画でしたが、深夜テレビでやっていたのを観ました。カットなどあったかは分かりません。調べたら2001年公開のようです。
突然のトラブルで停止してしまった2台のエレベーター(昇降機=ショコキ!)。片方に偶然乗り合わせた6人はその閉鎖された空間の中でイライラしたり他人に干渉したり自分を見つめなおしたりする。かたやもう片方のエレベーターには演劇集団ジョビジョバの6人が閉じ込められていた。ジョビジョバのメンバーはこの状況を映画化したいと考え、様々なアイディアを考えるが、それらはすべてもう片方のエレベーター内で起きていることであった。
という構成。つまりは片方のエレベーターで話している内容がほとんどとなりのエレベーターでは具体化しています。映画としてこれは偶然であり、その偶然を楽しむものという解釈もできるし、止まったエレベーターは実はジョビジョバの方だけで、もうひとつの方は完全に想像の産物だという解釈もできますね。ただもちろんこちらのエレベーターの面々も過去を振り返ったり妄想したり、ジョビジョバの想いの巡らない言動を示しますから素直に前者とするのがまあ妥当でしょう。この構成は僕はなかなか面白いと思いました。片方のエレベーターだけで一気に描くのは、サスペンス的な緊張感のある映画ならその方がいいに決まっていますが、こういうハートフルなコメディを目指すならこれはこれで場面変換が微妙な息抜きにもなっていい感じです。
閉じ込められた6人にはそれぞれそれなりのドラマがあり、特に自分を変えたいと思っていた平凡なOLがこれを機会に変わるきっかけをつかむ流れは僕はなかなか好き。おばさんが実は○○だったとか、リストラおっさんが鞄から取り出したのが○○だったとかも笑えるし。
オープニングで登場人物紹介的に人名がクレジットされるんだけど、そこに河相さんや純名さん、遠藤さんの名前はなくなんか知らない名前ばかり。でもジョビジョバは出てくる。ということはいま出てたのは無名の役者かと思っていたら、途中で分かったんだけどなんとみんな登場人物の役名なの! これにはびっくり。なかなか考え付かないよね。
ところでエレベーター、広すぎないかなあ。(^^;)
2005.5.28
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