「食堂のお姉さん 淫乱にじみ汁」


監督:荒木太郎
脚本:三上紗恵子
出演:麻田真夕 吉岡睦雄 本田まゆこ 風間今日子 綺羅一馬 松田信行 鈴木ぬりえ


 去年の5月に地元のイベントでお会いして以来、なるべく観るようにしてきた荒木監督作品。気がついたらこの1年半で8本目の鑑賞となっています。同一監督作としては21世紀になって最多(笑)で、こんなに短期間に同じ監督の映画を観続けているのも初めてでしょう。もちろん義理だけではここまで観るはずもなく、どの映画も一定以上の面白さを保ってくれているから次も観ようという気になるのです。
 しかーし、今回は残念ながらいまいちだったなあ。(^^;)

 食堂で働く凛として気が強い女には、高校生のころに出会ったピアニストを目指す大学生との思い出があった。ある日その男と再会した彼女は、彼がもうピアノを弾いていないことを聞く。しかし後日偶然その彼がアングラ的な店で退廃的にピアノを弾き続けていたことを知りショックを受ける。
 ってそのピアニストの退廃的な生活ぶりやその店の様子にはなんとなく違和感。あんなあぶなかっしい店が雑誌で紹介されたり、あんな引ったくりするような貧乏人が気楽に行けるようなところじゃないだろうって。(笑) 昔の男があんなところで働いていたらそれはショックだろうけど、ピアノを弾いている以上ピアノへの想いを失ったわけではないであろうその男の、支えにまずなってやることを考えてみればいいのに。言うべきは「私のために弾いてくれないの?」ではなく、「こんなところで弾いている人じゃないはず」ではないかね。彼がピアノを自分のために弾いていたとはそれは思い上がりじゃないかねえ。
 ってことでいろんな点で共感できず。

 麻田真夕さんは美しく、なかなか演技もうまいので好き。麻田さんのからみの回数は抑えられているけど、1回ずつが濃厚で長い! 特に終盤のピアニストとのからみは情熱的で素晴らしいっす。



2004.12