監督:佐藤信介
脚本:佐藤信介 国井 桂
出演:釈由美子 伊藤英明 佐野史郎 沼田曜一 嶋田久作 真木ようこ 長曽我部蓉子
面白いです。とても楽しめました。
なにより称賛したいのは、あのホンワカした釈由美子さんにこの企画をブッキングしたこと。いろんなところで言われることだろうけど彼女のイメージからはこんなアクション映画は想像できません。適当に画像処理してごまかして、それでもスタントのつながりが悪くて中途半端、そんなだとしてもまあ彼女が可愛ければ許されちゃうような、そんなアイドル映画かと思ってしまいますよね。
でも実際観てみると全然違う。スタントシーンとのつながりも無理がなく、明らかに彼女がこなしてあるであろうアクションのキレも良い。冷酷な殺人者としてのセリフ回しもなかなかはまっているし、ふと見せる笑顔や戸惑いや悲しみの表情も安心できる。このキャスティングは大正解でしょう。
舞台は日本のようだけど実は500年も鎖国が続いている、反政府者に対しては殺人も辞さない国家権力に統治された架空の国。その殺人一族の後継者であるヒロインが、母親の死の秘密を知ったことから一族から逃げ出しリーダー以下の刺客に追われることとなる。そんな中、反政府運動に関わる青年と知りあい、心を通わせるようになっていく。と言うお話。
これでもかと訪れる一族の仲間達との戦い。この仲間達がなかなか魅力的で飽きさせず、アクションシーンもしっかりしているから戦闘シーンもとてもワクワクさせてくれる。間一髪で大逆転の一撃を食らわせるところなどゲーム的でもあり楽しくていいです。そのくせ御都合主義ばかりでない非情な展開が用意されていて驚きました。おぉ、そう来るのか。あれにはちょっと泣けちゃいましたよ。続編が観たい映画です。