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by はる
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「サイレン」☆☆

監督:堤幸彦
脚本:高山直也
出演:市川由衣 森本レオ 田中直樹 阿部 寛 西田尚美 松尾スズキ 嶋田久作 高橋真唯 西山 潤 

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 弟のヒデオの療養のために都会を離れて共に離島へと引っ越してきた姉の由貴と父親。島民たちはそんな彼らをあきらかに奇異の目で見つめていた。その島にはかつて島民のほとんどが一夜にして消えるという怪現象が起きており、サイレンが鳴ったら外に出てはいけないという言い伝えがあった。由貴はそんな島全体に違和感を覚える。そしてある日、大音響でサイレンが鳴り響く。

 基本的に堤監督はホラーよりはトリッキーな映画の方が向いてるし実際好きなんでしょう。この映画も恐さよりもヘンな現象の積み重ねにばかり力が入ってて、結局ネタの一発勝負になっちゃっていますね。起きている出来事は恐怖を呼ぶものというよりは違和感を引き起こすものばかりで、いったい何が起きてるのか?という疑問符がどんどん増えていくだけ。しかも日常に小さな違和感が生じていくのなら恐くも思うし興味もわくけど、最初から明らかにオカシイことだらけなので全然恐いとも面白いとも思えず。居心地の悪さばかり増えていきました。

 だからもー全然退屈で寝ちゃいそうでした。(^^;)

 何が起きているか。あぁそういうネタでしたか。ヘンなことだらけの出来事もそういうことならまあ8割くらいは納得できるかな。このあたりが判明して事態が意外な方向に流れていく終盤の展開はまあまあ面白かったです。サイレンの謎以上に、謎とは思っていなかった部分に最大の謎を隠していたのはさすが。でもそのネタってあの映画やあの映画の焼き直しだよね、、、。(^^;)
 ただそのネタだけでは全部は説明できてない気がするんだけど。

 しかしこの題材で人気アイドルとも言い切れない市川由衣さん主演、ロケ費以外にはそんなには予算もかかっているようには見えない(東宝とはいえ配給・制作が力をさほど入れているとは思えない)こんな映画がなんで全国公開までされてんでしょ? 都内で一週間だけレイトショー公開されて一ヶ月後にはレンタルされてるような映画と比べて何が違うでしょうね。まあそこそこヒットしているようなので間違いではないんでしょうが。逆に言えばこんな映画でも全国で流してヒットさせてしまう、東宝の強さ、恐ろしさを見る思いがします。幸運な映画ですね。

2006.3.1


 

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