監督:北村龍平
脚本:桐山 勲
出演:釈由美子 大沢たかお 谷原章介 戸田菜穂 田口浩正 岡本綾 山田麻衣子
ガッカリするでもなく、かといって熱中するほど面白かったでもなく、まあ、普通の映画でした。(^^;)
挙式寸前に心臓をえぐり取られ殺された花嫁。殺されたものは必ず通るという“怨みの門”で出会った門番のイズコによれば、そのまま生まれ変わるか、地上に降りて永遠にさまようか、または誰かを呪い殺し、その代わりに自らも地獄に落ちるか。どれかを選択できると言う。選択の猶予は12時間。その間は地上に戻り、その様子を見てくることができる。さて、彼女はどの道を選ぶのか。そして何故、殺されたのか。
彼女が殺された背景にある設定は、数年前に観た和製ホラーにほぼ同じものがありますね。タイトルだけはわりと有名な作品なので観れば思い浮かぶ人も多いでしょう。どちらも、多人数を殺すことによって自らの目的を果たそうとする狂信的な犯人です。あれに比べると、その設定を活かしたクライマックスの展開としてはやや弱いかも。話を広げるだけ広げたわりには、結局は愛の物語に収縮してしまっているからね。愛なんて、あの展開の中では、小さい、小さい。だからラストがやや不満です。まあ、他の映画と同じラストにはできないだろうけどね。
そんなだから多少ご都合主義的な部分が多い。心臓が止まっても生きている理由って何? なんでまた生き返ったりできるの? 歴代の門番がみんな日本人なのはなぜ? そういうの、説明しようよ。(^^;)
でもまあ、一番上に書いたとおり、全然つまらなかったわけでもないのよね。北村監督相変わらずのぐるぐる回るカメラワークには感心させられちゃうし、アクションもまあまあ。あと主要女性陣たちの個々の存在感の素晴らしさ。主演の釈さんもよかったけど、それ以上に岡本綾さん(初登場時のサービスカットは始めて見たタイプで新鮮(笑))や椎名英姫さん(怖い〜)、あと名前はちょっと分からないけど霊能力者を演じた女性(特別美人でも無いところが逆に役に合っていて要注目!)たちが僕は好きでした。
ということでお話はそれなりに終始してしまいましたが、映像的な楽しみ方はできた映画でした。