監督:六車俊治
脚本:君塚良一
出演:内村光良 水野美紀 田辺誠一 中村獅童 阿部 寛 竹中直人 いかりや長介
2本あったらしいTV版は未見。アタマに軽いそれらの内容紹介があったのでおおよその状況は把握できましたが、観ているうちに多少前作を観ていない弊害らしき話の見えなさが見え隠れしていました。登場人物の人間関係など。やはりTV版は観ておいたほうがよさそうな雰囲気。でもまあ、観ていたからといて、この映画が絶賛に変わることはちょっとなさそう。(^^;)
日本国民全員を「誘拐」し、政府に身代金を要求、応えなければ「人質」を1人ずつ殺害していく。「人質」自身も自ら身代金を払えばその「人質」としての身柄を解消する、というプロットは大変面白いと思います。さすが西村京太郎原作、君塚良一脚本という感じはあります。しかしそれだけなんですよね。誰が真犯人なのか、身代金をどうやって回収するのか、犯人をどうやって捕まえるのかと言った推理的な醍醐味は全くと言っていいほどなし。終盤のアクションなどもあまりハラハラしないし、全体的になんかさらっとしている感じ。
つまりこの映画は、そういったサスペンス性よりも、主演二人がどう戦いどう触れ合うかのみに重点を置いているらしいのです。だからあの二人に魅力を感じ、あの二人の行く末に興味を持てない限りはこの映画を楽しむことは難しそうです。それにはやはりTV版を観ておく必要があったのかもしれません。TV版のファンにのみ楽しめる映画なのでしょうかね。
いかりや長介さんの御冥福をお祈ります。
2004.4