「シュガー&スパイス 〜風味絶佳〜」☆☆
監督:中江功
脚本:水橋文美江
出演:柳楽優弥 沢尻エリカ 夏木マリ 高岡蒼甫 大泉洋 チェン・ボーリン 木村了 濱田岳 岩佐真悠子 サエコ 佐藤二朗 板倉俊之 光石研 奥貫薫 金田明夫
高校を卒業してガソリンスタンドで働志郎は同じくバイトで入ってきた女子大生の乃里子と付き合い始める。しかし乃里子の前に以前付き合っていた矢野から連絡が入り、乃里子は大きく戸惑う。志郎のグランマの富士子はそんな二人を大きく優しく見守っているが。
致命的なのは、沢尻エリカ嬢演ずる乃里子が、未完成の年下の男なんかを本気で好きになるようには全く見えないことでしょうか。最初から最後まで笑顔の裏の計算高さがにじみ出続けていて、柳楽くんが悪い女に引っかかって傷ついて可哀想としか思えないんですよね。いやホント、誰でもいいから側にいた若い男をとりあえずキープしちゃって、寂しさ紛らわす道具にしておいていらなくなったからハイさようなら。だから全然切ないラブストーリーにはなりえない。少年が高い授業料を払ってひとつ成長するだけの物語です。
僕は柳楽くんビイキなのでこうして彼が一つ一つ仕事をこなして成長していく姿をリアルタイムで見ていけることを幸せに思っているけど、まだ15、6歳なのに無理して18歳のラブストーリーなんかをわざわざやらなくてもいいと思うんだけどね。この映画にしてもスタンドでバイトする高校生の役で充分だと思うんだけど、半同棲的な生活をおくるという点から18歳になっちゃったんだろうな。でもべつに肉体関係なんてなくてもいいじゃんねえ。男子高校生と女子大生の恋愛話でよかったのに。
木村了くんと浜田岳くん(「キャッチザウエーブ」と同じコンビだね)がからむサイドストーリーなどは一部面白いんだけど、メインの二人もアメリカかぶれのグランマ(夏木マリさん)も特に魅力的に感じず、話も盛り上がらずあまり楽しくない映画でした。
それにしてもやりたいことが見つからないなら”とりあえず”大学行けよ。とりあえずでガソリンスタンドで働く気持ちは全く分からないんだよなあ、僕は。大学は「必要」で行くとこじゃないんだけどね。
ところでエンドクレジットに”蒼井優”の文字。エーどこに出ていた? と思ったんだけど、ネットの感想などで探しても誰も分かってないみたい。たぶんラストのバスの(顔が映らない)少女ではないかと思うんだけど(実際ネットでもその説が一番多い)、さてどうでしょうか。
2006.10.24
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