「TANNKA 短歌」☆☆
監督:阿木燿子
脚本:阿木燿子
出演:黒谷友香 黄川田将也 村上弘明 高島礼子 西郷輝彦 萬田久子 中山 忍 本田博太郎
フリーライターの薫里は24歳の頃からもう9年付き合っている不倫相手との関係に満足しながらも、ふとしたことから関係を持った26歳の圭とも付き合うようになる。
と、このくらいしかあらすじが書けないほど、はっきり言って内容がない。いやもちろん僕の文章力のなさが一番の理由(^^;)なのだけど、それでも大抵のものはもう少し書きたいものがあるのに、これには本当に書くべきことが思い出せないのです。いやまいった。
その理由の大部分はとにかく主人公の薫里と若い方の彼氏の圭がもうそれしか思いつかないのかってくらいあっちゃこっちゃで絡みまくりやりまくりで、全世界の大前提がセックスであるかのごとく抱き合い続けるからそれ以外の部分がほとんど印象に残らないというのが本当のところです(笑)。ついでに言えば不倫&フタマタでゆがんだ愛情を謳歌しまくる薫里の行動や言動に全く共感できないということもあるんでしょうな。普通の主婦の友人である中山忍さんが一番共感できるし。
最近ピンク映画の秀作が一般映画の劇場で公開されるパターンがいくつか出てきているけど、この映画は逆にチョコッと編集しなおしてピンク映画館でかけたほうがターゲットもばっちり、ニーズにもぴったしで観客は喜ぶんじゃないかね。僕としては出来の悪いほうのピンク映画を観終わったくらいの感覚です。
映画の中で短歌が挿入されることには効果はあまり感じられませんでした。原作小説は読売をとっているので時折読んでいましたが (でもいい加減にしか読んでないのでいつの間にか終わってた(^^;)) 、小説の場合に作者が俵万智さんだからこそ意味があるのであって、映画になってしまった際に原作者が歌人だからと言って短歌が挿入されることに意味があるとは思えませんでした。
主人公が短歌を詠んでいると言う設定も全然活かされてないしね。
黒谷友香さんはなぜか「初脱ぎ、初絡み」のように宣伝されているけど、僕の記憶が確かならデビュー直後の「渇きの街」で脱いでいるんだけどなあ。まあキレイだけどね。こんな映画で評価されちゃうのはなんかもったいない感じ。あんなのよあのシチュエーションでのダンスは。
中山忍さんが初めてお姉さんに似ている表情を見せてくれたのと黄川田将也くんは劇団ひとりさんに似ていると知ったのが印象的。(笑)
ラストカットはええっと思ったけど、ネタとしては評価がひっくり返るようのものではなく、ますます主人公が分からなくなっておしまい。ああそう、ではさようならって感じ。(^^;)
2006.12.1
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