監督:荒木太郎
脚本:後藤大輔
出演:今泉浩一 谷畑 聡 滝川鯉之助 港 雄一 小林徹哉 野上正義
おそらく生まれてはじめて観た、成人男性同性愛映画。「おこげ」とか「きらきらひかる」とか「ハッシュ!」なんかはみんな同性愛の男二人に他の女の人が絡む話だけど、これはほんとうに女の人が一人も出てこない男だけの映画。三角関係、四角関係があってもみんな男だけ。しかも成人映画なので男同士の直接的な描写が満載。僕はノーマルっつうか、必要以上に女の子好き(^^;)だと思っているので、やはり視覚的には僕にはつらいです。
でもそれを除けば基本的には純粋で切ないラブストーリー。男相手に身体を売っている男に惚れてしまった天使が、彼と愛し合いたくて人間になる。しかし男に気がある同僚の策略により、二人は一旦は引き裂かれる。その後偶然再会し再び愛し始めるが男は病魔に侵されてて、、と言うお話。
男同士とは言っても、かたや天使なので性別など本当はないはず。たまたま愛した相手が同性愛だったので、結果として男の姿をして現れたと言うところでしょうか(もちろん画面上は最初から男の姿だったけど)。愛した相手がノーマルな性癖だったら、天使はきっと女の姿をして現れたのでしょうね。だからこのお話は性差を超えたラブストーリーではないと解釈しています。あくまで、「人間」と「人間になった元天使」のラブストーリーなのです。見た目が男同士だというほかは、よく観る恋愛映画とそうは変らない設定なんですよね。
ということで、そこそこ楽しめました。でもやっぱり、僕には普通の男女の話がいいかな。(^^;)
天使の世界の描写で、いったん8mmで撮影したものを映写し、それを再び撮影したという映像が雰囲気が出ていて僕は気に入っています。でも監督に聞いたら一種のコストダウンの副作用だとのこと。(笑) 面白いものですね。