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「タイムアバンチュール 絶頂5秒前」☆☆☆

監督:滝田洋二郎
脚本:高木功
出演:田中こずえ 螢雪次朗 杉田かおり 若菜忍 木築沙絵子 荒木太郎 上田耕一 野上祐二

  
 公式サイト

 1986年。社内の憧れの先輩が同僚の友人とつきあっているのを知った悦子は、その寂しさを紛らわせるためにオナニーをしていたところ、気がつくと15年後の2001年にタイムスリップしていた。途方にくれた悦子は探偵をしている岡野と知り合い、その事務所に泊めてもらううちに、ふたりは愛し合うようになる。実ははこの時代の悦子と深く関わっていた。

 20年ほど前に滝田洋二郎監督が作った日活ロマンポルノで、当時としても斬新だった成人向けSFファンタジー。現在のピンク映画はほとんどが300万円ほどで作っていますが、この当時の日活はこれに2000万円程度かけているらしいです。たしかに大掛かりなセットを組んでいたりして違う空気が流れている感じ。
 面白いのは1986年から見た2001年の描写で、西川きよし首相が誕生とか、清原選手が800号ホームランとか、テレビ電話が普及しているとか。(でもケータイはない) なぜか新宿は大地震で壊滅しているし、でも渋谷にはハチ公がいて地下鉄も走っていたり。(笑)

 主演は田中こずえさん。すみません知りません。しかし相手役は蛍雪次郎さん! おーいまと全然変わってないぞ。上田耕一さんが出演しているのもあの当時という感じ。それから驚いたのがいまやピンク映画界では有名監督の荒木太郎さんが中学生役(笑)で出ていたこと。もちろん最初気がつきませんでした。(^^;)
 この荒木さんが中学生でありながら同い年の彼女と濡れ場を演じるというのはたぶん今では許されない設定でしょうね。これも時代を感じます。

 オナニーによって時をかけるという設定のバカバカしさも楽しいけど、それによって過去から現代に戻るシーンとか、ラストに二人が映画館で再会するシーンなどはなかなかの名場面ですね。面白い映画でした。

(DVD/iMac)

2007.4.30


 

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