「東京オリンピック」☆☆☆☆
監督:市川崑
脚本:市川崑 和田夏十 白坂依志夫 谷川俊太郎
出演:選手たち

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1964年10月10日から24日まで、東京で開催されたオリンピックを描いた記録映画。
僕はオリンピックが大好きで、夏冬関わらず毎回かなり気合い入れて観ています。夜中でも仕事中でもおかまいなしです。(笑) 今度オリンピックが東京に来たらなんでもいいから期待種目を観に行きたいです。前回は生まれてなかったからね。
その前回の東京オリンピックの様子を記録したこの映画ですが、当時“記録か芸術か”で論争になったと聞きます。たしかに試合の展開をじっくり追っているのはマラソン位で“競技の記録”としてはあまり燃えません。オリンピック終了直後にあの感動をもう一度的に総集編のつもりでこれを見たら不満も残るかも知れません。でもこうして40年以上も経って観てみると、当時のスポーツの様子が今とこんなに違うんだという驚きを覚えました。例えば走り高跳びはお腹を下にして跳んでるし、100m走の優勝タイムは10秒0。10秒00でなくて10秒0なんです。体操の跳馬の馬の形は違うし、技のレベルも今からするとかなり見劣りします。開会式の行進はきちんと整列して歩調が完全に合ってるし。(笑)
つまり終了直後としては“記録映画”として不満を持つ人もいたかと思うけど、こうして後年になって観ている者にとってみれば間違いなくこれは貴重な“記録映画”なのでした。そして2時間半を越える長尺でありながらほとんど退屈することのない面白く楽しい映画なのでした。
ところで普段観るマラソン放送ってトップ集団しか映らないからずっと走っているのが普通なのだけど、この映画では給水所で完全に立ち止まってガブガブと何杯も水を飲んでいる選手が何人も映されているのが衝撃的でした。そんなこと考えたこともなかったのだけど、きっと42.195km走り続けることだけでも物凄いことで、ちょっとでも欠けた部分があるだけで歩いたり止まったりしてしまうのは極々普通のことなのかなと思いました。たぶん普段観ているマラソンでもテレビに映らないところでは歩いたり立ち止まってドリンクをガブガブ飲んでいる選手もいるのでしょう。10位や20位の選手が惨敗みたいに言われることがあるけど、きっとそうではないんだな。1位の選手は勝っているのは間違いないんだけど、そうでない選手達も負けではないんじゃないかなと、そんなことを思いました。
(TV/BS)
2008.10.13
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