「透光の樹」


監督:根岸吉太郎
脚本:
田中陽造
出演:
秋吉久美子 永島敏行 高橋昌也 吉行和子 平田 満 寺田 農 田山涼成 うじきつよし 唯野未歩子 戸田恵子

 なんか気持ちが悪いんだよね。いやもちろんオジサンとオバサンの恋愛が気持ち悪いなんてことは言いませんて。僕だって恋知り初めし年齢よりはここに描かれるような中年期の方がかなり近い年齢になりつつあるわけで、それを気持ち悪いと思うどころか自分だってあの年代に到達するころにもあんな深い恋愛がまだできるような人間でいたいと思いますよ。だからむしろ羨ましさと憧れの目で見ちゃうね。(^^;)
 気持ち悪いのはその(年齢とは関係のない)ベタベタ感とドロドロ感。ってこれじゃあよく分からないけど、僕の感覚だと、必要以上って言うか、不自然なまでに過剰に不倫、恋愛にのめりこみすぎに見えるのだ。人間それだけじゃないぞ。それしか見えなくなるほどお互いを好きになったってことだろうけど、きみたち身体以外に何があったの?ってほどセックス中心なのもイヤ。あそこまで熱情的で周りも見えなくなるほど一直線になられるとちょっと気持ち悪くなっちゃうよ。誰か乗っているかもしれない電車の中であんたら何ベタベタドロドロやってんのよ。(^^;)
 それから一言一言をはっきりとゆっくりとしゃべる演技(と言うか演出)も気持ち悪いよ。やっていることが熱情的で高揚しまくっていることなのに、口調や動きがローテンポなのはなんかイライラしてしまう。私には馴染めない世界でした。

 あと、最後の秋吉さん、ふけ過ぎじゃない? 役柄的には60歳前だと思うんだけど、、、。



2004.11