「ULTRAMAN」☆☆☆☆
監督:小中和哉
脚本:長谷川圭一
出演:別所哲也 遠山景織子 大澄賢也 裕木奈江 広田亮平 永澤俊矢 隆 大介 草刈正雄
カッコいいじゃない。特に終盤の空中戦のかっこよさ。「デビルマン」のうそ臭いCGアニメに比べて、なんてスムーズに飛んでいるんでしょう。カットの取り方も見事で、物凄い迫力。そこだけでも必見じゃないですかね、これ。
40年ほど前、僕らの前に現れたウルトラマンはベムラーを追って現れ、ハヤタと誤って激突してしまいましたが、今回は”ザ・ワン”を追って現れました。自ら名乗る名前はなし。ザ・ネクストと名づけられ、後にウルトラマンと呼ばれます。すなわちこの映画は今までのウルトラシリーズとのつながりはなく、40年前のTV第1作の第1話をリメイクしたものです。
まずザ・ワンの強さ。ベムラーとは比べ物にならない。次々と動物たちを取りこんでその能力を進化させていく過程は目新しさはないものの、それでもやはりなかなか面白い。鳥の能力を得て翼を広げた遠景の美しさはまさに悪魔そのもので素晴らしいです。(絶対に「デビルマン」への挑戦心が含まれているとしか思えないね) 街を容赦なく破壊し続けるザ・ワンの大活躍は敵ながら天晴れだ。最初に現れたときの着ぐるみバレバレ(ってあたりまえだけど)の人間っぽい歩き方はちょっと苦笑したけど、その後の動きは悪くないっしょ。
人間との同化に対するザ・ワンとザ・ネクストの違いの対比も面白い。人間を完全に取り込みその力を完全に引き出そうとするザ・ワンに対して、人間の存在を尊重しようとするザ・ネクスト。そのせいもあって戦いそのものに慣れていないザ・ネクストの描写もうまい。とく最初に空を飛ぶとき、自分が飛べることに気がつき、軽く練習してから一気に飛び出すところなんか最高。好きだなあ。
ところで僕なんかの感覚だと、いっそのこと第1作のウルトラマンの姿そのもので作ってくれたほうが嬉しさ倍増なんだけど、何でわざわざ新しい、あんなゴチャゴチャしたデザインに書き直しちゃんでしょうかね。そのへんは残念。
2005.1
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