監督:羽住英一郎
脚本:福田 靖
出演:伊藤英明 加藤あい 海東 健 香里奈 伊藤淳史 杏子 國村 隼 藤 竜也
中盤に大きな事件があります。それがあまりにも悲劇的で、僕にはどうしても受け入れられません。そのあとでいかに主人公がそれを乗り越えて成長したからといって、その世界にいるのは主人公だけではないのです。悲劇の中心にいた人がそれによってどれだけのものを失ったのか。考えられる中で一番起きてはいけない事件でした。あれだけはしちゃあいけない。僕はどうしてもあの展開に納得がいきません。だからこの映画を僕はさほど好きにはなれません。
前半は潜水士になろうとする若者14人の訓練の様子が映し出され、これがなかなか興味深いこともあって楽しめました。できなかったことができるようになった喜びや、仲間同士の友情の美しさなどにウルウルしちゃう。それに並行して映される主人公と女性雑誌記者の恋愛模様とか、研修生達の休日の騒ぎっぷりなど楽しいことうけあい。
終盤のクライマックスはやや安易な気もしないでもないけど、まあそこそこ感動的です。(ただちょっと伏線張りすぎだね) 人によっては充分楽しめる娯楽作だったと思います。それだけに僕はどうしてもあれが気になってしかたがない。
あ、あともうひとこと言いたい。観客がどう言ったタイミングで席を立つのか、もっと勉強してね。エンドクレジットの最後に監督の名前が止まって、画面が暗くなれば観客は席を立つのさ。おかげでそれから始まるおまけ映像が観客の半分が立ち上がった状態でのザワザワし始めた中で映し出されたのだ。(これは観た映画館が上映中から中途半端に明るいのがいけないのだけど) このおまけ映像は必見の面白さなので、もっと落ち着いて観たかったよ。お観逃しなく。
2004.6