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by はる
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2004年5月以降 人目のご訪問者です。('96.8〜'04.05・・・130,000人位)

「余命」☆☆

監督:生野慈朗
脚本:河原れん 生野慈朗
出演:松雪泰子 椎名桔平 林遣都 奥貫薫 市川実和子 階堂智 かとうかず子 宮崎美子 橋爪功

 医師であるしずくは結婚10年目にして初めて子どもを授かる。しかしそれと同時に、若い頃に患った乳がんが再発してしまう。夫の良介に言えば子どもを諦めることになるのではないかと考えたしずくは、その事実を隠して子供を生む決断をする。

 自分の命と引き換えにして子供を生もうとする母親の姿は一見感動的に感じる部分もあるにはあるんだけど、でも実際にはどうしていいのかよく分からないまま時間が過ぎていって、一番の理解者になるべき夫には一番重大な事実を隠したままで、更には何もかもから逃げ出したような自堕落な生活に陥っていく様子は決して他人の感動を引き起こすようなものではありません。
 確かに人間あれだけの大問題に直面すれば思考が停止してしかるべきだと思うからある意味かなりのリアリズムだと思うけど、でも別にそれは観たい姿ではありません。松雪さんは渾身の演技で主人公を演じきって見事だとは思うけど、演じた主人公の姿が全くと言っていいほど共感できないものだとやっぱりもったいないとしか言いようがないですね。全く泣けませんでした。

(MOVIX清水)

2009.3.4