監督:行定 勲
脚本:益子昌一
出演:麻生久美子 つぐみ 永瀬正敏 光石研 田中哲司 津田寛治 小林美貴 川村かおり 朝本浩文 渡辺真起子
そうそう、行定勲って、こういうよく分からない映画を淡々と撮る監督だったんだ。「GO」と「セカチュウ」で一気にメジャーになっちゃったり、「きょうのできごと」みたいな群像劇の佳作をとったりして忘れてたけど、最初に観た「ひまわり」なんかは雰囲気はいいものの結局何が起きているのかも明らかにならないちょっと息苦しい青春ドラマだったもんね。評価は取ったものの「GO」だってアタマの悪い観客(僕)には勢い以外何も感じることのできない息苦しさが漂っていたよね。そうそう、この映画もこれこれ。
微妙な関係を保ちながら同居を続ける女の子二人。ひとりはホテトル嬢ミヤコでひとりはプーのサキコ。不感症だったはずのミヤコが、ある日客との情事でエクスタシーを覚えてしまう。その客の男、新谷を二人の関係に引き込むミヤコ。ミヤコはその男をサキコを誘惑するように導こうとする。新谷とサキコは心を通わせかけるところまでいくが、過去に傷を持つサキコはあと一歩を踏み出すことができない、、、。
ということで3人の関係がどう変化していくのかを描いたものなんですが、その中心となっている麻生久美子さん演じるホテトル嬢の気持ちが今ひとつ分かるような分からないようなままつき進むので難しい。その気持ちの根底にあるものは終盤に告白されるのでまあ分かるのですが、それがその行動にどうつながるのかは、彼女のみが知るという感じ。いや、本当はギリギリ分かる気もするんだけど、そういうもんなんだろうかという気持ちとの狭間でもありますって。ウーン、なんて言えばいいのやら。うまく言えないのは、やはり完全には理解しきってないからに相違ないんだけどね。
ホテトル嬢役でラブシーンもありながら脱がない麻生さんにはちょっと残念(^^;)ながら、その存在の透明感には毎度ながら感心。その麻生さんの分まで(?)見事な裸体をさらすつぐみさんも好演。永瀬君はいつも通りでまあ安心して見て入られる感じね。
2004.12