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新津市における「福祉タクシー運動の実現と経過」

WB01062_.GIF (249 バイト) このページは私が唯一「やり遂げた」と言う運動の成果をレポートするものです。データーは当時の物なのでご了承下さい。



                     「新津市に福祉タクシーを実現する会」

代表 鈴木正男
                          
   1991年3月下旬、若い電動車椅子の障害者が片道1時間半かけて、私の所にやってきたところからこの運動が始まったと思います。
彼は、「新津市にも『リフトタクシー』がほしい一.そうすればもっと遠くまで一人で行けるのになあ−」と、自らの願いを語り、彼が福祉事務所へ願いに行ったことなどを話してくれました。彼は福祉事務所の窓口へ行って「市は金がないから・・」と門前払いされたのです。私はそれを聞いて「福祉タクシー制度」そのものは、何年も前から制度化している都道府県があるわけで新津市がやれないはずはないと確信を持ち「少しだけ時間をくれるかな-・自分に考えがあるから調ベてみるよ-.。」と、言って返しました。私はこのとき、これまでかかわってきた多くの人たちに手紙を書くことや電話をすることを考えていたのです。


   1991年4月、市議会議員へ、この間題についての調査と『福祉タクシー制度』実現を訴える事と行政側の考え方を打診するよう手紙を書きました。その結果、行政側は「要望があれば制度化したい」との考えのあることを市議会議員から報告を受けました。

   5月、6月、「署名用紙」「新津市長への要請文」「呼びかけ文と制度化原案」の3つの文章の製作に取り組みました。制度化の原案は新津市の特別な事情も考慮して、『タクシー券』2種類とタクシー業者へのリフトタクシー購入費の助成を盛り込んだものでした。

そして、これらの文章を各個人と団体に郵送しました。特に署名用紙.に関しては最近は街のスーパーなど、どこででもコピーできることを考え「署名用紙」のコピーしてできるだけ多くの人に協力してもらうことにしました。もう一つこの6月から7月のこの時点で予期していなかったことがすべての原稿を私自身がワープロで打ったことが「新潟日報」で写真入りで取り上げられ、その後の運動の進展を早めたとも言えます。


   7月には、「生活と健康を守る会」の代表とともに「市長への要請文」を持って行政交渉をしました。このことかきつかけで新潟日報に載ったわけです。4月下旬にr新津に福祉タクシーを実現する会』の結成となります。ここで決まったことは、とにかく9月議会へ向けて署名活動をすることと、市民へ訴えるチラシなどを「全戸配布」などをすることを一致して取り組むことが決定しました。このときすでに1000人くらいの署名が私のところへ寄せられていたのです。8月中は、みなさんそれぞれ所要があって、『署名活動』に実質二週間たらずのため緊迫感および、9月議会には全体で、3000人の署名を集めました。


   9月には、この集まった署名用紙を持って「実現する会」の皆さんとともに、市議会議長に直接署名を手渡し「ぜひとも早く、福祉タクシーを実現してください…。」と、訴えました。このことは、写真入りで1991年9月4日づけの『赤旗』に掲載されました。その後、請願は9月下旬厚生委員会をへて本会議でも採択されました。


    10月1日から、『福祉タクシー制度』が実施されました。内容は小型タクシーの基本料金520円を助成する「タクシー券」年間12枚の発行です。このことを受けて実現する会では話合いをもった結果「タクシー券」の枚数が少ないことと対象者への交付の仕方に改善が必要である事などが報告されました。この数ヶ月後基本料金の助成を年間24枚にし、郵送されるように改善されました。

「リフトタクシ−」を実現させなければ「本当の福祉タクシーの実現」には後一歩足りないことが確認されました。このため、このことを紙面にチラシで訴えるとともに、10月下旬に初めての『市長交渉』を行えるよう市議会議員に要請しました。
   10月からスタートした『福祉タクシー制度化』の問題点などもって新津市長に初めて会うことになりました。先の集まりで指摘された問題点を改善されるよう要求するとともに、「ぜひとも、リフト付きククシーの予算を認めてもらいたい一.」と強く要請しました。この結果、県の『社会福祉資金』からの補助金を受けられるよう要請したことなどの解答を市長から得られました。

   11月に入ってから、これまでこの運動で市議会での質問などで加わってもらった市議会議員からの報告では、『タクシー券』を少しづづ増やしていきたいことや「リフト付きタクシー」の予算を新年度予算に組むことが報告されています。
   こまかい予算の内訳は、はつきりしていませんが新律市のタクシー業者は『リフトカ−』の購入費を全額行政当局からの予算で1992年5月からスタートすることになりました。このような形でリフトカ−をスタートできる事例は、県内でもないと思います。
全国的にもこの様な「福祉タクシー制度」の内容は少ないのではないのでしようか...?。当初は一個所の予約センターへ電話を入れると、「補助要員」「車椅子・ストレッチャー」の貸し出しの有無も告げました。

1992年5月20日

 私を代表とする「新津市に福祉タクシーを作る会」の一年間の運動の成果として、この5月1日より「リフト付きタクシー」がタクシー業者によって運行されています。福祉タクシーの制度化は昨年の十月一日からで県内では十五番目の実施になります。
 新津市の福祉タクシー制度の内容については、私たちの願いからみて不十分なところもありますが、「リフト付きタクシー」の購入費を全額行政側が出した前例は県内にはなく、私たちは高く評価をしております。これから福祉タクシー制度の対象者はもとより、多くの市民に利用されることを確信しています。
 離れた町へ行くときは、この車椅子のままリフトカ−に乗れるので一人でも行ける可能性が出てきました。


  WB01158_2.GIF (255 バイト) 2005年4月市町村合併で新潟市の「福祉タクシー制度」へ移行する。