テレビがつまらないから、ブログを書くのに集中できます。「ペケポン」ってけっこう好きだったのに、最後まで見てもらおうと、川柳や旬の食材当ての肝心なところを最後に回すやり方が気にくわない。自分がコントロールされていると感じると、もう見てやらない。バラエティでの重要場面でのコマーシャルの入り方も気に入らない。あれは精神的に良くない。本当に見たければ録画すればいいんだけどね。その手間をかけてまで見たいという番組はそうもない。
1月01日(月) 夫婦善哉 (NHK) 4点
1月02日(火) 麦秋 (NHK) 4点
1月03日(水) 浮き雲 (NHK) 4点
1月03日(水) 肉体の悪魔 (NHK教育) 4点
1月05日(土) アラブの嵐 (?) 2点
NHK総合で昼4時ぐらいからだったのかなあ、日本名作劇場を放映しました。この3本だけだったのかね。どれも4点で、名作で4点なら普通に面白かった程度で、いったいこれは何だという代物で3点つけている作品のほうが実は興味深い。たとえばロマンポルノで3点つけていると、けっこう楽しめたんだなと推測します。だから、名作が全部4点で、裕次郎作品が2点というこの週は平凡な週だったに違いない。
「夫婦善哉」は豊田四郎監督、森繁久弥、淡島千景主演の1955年の東宝映画。キネ旬2位。同じ年に1位だったのが成瀬巳喜男監督、高峰秀子、森雅之主演の「浮雲」でこれも東宝。読者投票では男子は同じ順だが、女子は「夫婦善哉」1位、「浮雲」2位。いずれにせよ、この2本が接戦だったようです。少し点数が落ちて、3位は木下恵介の松竹映画「野菊の如き君なりき」で、これは前年1978年の正月にNHKで放映されました。小津安二郎の松竹映画「麦秋」は1951年の1位。3本とも白黒。この頃の日本映画のトップテンを眺めたら、けっこう見ていない作品が多い。今年は、このあたりも少しずつ見ていくことにしましょう。
「肉体の悪魔」は、レイモン・ラディゲ原作、クロード・オータン・ララ監督、ジェラール・フィリップ、ミッシュリーヌ・プレール主演の1947年のフランス映画。脚本はトリュフォーが大嫌いなジャン・オーランシュとピエール・ボストで、映画自体も大嫌いなはず。白黒。1952年のキネ旬8位。
「アラブの嵐」は1961年の裕次郎主演作品。1961年1月にスキーで足を骨折し、9月封切りの「あいつと私」で復帰し、「堂々たる人生」「アラブの嵐」と連続ヒット。1961年4月から1962年3月の日本映画の興行ベストテンでは、各々3位、8位、9位に入っています。1962年3月封切りの「銀座の恋の物語」も7位に入っています。ただ、1962年になると裕次郎人気が下降気味になるらしい。「あいつと私」から「アラブの嵐」までの3本は芦川いづみ共演、「銀座の恋の物語」は浅丘ルリコ共演。「アラブの嵐」は1961年12月24日封切りだから正月映画か。配収2億9千万円で、翌年1月3日公開の小林旭主演の「渡り鳥北へ帰る」が3億円で、初めて裕次郎作品を上回ったらしい。ただし、なぜか上述の興行ベストテンに小林旭作品は入っていない。「アラブの嵐」は中平康監督、脚本は中平と山田信夫、撮影山崎善弘、音楽黛敏郎。シャディアという女性も共演。
(シネシャモ日記2012年1月2日)