生きる歓び (1960)
ルネ・クレマン監督とアラン・ドロンのコンビが「太陽がいっぱい」の翌年ぐらいに作ったコメディ。イタリアとの合作で、舞台がイタリアだし、共演者たちもイタリア人が多いから、フランスのコメディというより、イタリアのコメディ。中学生の私は、ドロンとバルバラ・ラスの初々しい恋愛に胸キュンでした。 |
地下鉄のザジ (1960)
レイモン・クノーの小説をルイ・マルが映画化したもの。ザジという少女は可愛かったけど、ルイ・マルは優等生タイプで、あまり心がこもってない感じがするので、映画がスマートにできていても、なんか今ひとつ好きになれません。同じ意味で、ブリジット・バルドーとジャンヌ・モロー共演の「ビバ!マリア」もベルモンド主演の「パリの大泥棒」もイマイチでした。 |
何がなんでも首ったけ (1961)
ロジェ・バディム監督、ブリジット・バルドー主演。実はバルドーのお色気コメディを1本も見たことがないのですが、何か挙げとかなきゃいけないと思って。彼女のコメディは50年代後半がピークらしく、「この神聖なお転婆娘」、「裸で御免なさい」、「殿様ご免遊ばせ」、「バベット戦争へ行く」、「気分を出してもう一度」などがあります。 |
わんぱく戦争 (1961)
イブ・ロベール監督。フランスの田舎で子供たちがオチンチン丸出しで戦争ごっごをするというもの。夜中、寝ぼけまなこで見たので、どれくらいの露出度だったか記憶にありません。「わんぱく旋風」という続編あり。 |
女はコワイです (1962)
ジャック・タチの助監督をしていたピエール・エテの作品ですが、残念ながら彼の作品を一本も見たことがありません。30まで科学研究に没頭していた男が、急に性に目覚めるという話のようです。 |
アイドルを探せ (1963)
ジョニー・アリディとシルビー・バルタンの歌謡コメディ。たしか、この二人は実生活で結婚したんじゃなかったっけ?ミッシェル・ボワロン監督は、50年代後半に、バルドーのお色気コメディや、ドロンがみずみずしい「お嬢さん、お手やわらかに!」などの青春コメディを作っています。 |
| リオの男(1963) ド・ブロカ監督、ベルモンド主演。 |
「大混戦」シリーズ (1964-)
1964年9月にフランスで公開され大ヒット。ルイ・ド・フュネスを中心とするサントロペのお巡りさんたちのトンマな活躍ぶりを描いた映画で、1982年までに6本作られました。たぶん、日本では2作目の「ニューヨーク大混戦」までしか公開されていないと思う。念のため調べてみたら、1979年の「サントロペ大混戦」というのがあるのですが、これは日本で劇場公開されたのか、ビデオのみの発売か? |
「ファントマ」シリーズ (1964-1966)
1910年代の連続活劇を再映画化したもので、1964年11月にフランスで公開され、「大混戦」で人気急上昇のルイ・ド・フュネスが珍妙な刑事を演じていたので、これもヒット。「危機脱出」、「電光石火」、「ミサイル作戦」と3本作られましたが、主人公のジャン・マレーよりもド・フュネスの比重が大きくなっていきます。昔、テレビで見ましたが、全体的に古臭いし、ド・フュネスも騒いでいるだけって感じで、面白かったという印象は残っていません。 |
フィフィ大空を行く (1964)
以前は大好きな作品でした。サーカスに逃げ込んたコソ泥の青年が、背中に羽根をつけて空を飛ぶ練習をしていたら、本当に飛べるようになるというファンタジックなコメディ。監督は空を飛ぶのが好きな「赤い風船」や「素晴らしい風船旅行」のアルベール・ラモリスで、1970年にヘリコプターで空中撮影中、事故死。 |
ロンドン・パリ大脱線 (1964)
ロベール・デリー監督・主演。昔、淀川さんの映画劇場で見て、のんびり楽しめたという印象があります。双葉さんの「ぼくの映画採点表II」によれば、恋人にウソをついてロンドンにラグビーを見に行ったデリーが観戦中に前歯を折って、そこからいろいろ事件に巻き込まれるようです。デリーの監督作品は、ほかに「ミス・アメリカ、パリを駆ける」(1961)や「大沈没」(1967)があります。後者はルイ・ド・フュネス主演で、70年代になってから日本公開されました。そこそこ面白かったです。 |
| カトマンズの男(1965) ド・フロカ監督、ベルモンド主演。 |
大追跡 (1965)
人気絶頂のルイ・ド・フュネスがブールビルと組んだ作品で、超大ヒット。ド・フュネスのツッコミとブールビルのボケが見事、と言いたいところですが、残念ながら未見です。 |
タヒチの男 (1966)
監督はジャック・ベッケルの息子ジャン・ベッケル。ベルモンドが世界中を駆け巡りながら、女から女へ渡り歩く。ベルモンドの無責任ぶりが楽しい。 |
| まぼろしの市街戦 (1966) |
大進撃 (1966)
超を3つぐらいつけたい大ヒット作品。「大追跡」と同じド・フュネスとブールビルのコンビで、監督がジェラール・ウーリーというのも同じ。私が笑えるギャグはなかったけど、二人がケンカしながら田舎道をトボトボ歩いているといったシーンが大好き。 |
女王陛下のダイナマイト (1966)
60年代のジョルジュ・ロートネルは、とぼけた味を加えたギャング映画が得意でした。この映画は、リノ・バンチュラとミシェル・コンスタンタンというイカツイ顔の二人が、イギリスのギャングたちをやっつける痛快なアクション・コメディです。大きな橋がダイナマイトで本当に爆破されるシーンに口アングリです。 |
プレイタイム (1967)
ジャック・タチの壮大なる大コケ作品。「ぼくの伯父さんの休暇」(1952)や「ぼくの伯父さん」(1958)でユロ氏を演じるタチはホノボノした感じですが、実際は完全主義者の映画作家で、60年代は結局この1本で終わってしまいました。ぼくたちはもっと庶民的な「伯父さん」を期待していたはず。 |
ぐうたらバンザイ! (1967)
監督は「わんぱく戦争」のイブ・ロベールで、主演はフィリップ・ノワレです。70年代になってから日本公開されました。内容は覚えていませんが、1976年に見た映画の6位に入れているから面白かったんだろうし、題名どおりの映画だった記憶があります。 |
夜霧の恋人たち (1968)
植草甚一氏は「大人は判ってくれない」の映画評の最後に「アントワーヌは自殺をしたんだろう」と書いていますが、なんの、なんの。10年後のアントワーヌ・ドワネル君は喜劇的世界で恋愛修行中です。最後にストーカー男さえ登場しなければ100%心地良いコメディになったと思うけど、そんな心地良い世界なんて信じていないトリュフォーは、どこかでバランスをとりたかったのでしょう。 |
大頭脳 (1969)
フランスとイタリアの合作映画。「大追跡」や「大進撃」のジェラール・ウーリー監督が作った列車強盗コメディ。今回はルイ・ド・フュネスがいないけど、ベルモンドとブールビルのコンビにデイビッド・ニーブンやイーライ・ウォラックといった芸達者がからんできて、けっこう国際色豊かです。 |
| 君に愛の月影を (1969) ド・ブロカ監督。 |