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    丹波妙見 北辰妙見大菩薩

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  開山の智願院さま 
   


丹波 妙見堂 昭和9年(1935) 650遠忌事業に建立
   

 妙見菩薩は、北斗七星または北極星を神格化した神さまです。国土を守り、災を消し敵を退け人の幸せと寿命を増す菩薩で、星の中でも最もすぐれ「神仙中の仙であり菩薩の大将なり」とされています。

 道教に「鎮宅霊符」というお札があり、これをまつると家が鎮まり繁栄するという信仰があります。この霊符に七十二体の神像が描かれており、その中央に「尊星王」がひときわ大きくかかれていますが、これが妙見です。

 妙見信仰は、この「鎮宅霊符神」の信仰と混じりながら、星の信仰から海上安全の神、貿易を営む大商人の信仰する商業の神、さらに「妙見」という名から眼病の神、さらには学問成就の神として民間に広く尊信されていきました。

 日蓮上人は「北斗七星・二十八宿・無量の諸星・・・・あらゆる一切衆生のもっている所の仏性を妙法蓮華経と名づける・・・・」といわれ信仰されました。
 中世には、豪族や武家の間で守護神、軍神として多く信仰され、日蓮上人に帰依された千葉氏も妙見菩薩を守護神としています。

 有名な「能勢の妙見さん」は日蓮宗真如寺の妙見堂のことです。能勢の領主であった能勢家は代々法華信仰と深い縁がありました。能勢頼次は本能寺の変で明智光秀に加担したため、豊臣秀吉に領地を奪われ岡山の妙勝寺に隠れていましたが、のち家康に仕え関ケ原の役で功をたてたため旧領をもとにもどしました。この頼次が日でりで困っている時祈願をして雨を降らせてくれた日乾に深く帰依して、一族をあげて法華信仰に入り能勢一円を法華に改宗させました。
 この能勢家の守護神が「鎮宅霊符神」で、日乾により法華経で勧請するように改められ、これから能勢の妙見信仰が広まります。



妙見大菩薩像 文政7年(1824)


 妙見さんの坐像は能勢型といわれ、鎧を着て、剣を頭上にかかげ、左手で金剛印を結んだ形です。この剣はもと天に向かって持っておられたが、あまりに霊験があらたかすぎるので、受け太刀にされたといわれています。

 妙法寺の妙見さんは、文政七年(一八二四)に日皓上人が、能勢家に伝わっていた受太刀姿の御霊像を拝受し、妙見堂を建立してお祭りした事に始まり、忍辱慈悲の御霊体は霊験あらたかで人の運を開き福寿のご加護ありと尊崇されてきました。昭和初年には能勢妙見山本殿と同一の北辰殿が建立され丹波妙見山として心徳講、妙栄講、妙鶴講、丸栄講等の講中によりさかんに信仰され、現在も精神修行の道場として利用されています。 

丹波 妙見堂北辰殿の内陣 切竹十文字 矢筈十文字 久留子紋

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