土地の購入。
皆さん始めまして。「NORI」といいます。私は妻「AMI」と猫の「とろ」「ちーき」「さくら」 の5人(普通は2人と3匹と書くのでしょうが)で中部地方に暮らしています。
現在、7年前に、”一生に一度の買い物”と決心して買った建売住宅に住んでいます。 ”一生に一度の買い物”だったのですが、やはり不満は出てくるものです。 自分で考えた間取りではない。夏暑く冬寒い。敷地が狭い(田舎の田んぼの中で育った私には、家の窓の3メートル先に 隣の家の窓があるのには少々抵抗がありました)など・・・です。
しかし、せっかく”一生に一度の買い物”と購入した家です。これを売って新しく家を建てるなんてことは ただの夢の話で、2004年7月までは実際そうする気もありませんでした。
私は、毎日新聞の折り込み広告をチェックします。チェックといっても見るのは、電気屋さんの広告、飲食店の広告、あとは「AMI]のために スーパーのチラシを抜き取るくらいで、不動産のチラシには目も触れていませんでした。この日も、新聞の折り込みチラシチェックをしていると 国有地競売のチラシが入っていました。物件が30位小さな文字で並んでいます。ざっと目を通すと私の住んでいる町の物件もひとつありました。 こういう物件なら安く土地が買えるのか、となぜか急に興味が出てきてしまいました。「AMI」に話をして、今日の午後見に行くことにしました。 私の仕事は午後3時間くらいは、時間が自由になります。
早速言ってみると、結構広く整地もされているのはよいのですが、南側が山の北側斜面で林の中です。冬になったら庭の氷が一日中溶けないような 場所です。ここには住みたくないと思いました。
ちょっと見に来たのはずだったんですが、なぜかがっかりした気分になってしまい、ドライブがてら近くの売り地めぐりをしてみようと 言うこととなり、ドライブに出かけました。 衝動買いの始まりです。
売り地めぐりといっても当てがある訳でもありません。闇雲にドライブをしてもそんなに簡単に売り地に行き当たるはずはありません。 不動産屋へ行けば良さそうなのですが、まだこの時点では本当に土地を購入するようなつもりは全くありませんでしたので・・・。 それでも2,3箇所の物件を見つけましたが、気に入ったものはありませんでした。 そろそろ帰ろうかということになった時、帰り道の途中に分譲地の造成工事をしていたことを思い出しました。 最後にそこへ言ってみて、それから帰ろうということになり行きました。
到着すると、そこは造成工事は終わっていて、すでに建売住宅が4棟完成していました。 15区画ほどの小さな分譲地ですが、道路も広くとてもきれいに整備されています。 静かな環境で、市街地からも遠くありません。なんといっても気に入ったのは、景色です。 市街地から少し離れた高台にあるため、私の住んでいる町が一望できます。遠くの山々もとてもきれいに見えます。 ちょっと大げさですが、360度の大パノラマていった感じです。私も「AMI]も、もうひと目惚れです。 すでに、かなりその気になっています。早速、販売している不動産会社をチェックして、今日は帰りました。 そしてその日の夜「AMI」と相談し、明日とりあえず不動産会社へ行ってみることとしました。
土地を販売している不動産会社は、車で15分程度の隣町にあります。
早速、社長に話を聞いてみることにしました。
「あそこの土地は、うちが開発して、建物はAハウジング(地元の工務店)で建てて
全部建売住宅にする予定で、土地だけでは売るつもりはなかった。でも今日も土地だけで売ってほしいという人が来て話しをしたところだし
そういう人が多そうだから土地だけでもいいよ」とのことでした。
建売住宅が完成して既に4ヶ月たっているのにまだ一軒も売れていないので
少し焦っているのでしょうか。
「ただし建物はAハウジングで建ててもらいたい、別にプレハブ業者でもだめとは言わないが、あんなのいやでしょ」
この社長は大手ハウスメーカーは全てプレハブ業者と呼びます。それは建築条件が付いているということなのか?と聞いてみると、「そう言う訳ではない。
なるべくAハウジングで建てて欲しい」ということだそうです。
次に値段を聞いてみました。高い!。私の住んでいるような田舎の土地の値段ではありません。
次に区画表を見せてもらいました。商談中の2区画とマンションとその駐車場建設予定地以外ならどこでもよいということでした。1階だけで生活できるほとんど平屋の家
が希望だったため、1区画だけでは希望がかなえられません。しかし、昨日現場へ行ったときいいなと思ってた場所が、2区画続きで空いています。
「2区画買ってくれたら、50万引きます。どうしますか?」と言われました。昨夜ネットなどで近くの物件の相場を調べ、ある程度予想していた金額より
かなり高いので悩みました。少し考えさせてもらって後日返事をすることも出来たのでしょうが、その間に売れてしまったらどうしよう。
決心したころにもう売れてしまっていたら後悔するだろうな。こんな大きな買い物をすぐ決めてしまっていいのだろうか?(土地を買おうと思ったのはつい昨日のことです。)
悩みました。
AMIに「どうする?」と聞いたら
「いいんじゃない」。
「じゃー お願いします。」
約130坪。ついに買ってしまいました。人生最大の衝動買いでした。そしてこの日から私たちの家つくりが始まります。
契約は後日自宅でということになり、契約の日の約束をし不動産屋を後にしました。
そして3日後、自宅にて無事不動産売買契約を結びました。所有権移転は2週間後です。
土地の所有権移転を間近にして、不動産会社の社長がやってきました。購入予定の土地はこの時点では五筆に分かれていて、不動産会社のほうで一筆に
合筆してから所有権移転をする予定だったんですが、五筆のうち一筆の地目が農地だったのです。社長も、合筆の手続に行って初めて
気付いたそうなんですが、これでは、農地の部分はすぐに所有権移転はできません。農地法五条の許可を受けなければならないからです。
選択は五条の許可が下りて一括して所有権移転ができるようになるまで待つか、先に可能な部分だけ所有権移転をして、残りの農地の部分は、五条の許可
が下りてからという二段階方式にするかの二つでした。私は二段階方式を選択しました。
今すぐ建物の工事を始めるわけではないので、あせる必要はないのですが、指定の建築会社を断ったりしたときなど、何かトラブルが起きると
いやなので、一部でも先に自分の物にしてしまいたかったからです。
ただひとつ問題になったのは、融資の件です。この時点で銀行に融資の申し込みをしていました。 7月末までの住宅ローンのキャンペーン中だったからですが、銀行側がすべての所有権が移転するまで融資を実行しない、 と言ってきたのです。そこで預金通帳を全て引っ張り出し計算した結果、何とかいけそうだったので当初予定していた、土地の購入は融資を受けて、 建物は自己資金でという計画を変更し、建物のとき融資を受けることにしました。
後から思えば、これが正解でした。この時点では建物にどれ位の金額が掛かるかを把握していませんでした。
二日後、契約書に「地番○○は地目が農地のため、地目変更後所有権を移転し、その代金○○円は移転時に支払う。」
という訂正の文章を書き加えてもらうため、不動産会社へ行きました。
また、万一農地法五条の許可が下りなかった場合はこの契約を白紙に戻すことが出来る。
後の所有権移転登記にかかる費用は不動産会社の負担とする。
などの約束をしました。
後どうしても聞いておきたかった、建築会社指定の件も聞いてみました。
「建築はAハウジングでということだったんですが、契約書には建築条件は書かれていません。ということはAハウジングと折り合いが付かなかった場合
この土地には家が建たないということになります。そのことがとてもストレスになっています。Aハウジングを最も優先しますが、もしどうしても折り合いが付かない場合は、
他社で建築してもよろしいですか?」
答えは「OK」でした。・・・・後日社長がこの事について、「私がうっかり口をすべらせてしまった。」と言っていました。
これで気持ちがとても楽になりました。本格的にハウスメーカー探しが出来そうです。
そして予定の日に土地代金を振り込み、その数日後の2004年7月30日ついに我が家に土地の権利証が届きました。
あの国有地競売の新聞の折込を見て、家を建てようと思いついてからわずか16日間の出来事でした。
問題の農地の部分も、当初9月ごろには、という予定が大幅に遅れ、11月建物の建築確認申請ぎりぎりになって所有権移転が完了しました。
これであの土地は我が家のものです。
次はハウスメーカー探し編へ続きます。
