研究成果報告書 第2002-10号

発泡酒の謎


ポルポ総合研究所 所長 キシモト☆ヤスヒロ



 ビールとほとんど同じ味でしかも安い発泡酒。最近はカロリーの低いものも出てきて、なおかつ旨い!チーム・ポルポには嬉しい存在ではある。
 その発泡酒を飲みながら、私は変な事に気がついたのだが・・・。 ビールに比べて、各社の味の個性が強いんじゃない?

 そもそも発泡酒とは麦芽使用比率が66分の2以上のものがビールで、25%未満のものが発泡酒という分類になっています。また麦芽使用率で税率も変わり、たとえば350oLの缶では麦芽使用率50%以上で77.7円。ところが発泡酒の規格内の25%未満だと36.75円。これが安さの秘密なんです。このことは知ってる人も多いですよね!

 ところが私が気になったのは原材料の表示なんですが、ふつうのビールと比べると、やたら多くないですか?記述が。


これが普通のビール
原材料は麦芽とホップ。のみ
純明快である。




左ははS社の製品。発泡酒。 これは多い!糖化スターチ、酸味料、クエン酸から苦味料まで、甘味料も馴染みのない名前が多い。 何じゃこりゃ?










 調べてみるとビールという商品表示の元で、麦芽、ホップ以外の副原料は米、トウモロコシなどに限られているらしいのです。
 ところが発泡酒ではその制限が無く、色んな副原料を試せるというのです。
ポルポ総研らしく、斜めから眺めると、麦芽の使用率が少ない分、他の副原料で色んな味を造ってしまえるということでは無いでしょうか?
 S社の製品などは甘くしたり、酸っぱくしたり、苦くしたりする調味料をふんだんに使い、開発者の努力の後が伺えます。しかも今までの発泡酒よりカロリーを半分にした一発目ですから、評価できます。でもね、調味料いっぱいっていうのもどうですかね・・・。


K社の製品。発泡酒。
さらにこれには酵母エキス?
エキスって何入ってんの?



 比べて、K社の製品ですが、最初出たときは2匹目のドジョウかとあまり期待していなかったものの、飲んでみると、K社の昔の苦い瓶ビールとそっくりの飲み味を再現していました。 気になる副原料は・・・・酵母エキス。 この酵母エキスを調べてみました。

 これは最近では、カップ麺やスナック菓子に使われているそうです。
 そして、この酵母エキスはビール製造時の発酵に使用された酵母の副産物だそうです。またこの酵母エキス(酵母)は生き物なのでタンパク質、核酸、ミネラルなどを含んでいます。これらを加水分解すると各種のアミノ酸やアミノ酸の複数結合したアミノペプチドなどが得られます。
 酵母エキスは食品添加物ではなく、食品として分類されているため、色んな食品に副原料として使用できる可能性を秘めているのです。最近ではダイエット用の食品としても売られています。
 食べてみると、きなこにビールをこぼしたような味。(オエーッ)オーストラリアではかなり昔から「VEGEMITE」という商品名で 調味料として売られているようです。ちなみに目茶まずいらしいですが。コレを味付けに使っているなら、そりゃ凄い。

 研究結果として、発泡酒は味の面ではこれからの可能性を秘めていると思います。そして税制も。しかしその税金を多くしようという動きもあります。そのことには大きな声で反対したいと思います。ただでさえ税率の高い国ですから、発泡酒でものんでウサをはらしたいではないですか!



オワリ
次の研究に続く!



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