研究成果報告書 第2002-5号

POLPO掲示板の投稿ログ解析による東田氏の同定

----- Identification of Mr.Higashida by POLPO's BBS log analysis -----

ポルポ総合研究所 主席研究員



要旨
 東田氏はその神出鬼没ぶりと強靭さから、かねてよりサイボーグ説1)が囁かれており事実の解明 が待たれてたが現在まで確たる証明はされていない。またその生態にも謎が多く、”果たして睡眠を必要とする か否か”の議論は19世紀半ばから続いている。1884年のオーストリア皇太子暗殺は、この議論が発端で あったという事実は余り知られていない。2)
 本研究によりサイボーグ説を覆すと共にその正体に迫ることが出来た。またその神がかり的なオヤジギャグによ り日本経済までに影響を及ぼしている事が示唆されるデータを得た。
Abstract
The material on this server is adult oriented and/or sexually explicit, and is related to material of an adult nature. This site provides access to images of nude shemale adults possibly engaging in rear anal sex sexual acts. Access is made available only to those who accept the terms of the following agreement: By accepting this Mature SEX agreement, I certify the following: 1) I do not find images of nude adults, adults engaged in sexual acts, or other sexual material to be offensive or objectionable. 2) I am at least 18 years of age and have the legal right to possess adult material in my community. 3) I understand the standards and laws of the community, site and computer to which I am transporting this material, and am solely responsible for my actions.



緒言

 今日、”パーソナルコンピュータ=一家に一台時代”を迎え、インターネットの普及率の増大にも目を見張るものが ある。個人、グループ、地域レベルでの情報発信、情報交換の場としてホームページの利用価値は高く、電子メールと 並び広く利用されている。
 しかし、ネットサーフィン*1やチャット*2、ページ作成などに昼夜無用で時間を費やし、 社会生活や家庭生活に支障をきたし、延いては健康まで害してしまう”インターネットシンドローム”(Internet syndrome)と呼ばれる一種の”ハマリ”状態の危険性が叫ばれている。既報3、4)によると、この障害 に陥り易い人間は以下に上げられるような特徴があると言われている。
  1. 肥満気味である(体脂肪率23%以上)5)
  2. なんとなく自転車に乗っているが目的が良く分からない
  3. 飲酒癖があり全ての行動の動機付けが酒に因っている
現代のストレス社会において上述のタイプの人間が増えており、早急なる対策が望まれているが、現状では根本的な 解決策が見出されておらず、早期発見し無人島に幽閉する以外に有効な対処法もない。
 筆者もPOLPOホームページの管理を行っているが、当ページ利用者中の同症候群罹患者を早期発見し無人島に幽閉 する為にアクセスデータの解析を行った。
 ところが、その結果全く異なる分野の知見が得られたのでここに報告する。


データの取得と解析

URL=http://village.infoweb.ne.jp/~nag/polpo/bbs/minibbs.cgiで公開されていた”明石の自転車クラブPOLPOの掲示板”への投稿ログファイルをダウンロードし解析に使用した。
 使用したデータの投稿期間は1997年11月16日から1999年9月15日である。ほぼ2年分のデータ(418件)であるが2年に満たない9月10月11月に付いては補正をして解析した。
 ダウンロードには”FTP Explorer”を用い”Microsoft Access”へのデータ読み込みに適する様”Word pad”を用いて置換操作をした。”Microsoft Access”でデータ整理後、必要なフィールドのみを”Microsoft Excel”にエキスポートし解析、グラフ化した
 本原稿は”Note pad”上でタイプし、”EditHTML”を用いてHTMLに整形した。
 また”Microsoft Excel”で作成したグラフは一度”MSペイント”に貼り付けた後にトリミングし”IrfanView32Bit”*3で減色しGIF形式で保存した。


結果と考察

 まず最初に投稿回数の個人別に集計を図1に示す。この図から明らかなように半数近くの投稿を東田氏が占めている。 また対抗する第二勢力もなく”一つの超大国とその他大勢”という状態であり、良くも悪くも本掲示板のカラーを東田氏が決定していると言える。筆者も14%と管理人として健闘しているがその他大勢の域をでない。

図1

 次に曜日別に投稿回数をプロットした。(図2、図3)意外にも東田氏の投稿曜日別傾向は一般人のそれとほぼ同一であった。東田氏は土日曜日(土曜日の正午から日曜日の正午まで)に最大値をもつが、これは翌日の朝練やイベント向けの連絡や無意味なモーニング投稿(ホテルのモーニングコール相当)の効果と思われる。

図2


*1 ネットサーフィン
 インターネット情報網を海に見立て、押しては返す情報を波に見立て、その情報を自在に入手し活用する事をサーフィンに模した表現。最近は情報の海に沈んだまま出てこない奴をネットサブマリンとかネットバチスカーフと呼ぶ。

*2 チャット
 掲示板の一種。その中でも接続したままリアルタイムで情報を交換するものをチャットと呼ぶ。その様はネットワーク上で会話する如くである。不特定多数、不特定2人部屋などいろいろなパターンがあり、ナンパや援助交際にも利用される。40オヤジは一回りか二回りサバを読んで参加しないと恥ずかしくてやってられない。またその場合、西暦や和暦での誕生年、干支などをあらかじめ計算しておく事は年齢詐称の基本である。

*3 IrfanView32Bit
 オリジナルの“IrfanView32”は、オーストリアのIrfan Skiljan 氏が作り、個人的な使用についてはフリーウエアとして配布している。多機能なのに軽くて使い易い優れたマルチメディアビューアです。対象OSは、Windows 95/98/NT/2000 。日本語版もあります。特にGIFフィアルでの保存をサポートしている点がすばらしい。筆者愛用。








図3

 時間別投稿数の解析では期待通りの結果が得られた。(図4、図5)
一般人の集計では23時台に投稿数の最大値が見られる。「飯も食ったしテレビも見終わったし暇だから掲示板でも見ようかな」もしくは「風呂にも入り歯も磨き、さあ寝る前にちょっと掲示板でも見て投稿でもしてこましたろうかな」という生活態度がありありと目に浮かぶ。健全な生活である。そしてさらに時間が進むと投稿数は急速に減少し2時以降6時まで皆無に等しい。これは一般人の睡眠のコアタイムと一致する極めて合理的なデータである。益々健全な生活である。
 一方東田氏の場合、投稿の最大値が一般人の睡眠コアタイムである2時台にある。特筆すべきは23時から翌7時までにおける時間当たりの投稿数の均一性である。1時から3時までに多少の突出をみるが、その時間帯以外ではほぼ均一に投稿している。また7時から23時までの投稿は極めて少ない。これは東田氏の生活が仕事して食事(充電かも知れないが)する以外はまったく何ものにも縛られていない事を意味する。さらに言及すれば決まった時間に睡眠をとっていないかもしくは全く睡眠を必要としていない可能性がある。
 掲示板投稿データの解析は野依らにより多数報告6)されているが過去このような傾向を持つ人類の報告はない。

図4

図5

 今回得られた最も重要な知見は、投稿内容にまで踏み込んだ解析により発見された。まず東田氏の投稿内容を吟味し、多少なりとも意味を持つものとオヤジギャグ成分のみで形成されるものとに分類した。そして月々におけるオヤジギャク投稿の含有率を規格係数化し月別にプロットしたものが図6である。
 オヤジギャグ投稿含有率の規格係数化においては新しくGAGSORBANCE(以下GBS)という概念を導入した。(式1)これは種々の情報が任意の人物に流入した場合にギャグエネルギーとして吸収される程度を表す。吸収された情報のエネルギーはオヤジギャグに変換され再利用不可能なエネルギーとして再放出される。吸収を免れた情報は新たな情報伝達者に向かって有効に作用する。
 なおこのGAGSORBANCEはLambert-Beer則との類似性から、情報伝達区間に存在するギャグオヤジ数とギャグ愛好度に比例する事が類推される。

式1

 さて筆者は東田氏のGBS経時変化曲線と様々な自然現象・社会現象の経時変化曲線との相関を調べた結果非常に良く一致する曲線を発見した。
 図7は1996年9月から2002年2月までの日経平均株価の月足チャートである。











 青の枠で囲まれた範囲は今回解析された投稿の集計期間である。そして赤枠で囲まれた範囲は投稿の集計期間より6ヶ月後ろにシフトした範囲である。図6の曲線と図7の赤枠内の曲線は大変良く一致しており、両者は6ヶ月のタイムラグを持って非常に強い相関がある事が発見された。

図6

図7


結言

 今回発見された東田氏のGBSと日経平均株価との強い相関は二つの可能性を示している。
 第一は東田氏の言霊パワーにより日本経済が大きく左右されている可能性。第二は東田氏の霊感はオヤジギャグの形を借りて日本経済の将来を予言している可能性である。
 現在までの研究ではいずれの現象であるかを決定付ける事は出来ない。しかし東田氏がサイボーグである可能性は小さくなったと言わざるを得ない。なぜならばサイボーグに言霊や予知能力があるはずがないからである。東田氏の無睡眠能力および予知能力(もしくは言霊パワー)から推測するに彼はサイボーグではなくミュータントかエイリアンであるとの結論に達した。

 終わりに、この東田氏の能力がどのようなメカニズムによるものかは今後の研究を待たねばならないが、現象の重大性や新規性を鑑み、国費を投入し大規模かつ迅速な専門研究機関の発足の必要性を訴える。その受け入れ母体としてはポルポ総合研究所を置いて他には無い。
 なお解析したログが古く、今日からの株価の予測が出来無いことは誠に残念ではあるがポルポの諸氏にはご了承頂きたい。現状の掲示板は24回前までしかログを残しておらず、今後の増強は検討中である。
 本研究に当たり相似曲線の検索に関し貴重なご助言を頂いたキシモト☆ヤスヒロ研究所所長に厚く御礼申し上げます。


参考文献

  1. F.yamaguchi:A New Curve Fitting Method Using a CRT Computer Display, COMPUTER GRAPHICS AND IMAGE PROCESSING 7 ,425-437 ,1978.
  2. Hung Chi Lai, Tomoyasu Nakagawa, and Saburo Muroga:"Redundancy Check Technique for Designing Optimal Networks by Branch-and-Bound Method" International Journal of Computer and Information Sciences, pp251-271 Vol.3,No.3,1974
  3. S.Muroga:"Logic Design and SwitchingTheory", John Wiley, 1979.
  4. K.Nakamura,N.Tokura,and T.Kasami:"Minimal negative gate networks", IEEE Trans.Comput., Vol.c-21, pp.5-11,Jan.1972.
  5. キシモト☆ヤスヒロ:"負けるな!軽肥満!" ポルポ総合研究所 研究成果報告書 第2002-2号,Jan.2002.
  6. たとえば R.Noyori :"The Decomposition and Factorzation of Boolean Expressions", Proceedings ISCAS Rome,pp.49-54,May,1982.





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