| Q-1 クロムの基準値設定の根拠は何か。 |
A-1
六価クロムの化合物はメッキ業、皮革加工業、その他種々の薬品工業で用いられており、水域の水質汚染の原因は、これらの排水に由来する。
六価クロムは有機物などと反応すると、毒性の少ない三価化合物になる。一般に三価クロムは腸管から吸収されにくく、これに対して六価クロムは3〜5倍吸収され、その酸化性及び膜透過性から毒性は三価クロムに比較して高い急性毒性を示す。基準値は、長期摂取しても十分安全なレベルに設定されている。
| Q-2 クロムの水道水における汚染の原因及び超過時における措置としてはどのようなことが考えられるか。 |
A-2
クロムの増加の原因としては、原水への鉱山排水、工場排水などの混入が考えられる。したって、これらが水質基準値以上に検出されるときは、必要があれば給水を一時停止し、当該有害物質の検査を継続して行うとともに汚染源を調査し、その原因を排除するかまたは、特殊処理を行う。