| アトピー性皮膚炎は、5人に1人の割合で発症する慢性の皮膚炎です。遺伝的素因を背景に発症することははっきりしていますが、皮膚炎を発症させる直接の原因については、はっきり分っていません。 |
| 現代の医療では、発症してくる皮膚炎をうまくコントロールすることはできますが、完全に皮膚炎が出ないようにすることはなかなか難しいのが現状です。 |
| 通常、この皮膚炎は幼少時にひどく、大人になるにつれて軽くなっていく場合が多いのですが、近年、大人になってもひどいままの患者さんが増えています。これには様々な原因が考えられますが、中でも多いのが、不適切な治療とスキンケアです。 |
| 主な治療としては、ステロイド外用、抗アレルギー剤や漢方薬の内服ですが、漫然と使っているとよくならない場合があります。当院では、患者さん一人一人の皮膚炎に、何が悪さをしているかを患者さんと一緒に考えながら、悪さをしているものがありそうなら、その要素を取り除き、患者さんにあった治療を探すように努めています。 |
最近、ビタミンCローションの外用による治療を試み始めました。ステロイド外用
なしで完全なコントロールは得られませんが、ステロイドの外用量を減らせる
場合があることと、痒みを軽減できる場合があるので、有効な補助療法になる
と考えております。 |
| 私は、アトピー性皮膚炎では世界的に有名な上原正巳先生(元滋賀医大皮膚科教授)のもと、多くの重症なアトピー性皮膚炎患者さんの治療に従事して来ました。その経験を生かして、アトピー性皮膚炎に苦しむ患者さんの助けになれたらと考えています。 |