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・サンダウナー用ロッドケースPV・ロッドケース165P(D)について
2002年春に「サンダウナーも収容できる」というコピーとともに発売されたFFシリーズロッドケースを米国屋展示会で見たとき、掲示板の常連の釣りキチさんや私は少なからず落胆しました。要するに、そのケースはダイワ並継ぎのフラグシップを収納するには相応しくないと思われたからであります。
早速会場にいたダイワ札幌営業所のH所長に「あのケースはサンダウナに相応しくない。もう少し高級感のある奴なんとかならんものでしょうか?」と直訴したのですが、H所長はその訴えを即取り上げ、本社筋と掛け合って全国200個限定で無理くり作ったのがPV・ロッドケース165P(D)であります。いや、これが出来あがり量販店の店頭に並んだ時はほんと嬉しゅうございました。私この時嬉しさのあまりサンダウナ持っていないのに、このロッドケース購入してしまいました。本当にこの時は我々ユーザとダイワというメーカが案外近いものだなと感じてしまいました。
PV・ロッドケース165P(D)はサンダウナーが二本収納出来る軽量高剛性ロッドケースで、ベースになったのはPV・ロッドケース(D)シリーズであります。色は黒のみですが、がっちりしていて高級感もあり非常にええ感じであります。ちなみに、このロッドケースは2003年総合カタログから定番商品として掲載されました。
****(参考)サンダウナーヒストリー****
意外に知られいないが現行サンダウナーは三代目である。その初代が誕生したのは今から26年前の1977年である。
初代サンダウナ
1977年、初代サンダウナーが発売される。名称は「サンダウナー390」で当時のカタログコピーには「高純度ダイワカーボンロッド〜200メートルを越す超遠投の世界」とあり、実釣用の超遠投ロッドとして商品化された。
仕様的には全長3.90mの3本継ぎで自重590g。先径は4.8ミリ、また元径は25.6ミリとなっており、錘負担約35号である。なお、カーボン含有率は91%である。ガイドはオリジナルの金属製でトップも含め4ガイドとなっているがガイドの径はかなり大きなものである。
特徴的なのは、やや長めの木製グリップで、このグリップエンドには赤色の本皮製グリップカバーが装着されている。不可解なのはリールシートで、カタログコピーには「最適のリール位置が得られ、握りやすく、ロッド本体を傷つけない本皮製オリジナルリールシートを採用」とあるが、その画像がない為、本皮製リールシートなるものがどういうものか判然としない。
塗色はブラウンに赤のアクセントストライプ入りで、ロゴデザインは現在のシルバークリークに似た筆記体タイプである。
不思議な事に初代サンダウナの価格はカタログに掲載がなく、恐らくはオープン価格だったのだろうとの事であるが、各種資料から推定すると10万円程度との事である。いずれにしても当時のカーボンロッドというのは現在想像出来ないくらい高価なものだったようである。
二代目サンダウナ
1992年に復活した二代目サンダウナはキャスティング競技向けのストリップ仕様で、名称は「メタセンサー・トーナメントサンダウナー競技スペシャル」である。ラインナップは4種(固定リール、力糸有り、道糸2号、錘15号 )向けのWタイプと、6種(固定リール、力糸有り、道糸2号、錘25号 )向けのYタイプである。
「メタセンサー・トーナメント サンダウナー競技スペシャル」の特徴はブランクスにあり、超高弾性カーボンに神戸製鋼が開発した新素材超微細メタル「メタセンサー」をコンポジットする事で200メーター以上の超遠投を狙った。
6種向けのYタイプの仕様は、全長3.99mの三本継ぎで自重440グラム。先径は4.7ミリで元径は25.4ミリとなっており錘負担は35号〜45号の剛竿である。
カラーリングはブラツクで、ロッド側面に白のピンストライプがアクセントとして入る。ロゴデザインはややダルな感じの活字体となっている。
価格はWタイプが93,800円で、Yタイプは107,000円である。それぞれのタイプにはオリジナルチタンシートが添付されていた。
三代目サンダウナ
三代目サンダウナのデビューは2001年のつり博覧会。不均等3分割ピースに逆並継ぎ、そしてVジョイントとバイアス構造等のテクノロジーをまとって登場した。このつり博にはサンダウナと共にデビューしたマグネシウム製軽量リールのZ45Cも登場し投げ系の話題はダイワで独占した感が強かった。
・命名の由来
皆さんは「サンダウナー」という竿の名前について、「何故こんな一風変わった名前なんだろう?」と思ったことありませんか。三代目サンダウナーが登場した2001年春にも、全国の投げ系HP掲示板で、同じような疑問が出ましたが明確な由来については解らずじまいでした。
それで私何とかしてその命名の由来を知りたいと思い、当時ダイワ本社の顧客窓口を担当していたS氏に依頼したところ、命名者が社内にいるという事が解り、S氏のセッティングで、その命名者の方と話すことが出来ました。以下はその時の様子を2001年2月に投稿した内容です。
[6348]佐藤-(101/02/21-14:09)
junさん、皆さん、こんにちは。佐藤です。
昨日、ダイワ本社のA氏という方とお話をすることが出来、今まで私の喉につかえていた疑問がひとつ解消致しました。その疑問とは「サンダウナー」というネーミングの由来についてであります。
名付け親のA氏からお尋ねした「サンダウナー」というネーミングの由来は以下のとおりです。
今から二十四年前の1976年、当時二十五歳のA氏は入社三年目で宣伝部門に所属していました。その頃の宣伝部門というのはテスターと一緒にフィールドへ出向きグランドで飛距離を計測したり、カタログ用の写真を撮影するためカメラマン役をしたりで、かなり大変な職場でした。
ある日A氏は上司から新しく企画している投げ竿のネーミングと宣伝を任されます。しかしネーミングに関してはいくつかの案を考えたものの、どうもイメージに合うものが無く思い悩んでおりました。
そんなある日、帰宅したA氏が何気なく見ていたテレビの深夜映画は西部劇でした。孤高の拳銃使いが街から街へとさすい歩く、そのような筋書きだったようですが、劇中では「孤高の生き方」「陽の沈むところが宿」「はぐれ者」「さすらい人」「家を省みない男」等が描かれたようです。
当時の深夜映画は現代のように吹き替えではないので、台詞は字幕スーパーとして画面に文字が出て来ます。
A氏はその字幕スーパーの中に「サンダウナー・・・」という台詞を見つけます。そしてこの「sundowner」という独特の響きを持つ言葉に氏は惹かれます。
「サンダウナー」そして「日の沈むところが宿」「さすらい人」「家を省みない男」これらのキーワードに、当時の投げ釣り師の姿がオーバーラップしたとA氏は語ります。これが初代サンダウナーのネーミングの由来だそうです。
ただ、これでは新しい投げ竿のネーミング根拠としてやや足りないことから最終的には「陽の沈むとき、一本の投げ竿を持った修行者然とした投げ釣り師が砂浜をさすらう情景」としてまとめたようですが、氏は「投げ釣りには割と『修行』のイメージってあるでしょう」とも言われていましたが、たしかにその感じはあります。
この後、続けてお話しを伺っていると、何とこのA氏はZ45Tのルーツである「トーナメントプロキャスターSS−45」を企画した方でもありました。恐らくA氏にとって今年の「国際つり博」は楽しいものだったに違いありません。何と言っても自分が名づけ親であるサンダウナーの三代目と、自分が企画したSS−45のひ孫に当たるZ45Cが揃ってデビューしましたから。
ちなみに、このサンダウナーの名付け親であるA氏はD社本社に勤務され重い職責に就かれているようでした。そして二十数年前のことを熱っぽく話されていたのが印象に残ります。
初代サンダウナー(二段目の大きなガイドが付いたロッド)
二代目サンダウナー(上段)
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