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今回ユーザタックルインプレッションを投稿するに当り、Z45Cに使用されているマグネシウム合金の種類や防食処理についてダイワの投げ専用リール企画担当の某氏と話す機会があったが、私が質問したほとんどの項目は「企業秘密」と言う事で回答が得られなかった。よって以下の内容は私が各所からかき集めた情報に基づく推測である。
Z45Cの軽量化に最も貢献したのがダイワが「エアメタル」と称している「マグネシウム合金」である。マグネシウム合金はZ45Cのボデイとローターに使用されているが、このマグネシウム合金も用途別に多種のバリエーションが存在している。
カタログに載っているZ45Cのパーツを組みこんでいないボディとローターの写真を見て解るとおり、これらは精密なダイカスト(金型)製法により造られている。また、Z45Cは海で使用されるため当然の事ながら「耐食性」に優れたマグネシウム合金が使用されている。
この精密なダイカスト製法に適し、また耐食性に優れるという二つの条件に合致するのはアルミニウム9%、亜鉛を1%含む「AZ91系」というマグネシウム合金であり、この中でも最新の精密ダイカスト製法である「チクソモールディング」という製造プロセスに最も適しているのは「AZ91D」という名称のマグネシウム合金である。このAZ91Dというマグネシウム合金は近年軽量化の進んでいるノート型PCや携帯電話機のハウジングとして最も多く使用されているものである。ちなみにカタログにある「比重1.74」というのは純マグネシウムの数値で、Z45Cに使用されていると考えられる「AZ91D」の比重は1.81である。
次にZ45Cに施されている防食処理だが、これについてダイワ投げ専用リール企画担当氏は「合金素材に表面処理を行い、更に塗装をかけマグネシウム合金の防食を行っている」と話してくれたがこれから想像すると、Z45Cに施されている耐食表面処理は酸化等の化学反応を利用して溶液中で品物の表面に薄い酸化物等の皮膜を生成させる「クロメート処理」でこの上に更に電着塗装を行っていると考えられる。
以上からZ45Cはマグネシウム合金の中でも耐食性の高い素材を使用し、これに耐食表面処理を行い、更に塗装を行っているので腐蝕に対する心配は一般な使用の範疇では無用と考える。なお、Z45Cの前モデルであるZ45Tのローターにはマグネシウム合金が使用されていたが、このマグネシウム合金製ローターの防食処理は素材に直接塗装というシンプルなものだったそうであるが、腐蝕に関するトラブルはほとんど発生しなかったとの事である。
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