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ダム問題を考えようとするとき、初歩的な技術的知識の習得は不可欠である。
様々な用語が登場するが、最大でキーポイントとなるのが「基本高水」の意味と、決定される過程。この理解にはカバー率というハードルが登場する。
全国のダム計画で、想定洪水量(基本高水)を決めるため、選定した過去の洪水データを並べ、解析と称する経過を経て、とんでもない過大な洪水が決定する。
この理解を経ず、単なる思いだけで行政と渡り合うのは、よほどの話術と「資金」が必要だ。こんなことはまず出来ない。
※注1)標題の「脱ダムを阻む『基本高水』」は、岩波「世界」02.10月号の大熊先生の論文の標題を借用した。
◆最新の問題提起
なぜ、既往最大の2倍もの洪水が 1/100 洪水として採用されるのか?
技術判断と行政判断の混同を指摘する。
■中 登史紀氏(金沢市・技術士) 最新の研究成果を公表
なぜ、全国のダム計画で、1/100 確率の洪水を選ぶはずが、有史以来発生したことのないような大規模な洪水が選定されるのか。
解析を受注する技術者と客観的に判断すべき専門家が共通に陥っている錯覚。統計処理・確率計算の錯誤、技術判断と行政判断の混同を批判する。
◆リバーポリシーネットワーク「研究者会議」へ問題提起
http://www.nakaco.com/tatumidam-log/2004-06/RPN2004-6-28.htm
◆「ピーク流量群の最大値を基本高水流量とする決定法」の誤り
→ワードで作成されたものを紹介(Word文書
34KB)
◆石川県に公開質問
http://www.nakaco.com/tatumidam-log/2004-06/koukai-04-06-25.htm
(参考)石川県の犀川水系河川整備基本方針案
http://www.pref.ishikawa.jp/kasen/saigawa/index.html
■大熊 孝氏(新潟大学教授) 岩波「世界」より
紹介/脱ダムを阻む「基本高水」――さまよい続ける日本の治水計画――
過大なカバー率採用を批判する議論
■紀伊丹生川ダムから治水計画の問題点を検証。基本高水、カバー率の基礎。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kiinyu/chisuikiso.html
■国土問題研究会 上野 鉄男
http://kawabedam.hp.infoseek.co.jp/debate/debate02/debate02-2.htm
■大阪府立大学 高津 正秀
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kiinyu/iinkai/yousei01.htm
■下諏訪ダム裁判原告弁護団 毛利 正道
http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/kihontakamizu.html
■千歳川・石狩川の治水対策でカバー率100%を批判
http://www.wbsj.org/hogo/others/youbou00/000216.html
■群馬県倉渕ダム計画
国交省のデータより県のデータが 600t/secも多い。ダムによるピークカット効果が
200t/secなのに――という批判。面白い。
http://t-mizu.hp.infoseek.co.jp/problem2.htm
県議会で議論
■カバー率100%とした山口県の議論
http://www.pref.yamaguchi.jp/gyosei/kengikai/html/e-iinkaijyoho03-03-5.htm
行政のカバー率採用を援護する議論
■市民側の批判を「安全度をゼロにする議論だ」として行政を擁護する。
これ、素人目にもおかしいと分かるぞ。技術論と政策論を混同した典型的なものだ。
元信州大学工学部 長 尚
http://www.avis.ne.jp/~cho/iken.html
★このコーナーを見られた長 尚 先生から「批判は大歓迎ですが、勝手に相手の指摘を捻じ曲げて誤解を与えたり、根拠を示さずに非難するだけでは批判に値しないばかりか、誹謗・中傷に当ります。」とのメールが届きました。小生(渡辺)の意見をまとめる現在ちょっと時間がない。先生からのメールをそのまま紹介することのご了解を戴いたので、紹介します。【◆長 尚先生からのメール紹介はこちらから】
ためになる参考資料
インターネットで容易に入手できる入門。図解でわかりやすい。
■「川がつくった川、人がつくった川 〜川がよみがえるためには〜」
(大熊 考:ポプラ社)絶版本からの抜粋。(削除されているようです)
http://www.kyoto-seika.ac.jp/matsuo/merumaga/backnumber/28-2.html
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