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<本と会社の概要>
10年前に出たベストセラー本。サウスウエスト航空のコンサルタントである著者(夫婦)が緻密な取材をもとに書き上げたもの。トム・ピータースに「今年はビジネス書を1冊しか読むひまがないという人には、ぜひ本書を推薦したい。」とまで言わせた本。今読んでも全く古さはなく、むしろあまりの斬新さに驚くこと必至。当社は1971年に初就航した業界では新参者。不況が続くアメリカの航空業界で1人気を吐き、売上・利益の急成長を遂げている。ちなみに当事務所で現在導入・運用指導に力を入れているバランススコアカードを導入して成功している会社としても有名。
<とにかく破天荒>
料金を思い切った値下げをしたり2段階料金を設定したり、航空機にシャチの絵を描いたり、客室乗務員に超派手はユニフォームを着させたり、客室乗務員を荷物入れから登場させたり、航空機を10分間で次の飛行へターンさせたり、CEOのハーブ・ケレハーがパーティーにハーレーで駆けつけたり、とにかくやることなすこと破天荒。なんでこんなハチャメチャなことをやって売上や利益があがるのか疑問の嵐になるが、本書を読み進めると、これらが既成概念に挑戦し続け、真の顧客満足を追及し、従業員やその家族を大切にした、卓越した経営マネジメントからくるものであることがわかる。
<これは仕事ではなく、改革運動なのだ>
冒頭に当社が新規参入したときの、既存航空会社の妨害のすさまじさが書かれている。創業者であるハーブ・ケレハーに「サウスウエスト航空がやったことは、民主主義による航空事業の確立なのだ」とまで言わせている。これが何者をもおそれない破天荒の原点であり、必然なのかと思わせる。
広告費が1ヵ月で半分消えてしまい、口コミが最上で唯一の広告手段となったとき、「私たちは会社を、あっと驚くほど型破りにする必要があると考えました」といったくだりが印象的。
<ビジョン・愛・挑戦>
前記以外に祝典もドハデに行い、たとえばパーティーの会場で新しいボーイングの除幕式までやってしまう、というようなことまで紹介されていたが、これらはすべて、ビジョン・愛・挑戦を達成したいためのさまざまな手段になっていることに気がつく。
<とにかくおもしろく>
経営マネジメントのことがいろいろ書かれているが、非常に強く伝わってくるメッセージとしては、「1回きりの人生なのだから、思い切って、やりたいようにやり、人と仕事を愛し、とにかく楽しもうや」といったところか。人を信じ、やる気を引き出すことがどれだけ大切なことか、思い知らされる。
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