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- ルパン三世(タイトー 80)
有名漫画作品のルパン三世をアーケードゲーム化したものです。この時期の既成キャラクターもののゲームには、まだ著作権無視のいかがわしい作品が無くもありませんでしたが、本作はその点で問題はありません。しかし画面上のキャラクターが小さく全然似ていない(仕方無いか)ので、本作を知らない人がパッと見てもルパンのゲームだとは絶対わからないと思います。ただインストカードにアニメキャラクターの絵が書いてあるのが救いです。内容は縦画面のアイテム回収ゲームです。
ルパンがヘリからビル街に降下するデモシーンののちプレイが開始されます。フィールドは建物内部で、レンガと細いチェーンで作られた冷たい感じの迷路型の地形になっています。左右対称的で行き止まり無し、しかも非常に単純です。パターンは1つだけです。この迷路の上部には8つの窪みが並んでいて、それぞれ1つずつ金の詰まった袋が置いてあります。またフィールド内部には警備のキャラクターがうろついています。プレイヤーはルパンを操作してこれらのキャラクターを避けつつ、袋を画面下の置き場まで運ばなければなりません。なおスコアやエネルギー(後述)の表示は迷路内部の、進入できない部分にあります。なかなか大胆な構成です。タイムボーナスの表示は画面下部にあります。
操作は1レバー(4方向)と1ボタン(ワープ)で行います。マントを羽織ったルパンを操作して、画面上部の窪みのところまで移動させ、そこでレバーを上に倒すと中にある袋を拾って背負います。袋は同時に2個まで持つことができますが、1つ持つごとにルパンの動きが遅くなり、また袋は戻せないので注意する必要があります。袋を持ったらあとは警備の連中を避けながら画面下の置き場まで持っていけば、持ってきたぶんの袋がそこにストックされます。するとルパンは画面上のどこか(ランダム)に再び出現し、プレイ続行となります。警備のキャラクターにつかまりそうになったらボタンで画面上のどこか(ランダム)にワープすることができます。いきなり目的地付近に出てきてラッキーということもある一方で、余計に危なくなることもあります。ワープはエネルギーがあればいつでも使用できるので回避に限らず使うことができますが、ワープは1ステージで4回までの制限があり(ステージ始めのエネルギー2000。1回で500消費)、またミスしても回復しないので貴重です。タイムボーナスもミス時は回復せずステージクリアまで回復しませんが、残りが少なくなると警備のキャラクターが増えて難しくなるものの、0になってもミスではありません。
すべての袋を運び終わるとステージクリアとなり、ルパンが不二子と出会うクリアデモになります。はじめのうちは足蹴にされてしまいますがステージが進むとラブシーンになり、以降のデモでは2人の間にできた子供が現れ、また増えていきます。
警備のキャラクターですが、棒を持ってしつこく追いかけてくる人(銭形、のはず‥)、比較的いいかげんにうろついている人、そして左右に長い通路にいて左右にしか移動できない犬(警察犬というよりはポチタイプ)、の3種類がいます。棒を持っているのが強敵で、これに迫られてしまうとワープするほかなくなります。また犬が曲者で、他のキャラクターと違ってしばらく止まることがあるため抜け出すタイミングが読みづらいです。これらのキャラクターにつかまるとミスになり、ルパンが牢屋に閉じ込められたシーンが写し出されます。また持ちルパンが無くなってゲームオーバーになると、このときは林の中のとても怪しげな交番(?)に連れていかれるデモになります。
プレイ内容からもわかる通り、原作ものとしてはかなり地味な作品です。各種のデモが丁寧に作られてはいますが、断片的で過程があまりに端折られているので4コマ漫画のような印象を受けると思います。
- いっき(サン電子 85)
タイトルの通り、農民による一揆を題材にしたコミカルなシューティングアクションゲームです。プレイヤーは悪代官に立ち向かうべく鎌を手に取った農民を操り、畑や墓地などを舞台にして戦います。しかしプレイの目的はなぜか、広いマップのステージ内に落ちている小判を拾うことです。画面は横長で、見下ろし型の描画です。随所に無声映画のような縦書きの台詞が挿まれる演出があります。
操作は1レバー1ボタン(鎌を投げる)で行います。レバーで移動、ボタンを押すと鎌を投げます。鎌は2連射でき、ボタンを押すと自動的に敵のいる向きに発射されますが、このため敵が遠くを横切っていくような場合は当たってくれません。また画面内に敵がいないと発射されません。なお画面は移動先の向き(8方向)にスクロールしていきます。画面右には、現在位置を小判の位置がわかる全体マップがあり、これを参考にしてプレイを進めることができます。ただし小判や巻物といった主なアイテムの位置(固定)を暗記してしまえば見る必要はありません。ちなみに、左右や下方向に画面をスクロールさせようとするとき、画面端まで寄らないといけませんが、そのかわり(?)進行先の向きから敵は出現しません。上方に進もうとすると上端まで寄らなくてもスクロールしますが、敵がいきなり出てきます。ですから危ないのは前進時ということになります。
ステージは8つあります。町の中や代官屋敷などからなり、それぞれ20画面ほどの広さです。全体マップに地形(障害物)は描かれないので、全体マップ上で小判がすぐ近くに見えても、なかなか拾えません。マップを覚えることが攻略の第一歩、というかすべてです。敵キャラクターは主に忍者で、手裏剣を投げてきたり斬りかかってきます。画面内に突然あらわれるものや、激しく手裏剣を連射してくるタイプもいます。また直接攻撃はしてこないのですが、抱きついてきてプレイヤーをしばらく移動できなくするおばちゃんと、とりついて鎌を投げられなくするお化け(ステージ中の地蔵にふれると祓えます)がいます。敵の攻撃をかわしながら小判をすべて(8枚)集めるとステージクリアとなります。敵や敵の攻撃に当たったときはミスとなり、持ちキャラクターが無くなるとゲームオーバーです。
ステージ中には小判の他に巻物も落ちています。色によって効果が違い、スピードアップ(青)したり、竹やりで敵を突いて倒すことができたり(緑。名物アイテム)します。その他のアイテムにはおにぎり(取っておくとステージクリア後ボーナスステージをプレイできる)や鍵(持っていると、別の場所で檻に捕らえられた仲間を助けることができる。このときエクステンド)があります。また、ステージ内を殿様が歩いている場合があり、捕まえるとその時点でクリアとなります。
ボーナスステージは、仙人が投げるおにぎりを下で拾うというものです。時間がかかるわりにスコアは全然稼げません。休憩用です。最終決戦(ステージ)は代官屋敷ですが、ここにもこれといった強敵もイベントもなく、やはり小判を集めればクリアとなります。エンディングもなくループします。
巻物を取る、地蔵にふれる、女性キャラが抱きついてくる、といった数々の設定が、後の「源平討魔伝(別掲)」に受け継がれています(?)。本作はサン電子の代表作とされる作品であるものの、続編の発表はいまだにありません。
- ポケットレーサー(ナムコ 97)
同社「リッジレーサー(95。以下「リッジ」)」の小型アップライト版作品です。大型筐体のシートでプレイできない低年齢のプレイヤーを対象としているため、難度も抑えられています。当然ポリゴンではあるもののグラフィックの質もリッジより劣り、本格的な作品とは趣が異なります。ただアーケード作品であることに変わりはありません。また操作感が独特なためこれはこれでユニークな作品になっています。じっくりタイムトライアル(モードではありません)をやるのもよいでしょう。通信による2人同時プレイも可能です。
操作はハンドルとフットペダル(アクセル)で行います。ギアはもちろん、ブレーキもありません。また視点変更ボタンがあり、自車内からの映像と自車後方からの映像を選択することができます(※1)。
コースは2種類あります。一応リッジのコースとは別物の「シーサイド」、リッジの初級(中級)と同様の「マウンテン」です。グラフィックの感じが若干異なるものの、どちらも山あり海あり市街地ありで、名前のような違いはありません。また操作する車も4種あります。デザインはというとタイヤが大きく、チョロQぽくなっています。当然ずべてオートマで、性能に違いは無いようです。
ルールは通常の時間制です。他の車とともにスタートし、先行勢を追う展開になります。コースを規定数周回できればゴール(クリア)、そのまえにタイムが無くなるとゲームオーバーです。タイムはチェックポイントを通過するたび加算されます。リッジと同様です。
(マウンテン)コースがリッジそのままなのでプレイしていた人なら楽勝とも思えますが、なんといってもこのゲームでは車が滑りません。また、自車の旋回性能が異常に良いのでかえって曲がりづらく、簡単にコーナーの内側に当たってしまうほどです。また立ち上がりも加減が難しいです。ただし、ぶつかってもあまり減速しないので、ゴールだけが目的ならそれほど真面目に考える必要もないです。それと、ライバル車に追突するとライバル車をスピンさせることができます。
ただでもライバル車が遅く、追い越すにも邪魔ならスピンさせればよいのですから苦労はありません。結局のところ1位にならない方が難しいと思います。ただドリフトができないので、何となく道なりに滑りまくってなんとかなるという、リッジシリーズの安直さ(売りですけど)は払拭されています。
※1 ただ実際プレイした時は作動せず(故障?)後方からのプレイになっています。書かれているようにプレイがぎこちないのはそのせいです。
- ウルトラマン倶楽部(バンプレスト 92)
2等身ほどにデフォルメされたウルトラマンのキャラクターが大量に登場する作品です。2D固定画面、見下ろし型描画の極めて単純なシューティングゲームで、難度も低くルールも非常にわかりやすい作品です。
ルールは1レバー(8方向)2ボタン(攻撃、必殺技)で自キャラを操り、画面上をうろつく敵キャラを全滅させるとステージクリア、です。これといったフィーチャーもないので、それだけわかれば充分プレイできます。攻撃は光線で、射程が短く威力も低いです。自キャラの少し後方から発射されるので後ろから迫る敵も一応倒せます。必殺技のほうは通常の攻撃とちがい、壁を越え射程も長く(画面外まで)、威力も高い攻撃です。ただしエネルギー(画面下部に表示)を消費します。ちなみに自キャラの移動は8方向ですが、これらの攻撃はなぜか4方向にしか飛びません。2つのボタンを同時に押すとバリアが発生し、敵弾(のみ)をしばらく防ぐことができますが、この間いっさい攻撃できません。もう一度同時押しするとバリアをキャンセルできます。なおバリアもエネルギーを消費します。敵や敵の攻撃、トゲのある床に触れるとダメージとなり体力(画面下部に表示)が減り、体力がなくなるとミスです。また床にあいた穴に落ちてもミスです。持ちキャラがなくなるとゲームオーバーです。
プレイヤーはまずレオ、タロウ、80など性能の異なる8種のキャラクターから1つを選び、使用します。性能の違いとは体力、必殺技による消費エネルギー量、移動の速さの違いです。レオあたりが使いやすいようですが、極端に不利なキャラクターもなく、どれを選んでもプレイに違いが出ないので(そこが痛いような…)好みで選んで問題ないです。
ステージは1−1から8−6まで48あります。住宅地やプールなど、大きく8つのシーンに分かれていますが、内容にはあまり関係ないです。敵キャラクターは種類こそ豊富なものの多くはフラフラしているだけです。また、ダメージを与えると各種アイテム(体力回復、エネルギー回復、得点、1UP、味方機による援護)をどんどん落としてくれますので多少雑なプレイでも先に進めてしまいます。ただ、ノーミスでランクが上がったときのエレキングの火炎(壁をこえるしダメージが大きい)が厄介です。
各シーンの最後のステージ(#−6)は、にせウルトラマンやキングジョ−大型ボスとの対決です。ヒット&アウェイでちまちまと当てて、バリアを使いアイテム回収というのが基本になります。ボスの強さはまちまちで、特にラスボスのゴーデスはやたら遅い弾を大量に吐き出すだけで、相当弱いです。これを倒すと全キャラ紹介のエンディングが流れてゲーム終了です。
これといった特徴もなく、原作ファンにアピールするような演出もほとんどなしという、ある意味思いきりのいい作品です。それでもなんとなく遊べてしまうのも事実で、これはこれでいいのかもしれません。
- ドラゴンバスター(ナムコ 85)
ナムコの横画面アクションゲームです。難解なマニア向け作品「ドルアーガの塔(84)」に近い西洋ファンタジー風の作品です。ただし隠しや謎解きの要素は無く、プレイヤーの選択肢の多さと剣&ジャンプのアクションが特徴になっています。人により見方は分かれると思いますがいわゆるナムコ黄金期としては末期の作品となります。
剣士「クロービス」を操作して、迷路のような拠点をクリアしていき、ステージのラストに登場するドラゴンを倒して、さらわれた王女を助けることがシナリオ上の目的です。これはドラゴンを倒すだけではダメで、ステージ中でアイテムを拾っていないと助けられません。しかし助けずにクリアしてもステージは進むので、王女救出は一種のおまけです。図抜けた強さを誇るドラゴンを倒すことが、恐らく唯一の課題です。
各ステージは1画面分の見下ろし型マップで表されています。スタート地点である味方の城と、敵ドラゴンのいる山は道でつながっています。道を辿っていけば山にはたどりつきますが、途中には塔や墓場などの拠点があり、少なくとも一度はそれらの拠点に入り込み、クリアしなければ山にたどりつけません(そういうマップになっています)。拠点に着くと内部(横の視点からの映像)に切り替わり、戦闘開始となります。拠点内部は迷路になっていて、いくつかの部屋があります。それぞれの部屋にはルームガーダーと呼ばれる敵が待ちかまえていて、倒すとアイテムや扉(出口)が現れます。扉が現れたらそれに触れると拠点をクリアしたことになり、またマップ画面に切り替わります。ステージ最後の山の内部も、他の拠点と同様のグラフィックですが、ここでは1つの大部屋にドラゴンがいるだけで、これと戦う以外にすることはありません。倒すとステージクリアとなります。一方クロービスの体力(バイタリティ)は画面左下部に表示されていて、敵や敵の攻撃に当たると減少します。薬アイテム取得や拠点クリア、ステージクリアにより回復します。クロービスは1人だけですのでこれが1度でも0になるとゲームオーバーです。
操作は1レバー(4方向)2ボタン(剣を振る、ファイア−ボール)で行います。マップ上での操作は、レバーのよる移動のみです。拠点内部では、レバーを左右に倒すと歩き、上に倒すとジャンプ(歩行/走行中に斜めジャンプも可能)、下に倒すとしゃがみます。少し特殊な操作として、左右の同じ向きに2度倒すと走りだし、ジャンプ中タイミングよくもう一度上に倒すとさらにジャンプ(2段ジャンプ)します。ボタンを押すと剣を縦に回転させるように振ります。剣を使ったテクニックで欠かせないのが、剣を前に突き出すカブト割り(ジャンプ中にレバー下+剣ボタン)、剣を下に突く垂直切り(2段ジャンプ中にレバー下+剣ボタン)、の2種の必殺技です。ともに普通に切ったときに比べて威力が倍増するので、至る所で使用することになります。もう一方の攻撃手段であるファイアーボールは、ストック(画面左下部に表示)があれば使用可能です。1発だけ直進するタイプと4発がぐるぐる回って画面に広がっていくタイプのもの(スペシャル)があります。前者のものでもザコを貫通するので、一直線の通路などでは重宝します。後者の方は格段に強力で、ボム的なものです。ともに巻物アイテム取得により増やすことができます。ボタンを押すと先に拾ったものから発射されるようになっているので、無駄撃ちを強いられる場合もあります。
拠点内は水平な通路、垂直な通路、部屋(天井が高い)からなります。一直線で迷いようがない構造の拠点もありますし、左右がつながってループするなど複雑な拠点もあります。左右ループする作りになっていたりもします。垂直な通路にツタがある場合これを伝って上下移動できます。内部ではコウモリや巨大毛虫(「クローラー」)、浮遊するスライム(剣で倒せない)、威力の大きい棍棒を持つ土人形(「ゴーレム」)、かみつくヘビ(レバーを何度も振ると離れる)などのザコモンスターが徘徊しています。これらはいくら倒してもキリがありませんので、まずアイテムを求めて各部屋を巡ります。部屋に入ると部屋の左右が閉じ(拠点によっては閉じません)、ルームガーダーとの戦闘が開始されます。ルームガーダーは4種類いて(※1)どの部屋にどれがいるかはランダムです。倒すと部屋の左右が再び開き、ルームガーダーのいた所にアイテムが出現します(※2)。部屋にどのアイテムが残るかはランダムですが拠点全体としては出るものが決まっていますので、欲しいアイテムが出る拠点を覚えることが必要です。特に重要なのは効果が永続するマッシュルームとドラゴン戦に欠かせないスペシャルです。なお、扉(出口)が出現する部屋は決まっているのでこれを覚えることも重要です。迷ってしまうと消耗が大きくなります。
扉に触れるとクロービスは拠点から脱出し、拠点は消滅します。またマップ画面に戻り、次の拠点に向かって進むことになります。
ステージ最後の山にたどりつくと大きなドラゴンが登場します。はじめ寝ている場合もありますがこの場合もじきに起きます。主に火を吐いて攻撃してきますが、本体に触れただけでも大ダメージになるので、適当な間合いを保つことがポイントです。またドラゴンにはステージごとに弱点があり(ないステージもあり)、そこを剣で切った場合与えるダメージが倍増するのでこれを覚えておいて損はありません。それでも危ないときはスペシャルを使うことになります。といいますかスペシャルはドラゴンに大ダメージを与えるための武器で、ほかで使ってもあまり意味がありません。道中はできるだけ温存してここで使うようにすべきです。
ドラゴンを倒すとステージクリアです。ステージは12あり、すべてクリアすると9に戻り、繰り返しとなります。
自由度が高く、アイテム集めもそれなりに楽しめて動きも多少派手になって…という感じで、ドルアーガの塔と比べれば良くも悪くも優等生的な内容です。プレイ自体では、先を急ぎすぎだりルート選びをいいかげんにしていてはアイテムが集まらず、結局ドラゴンに太刀打ちできなくなります。自分のプレイのスタイルに見合ったルート作りと、細かいダメージを蓄積させない心がけ、テクニックが必要になります。
※1 ルームガーダーには以下のものがいます。
・ファフネル…火を吹く小型ドラゴンです。火のリーチが長く、またしばらく吹きっぱなしになったりします。体力が高く一発ではしとめづらいので比較的確実にバイタリティを削られます。
・ビショップ…悪の聖職者です。斧を持っていて突いてきます。またファイアーボールも撃ってきます。カブト割りが決まりやすいので戦いやすいです。
・スケルトン…ガイコツの剣士です。ファイアーボールが効きません。剣を振る間の隙を見切れば一方的にダメージを与えることができます。
・ウイザード…宙を舞う4本の剣と自身からのファイアーボールで攻撃してきます。剣に舞い上げられてダメージを受けつづけることが多く、接近するのも一苦労です。体力が低いので少ないチャンスを逃さければあっさり倒すこともできます。
※2 アイテムには以下のものがあります。
・宝石…取るとスコアになります。
・巻物…ファイアーボール、またはスペシャルです。
・薬…ビンに入った青い液です。バイタリティが多少回復します。
・毒…赤い液です。バイタリティが減ってしまいます。
・マッシュルーム…きのこです。バイタリティの上限を16上げます。最大値(256)になるまではこれを優先して取りにいくのが賢明です。
・スーパーソード…これが置いてある部屋は固定されています。取ると剣の威力が倍増します。ただし何を切った場合でも、壊れる恐れがあります(ランダム)。
・セプター…棒状のアイテムですが、武器ではありません。持っているとステージクリア時に王女を救出できます。これとスーパーソードは、同時に持つことができません。後に取った方が残り、先に持っていたものは消えます。
・シールド…ファイアーボールとウイザードの剣によるダメージを無くします。ファイアーボールに当たると壊れる恐れがあります(ランダム)。
・クラウン…王冠。持っているとステージクリア時に王女を救出できます。これとシールドは、同時に持つことができません。後に取った方が残り、先に持っていたものは消えます。
- フロッガー(コナミ 83)
カエルが主人公の単純なアクションゲームです。カエルをレバー1本で操作して家にたどりつかせることが目的です。左右に行き交う障害をかわして画面上部に進む、という内容は「ギャラクシーウォーズ(タイトー 79)」に近いです。もちろんグラフィックはずっとカラフルなものになっていて親しみ易い作品です。内容はかなり淡白ですが独特の設定が記憶に残りやすいせいか知名度は高いです。
縦画面、描画は見下ろし型で、フィールドの下半分ほどは、左右にのびる太い道路で占められています。計5車線からなり、車が左右に行き交います。また、茂みを挟んで画面上半分ほどは川になっています。ここでは連なった亀や流木がやはり左右に(不自然ですが)行き交っています(計5段)。川の向こう岸(上側)には5箇所の窪みが左右に並んでいます。これがカエルの家です。
プレイヤーはレバー1本(4方向)のみでカエルを操作します。プレイ開始と共に画面下部に現れるカエルは足が細く虫のようであまりかわいくないです。レバーを倒すとその向きに(1車線分、1段分)飛び、そして止まります。倒しっぱなしにしても1回飛んであと止まります。基本的に細かい動きができません。カエルが亀や流木に乗っているときはそれらの移動につれ共に流されていきます。
以上から見当がつくと思いますがプレイが始まったら、カエルを操作して、行き交う車に当たらないようにして道路を横断させ、次は川を流れる亀や流木を乗り継ぎ、落ちないようにして川を渡り、そして家にゴールさせます。一度ゴールした家にはカエルの顔が描かれて、もうそこにはゴールできなくなります。家は5箇所あるので計5回ゴールするとステージクリアとなります。
これといったフィーチャーはありませんが、途中でメスのカエルをつかまえてゴールしたり、家に虫が現れているときにゴールするとスコアが得られます。
ミスになるのは、まず車に当たったとき、そして川の中に飛び込んだとき、川で何かに乗ったまま画面端まで流されてしまったときです。また川を流れる亀のなかには浮き沈みを繰り返すものがあり、乗ったまま沈むとミスです。他には川にワニが流れてくることがあり、胴には乗れますが頭に乗ると食べられてミスとなります。カワウソやヘビに当たってもミス、画面下部に表示されるタイマー(ゴールするたび回復)が切れてもミス、川岸(家と家のあいだ)に突っ込んでもミスです。持ちカエルが無くなるとゲームオーバーです。
見た目でひきつけるものがありますが、避けるだけという内容が人を選ぶと思います。あと、同じくコナミの動物ものである「プーヤン( )」と比べると、キャラクターにかわいげななくてあまり愉快でないように思います。ただこういうのはいかにも歴史が浅いころのゲームメーカーらしい不器用さ(?)で、憎めないところです。
- エレベーターアクション(タイトー 83)
スパイを操作して銃などで敵キャラクターを倒しつつ、ビル内の機密書類を奪うことが目的の、シューティングアクションゲームです。大ヒットとまではいきませんがそれなりに多くの人にプレイされ、多作だったこの時期のタイトーとしては有名です。スパイもののイメージとはかけはなれた、のんびりしたBGMや間の抜けたジャンプ効果音がなんともいえない作品です。横画面の縦スクロール(上下。自キャラクターの移動に合わせて)で、ビルの最上階より侵入したところからスタートするため基本的にはビルの上から下に進むことになります。描かれているのはビルの廊下部分の断面で、各階にはドア(閉じた状態で画面に対し平行)が並び、また各階をつなぐエレベータが勝手に作動しています。
自キャラクターであるスパイの操作は1レバー(4方向)と2ボタン(銃撃、ジャンプ)で行います。レバーを左右に倒すと移動する(歩く)ことができます。通常の通路でレバーを下に倒すとしゃがみますが、レバーを元(ニュートラル)に戻しても立ち上がりません。上に倒すと立ちます。またレバーの上下はエレベータやエスカレータの操作にも使います。エレベータにはドアもなく、巡ってきたら左右そちらからでも入り込むことができ、あとはレバーで上下移動できます。ただしそのせいでエレベータ内部でしゃがむことはできません。またエレベータの上(天井裏)に乗ることができ、このときはしゃがむことができますがエレベータの動きは制御できません。エスカレータはマットの上に乗ってレバー下(登りは上)、で使用できます。銃は水平に発射されます。ジャンプしながら撃てるのでアルバトロス(ローリングサンダー)より上等です(?)。3連射できます。特徴的なこととしては、階の天井にある照明を撃って落下させることができ、このとき画面が暗くなります。また、落ちた照明を直接当てて敵を倒すことができます。ジャンプはしゃがみと同じく敵弾回避用として使えます。エレベータの通路(吹き抜けで床がない)を飛び越えて向こうに移動することもできます。ただしこのときに限らずエレベータをつるしているワイヤーを通過することはできません。
敵キャラクターはたったの1種類。黒づくめの男(のはず)です。うろついていて、自キャラと同じ階にいるものは銃撃してきます。これを倒す方法は、銃で撃つ、落ちた照明を当てる、エレベータで潰す、あるいはジャンプ中に体当たりする、のいずれかです。最後のものは一見意味なさそうですが、敵が下方で待ちかまえている場合などは重要です(銃で倒そうとすると先手を取られてしまうため)。
ビルのドアはほとんどが青く、これに入ることは出来ません。たまに赤いドアがあり、このドアの中に目的の機密書類があります。手前のマットに乗ってドアを向くと中に入ることができ、少し経つかレバー操作により外に出てきて回収済みということになります。ドアは青くなりもう入れなくなります。
ビルの下層はドアもあまりなく、ほとんどがエレベータの通路で占められます。エレベータを乗り換えつつ敵を倒していくのがなかなか難しく、せわしなく動くエレベータが緊張感を増してくれます。
無事ビルの地下一階にたどりつくと、主人公は赤い愛車に乗り込み脱出に成功し、ステージクリアとなります。ただし書類(赤いドア)を残して地下に来てしまった場合はクリアとならず、残った赤いドアがある階のうちもっとも上の階に戻されてしまいます。いわゆるザップです。クリアした場合はもちろん次のステージとなりますが基本的なビルのつくりはかわりません。
敵が撃つ銃弾に当たったとき、エレベータの通路に落ちたとき、エレベータにつぶされたときミスとなります。エレベータでつぶされたときの死にパターンが妙に凝っていて(?)、後味の悪さが糸を引きます。持ちキャラクターがなくなるとゲームオーバーです。
敵もそんなに多くなく、また深追いして倒す必要もないため、撃ちまくり型のシューティングとは違った静かな緊張感があります。スパイものだけあってそのあたりはこだわったのでしょうが、確かに結果として独特な渋さのあるゲームとなっています。
先にステージに進んでもこれといった展開がないのは残念な気がする一方で、淡々とした内容に相応しいようにも思います。いずれ玄人好みのゲームではないでしょうか。
続編「エレベーターアクションリターンズ( )」が発売されていて、こちらも遊びやすい佳作です。
- ガンバード(彩京 93)
「戦国エース(別掲。以下「戦国」)」につづいて発売された彩京の第2作で、やはり縦スクロールシューティングです。デザインは西洋風になり、デモに見られる敵キャラクターのグラフィックはもろに某アニメシリーズのノリです。内容は戦国にかなり近いものの、戦国に独特の奇怪な趣が漂っていたのにくらべるとキャラクター等はかなり洗練され、全体的に隙の無い作りになっています。戦国をゲームセンターから駆逐するために作られたようにも思われますが気のせいでしょうか。それぞれの願いをかなえるため魔鏡を集めることがプレイヤーキャラ(選択可)の(シナリオ上の)使命で、それを邪魔する少し間抜けな一団の戦いを中心にプレイが進んでいきます。
操作は1レバーと2ボタン(ショット、ボム)で行います。ショットはメインと、パワーアップ(アイテムによる)したときのみ発射されるサブからなります。ショットボタンを少しのあいだ押しっぱなにしてから離すと強力な溜め撃ちが発射されます。ボムはアイテムで増え、ステージクリアしても持ち越しされます。ショットとともに、溜め撃ちやボムの性能もキャラクターごとに大きく異なります。このあたりは戦国と同じですが、溜め撃ちの使い勝手が良くなっていて、使いどころが増えています。なお、敵機(中型機含む)に当たると自機のショットパワーが低下しますが、ボスに当たっても何ともありません。撃ち込みましょう。
プレイの始めにキャラクターを5種類から選択できます。サブショットの誘導弾が強力な魔法使い少女(マリオン)、溜め撃ちの短射程ロケットパンチの威力が高いロボット(バルナス)、同じく溜め撃ちで弾消しができる中華風キャラ(ヤンニャン)その他です。戦国の場合は飛行機に乗っていて、プレイ中キャラクターが見えまんでしたが本作では露出しています。
全7ステージです。戦国と同様に、はじめの3ステージは、用意されている4つのうちからランダムに選ばれます。4ステージ以降は固定されています。前半のステージでは若干メルヘンチックなデザインのザコ戦車やら飛行物が相手ですが、後半のステージ5以降では暗い神殿内部に侵入し、罠や怪しげな守衛の強力な攻撃をはねかえしていかなければなりません。また、プレイを通じてライバルの一団が操る中型機が次々登場します。耐久力もそこそこあり攻撃も強いので、これの出現地点を覚えて先制することが基本です。各ステージのボスの攻撃も、見た目はさほどではないものの、撃たせ方が悪いと意外に簡単に追い詰められます。3発ぐらいずつ撃ってくる高速弾や、扇状にまかれる小形弾がゲーム中を通じて目立つ攻撃ですのでこれらを落ち着いて見切ることが重要です。ラスボスもその程度の攻撃で、かなり弱いです。
ステージクリア時のデモ、エンディングはやはり各キャラクターごとに用意されていて、より丁寧に作り込まれています。全キャラでのクリアを狙っても楽しめるでしょう。また、やはり2周目があります。戦国よりはるかに難度の上昇が激しく、やりこまないとクリアは難しいです。
戦国より速い敵弾が多くなり、全体としては難しくなったように思います。しかし以降の作品よりは簡単で雰囲気も明るいので、手の出しづらくなった彩京シューティングの基本的な魅力や攻略を理解するにはちょうどいいと思います。98年に続編(「〜2」)が発売されています。