このページでは、(株)ナムコのプレイステーション用ソフト「ナムコミュージアム アンコール」に収められた1作品「モトス」を楽しくプレイして頂くための簡単な解説を行います。とにかく何もわからない人が設定をいじらずクリアできるようになるまでの過程をアシストすることが一応の目標です。私自身、パーフェクトプレイは目指したこともありませんが、泥酔しててもクリアできますので下手なほうではないと思います。ただし極めている人にとっては参考にならないはずですので笑い飛ばして結構です。
「モトス」のオリジナルはナムコが1985年に発表したアーケード(業務用)ゲーム作品です。敵に体当たりしてすべて盤上から落とす、という単純なルールで、それも全くのパターンゲームでありましたが独特のクレバーな作風によって、マニアに大ウケしてしまいます。確かにミニマルなキャラクターデザインと硬質のサウンドフェクトは小気味良く、緻密なプレイ感覚は他では得難いものがあります。
しかし当時の作品としても見劣りしかねない地味なグラフィックと攻略上の難解さ(同じキャラクターでもステージによって妙に強さが違うという点にも、問題があったかもしれません。)が一般客から敬遠されてしまい、ヒットには至りませんでした。当時家庭用機への移植も計画されていたようなのですがその時点では頓挫したようです。少なからぬファンの要望によりX68000版(電波新聞社)の発売が実現されましたが、ナムコ自身による移植は、アーケード版発表後実に10年以上経ってからの、このプレイステーション版を待たなければなりませんでした。
未来の人類は宇宙空間に、太陽エネルギーを利用するコロニー「ソーラーベース」を築きます。そこに「スペースビー」と呼ばれる謎の生物(?)が侵入し、金属部分を食べてしまいその結果ベースを散り散りにしてしまいます。武器がきかないので装甲艇「モータースパナー」で体当たりしてベースから追い払いましょう。
アーケード版は縦画面でしたし、プレイステーション版にも縦画面モードはありますが通常は横画面のまま縦表示させるモードを使用することと思います。メインのプレイ画面左側に、スコアと残パーツ(アイテム)表示が右側に現れます。
プレイ画面にはギャラガのような宇宙空間を背景として、正方形の板がつながったようなフィールドが描かれます。その上にいくつかの敵キャラクターと自機等が出現します。
自機「モータースパナー」を操作してスペースビーに体当たりしてはじき飛ばし、フィールドから一定以上はみださせると画面奥に落下していき、倒したことになります。画面上すべてのスペースビーを落下させるとステージクリアです。ステージによっては開始後にスペースビーが出現することがあります(建造物「ナビコン」からスペースビー「ブルーピューパ」が出現するというケースに限られます)が、出現しているものをすべて落とした時点で後に出現するはずだったものは無視されクリアとなります。またステージによって出現する四角錐型のキャラクター「ビーコン」はクリアには関係ありません。
逆に自機が落とされるとミスとなります。
スペースビーでも自機でも、それぞれの敵以外のものに当たったことにより、あるいは自分自身の移動によりフィールドからはみでた場合、落ちてしまいます。これは自滅で、落とされたときと同じ結果になります。このゲームはパターンゲームですので敵キャラクターの自滅や同士討ちもパターンに組み込むことができます。
コントローラの8方向ボタンで移動、◯×□ボタンのどれでもジャンプです。ジャンプはジャンプパーツ装着を選択したステージでのみ使用できます。この選択も8方向ボタン(選択)とボタン(決定)で行います。
他の物体に当たったときに弾かれる向きも8方向です。どれになるかは位置関係により決まりますが、ボタンによる移動と同じ8方向のいずれかにしか弾かれません。これはスペースビーやビーコンについても同じです。
フィールド上にあるパワーパーツやジャンプパーツを拾うとそのアイテムはストックされます。拾ったステージをクリアするかそこでミスするかしたとき、パーツ選択画面になり使用可能となります。パワーパーツは一度に7個まで、ジャンプは1個まで使用可能です。ステージをクリアしたとき使用中のパーツは失われますが、(クリア前に)ミスした場合は失われず再び装着できます。
パワーパーツを一度に多く装着するほど、スペースビーやナビコンを遠くに弾くことができ、また自機の弾かれる距離が短くなります。また5個以上装着すると大型の建造物「ナビコン」のうち特定の、破壊できるよう設定されているものを、体当たりを繰り返すことにより破壊できます。
ジャンプパーツを装着するとボタンでジャンプできます。移動していないときはその場で垂直飛びになり、移動しているときはその向きに進みながら飛びます。またジャンプ中に移動ボタンを押すと、ジャンプ中の移動に多少変化を加えることができます。着地するとタイルにひびが入ります。再度ジャンプしてひびの入ったタイルに着地するとタイルは壊れて無くなります。ミスにならないよう直ちに移動する必要があります。また画面外にジャンプすることで画面下から上へ、あるいは左から右へワープできます。もちろん逆も可能です。フィールドが狭いと届きません。
なんといっても全体に漂うハイテクムードが最高な作品で、内容の方も思わずコントローラに力が入ってしまう素晴らしい出来です。ただ、序盤が難しすぎて攻略の糸口がつかみづらいことと、ジャンプパーツがほぼ無敵アイテムになってしまっていることが少々残念に思います。
なお、攻略の方はしょぼい内容で申し訳ありませんが、この程度でクリアはできると思います。ただ、ある程度の慣れと器用さがないとパターンどおり動くこともままならないと思いますのでゆっくり練習して下さい。
ビーコン、ブルーピュ−パを全滅させてのパーフェクトはかなり難しいです(限界点は1機つぶして稼ぐことにより可能)。まあ、運絡みもないしパターンも何通りもありますから、心がけでなんとかなるレベルです。
参考図書は「オールアバウトナムコU(電波新聞社)」です。一部パターンをパクっています。