0号店屋台続き
0号店はじめに戻る
- エイリアンシンドローム(セガ 87)
宇宙船内でのエイリアンとの戦いを描いた2Dシューティングゲームです。画面は船内を上から見下ろしたタイプで、自キャラクターの移動する向きにスクロールします。内容はシンプルですが、生理的な嫌悪感を誘う敵キャラクターのデザインが大きな特徴となっています。
操作は1レバー1ボタン(ショット)で行います。プレイ開始時に自キャラクターを男性と女性から選択できますが性能的な違いは無いようです。敵や敵弾に当たったり、床の無いところから落ちるとミスになります。また宇宙船には時限爆弾が仕掛けられていて、タイムオーバーになるとミスとなりそのステージは始めからやりなおしとなります。タイムオーバー以外のミスをしたときにタイムが回復しないのが痛いところです。持ちキャラクターが無くなるとゲームオーバーとなります。
ステージは7つあります。倉庫の内部のようなデザインですが、エイリアンに完全に乗っ取られたらしく壁まで生物的になっているステージもあります。各ステージ内では16人の味方がバラバラに捕らえられていて、助けを求めています。エイリアンの攻撃をしのぎつつ全員を救出する(触れる)と、マップ上部にあるゲートが開き、ここに入るとボスキャラクターとの対決になり、これをも倒すとステージクリアとなります(最終ステージではボスとの戦闘のみ)。敵キャラクターはステージ毎に異なったものが登場し、画面外から出現するものと巣(?)や壁から出現するものがいます。人間に近い形のものから虫のようなもの、また管の塊のようなわけのわからないものもいます。実際そこまで醜悪なものでもないのですが、発売当時はなかなかつらいものがありました。ボス敵もグロテスクですがあまり強くなく、武器の選択(後述)を誤らなければ問題なく倒せます。全体的に敵の攻撃は散漫ですが、制限時間の短さがミスを誘うように作られています。
船内の各所の壁には武器の格納庫があり、触れると武器を変更することができます。武器にはステージ開始時にももっている白い弾(「S」と書かれた格納庫。弱いですが一応16方向に攻撃可能)、当てやすく使いやすいファイアーボール(同「FB」)、貫通力のあるレーザー(「L」)、山なりに飛んで壁の向こうの敵まで倒せるものの着地点でしか当たらない弾(「B」。つらくないですか?)、火炎放射(「F」)の5種類があります。射程の長いFBやLを使っていればまず問題ないようです。また「O」と書かれた格納庫では、自キャラクターの後方に攻撃してくれる味方機が手に入り、「MAP」と書かれた壁に触れると船内マップと未救出の味方の位置が確認できます。武器と味方機は次のステージに持ち越せません。
ラストのボスは「ファンタジーゾーン(86)」を思い出させる渦巻き(画面外から中心に飛んでくる弾(?))で攻撃してきます。倒すとエンディングとなります。ループします。
気味の悪いキャラクターを売りにした作品は一時期いくつか出現しました(「バラデューク(ナムコ 85)」など)が、より高度な表現ができるようになるとかえって出しにくくなったようで、以降の「恐いゲーム」ではキャラクターより演出に力が入れられるようになります。気持ち悪すぎると企業イメージにも響くのかもしれませんが、久々に本気すぎるグロキャラが見たい気もします。
- クレイジークライマー(日本物産 80)
「ムーンクレスタ(80)」と並ぶ日本物産初期の名作で、斬新な操作法や多彩なフィーチャーを活かしたゲーム内容は、奇跡的ともいえます。プレイヤーの目的は、多くの障害をクリアしながら超高層ビル(日物関係のビルです)を登りきることです。
画面ほぼいっぱいに、横から眺めたビルが描かれていますが、200階ほどもある巨大な全体のほんの一部でしかありません。プレイヤー(もちろん人です)は開いている窓を伝って登るわけですが、プレイヤーに比べて窓が小さく少し不自然に思われるかもしれません。ビルの形自体も途中で細くなったり中央が空きになったり(分岐)と、かなりユニークなものです。画面左のマップでプレイヤーのいる高さを確認できます。
操作はレバー2本(左腕を操作、右腕を操作。各4方向)で行います。基本的にそれぞれの腕はレバーを倒した方向に伸びるので、これを利用してビルを登ります。またそのときの状態によってさまざまな動きができます(*1)。ビルの窓には開いているものと閉じているものがあります。開いている窓の下辺はつかむことができますが、閉じているものはつかめないので、閉じているほうを伝って登ることはできません。また窓は開閉を繰り返し、その結果開いている窓を1つもつかんでいない状態になると手がかりを失いミスになるので、一箇所にとどまっているわけにもいきません。開いている窓からはときどき人が現れ、鉢などを落としてくるので避けるかガードしなくければなりません。さらにステージ2以降ではスペーシーな効果音とともに鉄製の落下物が飛来します。誘導されてくるうえにガードしてもミスになる場合が多いので厄介です。
これだけでは単調になりかねないプレイを盛り上げるのがフンを落としてくる鳥、風船、感電させられる看板などのキャラクターです。電撃で自キャラの色を変えたり(やりすぎるとミス)といったお遊びもできます。鳥出現時のシラケ鳥のテーマなどのサウンドも楽しいですが、未来的な高層ビルとのミスマッチ感を漂わせます。
ビルの最上部に到達するとヘリコプターが待っています。左右に動きながら上下しているので、下に来たときに(いわゆる「そり」の部分に)触れるとステージクリアとなります。ここでもたつくとヘリは去ってしまいますがそれでもクリアにはなります。4ステージで1周です。
ガードしていないときに落下物に当たる、ガードできない落下物に当たる、その他敵キャラクターの妨害、窓を1つもつかんでいない状態になる、のいずれかでミスになります。持ちキャラクターが無くなるとゲームオーバーです。
今となっては、珍しい操作法のゲームとしか思われないかもしれません。背景もないので、どこまで登っても画面はほぼいっしょで変化はありません。しかし独特の舞台設定や操作の手応え、見せ方のうまさによって、どんどん登っていくうちに心細くなるような緊張感を味わうことができます。
ちなみにレバーの不調が多いゲームでしたがそうでなくてもなぜか大事なときに動きが固まってしまうことが多く(?)、なかなか難しいゲームだと思います。
*1 基本操作
両方の腕が1つの窓(の下辺)をつかんで体を支えている状態(ガード)が基本になります。この状態では、鉢などの落下物に当たっても耐えることができますが、一度当たると姿勢が乱れます。このときもう一度当たるとミスになってしまうので両方のレバーを下に倒すと再びガードの状態に戻ります。レバーを両方下に倒しっぱなしにすれば何度でも落下物に耐えることができますが、ほぼ同時に2つの落下物に当たるとこれでもミスになります。
上の階に登る方法としてはまず、ガードの状態から片方のレバーを上に倒し、片腕で上の階の窓をつかみます。このとき‥(以下択一。もちろん他の行動も可能です)
- そのレバーを下に戻すと体を上に引き上げ、上の階に登ってガード状態になります。
- もう一方のレバーを上に倒すと両方の腕で上の階の窓をつかんでぶらさがる状態になります。さらに両方下に倒すと体を引き上げ、上の階に登ってガード状態になります。
- そのレバーを下に戻し、同時にもう一方のレバーを上に倒すと、一方の腕で体を引き上げつつもう一方の腕を上に伸ばすため、上の階に登ってさらにもう1つ上の階の窓をつかみます。
最後の登り方をくり返す(レバーを交互に上下に倒す)のが最も速く登る方法です。
ガードの状態から片方のレバーを体の外側に倒すと、隣の窓に腕を伸ばし体は横に広がります。この状態でも落下物に耐えることができます。ガードの状態から両方のレバーを同じ向きに倒すと、横方向に継続して移動できます。
また、レバーの入力時間によっては左右の窓の間に手を置くこともでき、これを利用して下の階に下るといったこともできます。ここ一番で有効ですが下り続けることはできません。
- レイストーム(タイトー 96)
同社「レイフォース(94。以下「前作」)」のロックオン攻撃方式を発展させたシューティングゲームです。ロックオンによるホーミング弾はそう目立った要素ではありませんが、独特のスコア計算があり、単なる全滅狙いとも違った稼ぎのパターンが追求できるようになっています。
横画面で、ゲーム内容は2D縦スクロール近いですが3D処理されていて、ポリゴンで表示されています。プレイ中の視点は飛行している自機の後方上空にあり、視界は前方を見下ろすように広がっています。そのため画面上での自機の移動範囲は台形になっていて、また画面上の移動速度も位置によって変化します。これを意識していないと思ったように移動できないこともあり、細かい弾避けが見た目以上に難しいです。
ロックオンは自機の前方にある照準を目標にあわせるだけで行われ、目標がその後照準から離れてもしばらく解除されません。前作のロックオンレーザーは、高度の低い目標にしか撃てませんでしたが、本作ではそれ以外の高度にも可能になっています。スコアの計算ルールも健在で、耐久力の低い目標をロックオンレーザーで破壊したときスコアに最大256倍の倍率がかかります(*1)。
自機を2種のうちから選択できます。(「R−GRAY1/2」)。1のほうはロックオンレーザーの最大同時ロック数が8(*2)で、個々のロックに対し別々のレーザーが飛んでいきます。ショットはパワーアップすると前方の多少広い範囲に飛ぶようになります。2のほうは最大同時ロック数が16ですが、実際に飛ぶのは稲妻型のものが1本で、これが次々と目標を捕らえていきます。またレーザーが画面内に残っているうちに新たに目標をロックオンするとその目標にも当たってくれて(あと付け)、スコアの倍率も損なわれません。ショットはツインレーザーになっていますが、左右移動時に攻撃力のある残像を残すことができます。なんとなく1のほうが初心者向きにも見えますが、つきつめた場合のプレイが違うだけで難易度的にそう変わりはありません。
操作は1レバー2ボタンですがモードがマニュアルとオートの2つあり、自機決定後に選択できます。マニュアルのときの2ボタンはショットボタンとロックオンレーザー発射ボタンになり、同時押しすると特殊攻撃のスペシャルアタックになります。オート時の2ボタンはショットとロックオンレーザー兼用(押しっぱなしにしたときロックオンと同時にレーザー発射)ボタンとスペシャルアタックボタンになります。スペシャルアタックは無敵時間があり、他ゲームでいうボムの性能を持ち、どちらの機体でも同内容です。画面上方にあるゲージが満たされているときだけ使用可能で、一度使うとゲージは完全に空になります。ロックオンレーザーで目標を攻撃することで回復させられます。また、その時点で可能なロックオンをすべて同一目標にかけてロックオンレーザー発射すると目標附近に爆風を発生させ他の目標にもダメージを与えることができ、目標自体にもより高いダメージを与えることができます。
全8ステージで、地上から宇宙空間へと移っていきます。敵兵器やマップは通常の2Dシューティングのような感じでそれほど派手ではありませんし、地形もそれほどプレイに影響しないので、自機の移動以外は他のゲームとそれほど変わりありません。しかし対艦隊戦(ステージ4。「ネビュラスレイ(ナムコ 94)」のステージ1に結構似ています)や終盤のステージは、メカを中心として作り込まれていて見応えがあります。単にクリア狙いならパターンの必要なボス戦以外それほど問題ありませんが、スコアの稼ぎとなると緻密なロックオンパターンの作成が必要となり、また運任せの部分もあるので追求するとキリがありません(だそうです)。
ラストのステージ8はヒトデ状の巨大ボス「ユグドラシル」との戦闘になります。形態を変化させながら次々と新兵器を投入してくる戦いぶりは圧巻で、これに匹敵するボスキャラクターはそうはいないと思いますが、簡単には見られないのが残念です。ここまで作っても「R−TYPE(アイレム 87)」の巨大戦艦のようにもっと多くの人の目に触れないと充分評価されないままになるのではないでしょうか。
敵キャラクターの爆発にまぎれていつのまにか自機が死んでいたり、見づらい対空砲に当たっていたりもするので慣れていてもなかなか気が抜けないゲームです。さらに後半になると、レーザーをばらまくビットが鬼、5ボスの突然の攻撃がサギくさい、6ボスが殴る(?)などの極悪ぶりが目立ちます。敵の攻撃方法自体が高速レーザー、1個だけだと見づらい機雷、よく曲がる誘導レーザー、ラストボスの凧揚げサーチレーザーや炸裂弾など非常に多彩かつ強力で、このゲームの世界に対する理解がないと最後まで付き合う気が起きない恐れもあります。ボス戦はパターンに頼ってもなかなか難しく練習を必要とします。そして1機も増えないので頼りになるのはスペシャルアタックと言いたいところですが、一度使うとしばらく使えないので文字どおりの一時しのぎです。緊急回避として使うこと自体がなくならないとクリアは難しいでしょう。
それでも序盤の難易度は抑えられていて、後半まで進まなくても魅力は味わえるので前作同様に多くのプレイヤーに支持されていて、またよく出回っているようです。メカにもそれまでのタイトー作品ほどのクセがなくグラフィックのレベルも高いので、これまでのタイトーシューティングになじめなかった人にもプレイしやすいと思います。
*1 本文で後述の自機「R−GRAY2」を使い、ロックオンレーザー1回で破壊できる目標(初めからその程度の耐久力の目標に限られ、固い敵をその程度まで弱めてから倒しても倍率はかかりません)を、16番目のロックで捕らえて(1本のレーザーの16回目のヒットで)破壊したとき。
*2 アイテムにより最大8に増加。2号機のほうも同様。
- クレイジーバルーン(タイトー 80)
固定画面のシンプルなアクションゲームです。一目で理解できる内容で、インベーダー以前のゲームのような雰囲気が漂いますが、難易度は高くてなかなか奥の深いゲームです。
画面内にはスタートとゴール地点があります。そして金平糖のようなトゲがびっしり並んでいますが、トゲの無い部分がコースを形成しています。風船を操作して、トゲに当たらないようにゴールまで進めるのがプレイヤーの目的です。
操作は1レバーで行います(4ボタンの場合もあるようです)。
ルール自体は簡単なのですが、問題になるのは操作する風船の性質です。下の部分は四角い箱(四角形。ただの紙でしょうか?)になっていて、ここはプレイヤーの操作の通りに移動し、放っていても動きません。しかしその上に結んであるヒモと、丸い風船部分は常に左右に揺れているので、移動するときもその揺れを考慮しなければなりません。具体的には、例えば風船が右に傾くときは右側のスペースに余裕を持って進めばトゲに当たりにくいし、またこのとき風船全体が斜めになるので、この形の沿ったコース(右上や左下に伸びた細長い通路)を楽に通過できます。
コースには近道もありますが決まって細く難しくなっています。また、トゲの色の変わっている部分を通過すると高いスコアが得られます。しばらく進まないでいると画面に人の横顔が現れ、息を吹いて風船を動かしてしまいます。狭いところで立往生している場合などはまず助からないので強敵です。先のステージに進むと一部のトゲが移動したり画面全体が揺れたり、初めから顔が置いてあるといった障害があり、難しくなっていきます。
風船のどこかがトゲに当たるとミスになります。ヒモや箱が当たってもミスになります。ミスした場合そのステージのスタート地点からやり直しになりますが、一度当たったトゲは消えてしまうというハマり対策があります(焼け石に水かも)。持ち風船が無くなるとゲームオーバーです。
劇的な演出とは無縁のゲームですが風船のはかない存在感が印象的で、極めてナンセンスな設定にも思い切りの良さが感じられます(ほめすぎでしょうか)。しかしプレイ自体にはパターンと正確な操作が要求され、真面目に取り組んでも楽しめる作品です。
- エアコンバット(ナムコ 93)
ポリゴン表示の3D空戦ゲームです。自機を操作して、1機ずつ現れる実在の軍用機をミサイルとバルカン砲で撃墜していきます。登場するのは自機(F16)をはじめとして、すべて実在の軍用機です。自軍空港が攻撃されるという実戦らしい演出はありますが、プレイ中は敵機からの攻撃もほとんどなく、追撃戦シミュレータといった感じのつくりになっています。画面は機内のいわゆるHUDを模したもので、視点変更はできません。
初級、中級、上級の3つのモードがあり、実力に応じて1つを選んでプレイできます。どのコースでも6機撃墜すると終了しますが、上級の場合には空母への着艦とエキストラステージ(1機撃墜)が加わり、これをクリアするとエンディングとなります。プレイ終了後にはプレイ内容を階級で評価してくれます。目指す最高位は「コマンダーインチーフ」です。持ちタイム制で、タイムがなくなるとゲームオーバーですが、上級で着艦に失敗してもゲームオーバーになります(むなしい)。タイムは敵機を撃墜するごとに加算されます。
操作は右手用の操縦桿とそれについたトリガー(バルカン砲)とボタン(ミサイル)、そして左手用のスロットルレバーで行います。操縦桿による操作では自在に回転できるわけではないことに気をつける必要があります。つまり手前、奥に倒した場合は常にピッチですが、左右に倒した場合はロール(上昇、下降時)になる場合とヨー(水平飛行時)になる場合に分かれます。バルカン砲とミサイルには弾数制限がありますが、バルカン砲は撃ちっぱなしでも無くなりません。ミサイルは敵機撃墜時にタイムと共に加算されます。
プレイが開始したらまず敵機を捕捉します。ある程度接近するとミサイルのロックオンが行われます。そこでミサイルを発射すればミサイルは敵機に向かって飛んでいきますが、チャフをまくなどの回避行動をとられるので命中するとは限りません。敵機にさらに近づくとロックオンは解除されバルカン砲の照準が表示されます。照準を敵機にあわせてトリガーと引けば命中します(*1)。ミサイルと違って、ある程度の数の弾を命中させなければ撃墜はできませんが、狙いが良ければ確実に命中するので上達を目指すならバルカン砲を中心に考えるべきでしょう。また、照準が表示されない距離でもバルカンが命中することはあります。
レースゲームなどと違い、空中では附近に何も無いので敵機や自機の挙動を把握するのが難しく、慣れないうちは敵機の背後につこうとするとすぐに追突してしまいます(敵機に体当たりしたり地形に当たると機外の視点からのリプレイを見せられ、その間タイムロス)。また、バルカン砲は弾が見えず弾道が分かりづらいので、当てるのが困難です。ダメージを与えると敵機の性能がにぶる(*2)ので、即撃墜とはいかなくても狙っていく価値はあるのですが、そのあたりがわかりづらいようです。初級と中級では爆撃機等を相手に練習もできますが、これだけでは機動力のある相手には通用しないので、やはりコツをつかむまでが一苦労です。また鈍重な敵機とは性能の差がありすぎるようで、自分だけが派手に動いて敵機を見失うことも起こりがちです。
しかし敵機の移動先を読んで、狙ってバルカンを撃てるようになると接近戦の迫力ある映像が楽しめるようになります。特に上級の5、6機目はこのゲームの華ともいえる部分で、味方機(おとり)の誘導をトレースしながらバルカンをたたきこむプレイは繰り返し遊んでもなかなか飽きません。ある程度以上はパターンになりにくいというのもうまく作用しています。
自機が定番のF14(敵機として登場)なんかでないあたりがウケていないようにも思いますが全体のライト感覚にはマッチしています。最大の魅力はバルカンで敵機を切り刻む感触だと思いますが、続編である「エアコンバット22(95)」の場合この点で劣るような気がして残念です。もちろんこれは好みの問題です。
*1 敵も移動しているので実際そう単純にはいきません
*2 チャフが出にくくなったり(気のせい?)、ひどくなると操縦不能に陥ったりします。後者の場合、タイミングが悪いと煙を吹きながら最高速で一直線に逃げられ、追いつけなくなるということも起こりますがもちろん稀です。
- プラスアルファ(ジャレコ 89)
飛行機を操作して進む縦スクロールシューティングゲームです。弾避けが特に熱いわけでもなく正統派シューティングとはいえないかもしれませんが、基本的な部分はよくできています。ファンタジー調の(というべきか)グラフィックや手ごろな難易度も魅力です。
操作は1レバー2ボタン(ショット、ボム「ハイパー」)で行います。オーソドックスですが、ボムは使っても残してもステージクリア後3発に戻されます(後述のボーナスステージで増えることがあります)。ミスしても3発持って再スタートで、道中でも拾えるので後のことを気にせずどんどん使うことができます。
ステージは7つあります。前半は爽やかな緑や海が中心で、途中で雨が降ってくるなどなかなか凝っていますが逆に後半の砂漠(ステージ5)や洞窟(?。ステージ6)などは演出にも乏しく単調な感じです。敵キャラクターは蜂などの生物(メカでしょう)のほか戦車等の乗り物が多いですが全体的に丸みのあるデザインになっています。敵の被弾パターンに特徴はありませんが固い効果音と共に撃ち込む楽しさを引き出しています。ボス敵の攻撃も幾分見づらいですが良心的で、それでもダメならボムでゴリ押しできます。
ステージ道中に出てくるピンクの編隊を倒すとパワーアップや、ショット変更のアイテム(P、H、Jと3種に変化)を残します。ショットを変更すると自機のグラフィックが変化し、ボムの性能も変わります。3種のショットは、前方を広くカバーするプーペラ(P。ボムは円形の爆風)、縦方向に強いヘリポ(H。ボムは自機から前方の画面を一掃)、左右に揺れながら飛ぶ弾が出るジター(J。ボムは前方集中型)で、それぞれの機体は名前の通りプロペラ機、ヘリコプター、ジェット機になります。また地上に現れるアイテムを取ることによってショットをレーザーにすることもできます。
ステージクリア時にはボムの残数だけボーナスゲームとして、3枚のパネルの回転をボタンで止める絵合わせをプレイでき、エクステンドやボーナススコアなどが得られます。
難しすぎたり仕掛けがエキセントリック過ぎたりで、プレイしていても「遊ばれている」と思ってしまうようなシューティングが多くなってしまいましたが、この作品は誰でも楽しめるように配慮されていて好感が持てます。ある程度進めば残機も増えまくってハマり箇所も練習し放題です。装備の整わない最初のステージの敵が結構強いのが気になりますが、全体的な難易度の低さを考えるとそれも贅沢なのかもしれません。
- ガンバレット(ナムコ 95)
タイトル名がいかにもナムコらしいガンシューティングゲームです。1つ1つのステージが全く異なる内容になっている一種のミニゲーム集になっています。バカバカしい楽しさと遊びやすさが特徴でゲームセンターの定番的な作品の1つです。
操作はトリガー(銃撃)付きのピストル型ガンコントローラで行います。これは固定されておらず筐体(通常は専用のアップライト型)とはラインで接続されているため、持つ位置まで自由になります。トリガーを引くと即着弾します。プレイ中照準は表示されないので、機械的な不調による着弾点の偏りがある場合はかなりつらいプレイになります。
練習(4ステージ)、初級、上級、激ムズの4コースがあり、1つを選んでプレイできます。初級以上のコースは17ステージからなりますが、ステージ8の後のボーナスステージ(沈んでゆく宝箱を撃つと中身がもらえる)と、最終ステージ(城に並んだ的を撃つ)は共通の内容の固定ステージです。各ステージとなるゲームはコース毎に容易されたものからランダムに選ばれます(*1)。一度のプレイで同じものは出現しません。同一のゲームでもコースによって難易度が異なりますが初級、上級では激ムズコース同様の難易度の激ムズステージが混じります。
どのゲームも銃を撃つ内容ではありますが、次々現れる悪人を撃つ、クレー射撃といったオーソドックスなものから、並んだ酒ビンを撃ちまくる、UFOを撃墜する、隕石を撃って地球を守る、墓場を跳ね回るガイコツを撃つ等のナンセンスなものまで多数あります。またなぜか”〜してオヤジを助けろ”といったゲームがいくつかあり、襲いくる火山弾や戦車等を撃って彼を守らなければなりません。
各ステージには使用弾数と時間の制限があり、その範囲でステージノルマを達成できないとミスになります。また爆弾、一般人、など撃ってはならないものを撃った場合、撃った数だけミスに数えられます。これらのミスはステージ終了後合計され、その数だけライフ(ハート)から引かれます。持ちハートがなくなるとゲームオーバーです。苦手なステージで無理をすると爆弾を撃った上にノルマを達成できない、ということもあるので場合によっては手を抜いて見送ることも考えられます。
シナリオもなにもなくただ撃つだけですが、覚える要素が少ないぶん広く受け入れられ、毎回違ったプレイができるので繰り返しプレイされるようです。本気でプレイすると結構疲れますがそこも魅力なのでしょう。
簡単で短すぎるためあまり練習にならない練習ステージと、激ムズステージが加わる初級ステージとでは難易度の差が大きいように思われます。初級がクリアできる程度の腕があれば、上級や激ムズでも充分勝負ができるほどなので実力によっては適当なコースが無いように思われるかもしれません。
*1 初級以下では登場しないゲームがあります。
- 大工の源さん(アイレム 90)
のちに大ヒットしたパチンコのほうが有名になってしまい、ゲームのほうは影が薄くなってしまいましたがこちらも悪くない作品です。悪徳建築業者「黒木組(くろもくぐみ)」に源さんが木槌1本で立ち向かうという内容の横スクロール(一部縦)アクションゲームになっています。ゲーム開始時のデモで源さんの家が破壊されてしまうことから見て、当時問題となっていた地上げが背景となっているようです。
操作は1レバーと2ボタン(木槌を振る、ジャンプ)で行います。木槌は水平に振られ、後ろにも当たりますが無理に狙う必要はないようです。レバーを下や斜下に倒すと防御ができ、敵や敵の攻撃を防ぐことができます。このとき木槌を振ると縦に振り、地面や頭上に当てることができますが、直接地面に当てた場合は地面を揺らし、敵を足止めします。またレバーを上に倒しながら振ると上に突きます。基本的に木槌のリーチが短く、移動の速い敵には隙を突かれることがあるので気をつける必要があります。
体力ゲージなどはなく、敵や敵の攻撃、鉄球などに触れるとミスになります。水に落ちたりエレベータにつぶされたりといった地形的なダメージでもミスになります。また時間切れでもミスになります。持ちキャラクターが無くなるとゲームオーバーです。
ステージは建設現場や港など計6つあります。敵キャラクターとして作業員や忍者、組員風のものなどが出現しますが、後半では虫(ミミズが気持ち悪い)も出現します。また鉄球や火炎といった障害も行く手を阻みます。はじめのステージなどは木槌を振り回しているだけでもなんとかなりますが、次第に木槌を用いたテクニックが要求されるようになります。慣れないうちはちょっとしたことで簡単にミスしてしまうので難しく感じられますが、敵の攻撃や仕掛けは単純なので対応しやすく、一度わかってしまうと非常に簡単なゲームになります。
ステージ中に置いてある木箱を壊すとアイテムが出てきます。一振りで全方向に攻撃できるようになるスーパードリンク(酒です)、木槌が大きくなるちから石、ジャンプ力がアップするブロンズニッカポッカ、一度だけダメージに耐えられる安全ヘルメット、1UPがあります。
下町風情を前面に出した個性的なゲームで、操作もなかなか楽しいのですが、一部の敵がナイフを持って向かってくるなどの露骨な部分があるのと、全体的にパワー不足でやや寂しいのが気になります。
0号店はじめに戻る