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西予市を含め、愛媛県南予地域は山海に富んだ地形で、そのため縄文時代の遺跡や中世の城館址が豊富です。宇和町でも深山洞穴や城落岩陰遺跡など多くの縄文遺跡があります。縄文時代は狩猟採集の時代とされていますが、宇和を含めて南予地域からは赤石(赤色珪質岩)を使った石鏃が多く出土しており、弥生時代に入っても使われていたようです。
また宇和町は広い平野部をもつがゆえに、弥生時代の遺跡が数多く存在します。また九州や瀬戸内、高知と繋ぐ位置にあるため、弥生時代には文化の十字路として独特の文化が栄えました。特に歴史民俗資料館にも展示されている「西南四国型土器」は南予から高知県西部を中心に見られる土器で、この地域独自の文化が存在したことを表す資料です。また九州産の銅鉾や瀬戸内に多く見られる銅剣などの武器形青銅器も多く出土しており、こうした地域とのつがなりが強かったことを物語っています。米どころ宇和の原点は、こうしたさまざまな文化との交流の中で培われていったのです。 |
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古墳時代には多くの古墳が築かれ、南予の古墳の8割が宇和に集中しています。 |
▲笠置峠古墳(岩木) |
◇笠置峠古墳(岩木)
笠置峠古墳は平成9年から発掘調査が進められ、平成15年に調査が終了しました。標高400mを超える山頂に位置するため、宇和盆地や佐田岬半島、運がよければ九州まで見渡せることができます。古墳時代前期の前方後円墳で丹後地域との関係を示す遺物などが出土しており、現在整備に向けての取り組みを進めています。石城平野の北西方向の山頂を見てください。笠置峠古墳を覆った青いシートがきっと見えるはずです。
◇小森古墳(市指定文化財、山田)
小森古墳は古墳時代前期の前方後円墳と考えられていますが、未調査のため詳細はわかりません。現地は立木を伐採しており、見学可能です。
◇岩木赤坂古墳(岩木)
古墳時代中期の古墳で、墳丘の大半が破壊されています。鉄製甲胄が出土したことで著名な古墳です。ここも近い将来整備される予定です。
◇ナルタキ古墳群(市指定文化財、岩木)
古墳時代後期の古墳で、横穴式石室を持つ古墳です。1号墳が一部修復されて、石室の内部も見学可能です。見学には懐中電灯を持っていくことをお勧めします。2号墳は羨道部が崩壊していますが、墳丘は残っています。
◇松葉城・黒瀬城
いずれも中世に宇和を統治した西園寺氏の居城で、見学可能です。 |
▲岩木赤坂古墳(岩木) |
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| 住 所: |
愛媛県西予市宇和町岩木 |
| アクセス: |
JR予讃線卯之町駅より八幡浜方面へ車で10分 |
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