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・・・ 発売時期 発売及び利用期間 サブタイトル 解説


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平成21年夏
発売期間 
平成21年7月1日
〜平成21年8月31日まで
利用期間 
平成21年7月20日
〜平成21年9月10日まで
大人には、
いい休暇をとる、
という宿題があります。


いくつになっても、いい夏休みを。
 今回のポスターの舞台は、山口線篠目駅遠景。
時期はGW前後の午後三時頃でしょうか。谷間に作られた田んぼは田植えも終わり、水面には空や山の姿を写しています。
青春18きっぷ最大の繁忙シーズンである夏のポスターの図柄からすると、いささか季節が外れているような気がしなくもありませんが、それでも今回のこのポスターにはそれなりに深い意味が込められているような気がしてなりません。それはどういうことかといいますと、「山口線」という路線の性格にあるのではないかと思いました。
 ご承知の通り山口線は、あのSLやまぐち号が行き来する観光路線で、ポスターの舞台に選ばれた篠目駅付近は、隣の仁保駅から勾配がきつく、蒸気機関車も煙をたくさん吐き出しながら走る絶好の撮影ポイントです。また路線の途中には県庁所在地である山口駅を通る主要路線ではありますが山陽新幹線の停車駅である新山口(旧小郡駅)からは少々奥まっており、SL以外の普通列車はご覧の通りの1,2両編成のディーゼル車が行き来するローカルムード満点の閑散線区です。
 そうした山口線の事情をベースにポスターの図柄を視てみると色々な事が浮かんできます。
 その前にひとこと。
 今回は写真部分のサイズが小さく少々残念。A4サイズのこのチラシは例年全面もしくは3/4くらいは美しい風景写真やイメージ写真が占め、注意書きや販売期間の説明が残りのエリアに記載されているのが圧倒的ですが、今回は写真部分がほぼ半分(A5)となり、新企画として新たに7月から9月までのカレンダーが掲載されています。
 多くの人を魅了する美しい風景写真なのだから、もう少し大きいサイズで見たい気もしますが、それは中吊や駅のポスターなどに譲る事にして分析を進める事にします。
 さて、今回の写真のテーマはズバリ「光と影」、「陰と陽」ではないかと私は思いました。
 山間の谷底にある篠目駅と取り囲む小さな集落は、もう近くの山の端に隠れた太陽によって山の影に入ってしまいました。その篠目駅を発車したばかりの2両編成のディゼルカーが山影を抜け夕日のオレンジ色の陽の光に照らされて輝きながら加速して行きます。
 ちょうど写真の右上と左下を結ぶ対角線を堺に強く明暗が分かれ黄色い車体色と相俟ってより光のコントラストの強い写真になっています。
 山陽線と山陰線とを連絡する山口線はまさに「陰と陽」。この手の写真は案外と撮影が難しいものですが、この「陰と陽」を表すにはこの構図でなければなりません。
そしてそのテーマを鍵とすれば、そこに映し出されている風景の意味はさらに見えて来るように思います。
それは一つには、華々しい観光列車のSLが走る山口線と、普段のローカルムード満点の山口線が織り成すコントラスト、或いは美しい水田風景の中にポツリポツリと点在する休耕田の姿に国の農業政策の光と影を視るかもしれません。もっと深く考えるならば、山が高層ビルだとすれば、山村も大都会の真ん中も同じ陽の光で出来る「陰と陽」なのだと言うことかもしれません。
こんなことを考えながらコピーに目をやると、
「大人には、いい休暇をとる、と言う宿題がある。」という3行のフレーズ。
学校出てから○×年の私にも、久しぶりに響く「夏休みの宿題」と言う言葉。
そうなんですよね、ただ漠然と列車に乗ってのんびりと旅をするのも「いい休暇」の過ごし方ではありますが、でも、そこに車窓から見える風景から「何か」を感じることが出来たら一層「いい旅」になるように思えてなりません。
今回のポスターは、私にも「この夏は青春18切符を使ってそんな「宿題」を自分自身に課してみたい」と思わせるような良いポスターです。
そしてもう一つ。「何歳になっても、いい夏休みを。」
もともと年齢制限の無い青春18切符ではありますが、今回のポスターのターゲットはどうも中高年層に思えてなりません。
・・・・・でも、青少年と中高年は「光と影」であってほしくはありませんね。


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平成21年春

発売期間 
平成21年2月20日
〜平成21年3月31日まで
利用期間 
平成21年3月1日
〜平成21年4月10日まで
ゆっくり行くから、巡り逢えるもの。  永年、青春18きっぷのチラシを収集していると、きっぷの発売日には何となく朝からソワソワしてくるものですが、本日無事最新版を入手いたしました。
さて、夏・冬・春をワンサイクルにシリーズ化されている今回の青春18きっぷポスターは、夏の「ゆっくり行くから見えてくるもの」、冬の「ゆっくり行くから聴こえてくるもの」に続き、今春の「ゆっくり行くから巡り逢えるもの」で締めくくられました。
今回の舞台は、飯田線の天竜峡-千代間で、飯田線が撮影舞台となったのは今回が初めてでしょうか。飯田線といえば中央アルプスの谷間を行きますので険しく連なる山々をイメージしがちですが、今回は「雄大な山」というよりは富士の裾野のようになだらかに広がる山裾に深く刻まれた天竜川の渓谷美が目を引きます。鉄橋をわたる列車は、飯田線の主力というかロングランな電車が多い飯田線ならではのボックスシート車の119系電車です。飯田線は私がまだ少年だった昭和57年頃までは首都圏から都落ちした古豪の旧型電車が活躍する路線で有名でした。
また飯田線は中央線の辰野と東海道線の豊橋とを結ぶ全長195・7キロの長大ローカル線で、たとえば辰野を朝9:53分に発車する豊橋行きの全線走破列車が終点に到着するのはもう陽も傾きかけた15:54分で、実に6時間をかけて走ります。こんな特異な事情からなのか普通列車といえどもスーパーの買い物籠のようなカゴに各種の弁当を入れて売り歩く車内販売もあります。
また、所謂「秘境駅ブーム」のなかで当路線の駅も紹介されていますが、それも頷けるほど周囲に人家の全くない区間があり車窓は実に緑多い路線です。ゆえに製作者が今回のコピー「ゆっくり行くから、巡り逢えるもの。」を具体的にイメージする路線として当線を選んだのは当然の成り行きだったのでしょう。つまり目的地までの往復だけが主眼に置かれたせわしない特急列車の旅(=手段)では決して知る事の出来ないさまざまな巡り合い、それこそ行程そのものを楽しむ鈍行列車の旅(=フロー)でしか理解し得ないことなのかもしれません。
・・・・・ゆっくり走る列車がトンネルを抜ける。鉄橋を渡る列車の窓からは、深い渓谷が見え、その周りには溢れんばかりの新緑が目に飛び込んでくる・・・・・。
ローカル線の窓から見える日本の美しい風景。実に旅心誘われるポスターです。

それと、このチラシには前回に続き何気にこの春廃止される東京⇔九州間の寝台特急の惜別の情が込められていると思われます。それは下の部分に小さく描かれた桜色の日本列島をかたどったヘッドマークを掲げるEF65型機関車がそうなのですが、添えられた「あしたへ、あのころへ、鉄道の旅」というコピーからも何となく感じられます。
もしそうならば、ブルートレインや特急列車とは全く縁のない青春18切符ではありますが、私も感謝の気持ちを込めて書き添えたいと思います。
  
  あの頃夢中になった九州行きブルートレイン。
  少年時代の思い出の中を走ったブルートレイン。
  長い間夢をありがとう。
  列車はなくなっても僕の思い出の中にいつまでも走り続けています。
  本当にありがとう。さようなら。




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平成20年
〜21年冬
発売期間 
平成20年12月1日
〜平成21年1月10日まで
利用期間 
平成20年12月10日
〜平成21年1月20日まで
ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。  平成20年も早くも12月。師走になると皆が忙しくなるのは世の常ですが、今年は特に米国のサブプライム問題に端を発した世界的な金融危機を背景に、景気は急速に後退し政局の不透明さとあいまってどうもマインド的にマイナス方向ばかりに傾斜した年の瀬のように感じられます。
そんな暗い話題ばかりの世相ではありますが、年に三回発売される青春18切符の内、今冬の回もいつもの年と変わることなく12月1日に無事発売となりました。
さっそく駅で貰ってきたチラシをじっくりと観察すると今回のロケ地は、久大本線の由布院⇔南由布間です。雄大な由布岳を背景に朝もやの中を行く単行のディーゼルカー。そしてコピーは「ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。」です。構図もコピーも前作の夏のバージョンに似ていますが、夏・冬・春をワンサイクルにシリーズ化されている青春18切符ポスターの最近の傾向としては定番と言った所でしょう。
さて、今回もこの構図とコピーを元に私なりにこのポスターの意味する所を読み解いてみると、ポイントは「朝霧」にあるのではないかと思いました。
冒頭にも書きましたが、今我国は景気が一気に冷え込み、あたかも季節と同じように社会全体が冬に向かっているかのような感じですが、それはこのポスターにも表現されている霧に形容されているのではないでしょうか。まさに「五里霧中」状態です。しかしそんな状況下でも鉄路を辿って列車は進む・・。たとえスピードは落ちたとしても進みさえすれば必ず次の駅に到着します。背景の山も空もいつもと変わらずそこにあります。「迷わず焦らずディーゼルエンジンのようにトルクをかけて粘り強く登って行けば霧は必ず晴れる。」今回のポスターはそんな意図を込めた社会への声援のように思えてなりません。
そしてもう一つ、今回のポスターで私が「はっ」とさせられた事があります。
それは「音」です。前作の解説で私は、青春18きっぷの旅の極意は、ゆっくりと進む鈍行列車の開け放たれた窓から見える景色にこそあるのだと書きましたが、それに付随して旅をより愉しくするポイントは、実は「音」なのです。
今、各地をゆく普通列車は電車か気動車ですから聴こえてくるのはモーター音やエンジン音(それはそれで趣はありますが。)ばかりですが、各地のローカル列車がまだ旧型客車で運転されていた頃は、それこそ窓の外からさまざまな音が聴こえてきたものでした。
走っていればレールの音。海辺の駅に止まれば波の音。或いは駅に停まる時や発車するときの連結器がぶつかる音。また駅に停まって一瞬静まり返った列車の下から聞こえてくる虫の声などもあったでしょう。それらはまさに「聞く」のではなく「聴こえてきた」音です。
いつしか客車列車は電車や気動車となり、旅のお供にはいつもポータブルレコーダーや携帯電話が一緒になりました。私自身もイヤホンで音楽を聞きながら旅することが多くなり、風景の音々はいつの間にか忘れ去ってしまっておりましたが、今回のコピーは、ふとそんな忘却の彼方のあった旅の楽しみの一つを俄かに思い出させてくれるものでした。
「ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。」
景色に音が加われば、旅の楽しみに奥行きが広がります。やっぱり青春18きっぷポスターは奥が深いですね。今回のポスター、実に気に入りました。
折角なので今シーズンはどこか北の方に「雪の音」でも聴きに出かけてみましょうかね。


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平成20年夏
発売期間 
平成20年7月1日
〜平成20年8月31日まで
利用期間 
平成20年7月20日
〜平成20年9月10日まで
ゆっくり行くから、見えてくるもの。  7月に入り、また今年も駅の掲示板に青春18きっぷのポスターが一斉に貼り出されました。
今回のロケ地は、北海道は室蘭本線、有珠⇔長和間を行く単行のディーゼル列車です。
やっと水田に水が張られた北国の遅い田植えの時期、青く澄んだ内浦湾の向こうに見える山は駒ヶ岳でしょうか。北海道らしい実に雄大な景色です。
そして今回のコピー「ゆっくり行くから、見えてくるもの。」は、鈍行しか乗れない青春18きっぷの旅行スタイルと旅のヒントを与えてくれる重要なキーワードです。そしてそのコピーをヒントに構図を読み解いてみると、次のような意味合いが込められているのではないかと分析しました。
2008年7月7日、偶然にも、この切符の発売時期と同時期に行われた世界先進8カ国の首脳が一堂に会した北海道洞爺湖サミット。
その舞台である洞爺湖はこの方角とは逆の方向にあります。
タイムリーなサミット会場の遠景をあえて選ばず、間逆の内浦湾とその向こうの駒ケ岳を絵に選んだのは北海道特有の開拓の歴史と密接に関係があるのではないかと思われました。
それはいわゆるタコ部屋労働の事実です。
タコ部屋労働の凄惨さは小池喜孝氏の著作「常紋トンネル-北辺に斃(たお)れたタコ労働者の碑」に詳しい所ですが、実はこの美しい景色を行く室蘭線の線路の下、いや北海道の線路と言う線路の至る所にタコ労働者の血と汗が染み込んでいるのです。
今回の撮影者の意図の本当のところは知るべくもありませんが、華やかな国際会議の舞台を敢えて選ばず、衰退の一途を辿る北海道の鉄道網を選んだのは、まさに、そうした忘れ去られようとしている開拓の歴史と多くの犠牲の上に建設された北海道の鉄道を振り返ってみよとのメッセージに思えてなりません。
青春18きっぷの旅の極意。それはまさに窓も開かない特急列車の車窓からではなく、鈍行列車の開け放たれた窓の下に見える風景。
熊笹の下に埋もれた歴史はまさに「ゆっくり行くから、見えてくるもの。」なのではなかろうかと思うのです。


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平成20年春
発売期間 
平成20年2月20日
〜平成20年3月31日まで
利用期間 
平成20年3月1日
〜平成20年4月10日まで
出会いに、年齢制限はありません。  青春18きっぷには実は年齢制限がないことを広く世間にアピールし、とくに「若者のきっぷ」と先入観を持っている中高年層の利用促進を狙ったかのようなコピーも夏の「初めてに、」、冬の「冒険に、」と続き、この春の版では「出会い」で締めくくられました。
「出会いに年齢制限」と言いますと、我々レイルファンは、もともとファンの男女比率が男性過多であるし、女性の目にはその行動が奇異に映るらしく、出会いが少なく、下手をすると「女性と喋るよりは旅に出た方がいい」という消極的な人も多く、レイルファン仲間を見回しても比較的婚期が遅れがちではありますが、そんな意味で今回のポスターの図柄に選ばれた瀬戸大橋線は、「出会い」と言う言葉にはぴったりのシチュエーションではないかと思われます。
それはどういうことかと言いますと、天童よしみさんの歌う「珍島物語」の歌詞を思い出していただきますと良いのですが、知らない人もいると思いますので著作権に触れない程度の歌詞を書きますと、
  ♪海が割れるのよ 道が出来るのよ 島と島とが 繋がるの・・・・
とまぁこんな歌詞なのですが、かつて宇高連絡線で結ばれていた本州と四国も、この瀬戸大橋線の開通により、まさに島と島とが繋がったのです。
永年の悲願であった本四連絡線。本州と四国が鉄路で硬く結ばれたと言うわけです。そして色々な出会いを乗せて今日も走り続けています。
夕陽をバックに瀬戸内の穏やかな風景と、何気なく写る走行中の列車のシルエットの演出が、なかなか素敵なポスターです。


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平成19年
〜20年冬

発売期間 
平成19年12月1日
〜平成20年1月10日まで
利用期間 
平成19年12月10日
〜平成20年1月20日まで
冒険に、年齢制限はありません。  JR発足20周年を前面に押し出し、販売されてきた今年の青春18切符も、この冬のバージョンで一区切りです。そして、毎年の事ですが、この冬のバージョンのポスターが駅や列車に掲示し始めると世の中は忙しい師走に入ります。
と言うわけで、さっそく貰ってきたポスターが左の画像のとおりです。
じっくりと今回の図柄を眺めてみると、色調や構図がなんとなく前回夏のバージョンにそっくりです。おまけに「年齢制限はありません」と言うコピーまでそっくり。
強いて違いを言うならばロケ地は別として、画面半分を占める水面(今回は海ですが)が夏のそれに比べて、白波が立ち風が強い事を示唆させる様子が北国の冬を現わすくらいでしょうか。
さて、今回のロケ地ですが、私はパッと見、それが何処であるかすぐにわかりました。
所は、富山県内JR氷見線雨晴海岸です。
私は小さい頃、夏になると毎年のように高岡の親戚の家に遊びに行っていましたが、この雨晴海岸に何度か海水浴に連れて行ってもらったのです。
夏は穏やかな海水浴場も、冬場はやはり日本海。鉛色の海面と重い雪雲の垂れ込める景色が続きます。
冬の北陸線を旅していると、いつも頭に浮かんでくるのは森昌子さんのヒット曲「哀しみ本線日本海」のフレーズです。
♪何処に帰るの海鳥達よ〜シベリア颪の北の海〜
正月休みは日本海側を旅してみようかな。・・・でも今シーズンは雪が多そうだし、どうしようかな・・・。
♪ヒュルリ〜

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平成19年夏
発売期間 
平成19年7月1日
〜平成19年8月31日まで
利用期間 
平成19年7月20日
〜平成19年9月10日まで
初めてに、年齢制限はありません。  時の経過は早いもので、つい最近JR発足20周年記念お値打ち価格の春版「青春18きっぷ」が発売されたと思ったら、もう最大の書き入れ時である「夏の青春18」の発売時期となりました。
7月に入り、さっそく駅で新作のチラシを貰ってきてはいたのですが、帰宅後も、外に抱えている事などがあり、ついついとHPの更新が遅れてしまいました。
 さて、今回の図柄ですが、一瞬「冬?」と見間違うほど、ここ最近の鮮やかなブルーを基調とした大胆な構図の写真から一転して、モノトーンな仕上がりになっています。
所は、JR北上線の ゆだ錦秋湖⇔ほっとゆだ間で平成15年夏の回でも使われている箇所です。
北上線はこのように景色が良いだけでなく、沿線には温泉も点在していますので、私的にも足の向きやすい方面です。
 ところで、今回のサブテーマですが「初めてに、年齢制限はありません。」ですが、これまでの傾向からすると少々違和感のあるコピーです。
 思いますに、「旅慣れた」というか、我々「青春18トラベラー」にとっては至極当たり前のことなのですが、どうも、特に鉄道(鈍行)旅行に関心のない一般の方々の中には、フルムーンパスの類のように、そのネーミングのせいか、年齢制限があると思っている方が多々いるようです。仮に18才限定であるとするならば、私などは遠の昔にアウトな訳で、本編に記載しているような旅行記などは書けません。と言うわけで、今回のコピーはこうした誤解を解く意図もあるのでしょう。
 新幹線の延伸や第3セクター化で、最近は経営がJRから分離される路線も多いですが、こうした線区を避けるも良し、別料金を払って通過するも良し、私はその時々の気分と時間・行程等を勘案して使い分けております。
 鈍行派トラベラーの強い見方である「青春18きっぷ」。おおいに利用して旅を楽しみたいものです。


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平成19年春
発売期間 
平成19年2月20日
〜平成19年3月31日まで
利用期間 
平成19年3月1日
〜平成19年4月10日まで
窓を開けると、列車の中まで春になった。 祝:JR発足20周年
 今に続く旧国鉄からの全国フリーパス型きっぷ(青春18きっぷ・フルムーンパス・ナイスミディパス)は、根強く人気のあるきっぷですが、一方で鉄道ファンの間では『分割民営化以降その売り上げの配分方法を巡ってJR各社がモメているので、(そうした全国フリー型きっぷは)いつ廃止になってもおかしくはないのだ』という噂話がだいぶ以前からささやかれているのですが、そんな心配はどこ吹く風、本日無事に春シリーズが発売となりました。しかも今回のきっぷは、「JR発足20周年」と銘打って5日分8,000円也の超お値打ち価格での発売です。1日あたりに換算すれば、僅か1600円。往復なら800円以上のところに出かければもう元が取れてしまう出血大サービスです。大変ありがたい事です。
思えば、あの日本国有鉄道消滅から20年。当時国鉄は累積する赤字でにっちもさっちも行かず、高校生だった私の目からも荒廃を感じさせた国鉄の職場の雰囲気。分割民営化についても賛成反対色々な意見がありましたが、さまざまな努力と犠牲を払ってようやく今のJRになったと言う感じがします。
そんなJRも早いもので発足20周年。どこの会社でも節目となるときには何かしらの記念事業を行うものですが、屈指の大企業であるJRグループが行う周年記念事業の企画としては、今回の青春18きっぷの記念価格による値下げ発売は、普段JRを利用している方々はもちろんですが、それよりは寧ろ、我々レールファンへの心からの感謝の気持ちと私は素直に受け取りました。
 さて、いつものように図柄に目をやると、今回は20周年記念ということで実に鮮やかな黄色一色がまず目を引きます。
 一面の菜の花畑(よく見てみると合成のような気もしますが。)の背景を行くのは、その美しいシルエットがわが国でも5本の指に入る鹿児島県の開聞岳です。そしてその前を行く単行の気動車は指宿枕崎線です。それは、県の代表駅である鹿児島中央駅とかつお漁の町枕崎を結ぶローカル線ですが、途中には砂風呂で有名な指宿温泉もありなかなか見所の多い路線です。写真に写る開聞岳の眺めは本当にすばらしく是非また一度訪れてみたい場所のひとつです。
 それと、今回はもう一つ特筆すべき点があります。それは3月18日に予定されているJRダイヤ改正による、青春18きっぷトラベラー御用列車である東海道線のムーンライトながら号の時刻変更に関することです。これについては、すでに鉄道ファンの間でもさまざまな意見が飛び交っておりますが、それについては後日、ページを改めて検証してみたいと思っています。
 兎にも角にもJR各社様、発足20周年おめでとうございます。鈍行派トラベラーの味方「青春18きっぷ」を今後とも発売のほどよろしくお願いいたします。


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平成18年
〜19年冬

発売期間 
平成18年12月1日
〜平成19年1月10日まで
利用期間 
平成18年12月10日
〜平成19年1月20日まで
余計な音は、ありません。  年に3回、春夏冬と発売される青春18きっぷも年末年始のわづかな期間にのみ発売される冬のシーズンはその利用期間の短さゆえに、5日分の券片はもてあまし気味です。
 それはさておき、さっそく駅でもらってきました今シーズンの最新ポスターの第一印象は、「あっ!去年と一緒だ!」でありました。2枚並べてみますと、まるっきり一緒と言うわけではありませんが、一面の雪の原を行く気動車列車と言う構図は共通しています。そして今回の旅の舞台は、北は北海道富良野線の上富良野⇔美馬牛間であります。夏のシーズンならばなだらかな丘に耕作された畑が、どことなく西洋的な雰囲気を漂わす大変絵になる風景の所でありますが、冬の訪れと共に雪深く覆われた大地には、そんな風景は全く感じられません。そしてサブタイトルにあるように「余計な音は」一切聞こえてこない静寂な世界があるのみです。
 そんな風景の中でも鉄道は走り続ける。春を目指して黙々と。
少々キザっぽく締めくくりたくなるのが今回のポスターです。


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平成18年夏
発売期間 
平成18年7月1日
〜平成18年8月31日まで
利用期間 
平成18年7月20日
〜平成18年9月10日まで
この夏の新色です。  真っ青な海原に敷かれたレールを行く2両編成の気動車。それは一見すると海の中を走っているのかと見間違うほど。今回は実にダイナミックな構図のポスターです。
車窓に海が大きく見える駅や区間は日本全国にいくつかありますがこのポスターのように右を見ても左を見ても海と言う風景はそうお目にかかれません。所は参宮線の(臨)池の浦シーサイド⇔鳥羽です。
 昔から鳥羽や伊勢志摩などは有名な観光地ですが、なるほどと頷く風景です。
さて、サブテーマですが「この夏の新色です。」です。単純に解釈すると、この鮮やかな青が「新色」なのかと思われますので、これまでのパターンを勘案すると、今年の冬と来年の春のポスターもおよそ方向性が決まったように思われます。恐らく似たような構図でそれぞれテーマ色は「白」「緑」という事になるのでしょうか。ちょっと安易な感じがしなくもありません。
 さて、辛口な寸評はこの辺でやめておくとして、まず私がこのポスターをみて連想したのはのは、鮮やかな青が映える昼間の風景ではなく、夕日に照らされたオレンジ色の風景を思い浮かべました。それは宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」で、主人公千尋が銭婆(ゼニーバ)の所へ行く為に乗った電車から見た景色です。映画を見たことがある人でないとちょっと理解しずらいかもしれませんが私はそんな印象を持ちました。
皆さんはどんな感想をお持ちですか?


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平成18年春
発売期間 
平成18年2月20日
〜平成18年3月31日まで
利用期間 
平成18年3月1日
〜平成18年4月10日まで
緑も、
空気も、
私も、
あたらしく。
 春を迎え、またまた青春18切符の発売時期となりました。
今回の「ロケ地」は、山陰のローカル線「木次線出雲坂根」です。木次線はこの10数年間で列車本数が激減し、芸備線との分岐駅である備後落合駅を発車する列車は1日に3本しかありません。
また勾配がきついため、この出雲坂根駅では大変珍しい3段式スイッチバック構造になっています。また、この出雲坂根駅ホーム上に湧き出す泉「延命水」は大変おいしい水でスイッチバックの為の停車中にペットボトルにこの水を汲む旅行者が多く見られます。
 さて、夏=青、冬=白とそれぞれイメージカラーを定めて展開された今回のシリーズもいよいよこの春の発売で一区切りです。
 そして今回のテーマ色は「緑」。私は黄色か桃色かな?と予測していましたがちょっとハズレてしまいました。また、今回のサブテーマは、「緑も、空気も、私も、あたらしく。」です。
このテーマは実に前向きでよいコピーです。
1月が年の初めなら春は進入学、就職など様々な門出の季節。また、40年前後の勤め人生活を全うし、定年退職を向かえ悠々自適の年金生活を開始する人もあるでしょう。そんな季節にはやっぱり写真のような長い冬の眠りから覚めた森や林の一斉に芽吹きだした新緑がぴったりです。何もかもが躍動する季節は、身も心もウキウキルンルンするものです。
今年はサンパチ豪雪以来の大雪で平成18年豪雪と命名されたとか。でも春は確実にやってきます。「真っ白な画用紙」が「緑」一面に染まるのはもう間もなくです。


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平成17年
〜18年冬

発売期間 
平成17年12月1日
〜平成18年1月10日まで
利用期間 
平成17年12月10日
〜平成18年1月20日まで
旅は、真っ白な画用紙だ。  前回すなわち夏の青春18きっぷポスターのイメージカラーは「青」でした。夏のイメージを具象化するかのような一面の青い海がすべてを現していましたが、今回の冬のテーマは「白」です。
冬=白=雪と言う訳で、一面の雪原の中を行く1両のローカル線列車が今回のポスターの図柄。
青春18切符では珍しいモノトーンとなりました。
所は豪雪地帯の新潟県、長野県を走る飯山線 上境⇔上桑名川間をゆく単行気動車です。
雪降る真冬のローカル線の暖房の効いた車内。曇る窓ガラスに指で字を書いたり絵をかいたり。それもまた一つの汽車旅の楽しみです。
青→白ときて、来年の春のポスターテーマも何となく想像できますが、予想が当たるかどうかは3ヵ月後の春シリーズの発売が楽しみです。


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平成17年夏
発売期間 
平成17年7月1日
〜平成17年8月31日まで
利用期間 
平成17年7月20日
〜平成17年9月10日まで
あの頃の青を探して。  「♪時はぁ巡りぃ〜また夏が来て〜」なんて口ずさんでいるうちに、またまた青春18切符の発売シーズンになりました。年に三回発売されるこの切符も「夏」が一番の書き入れ時です。
春から冬へ3回続いた「旅のキーワードシリーズ」は予想どおり1年で終了し今夏からは新シリーズが始まりました。一面真っ青の凪の海を背景に行く列車は、18切符ポスターの定番撮影地である四国は予讃本線の串⇔喜多灘間です。
瀬戸内の海を背景に実に美しい光景です。そして今回のコピーは「あの頃の青を探して。」
人は色々な目的を持って旅に出ます。団体旅行、観光旅行、出張旅行etc、あるいは自らの想い出を訪ねる旅もあるでしょう。「青」と言って想像できるもの、それは青春、すなわち若かりし頃の旅の思い出を再びなぞると言う事かもしれません。そんな意味ならば今回の旅のターゲットは青年を通り過ぎた世代なのかもしれません。齢(よわい)重ねても「青春18きっぷ」。このきっぷの本質を突くコピーだとは思いませんか?


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平成17年春 発売期間 
平成17年2月20日
〜平成17年3月31日まで
利用期間 
平成17年3月1日
〜平成17年4月10日まで

懐かしい友達に再会するような、そんな旅でした。
 冬のシーズンと春のシーズンは発売期間が短いため、夏のシーズンに比べるとあまり利用頻度は高くありませんが、それでも毎年春の発売時期には旅に出たくて何となくウキウキとした気持ちになるものです。昨夏から始まった旅のキーワードシリーズも3回目を迎えました。今回のキーワードは「再」。初めて乗る線の列車の窓からの風景がどこかで見た景色に感じられることがよくありますが、そんな様子を表しているような気がします。
さて、今回のポスターの舞台は、北海道釧網線の浜小清水〜止別間です。荒涼としたなーんにもない素朴な風景は北海道を置いて他にありません。九州、紀伊、北海道と北上をつずけてきた旅の舞台も、次回の夏シーズンからは新シリーズが予感されます。
一方、私もせっかくなので、この切符を使って、愛地球博にでも出掛けてみようかなと思うこの頃でございます。


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平成16年冬
発売期間 
平成16年12月1日
〜平成17年1月10日まで
利用期間 
平成16年12月10日
〜平成17年1月20日まで

出かけなければ、決して会えないのだ。
 年末年始の僅かな期間に発売される冬の青春18きっぷ。このポスターが駅や列車の掲示板や広告に張り出されるといよいよ忙しい師走がやってきます。
今回のポスターの舞台は参宮線の五十鈴ヶ丘⇔二見湖間を行く単行気動車。雪のない太平洋側の真冬を思わせる寒々とした背景をバックに湖上を渡る鉄橋をゆっくりと走ります。誰もいない静かな湖は冬の風景にぴったりですが、よく見ると頭上を覆う木の枝には、早くも新しいつぼみが膨らみかけています。恐らく「さくら」でしょう。冬の空の元じっと春を待つさくら。春を控えた年末年始の青春18切符ポスターにぴったりの構図です。
その他で特筆すべきことは、注意欄に、去る10月23日に発生した新潟県中越地震に伴う運休や遅れなどの懸念が記されています。


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平成16年夏
発売期間 
平成16年7月1日
〜平成16年8月31日まで
利用期間 
平成16年7月20日
〜平成16年9月10日まで

この旅が終わると、次の私が始まる。
 夏の風物詩「青春18きっぷ」も23回目の夏を迎えました。
ポスターの図柄は1年間続いた「旅の公式シリーズ」はひとまず終わりを告げました。
今回のキーワードは「始」。それは「旅のはじめ」、「人生のはじめ」などあらゆる事柄の最初を表す言葉。実に前向きな言葉です。
そして、ポスターに写された風景をよくよく観察してみると、所は九州肥薩線の大畑駅界隈です。この駅は普通に読めば「おおはた」ですが、有名な難読駅で、実は「おこば」と読みます。そしてこの付近は連続する勾配を緩くするために設けられたループ線やスイッチバックのある、マニア泣かせの路線です。写真はまさにそのスイッチバックの中間を行く、火の国九州に似合う真っ赤な塗装の単行ディーゼルカーが行きます。それはすなわち「人生スイッチバックの連続」ということを暗示し、サブタイトルの「この旅が終わると、次の自分が始まる」というコピーへと続くのではないでしょうか。実に奥の深いポスターです。


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平成16年春
発売期間 
平成16年2月20日
〜平成16年3月31日まで
利用期間 
平成16年3月1日
〜平成16年4月10日まで
√a=18
旅路(ルート)のなかでは、人はいつも18(age)である。
 今回のポスターの舞台は、呉線須波駅。形式は昨年夏から続く「旅の公式シリーズ」第3弾。
写真の感じも過去2回と大変よく似た構図で、ちょっと見ただけではどの回の分であるか判別できないくらいです。
朝焼けの須波駅を行く列車をバルブ撮影したのでしょう。薄暗い線路を行く列車の窓からもれる明かりを一筋の線として描いています。そしてよく見てみると後方の湾の中にも数本の明かりが見えます。漁船か何かでしょうか。撮影者の意図がそこまであるかどうかはわかりませんが、戦後世代が大部分を占めるようになったこの国の、特に若い世代へのメッセージが込められているような気がしてなりません。 と言うのも、広島の呉といえば、戦前は東洋一とうたわれた軍港があったところ。そうした暗い戦争の歴史を持つ湾の向こうに明るい夜明けの光が見える・・。日本は敗戦後、新しい国づくりの夜明けとして、がむしゃらに働き続けた我々の父親や祖父の世代。そして世界に類を見ないほどの復興を遂げた日本。
そして今、この国が抱える問題は、毎日のように伝えられる、幼児虐待、殺人、自殺、リストラ・・・。一体どこで歯車が狂ってしまったのか・・・・。そんなことを思いながら、今回のサブタイトルに目をやると、「旅路の中では、人はいつも18」と言う一文が飛び込んできます。一概にそうかなぁ?と思わないでもありませんが、確かにこの切符で旅するときは、少なくとも「気持ち」だけは18歳の自分であるような気がします。ただし、肉体的な年齢はまったく別です。
青春18切符は年三回の発売ですが、トップシーズンである、新緑と紅葉のころには設定がありません。この期間にも是非とも設定してほしいと思う私なのでした。


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平成15年
〜16年冬
発売期間 
平成15年12月1日
〜平成16年1月10日まで
利用期間 
平成15年12月10日
〜平成16年1月20日まで
I=t人2
旅の印象(Impression)は、時間(time)と出会った人々に比例する。
 今回の旅の舞台は、紀勢本線の相賀⇔尾鷲間の遠景です。ゆるくカーブした高架の上を行く4両編成の気動車。その向こうには、いかだが所々に浮かぶ入り江が広がっています。柔らかなオレンジ色の陽の光と、山の影が絶妙なコントラストを醸し出しています。私はこの「コントラスト」と言う概念を一歩踏み込むとするならば、このポスターにはもうひとつの意味が込められていると分析します。それは画面下部に広がる休耕田の姿です。今年は、天気が不順で全国的に作柄は平年以下となり、一部のブランド米は昨年よりも何割も高い値段で売買されているとか・・。しかしその一方でこうしたブランド米産地以外の地域では減反政策の影響でこうした休耕田が列車の窓からも確認できます。米あまり→減反→不作→価格暴騰・・・・・国の農業政策の光と影。そんなものをこのポスターから感じます。
一方、コピーは、前回につづく「旅の公式シリーズ」第2弾となりました。I=t人2<旅の印象(Impression)は、時間(time)と出会った人々に比例する。
確かに旅の核心を突く公式です。旅先で出会う人のいろいろな印象が、その旅を印象深い物にするかすぐ忘れてしまうような旅にするかを左右するものです。私の場合、旅行記の格好のネタとして、出会いを大切にするよう心掛けています。


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平成15年夏  発売期間 
平成15年7月1日
〜平成15年8月31日まで
利用期間 
平成15年7月20日
〜平成15年9月10日まで
 「E=(km)2旅の楽しさ(Enjoy)は、距離(km)の2乗に比例する。」  今回のポスターの撮影場所は、北上線 ゆだ錦秋湖−ほっとゆだ間です。山奥の真っ青な湖に濃い緑、鉄橋の赤と実に鮮やかな色彩を感じる構図です。
さて、今回のポスターからは従来私が主張しております「無駄なモデルの登用」が廃されたパターンとなりました。青春18きっぷ発売20年の歴史のうちモデルの登用がないのは、本当にごく限られた回数しかありません。最近では「改札口の風景シリーズ」以来3年ぶりくらいでしょうか。やはりこの方がすっきりします。
 さて、今回のポスター、小さい字の注意書きをよく読んでみると恐るべき記載が見られます。
それは・・・・
「【ご案内】従来、運転していました全車自由席の東海道本線夜行臨時普通列車(品川発大垣行・大垣発東京行き)の運転はございませんので、ご注意ください。)」
と言う一文です。何たることでしょうか。青春18きっぷトラベラー泣かせもいいところです。全車指定席のながら号の指定料金の500円が惜しくて言っているのではありません。全車指定席のながら号だけでは輸送力の不足は否めません。この辺のところをJRはどう考えているのでしょうか。恐らく、積み残しが発生し、駅では怒号が・・・
と言う訳で、良識ある18切符トラベラーの皆さん、JR東海に対し、夜行列車増発の請願の手紙、メールを送りましょう!


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平成15年春  発売期間 
平成15年2月20日
〜平成15年3月31日まで
利用期間 
平成15年3月1日
〜平成15年4月10日まで
この旅が、いまの僕である。  まづ、今回の図柄ですが、前回に引き続いて、一人の青年の背後から鉄道のある風景を写す。という構図です。
一方、今回の撮影地は、高山線の焼石−飛騨金山間です。
よくよく考えて見ますと、私はまだ高山線に乗ったことがありません。結構、景色はよさそうだと思いました。いつもながら、ポスター製作者は、よい場所を探してくると感心します。
 主人公の青年の眼下に広がる湖の水面には、周辺の山々と青い空を写して、とてもきれいな風景です。
 でも、人工的な工作物(鉄道と山の上の送電線と鉄塔)以外は何もない、山奥の池のほとりで、この青年はいったい何をしているのか?
列車を眺めているだけ?
湖を見に来た?etc
色々考えてみましたが、このポスターからだけでは読み取れません。
でも、旅なんて人それぞれなんですね。まさにサブタイトルにある「この旅が、いまの僕である。」そのものです。
春の期間は、休みがあまりなく、なかなか利用できませんが、主なユーザーは大学生辺りでしょう。サラリーマン向けに3日間タイプなんて商品も、そこそこ需要があると思いますがどうでしょうか。一度グリーンカウンター(JR東日本のお客様窓口)に提案してみましょうかねぇ。


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平成14年
〜15年冬 
発売期間 
平成14年12月1日
〜平成15年1月10日まで
利用期間 
平成14年12月20日
〜平成15年1月20日まで
冒険が足りないと、いい大人になれないよ。  図柄ですが、遠目には最近の定番である、『一人の青年が駅の施設を背景に旅を一息ついている』ような構図で、今回もその流れかと思っていましたが、家に帰ってきてじっくり見てみると、今回のモデルさんは女性のようです。
  一方、風景に目をやると、そこは冷たい風が吹き、荒涼とした海辺の線路を行く単行の気動車。少女の腰掛けるのは、主のいないボロボロの漁船の舳先。ところは大湊線の有戸−吹越間です。
あと、特筆しておくことは、注意書きの欄に、「津軽海峡線木古内〜蟹田間内の各駅及び石勝線新得〜新夕張間内の駅相互発着の場合に限り、特急列車の普通車自由席に乗車できます。当該区間をまたがって乗車する場合は乗車全区間の特急券・乗車券が必要です。」と書かれています。
津軽海峡線では快速列車が廃止されてしまったのでその救済措置でしょう。
それにしても、いつもながら、旅に出てみたいと思わせる場所を探してくる製作の人には感心します。
 ここのところ18きっぷトラベラーには受難が続いています。12月1日の、東北新幹線八戸開業により在来の東北本線は第3セクターに分離されてしまったので北へのルートは選択肢が減ってしまいました。多くのトラベラーは奥羽線か羽越線周りとなりますので、旅程を組むのが大変になりました。また編成の少ない列車で、着席率が減るのではないかと心配してしまいます。新幹線の延伸は在来線の廃止につながり、将来的に青春18きっぷもなくなる運命にあるのでしょうか・・・。実に不安です。


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平成14年夏  発売期間 
平成14年7月1日
〜平成14年8月31日まで
利用期間 
平成14年7月20日
〜平成14年9月10日まで
自分の部屋で、人生なんて考えられるか?  美しい海岸でひと時の休憩をする一人の青年旅人。
ところは、山陰本線(折居⇔三保三隅)間です。ここ数年こうした紙面の80%を占める空と小さな駅と青年と言う構図のポスターが続いており撮影地も山陰線が何度か選ばれています。もうこうした風景は山陰や北海道ぐらいにしかないのでしょう。
今回のテーマは「自分の部屋で、人生なんて考えられるか?」です。偏屈な見方をすれば、人生なんて何処だって考えられると思いますが、そこは宣伝文句なので良しとしましょう。
 私自身「本当の自分」を探して旅に出ますが、なかなか答えは見つかりません。
 それにしても、いいところですね。行ってみようかなぁ。


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平成14年春  発売期間 
平成14年2月20日
〜平成14年3月31日まで
利用期間 
平成14年3月1日
〜平成14年4月10日まで
タンポポみたいに旅に出た。  ロケ地「五能線驫木駅」
 「タンポポみたいに旅に出た。」春の花の代名詞の一つであるタンポポ。その可憐な黄色い花のあとには、白い綿毛についた種が風に乗ってふわふわと飛び立ちます。
タンポポの綿毛のようにふわふわと旅に出る。これもまた青春18切符トラベラーの旅の楽しみの一つです。
 さて、今回のポスターのロケ地は、秋田県から青森県の日本海側を走る五能線驫木駅(とどろき)が舞台です。日本海の荒波をもろに受ける海岸ぎりぎりにある小さな駅「驫木」。タンポポの綿毛はおろか花さえもまだ咲かぬ早春の北の小駅で列車を待つ一人の青年はこれからどこへ向かうのか。
南か、更に北か。あてのない旅に出る。それは一つの旅の理想かもしれません。


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平成13年
〜14年冬 
発売期間 
平成13年12月1日
〜平成14年1月10日まで
利用期間 
平成13年12月10日
〜平成14年1月20日まで
なんでだろう。涙がでた。  ロケ地「山陰本線鎧駅」
 「なんでだろう。涙がでた。」・・・・人は辛いとき、哀しいとき、嬉しいとき、感動したときなど感情が大きく揺さぶられたとき、自然と涙が出てくるものです。
例えば、とても辛いことがあったとします。誰にも言えない、誰にも相談できない。そんな状況がしばらく続くと、それはストレスとなって体のあちこちに影響が出ます。感情が抑えられず、道を歩いていて「ポロッ」と突然涙が出たり・・・。
 また、感動した時にも涙が出ます。誰もいない田舎の小さな駅に降り立ったとき、ふと懐かしい思いや、風景のすばらしさに見とれて涙が出る。
 私が思うに、青春18切符での一人旅の極意は、そこにあると思っています。有名な観光地では得られない旅の感動。それは普通列車しか乗れない青春18切符ならでは仕業です。
さぁ皆さん!旅に出ましょう。


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平成13年夏  発売期間 
平成13年7月1日
〜平成13年8月31日まで
利用期間 
平成13年7月20日
〜平成13年9月10日まで
夏休みは、寝坊が一番もったいない  ロケ地「紀勢本線大曽根浦駅」
 早朝の紀伊半島にある小さな港町の小さな駅のホームで列車を待つ一人の青年。恐らく始発の列車を待っているのでしょう。前の晩はこの港町の旅館に泊まったのか、それとも駅寝かはたまたこの町の青年なのか・・・・。サブコピーの「夏休みは寝坊が一番もったいない」をあらわす風景です。確かに青春18切符は各駅停車の普通列車しか乗れませんのでできるだけ遠くに行くためには朝早い列車に乗らなければなりません。そんな意味で東海道線や上越線の普通夜行列車は我々の強い味方です。最近夜行列車は削減傾向にありますが大いに利用して旅を楽しみたいものです。


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平成13年春  発売期間 
平成13年2月20日
〜平成12年3月31日まで
利用期間 
平成13年3月1日
〜平成13年4月10日まで
たまには道草ばっかりしてみる。  ロケ地「日田彦山線大鶴駅」
 寒い時期はやはり南国でしょう。今回は九州の大鶴駅です。九州らしい低い山。ホームを照らす街灯のほかには、電線も電柱も架線もない広々とした空。こんな場所がまだまだあるのだと再認識させられました。


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平成12年
〜13年冬 
発売期間 
平成12年12月1日
〜平成13年1月10日まで
利用期間 
平成12年12月10日
〜平成13年1月20日まで
前略、僕は日本のどこかにいます。  ロケ地「予讃線下灘駅」
 定番中の定番「下灘駅」です。本当にワイドビューな駅です。私も写真に写る青年と同じポーズで写真を一枚撮ってもらいたいなぁ。


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平成12年夏  発売期間 
平成12年7月1日
〜平成12年8月31日まで
利用期間 
平成12年7月20日
〜平成12年9月10日まで
「早く着くこと」よりも大切にしたいことがある人に。  ロケ地「厚床駅」
 やはり暑い夏は避暑地北海道へ。のテーマがあるのかどうかわかりませんが、夏の今回も北海道。ところは厚床駅です。なーんにもない草原の真ん中でホームのベンチで列車を待つ一人の青年。雲の筋もこれから行く先へ導いているような実に計算されたポスターです。ベンチの横に立つ木製の電信柱は以前はそこかしこで見かけましたが、いつの間にか見られなくなりました。独特のタールのにおいが今も思い出されます。夏の日に照らされて、ちょっと柔らかくなったタールと油蝉の鳴き声は私の持つ夏の風景の典型的な1ページです。


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平成12年春  発売期間 
平成12年2月20日
〜平成12年3月31日まで
利用期間 
平成12年3月1日
〜平成12年4月10日まで
通過しない。立ち止まって記憶する。そんな旅です。

あなたの駅からすべての駅へ。
 ロケ地「吉都線えびの駅」
川湯温泉、下灘、えびのと北から南に南下してきました。まるで花を求めて移動する養蜂家のようです。誰もいない改札の向こうに構内踏切。階段が少なくお年寄りや体の不自由な方にも優しいこの駅のスタイルも列車本数が少ないローカル線ならでは。ラッシュ時には1時間のうち踏切が開くのは数秒という都会の線区ではこの方式は取れません。もっともお手軽なバリアフリーである構内踏切。私は何となく好きです。


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平成11年
〜12年冬 
発売期間 
平成11年12月1日
〜平成12年1月10日まで
利用期間 
平成11年12月10日
〜平成12年1月20日まで
思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。

あなたの駅からすべての駅へ。
 ロケ地「予讃線下灘駅」
 四国にある下灘駅は青春18きっぷのポスターの舞台としては定番中の定番。駅の向こうは海という絶好のシチュエーションはこの駅を置いて他には中々ありません。実に旅心誘われるポスターです。


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平成11年夏  発売期間 
平成11年7月1日
〜平成11年8月31日まで
利用期間 
平成11年7月20日
〜平成11年9月10日まで
ああ、ここだ、と思う駅がきっとある。

あなたの駅からすべての駅へ。
 ロケ地「川湯温泉」駅
 今回はロケ地がどこかはっきりわかる回で、嬉しいやら寂しいやら、複雑な心境です。色々と写真の中のポイントを手がかりにロケ地を探すのも楽しみの一つでした。
さて、改札の向こうに見える実に夏らしい風景。さわやかな高原の風とセミの声が聞こえてきそうな写真です。サブタイトルの「ああここだと思う駅がきっとある。」の通り、誰もが描く旅先の典型的な駅の風景です。



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平成11年春  発売期間 
平成11年2月20日
〜平成11年3月31日まで
利用期間 
平成11年3月1日
〜平成11年4月10日まで
学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる。  ロケ地「久大本線」とだけ図幅の左下に小さな文字で書かれたこのポスターを見て、まづ目に飛び込んでくるのは雄大な山を背景に立つ一本の杉。これほど形のいい木もそうお目にかかれるものではありません。私は、何とかこの撮影地を探るべく目を皿のようにして、隅から隅まで検証しましたが、それで得られたヒントは、杉の木の下にわづかに見える××.3キロポストのみでした。後は地理的な位置関係から地図を検証するしかありません。つまり、
@右後方に聳える連山
A左後方に見えるなだらかな斜面
B線路の直線区間を斜めに横切る道路
C線路の左右に駅の敷地界を示す「エ」のコンクリート柱が見えることから、大分起点××.2もしくは

××.4の駅
以上のヒントを手がかりに
、探してみました。その結果、
久大本線の由布院駅あたりではなかろうかと思いましたが確証はありません。せっかくなので実際に行ってみればよいのですが、なかなか・・・・・。
どなたか、場所を知っている方がいましたらお知らせください。
↑ と、書いておいたのですが、18年5月5日、ゆきやなぎ様が詳しい場所を教えてくださいました。
その場所は、やはり、由布院ですが、由布院駅から約2キロほど日田方面に向かった所のようです。
ちなみに、ゆきやなぎ様は、青春18きっぷポスターのロケ地を訪ねる旅をされているそうです。
青春18きっぷのロケ地は、有名観光地ではありませんがなぜか旅心誘われる所ばかりです。旅にはいろいろな楽しみ方があると言うことを再認識いたしました。
情報ありがとうございました。


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平成10年
から11年冬 
発売期間 
平成10年12月1日
〜平成11年1月10日まで
利用期間 
平成10年12月10日
〜平成11年1月20日まで
駅に着いた列車から、高校生の私が降りてきた。  ロケ地「予讃本線」です。海に面しているロケーションと、微かに読み取れる電柱の駅名表示から「下灘(しもなだ)駅」であると思われます。
 本線と名のつく予讃線も、かつては特急急行の通るまさに本線でしたが、内子を経由する短絡線ができてからは、この下灘駅のある向井原―伊予大洲間は支線に転落してしまいました。今は1日10往復程度の気動車が通るだけの静かな小駅です。
 しかし山中を通る内子線よりもこちらの方がはるかに眺めがいいことは、想像に難くありません。
私は、未だ四国の地を踏んだことはありませんが是非一度、訪れてみたいものです。


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平成10年夏  発売期間 
平成10年7月1日
〜平成10年8月31日まで
利用期間 
平成10年7月20日
〜平成10年9月10日まで
もう3日もテレビを見ていません。  今回のロケ地は「根室本線」です。もやがかかったような荒涼とした原野に伸びる二条のレール。まさに北海道らしい光景です。
それにしてもいつも指摘することですが、モデルの存在です。今回はその存在すらわからないような小さく写った女性モデルがボストンバック片手にこの荒涼とした原野を歩いている様子が映し出されています。こんなところでこの女性は何をしているのでしょうか。全く撮影意図がわかりません。ここまでして、新人モデルを起用しなければならないほどJRとプロダクションとの間に抜き差しならぬ関係があるのでしょうか。それとも大手広告会社の策略?まぁどうでもいいことですが、ついつい勘ぐってしまいます。
あと、枕木に刻まれた数字。あれって、ついつい目で追ってしまうんですよね。カウントダウン風に。私だけでしょうか。


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平成10年春  発売期間 
平成10年2月20日
〜平成10年3月31日まで
利用期間 
平成10年3月 1日
〜平成10年4月10日まで
もうひとつ先の駅が見たい。  ポスターのロケ地について「何処なのか?」という問い合わせが多数寄せられたのでしょうか。この回から「ロケ地」が小さく記載されるようになりました。
・・と言う訳で、明らかにされた今回のロケ地は「熊本」。
ただ、線名、駅名は公表されていません。しかし、
1、非電化単線 
2、トンネルの出口すぐにある駅
3、山間部
4、ミラーの設置状況から、単行のワンマンカー運行線区
などポスターから読み取れる情報を分析していけばおおよそわかるというものです。
何処なんだろう・・。
平成20年2月7日、島ちゃん様からロケ地について「JR三角線赤瀬駅」との情報を頂きました。
どうもありがとうございました。


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平成9年
〜10年冬 
発売期間 
平成9年12月1日
〜平成10年1月10日まで
利用期間 
平成9年12月10日
〜平成10年1月20日まで
どうして旅をするのかな・・  「どうして旅をするのかな・・」一見どうでもいいようなコピーですが実は大いに意味のあるものと考えています。
目的どころか厳しいノルマの課せられた実社会。そんな中で単に「旅行」と言っても出張旅行、団体旅行、もしかしたら危篤の親のもとへ馳せ参ずる途中の旅もあるでしょう。
そんな、せわしない社会へ出る一歩手前の学生時代は、全く目的のない旅のできるモラトリアムの時代。
青春18きっぷを片手に普段は乗らない遠くの街へ行く列車に乗る。
「お金がなければ旅館なんかに泊まらなくたっていいじゃないか。!駅のベンチに泊まったっていいんだ。」
若いが故になせる業。そんな若者の力強い味方がこのきっぷです。
さて、前回夏のバージョンではモデルの女の子をあまりにないがしろにしたと反省したのか、この回では顔が判別できる程度には拡大されました。


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平成9年夏  発売期間 
平成9年7月1日
から平成9年8月31日
利用期間 
平成9年7月20日
から平成9年9月10日
どこまで行ってもいいんですか。  この回から6回2年にわたって続く「二条のレール」シリーズの第1回です。撮影場所はちょっとわかりませんが、荒涼とした風景とPC枕木化されていない軌道の様子から北海道とか四国あたりのローカル線でしょう。
 青春18きっぷトラベラーの抱く旅のイメージを具象化するような二条のレール。そのレールの先にあるものは何なのか。まだ見ぬ何かを求めて旅を続ける。何度も言うようですが青春18きっぷのポスターには、そんな哲学的な意味が込められているといつも考えてしまいます。
それにしても、定食の隅にのっている漬物のようなモデルの女の子はこうなってくるとあまり意味がないような・・。それでもモデルを起用しなくちゃいけないんですかねぇ。いなくても十分絵になりますよ、このポスターは。


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平成9年春  発売期間 
平成9年2月20日
〜平成9年3月31日まで
利用期間 
平成9年3月1日
〜平成9年4月10日まで
自分用のお土産の多さに、帰りの列車の中で改めてガク然とする私でした。

旅に出るヨロコビ。
 図柄は8年夏のバージョンに大変似ていますが作者が違います。今回の作者は「桜沢エリカ」という方です。ご職業は漫画家だそうです。私は桜沢さんの作品は読んだ事はありませんが、さすがはプロ。良い仕上がりです。
 前回に続き駅名表に似せたおなじみの「青春18きっぷ」のロゴ以外は活字はほとんどなく、ソフトな印象です。このシリーズは1年しか続かず、あまり評判が良くなかったのでしょうか、個人的には良いと思うのですが・・・。
 このあと、ロングセラーのとなる「ひとすじのレール」シリーズ、「どこかの小駅」シリーズ(注:勝手に私が名づけた。)へと続いていきます。
・・・ 平成8年から平成9年冬 欠品


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平成8年夏  発売期間 
平成8年7月1日
〜平成8年8月31日まで
利用期間 
平成8年7月10日
〜平成8年9月10日まで
列車を降りた私たちを待っていたのは、海のおじさん、おばさん、ウミガメ、ナマケモノだった。

旅に出るヨロコビ。
 平成8年夏のポスターは、がらっと印象が変わってイラスト風になりました。題して「中村幸子の「18きっぷ」でこんな旅。中村幸子さんて一体どなた?と思いきやタイトルの下に大変小さな文字で彼女のプロフィールが紹介されています。それによると映画「ミンボーの女」「スーパーの女」などのポスターを手がけるイラストレーターで、動物を見つけると「ちっちっちっ」と謎の言葉を発しながら駆け寄っていく癖があるそうです。ちょっと女性らしくない絵と独特の字が印象的です。


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平成8年春  発売期間
平成8年2月20日
〜平成8年3月31日まで
利用期間 
平成8年3月1日
〜平成8年4月10日まで
この春は一度だけ。

何かを変える旅。
 前回作があまりに暗かったのか、少しモデルの表情に明るさが戻ってきたのがこの回。どこかの漁港で楽しそうに遊ぶ二人の少女の背景を行くのは、いまや少数派となった急行型気動車キハ58。かつて、日本全国の非電化路線を颯爽と駆け抜けたこの車両も急行の廃止と電化の進展を背景に老朽化のためほとんど見られなくなりました。
 東京近郊では、まずお目にかかれませんでしたが、昭和58年ころまでは上野口には、水郡線直通のキハ58による気動車急行「奥久慈」号なんかが走っていました。いずれにしても平成8年のこの当時でもすでに少数派でした。
キハ58型気動車をはじめ、旧来の気動車はノンターボ。船のような加速、音、そして振動。そのすべてが独特で、最新鋭のキハ11Oなんかでは味わえない感覚です。

ところでロケ地ですが、最近じっくりとこのポスターを見たところ、少女の背景に写っている「保平渡船」と言う看板から、JR紀勢本線の二木島駅付近の漁港であることが判明しました。20080217


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平成7年
〜平成8年冬 
発売期間 
平成7年12月1日
〜平成8年1月10日まで
利用期間 
平成7年12月10日
〜平成8年1月20日まで
決められたレール」は、無いほうがいい。

何かを変える旅。
 バブル経済の崩壊以降、失業率の上昇、倒産件数の増加など社会に深刻な影響が顕著になりだしたこの頃、中央快速線では連日のように飛び込み自殺が頻発し世相はますます暗くなっていきました。
 そんな中で、ここ数年カラフルな天然色ポスター(古い言い方。)であったのが、平成7年の暮れのこの回からモノクロ写真に。しかも無気力な少女が二人、何処となくうつろげで退廃的な表情でこちらを見ています。更に駄目押しするかのような「決められたレールはないほうがいい。」と言うコピー。バブル経済に踊らされ、ひとたび崩れ去って不況がやってきて、どうにもならない世相を象徴するかのようなポスターです。そしてわが国経済はますます深刻さを増し、さらに10年以上たった現在も不況を脱していません。


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平成7年夏  発売期間 
平成7年7月1日
〜平成7年8月31日まで
利用期間 
平成7年7月10日
〜平成7年9月10日まで
青春18きっぷが教えてくれた。心の渇きには、旅がある。

それは、じっくり話せる友達みたいな旅。
 ポカリスエットを片手に少々上目づかいに微笑む少女。この回では大塚製薬がスポンサーとなって、私が知る限り唯一の協賛広告入りとなった回です。右下に書かれているのが、「ポカリスエット&青春18きっぷナイスチャレンジコンテスト」と銘打って、「青春18きっぷ」を使った旅の、テーマ、プランニング、各所の発見などレポートを募集しています。入賞者にはJRの旅行券や、ポカリスエットオリジナルグッズなどが送られることになっていますが、どんなレポートが入賞したかは発表されないためわかりません。写真の駅が何処なのかわかりませんが、スカ色の列車なので横須賀線、総武線方面、中央東線と言ったところでしょうか。


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平成7年春  発売期間 
平成7年2月20日
〜平成7年3月31日まで
利用期間 
平成7年3月1日
〜平成7年4月10日まで
列車を降りると、かならず誰かのおなかが鳴った。

今しかできない旅がある。
 この図柄、私のお気に入りで3本の指に入ります。前回に続くグループ旅行向けですが、なんかほのぼのしています。
 あと注目点は、右側隅でこちらに背を向けて蕎麦をすすっている中年の男性。その背の丸め具合からなんとなく人生に疲れ、やつれたイメージが・・・。
彼もエキストラの一人なのでしょうか。


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平成6年
〜平成7年冬 
発売期間 
平成6年12月1日
〜平成7年1月10日まで
利用期間 
平成6年12月10日
〜平成7年1月20日まで
おしゃべりはつづくよどこまでも。

今しかできない旅がある。
 平成6年夏のバージョンは、欠品となってしまいました。1回置いて6年冬のバージョンです。これまでのスナップ写真形式から装いも新たに青春18切符の一つのコンセプトである団体旅行を主眼に置いたものに変わりました。
 コピーも「線路の先の物語」から「今しかできない旅がある」に。個人的にはこういう図柄が好きです。
・・・ 平成6年夏 欠品


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平成6年春  発売期間
平成6年2月20日
〜平成6年3月31日まで
利用期間 
平成6年3月1日
〜平成6年4月10日まで
彼のこと、将来のこと、今日のごはんのこと。

線路の先の物語。
 スナップ写真バージョンは数年にわたって続きましたが、それもこの回でようやく終わり。足掛け2年、その前の経過も含めると3年にわたりました。次回からはがらっとイメージチェンジしてゆきます。


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平成5年
〜平成6年冬
発売期間
平成5年12月1日
〜平成6年1月10日まで
利用期間 
平成5年12月10日
〜平成6年1月20日まで
この街で育ったら、どんな私になってただろう。

線路の先の物語。
今回の旅の舞台は冬の版ということで北国。りんご畑などが背景にありますので恐らく青森・秋田でしょう。
下段左側の駅の待合室の写真は背景に写る自動券売機上の路線図から秋田管内、男鹿駅辺りではないかと思っていますがどうでしょうか。


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平成5年夏 発売期間 
平成5年7月1日
〜平成5年8月31日まで
利用期間 
平成5年7月20日
〜平成5年9月10日まで
スポンジみたいに、たっぷり夏を吸い込んだ。

線路の先の物語。
今回の旅の舞台は上から3段目の写真に写る、店前のマネキン人形がトレードマークのお店で判明しました。
所は、三重県松坂市です。
ちなみに件のお店は写真では「こばやし■服店」と見えていますが正式名称はこばやし呉服店。
そういえば、名松線や参宮線はまだ乗ったことが無いんですよね。


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平成5年春  発売期間 
平成5年2月20日
〜平成5年3月31日まで
利用期間 
平成5年3月1日
〜平成5年4月10日まで
あれ、自分が人見知りだってコト、忘れてた。

線路の先の物語。
今回のポスターは春版ということで、一面にタンポポが咲き乱れる原っぱで写真を撮る主人公の姿などが描かれていますが具体的な場所についてはポスターからでは判りません。
でも写真の1枚に写る「こがね焼 40円」はちょっと食べてみたいような。旅先で出会った安くて美味しい食べ物。やっぱり思い出に残りますよね。

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平成4年
〜平成5年冬 
発売期間 
平成4年12月1日
〜平成5年1月10日まで
利用期間 
平成4年12月10日
〜平成5年1月20日まで
寝坊したら、すこしソンな気がした。

線路の先の物語。
「寝坊したらすこしソンな気がした。」
とうか、青春18切符は寝坊は禁物です。損な気がするどころか、間違いなく「損」なのです。
ですから私なども、利用中はかなり気合を入れて朝から旅するのですが、旅程も終盤に差し掛かってくると結構朝寝坊してしまったり・・・・。
今回の旅の主人公である少女は、季節柄北海道を選んだようです。
川原の温泉や、かに、スケートなど思い出のショットを散りばめています。
しかし、一人旅の男女比率は明らかに男性過多。チラシに描かれている風景は非現実的ですが、まぁイメージの問題ですから細かい事は言わないでおきましょう。


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平成4年夏  発売期間 
平成4年7月1日
〜平成4年8月31日まで
利用期間 
平成4年7月20日
〜平成4年9月10日まで
「出会い」なんてコトバ、古くさいと思ってた。

線路の先の物語。
 サブコピーの「線路の先の物語。」は定着しました。さて、構図ですが、一枚のメイン写真にスナップが数枚、と言う「お約束」が崩れ、スナップだけとなったのがこの回からです。
しかも、モノクロ写真だけではインパクトが薄いと思ったのか、貧乏臭いと判断したのか8枚中2枚はカラー(総天然色)となりました。
基本的に、主人公の少女の旅の様子を綴っています。
この形式がまた2年ばかり続きます。
一方、世間に目を向けるとバブル経済の崩壊以降の景気の悪化が顕著になりだし、中央線の飛び込み自殺数の増加という形で実感するようになります。


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平成4年春  発売期間 
平成4年2月10日
〜平成4年3月31日まで
利用期間 
平成4年2月20日
〜平成4年4月10日まで
ちがうにおいのする町。

線路の先の物語。
 一人うつろげな表情の少女が柱に寄りかかる、小さな小さな田舎の駅。果たしてどこなのか・・・。ヒントは写真は小さくて見えませんが、柱に表示された「青島・宮崎方面」「志布志・油津方面」のりばと言う板から、凡その範囲まではわかります。
 所は、九州日南線の青島⇔油津間のどこかに絞られます。この間にある駅は全部で8駅。宮崎方面から、折生迫、内海、小内海、伊比井、北郷、内之田、飫肥、日南の各駅です。
さて、どごこかな。


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平成3年
〜4年冬 
発売期間 
平成3年12月1日
〜平成4年1月10日まで
利用期間 
平成3年12月10日
〜平成12年1月20日まで
この街とヒミツをつくる。

線路の先の物語
 前回から始まったスナップ写真のちりばめ傾向は、この回で一旦一枚に減少します。
冬らしくオーバーを着込んだ少女が切なげにこちらを見つめています。


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平成3年夏  発売期間 
平成3年7月1日
〜平成3年8月31日まで
利用期間 
平成3年7月20日
〜平成3年9月10日まで
誰も私を知らない。

線路の先の物語
 ここ1年は、”一人の少年少女が鉄道施設を背景にたたずむ”と言う構図のモノクロ写真1枚パターンできましたが、この回から少々変化が見られました。
 また過去3回続いた高飛車な文体の注意書きも、今回からちょっと小説風になりました。その冒頭部分を引用すると、
 「旅は、予想できない。忘れられない瞬間は突然やってくる。列車に揺られ、ホームで待ち、改札口を抜けて歩き出す。その繰り返しのどこかで、何かが待っているんだ。「青春18きっぷは・・・」
・・・と続くわけですが、うーん・・・
 今回から、スナップ的な写真が数枚ちりばめられ始めたのが大きな転換期です。この傾向は、このあと数年にわたって続き、さらにエスカレートしていきます。


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平成3年春  発売期間 
平成3年2月10日
〜平成3年3月31日まで
利用期間 
平成3年2月20日
〜平成3年4月10日まで
きっと、私に似ている人がいる。

君を知る旅
 初期の青春18切符ポスターの中で、数少ない男性モデルが登場する回の一つです。鉄橋をバックにして河原に立つ一人の青年。これがまた、いかにも純情そうです。
 今回着目したいのはコピー。「きっと、私に似ている人がいる。」「君を知る旅」ですが、こうして、いろいろな回のコピーを見てくると、青春18切符は、まさに「人生論だなぁ」と思います。
 つまり「君」すなわち「本当の”自分”」を探して旅に出る。しかしながら、なかなか本当の自分には会えない。旅から帰ってきて、人の世はその繰り返しと知る・・・。うーん哲学的。


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平成2年
〜3年冬 
発売期間 
平成2年12月1日
〜平成3年1月10日まで
利用期間 
平成2年12月10日
〜平成3年1月10日まで
「線路の先にある町。」
「知らない町へ
青春18きっぷ」
 「線路の先にある町。」「知らない町へ」・・・・実に人の旅心をくすぐるフレーズです。
まだ今ほど交通が発達していない時代、線路の先にある町はまさに未知の町でした。
「いつか、知らない町々を訪ねてみたい。」と思い続けてきたことが今日の旅好きな自分に絶大な影響を与えている事は間違いありません。青春18切符はそんな「放浪型旅行」ばかりでなくあらゆる旅行ジャンルに適した優れもののきっぷであるといえます。
さて、ポスターですが、どこかのマチの夕暮れの駅のホームでにっこりと微笑みかける一人の少女。都会の少女にはない純情な感覚がそのほっぺたから十分に伝わってきます。モノクロの写真と言うのが一層その印象を強くするのかもしれません。
 このポスターは、平成2年暮れから翌3年の正月にかけて発売された冬のバージョンです。


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平成2年夏  発売期間 
平成2年7月1日
〜平成2年8月31日まで
利用期間 
平成2年7月20日
〜平成2年9月10日まで
いつかは急がなければいけない日がくる。

そのときまでに青春18きっぷ
 学生と社会人の違いを強調するかのようなサブタイトルのもと、どこか名も知らないローカル線の線路脇の道で何かを言いた気にほほえむ一人の青年。
 初期の青春18切符ポスターでは、数少ない男性起用の版で、平成2年夏のポスターです。
でも、よくよく考えてみると、青春18切符のユーザー層は圧倒的に男性なんですよね。なのになぜ、女性が旅に出るパターンがほとんどなのか。そこに、何か男性の深層心理を狙って切符の売り上げ増を狙うJRの策略を実行すべく一種のサブリミナル効果とか、暗示とか、そんなものを感じます。
 もう一つ特筆しておくことは、この回から、このきっぷの注意書きが何やら妙に高飛車な文体に変わっていることです。それは次のような感じです。
 「青春18きっぷ」はJRの普通列車の普通車自由席及び宮島航路に乗れる。5枚が一冊となり11,300円。おとなもこどもも同額だ。きり離して使える一枚は1日限り有効(翌日0時を過ぎても最初に停車する駅までは行ける)一人で5日間利用するか、5人で1日旅行をしてみるか、使い方は自由だ。思い立った日に出掛ければいいが発売、利用期間は決まっている。お求めはお早めに。
●発売期間 平成2年7月1日から8月31日まで
ご利用期間 平成2年7月20日から9月10日まで
●実はこのきっぷには年齢制限がない。誰でも使えるのだ。いろいろ工夫して旅を楽しんでほしい。
そのときまでに 青春18きっぷ

てな具合です。
 そして、しばらくモノクロ写真1枚にモデルが佇むという構図とこの若干高飛車な文体の注意書きと共に、しばらく続きます。


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平成2年春 発売期間 
平成2年2月10日
〜平成2年3月31日まで
利用期間 
平成2年2月20日
〜平成2年4月10日まで
出会うためには出かけなきゃ。  ちょっと、ほのぼの系に新1年生風の子供3人と、これまたにこやかに愛想振りまく女性の後ろを列車が行くという定番。
 不思議なことに青春18切符ポスターは、ひとつのマイブームみたいなものがあって、1年か2年同じような構図のポスターがつづく傾向があるようです。それは、現在に至ってもなんら変わっていません。このパターンは今回で終わり、次回からは新しい構図に衣がえしていきます。


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平成元年
〜平成2年冬
発売期間 
平成元年12月1日
〜平成2年1月10日まで
利用期間 
平成元年12月10日
〜平成2年1月20日まで
10代は自由だい。  昭和64年1月(平成元年)早々、世の中は激動の昭和時代の象徴であられた昭和天皇が崩御となり、年号が平成と改まるなど時代の変わり目を迎えていました。その天皇陛下崩御から丸一年を迎えようやく赤い色が復活したのがこの回です。また、この回からポスターのサイズがこれまでのB5版から国際規格のA4版に移行しました。切符の値段は消費税導入により11300円になりました。
風景と雪だるま&お姉さんは合成かと思われますが、妙に違和感のある写真です。


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平成元年夏 発売期間 
平成元年7月1日
〜平成元年8月31日まで
利用期間 
平成元年7月20日
〜平成元年9月10日まで
夏ってば、駅まで迎えにきてました。  昭和天皇が崩御して半年・・ようやく国も国民も落ち着きを取り戻してきたこの頃。それは図柄の女性がスカートを捲し上げて自転車をこぐ姿からも読み取れます。
でも、主力の夏の発売時期のポスターであるにも拘らず、何となく違和感を感じます。じっくりとポスターを見てみると、夏のバージョンと言うことで、モデルの女性の着る水色のワンピースに白地に青色の帯をまとった近郊型列車、従来赤で書かれていた「青春18切符の」のロゴなども青で統一して、一見すると夏の爽やかさを強調していますが、でもやはり暗い雰囲気が滲み出ています。
そう言えば天皇陛下の療養中は様々な物が「自粛」され、某自動車会社のテレビコマーシャルでは「おげんきですかー」と言うのが不謹慎とされやはり「自粛」させられたりしました。
昭和天皇が崩御されてから半年。未だに派手な色や表現は嫌う意図があったのでしょう。それは重い雲の色にも自粛ムードを感じさせますが、私は、なぜこの回だけが青春18きっぷのロゴでさえも「青」で統一されたのかと言うことについて考察した結果、一つの結論に至りました。製作者の意図がそこにあるかどうかはわかりませんが、まんざらでもないような気がします。
つまり「青」=「ブルー」。広告業界に重い影を落とした自粛ムード。「憂鬱」と言うことを暗に匂わせることで世相に訴えたのではないかと言うことです。どうでしょうか。
平成元年夏のポスターはそんな意味深なポスターです。
・・・ 平成元年春 欠品
・・・ 昭和63年〜平成元年冬 欠品


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昭和63年夏 発売期間 
昭和63年7月20日
〜昭和63年8月31日まで
利用期間 
昭和63年7月20日
〜昭和63年9月10日まで
18の夏、捕物帳。  昭和63年か平成元年夏のポスターです。
 ちょっと定かではありません。ただ、平成元年4月には消費税導入により3%300円の値上げが実施されているので、このポスターに記載の切符の価格がまだ価格が11000円となっているところを見るとこれは昭和63年夏の分である可能性が高いと思われます。それにしても「18の夏、捕物帖」というサブタイトルですが、こんな格好をした清純女性は現実にはいないですよね。

青春18きっぷのポスターはだいたい列車とのシチュエーションになりますが、今回は背景に写る列車がかなりぼかされて判別できません。
恐らく、湘南カラーの113,115,165系あたりでしょうか。
・・・ 昭和63年春 欠品


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昭和62年
〜63年冬
発売期間
昭和62年12月10日
〜昭和63年1月10日まで
利用期間 
昭和62年12月10日
〜昭和63年1月20日まで
瞳の冒険。18の冬。  あんまりアイドルとかには詳しくないのですが、この人今でもたまにテレビに出ますよね。なんて人だろう。和久井何とかだっけかな。
「瞳の冒険」ということで、眼のきれいなアイドル女優にプラスして、彼女が抱いているのはなんと「ウサギ」。丸い目がトレードマークのウサギに、ちょうど期間中に迎えるクリスマスをイメージしてか背景の木には電飾が施されています。これらの小さな灯りも「瞳」に例えているのでしょうか。



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昭和62年夏 発売期間
昭和62年7月20日
〜昭和62年8月31日まで
利用期間 
昭和62年7月20日
〜昭和62年9月10日まで
何かを待ち続けていた18の夏  昭和57年の「青春18のびのびきっぷ」の発売から5年。この頃既に青春18切符は鈍行派旅行の必須アイテムになっておりました。今はもう、とっくになくなってしまって、忘却の彼方に埋もれてしまっている北海道や九州の地方ローカル線もこの頃までは結構現役で、まさに青春きっぷの恩恵をフルに受けていた時代でした。
 そんな時代背景ではありましたが、実はこのチラシは私のこのコレクションのきっかけとなった収集第1号です。以後20年以上にわたり駅で青春18切符ポスターをもらい続けているのです。
 旧型客車の窓の外を舞う蛍の軌跡を、恐ろしく誇張した表情で追う若い男女5人組。おまけにその蛍の軌跡の一部のようにゆらゆらと書かれている「何かを待ちつづけていた18の夏」というコピー。
 あまりにも芝居がかったこのポスターが、実は大変気に入ってしまったのです。
当時、旧型客車は老朽化とJRの動力集中よりも分散化したほうが効率的という判断のもと、ほぼその運用は終焉していましたが、やはり「旅」といえばこの旧型客車がそのイメージにぴったりだったのでしょう。しかし客車から電車・気動車へ世代が変わる中、ポスターでの旧型客車登場も今回が最後となりました。
写真は、JRグループ共通の版ですが、この他に同じ図柄のJR西日本バージョンも所有しています。


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昭和62年春夏兼用バージョン 発売期間 
昭和62年7月20日
〜昭和62年8月31日まで
利用期間 
昭和62年7月20日
〜昭和62年9月10日まで
あらよっと乗って、あらまっと降りる。  昭和62年と言えば国鉄時代の最末期で、分割後を意識したものでしょうか、春と夏兼用になっています。ちなみにこの年(昭和62年)夏のポスターは、上に紹介するものが「ホンモノ」です。


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昭和62年春 発売期間 
昭和62年2月20日
〜昭和62年2月20日まで
利用期間
昭和62年2月20日
〜昭和62年4月10日まで
あらよっと乗って、あらまっと降りる。  国鉄分割民営化の年、昭和62年2月のポスターです。私の所蔵するポスターは、国鉄千葉支社発行の記載が左下に小さく印刷されています。
 それにしてもイラストの電車は古いですね。おそらく73系と思われますが、当時これが走っていたのは富山県の富山港線ぐらいでは・・・。いや、もう廃車になってましたかね。定かではありません。仙台の仙石線では103系もどきの73系は現役バリバリでした。
・・・ 昭和61年冬 欠品


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昭和61年
(1986)夏
発売期間 
昭和61年7月20日
〜昭和61年8月31日まで
利用期間
昭和61年7月20日
〜昭和61年9月10日まで
旅先での出会い 朝から100回目の”こんにちは”です。  国鉄分割民営化前の昭和61年夏の青春18切符販促ビラです。国鉄大阪支社作成で右下にその旨の印が入っています。これは分割民営化後も変わらず、6つの地域会社が同じ図柄でマークだけ換えて駅等で配布しています。
 このビラは、私の青春18切符ビラコレクションを知った友人が譲ってくれたものです。
  顔のサイズほどある大きな、おむすびを食べながら「こんにちは」と言っている少女。非現実的なシチュエーションですが、ここで着目したいのは、背後の行商のおばさんです。20年ほど前までは、常磐線や総武線などでよく見かけた光景です。彼女たちは東京近県から、(主に千葉や茨城)それはそれは大きな荷物を担いで行商に向かっていました。
 確か、常磐線の中距離電車(通称赤電)の先頭車は「行商専用車」なる車両が連結され、彼女たちに便宜が払われていたと記憶しています。そう言われて見ると、このポスターの電車も常磐線の中距離車「赤電」に似ているような・・・。
 その後、赤電は厚化粧を施され白地に青帯に変わってしまい、それと同時に「赤電」の呼称も消えてしまいました。
 私も何時だったか、行商のおばさんと乗り合わせ、みかんをもらったような記憶があります。
いずれにしても古きよき時代の名残でしょう。
昭和61年夏より前の回は未収集
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青春18きっぷポスターコレクション
青春18きっぷは年3回(春、夏、冬)発売されているお得な切符です。
この汽車旅ファンの必需品「青春18きっぷ」が初めて発売されたのは、国鉄末期の昭和57年春のことでした。当時国鉄の赤字は、もはや一公社の経営の問題どころではなく、国家的大問題となって新聞誌上を賑わせていました。
そのような中、少しでも増収に努めようと発売されたのがこの切符です。
このほかにも、フルムーンパス、ナイスミディパスなど現在に続くヒット商品が発売されました。
以下、私が長年にわたり収集した(といっても、単に駅でもらっただけですが・・。)コレクションを紹介します。

★★ご注意★★
注1)当ページは、私が個人的な趣味のもとに運営しております。青春18きっぷ発売元のJR各社様とは一切関係ありません。
注2)当ページは、駅で無料配布されている販促用ビラを、私が永年にわたり収集し、独自の解説を加えて展示しているものです。これ等展示品の販売・譲渡などは行っておりません。
   時折、入手方法についてお問い合わせがありますが、チラシはきっぷの発売時期になりますと主要駅等で配布されます。これを忘れずに貰ってくるのがlコレクションの基本です。
   過去の物につきましては、残念ながら駅には置いてありません。時折ネットオークションなどに出されるようですのでこれを利用するのも方法です。(結構な価格で売買されているようですが。)