横浜美術館では「マルセル・デュシャンと20世紀美術展―芸術が裸になった、その後で」を開催中だ。
マルセル・デュシャンといえば、便器。誰でも一度は目にしたことがあるだろう。既製品の便器にサイン(しかも偽名)して、それが作品(作品名「泉」)になっている。
この便器と大ガラス(「彼女の独身者達によって 裸にされた花嫁、さえも」 )くらいしか知らないけど、その便器の実物を見たくてやってきた。
ネットで割引情報を得ていたので、団体料金でチケットを購入できた。
会場にはデュシャンの作品と共に、彼の作品に影響を受けた他の作家の作品が展示されている。美術館では、客がオリジナルと他の作家の作品を比較して相違点や感想を記す、チェックシートプログラムという企画を実施している。
説明パネルに、デュシャンは日本では雑誌「みずゑ」で紹介されたと書いてあった。今では絵本や手芸の好きな女の子の本になってるけど、「みずゑ」って昔は美術雑誌だったのか。自分にはそっちの情報のが驚きだったよ。2001年に新創刊されて今のスタイルになったらしい。
便器は入り口正面に飾ってあった。うわー。ほんとに便器だよ。あと、自転車の車輪とか瓶乾燥機とか。噂に聞いてたものの実物が見られて面白かった。大ガラスを見た後、別の部屋に巨大なカラスの像(というか剥製みたいにリアルなもの)があった。吉村益信という人のその名も「大ガラス」という作品だ。ダジャレかよ!
森村泰昌の作品もあった。この人って、いかがわしい、場末の客待ち娼婦みたいでいいよなー。
時々、デュシャンの言葉がパネルに書いてあるのだが、それを読むと「芸術命!」という意気込みはあまりなく、「別にやりたいからやってるし」という肩肘はらない気持ちで作品を作っているように感じられた。見てるほうも気が楽です。
出口付近にはチェックシートプログラムの集会結果が一部展示されていた。みんな、深いなぁ。私は「へー面白いー」くらいしか思わなかったよ。読書と同じで普段から見てれば作品の意味がわかるようになるのだろうか。
伊勢佐木町で用事を2つ済ませ、「いせ一」で買い物をした。輸入菓子のお店で、私の父が子供の頃からある。ここでトブラローネ(三角形のチョコレート)を買ってもらうのが嬉しかった。
松坂屋は外装工事をしている。「WE LOVE ゆず」の看板は撤去かな。
お昼はおなじみ海岸通のSCANDIAにしようと、てくてく歩いた。
いつもはオープンサンドを食べるが、今日はデンマーク風ハンバーグを注文した。ピラフについているきゅうりのピクルスがおいしい。
午後は横浜美術館へ。桜木町まで歩くこともあるけど、たまにはみなとみらい線に乗ってみよう。ホームにはカモメの鳴き声が流れていて、港町を演出している。馬車道のホームは壁がレンガ模様になっており、駅ごとに趣向を凝らしている。
美術館近くの出口を出ると小さい黒猫がニャーニャー呼びかけてきた。何も出ないよ。
(美術館の感想は別トピックで)
「ル・ダルジャン・ドゥ・ジュリアン」でケーキセットを食べた。ケーキは2つ選べるので、イチゴのタルトとフォンダン・ショコラ。飲み物は「トロワ・ノア」という紅茶にした。マリアージュ・フレールの紅茶を使っているらしい。マリアージュ・フレールといえば人気の紅茶店だけど、私は初めて飲む。トロワ・ノアは香りがとてもよく、味はさっぱりしておいしい。タルトのイチゴは小粒でほどよい酸味があり、タルトのカスタードの甘さと合う。フォンダンショコラは温かいチョコレートケーキで、中からとろりとチョコレートが出てくる。これがおいしい。ものすごく甘いけど、しあわせな甘さだ。
最後に有隣堂へ。絵本のコーナーにある、「America the Beautiful: A Pop-Up Book (2004) 」という飛び出す絵本が目を引いた。
アメリカの観光名所が飛び出す仕掛けだが、これが精巧で、芸術作品のようだよ。スゲー!ほしい!!3000円か…そりゃこれだけの本で3000円は安いくらいだけど、私には辛いよ。ごめん、いつか迎えにくるから。
気がつけばとっぷり日は落ちていた。今日は午後から雨の予報だったけど、日が差すこともあったし、寒くなくて過ごしやすかった。
遠くへ出かけるのも楽しいけど、やっぱり慣れ親しんだ地元を歩くのはしあわせだ。
入江相政「城の中」
宮中の暮らしぶりを描いた随筆。
著者は昭和天皇に侍従として20年以上仕えた。
昭和天皇は私が子どもの頃既にご年輩で、あまり馴染みがなかったが、この本からすると、その人柄はとても人間らしく、思いやり深い方だったようだ。
侍従とはさぞや気の張るお仕事だろうと思うが、この作者はあっけらかんとしている。家柄も育ちも良い人だからこそかもしれない。
勅使としての視察の途中でトイレに行きたくて死にそうになった話は、かなり親近感をおぼえた。宮内庁の人も人間なんだね…。
海外旅行へ行った。
友人と一緒の個人旅行だ。海のそばに教会のような建物が建っている。古びた石造りで、四角い本館のところどころに三角屋根の塔がある。
建物の前面は青い海…いや湖だろうか、湾だろうか。向かいに落葉樹の森があり、その向こうに手入れされていない木々でくすぶったような山が見える。水の色は真っ青でそれだけ見ると美しいが、周辺の風景は寒々しい秋の色だ。
日本に帰ってから、旅行先のことを思い出す。自分の目で見たはずなのに詳しいことが思い出せない。ツアーならともかく、個人で行ったのに、あまり感動がなのはなぜだろう。ガイドブックを読み返して、あの建物が町内会館だったことを知る。
妹と車に乗っている。坂道になっており、両脇は濃い灰色のコンクリートの壁で、多分その上には団地が立ち並んでいるのだろう。いつの間にか桜の季節になっていたようで、花びらがはらはらと舞い落ちている。そのうち、花びらでなく桜の枝の先の一房が私の手に落ちてきた。落ちたものだからもらってもいいよね。
車のついた先は小さな中華料理店だった。中華街の「梅蘭」にちょっと似ているかもしれない。靴を脱ぎ、入り口横のせまい階段を2階にあがると丸いテーブルが2つある。知った顔が2、3ある。現実の世界では仕事の関係者だが、夢の中では学生時代の友人という設定になっていた。
どうやら親睦会がおこなわれるようだ。人がどんどん集まってくる。丸テーブルの回りには紫色の座布団が置いてあり、その1つに座った。
もうすぐ家に着く、というところで、廃品回収の車が来ているのに気がついた。
私が出しておいたダンボールと新聞紙を、なぜか自分の家に持って帰る。私の家は木造2階建てアパートだ。刑事ドラマで参考人が住んでいそうな雰囲気だ。壁の色が白く、まだ築浅のようだ。
家に着いてから、「これ、捨てようと思っていたのに、どうして持って帰っちゃったんだろう」と首を傾げ、やっぱり捨てたいけどまだ回収車に間に合うだろうかと焦っている。
今日の夢…。起きたときははっきりくっきり覚えていたのに、身支度しているうちに忘れてしまった。
はかないねー。
「ハウルの動く城」
ようやく見たよ…。
ロードショーはすぐにTVで放送するから、あまり見ないんだけど、やっぱジブリは映画館で見ようと思って。
見終わって、一言。
「いや〜面白い!!」(ちょっと水野晴郎)
ジブリ作品には、伏線が細かく張ってあったり、時代背景を知らないと十分理解できなかったり、若干難しいものもあります(それが良さでもある)が、これは、シンプルに楽しめます。
笑いあり、涙あり、愛あり、冒険ありの娯楽作品です。「堅いこと抜きにして楽しんでくださいよ」っていう作り手の姿勢を感じました(違ったらごめん)。そういえば、映画の宣伝のコピーの書体、あれを見ても「楽しいことが第一」っていう感じがしませんか?
いちお、反戦っぽい言葉も出てくるけどそれメインじゃない。人によっては思想がない!ってがっかりするかもしれないなー。しかし、考えさせられる作品も良いけど、年取ったせいか、わかりやすいものが楽なのよねー。時代劇と同じか。
絵は相変わらずきれい。
風景は写真!?かと思う描きこみぶりだし。ヨーロッパのどこかの国が舞台なのでしょうが、山の風景がきれいだった。アルプスの少女ハイジを思い出しました。
声優も良かったです。
主人公は木村拓哉で、「石田ゆり子の二の舞になるんじゃ…」と心配しましたが、杞憂でした。自然だし、なかなか魅力的でした。倍賞千恵子も上手だった。老婆だけではなく年若い少女の声も担当していてびっくり。でも美しい声だ。他、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介も個性を充分に生かしていました。
お話は、典型的なおとぎ話+宮崎アニメの冒険風味。「いやいやそれは強引だろ」「そんな安直な…」というところもあったけど、まぁ、「楽しいのが第一」って考えれば些細なこと。ところどころに過去の宮崎アニメでも見たシーンが出てくるのもご愛嬌。
キャラクターではサリマン先生が良かったなー。キレイな顔して海千山千な感じです。
高台の住宅地を歩いている。坂道を下る途中にある古びた病院に入る。廊下は薄暗く、壁も黒ずんでいる。
病院を出ると、日はとっぷり暮れて、雨さえ降っている。パトカーから降りてきた刑事(職場の上司に似ている)に尋問される。病院の履物(トイレの下駄)みたいのを履いていたつもりが、いつのまにか裸足だ。
事件があったのか、いくつか質問をされ、私が「家に帰りたいが暗いし遠いので困っている」という話をすると、パトカーに戻って何か手配してくれているように見えた。だが、結局一人で帰るように言われた。
徒歩でとぼとぼと歩く。その風景は、小学校時代の通学路だった。
私はペンライトを持っていたので点けようとするが、電池切れだった。一瞬灯りがついたと思ったら、すぐに消えてしまった。
向こうから、母(らしき人)が迎えに来てくれた気がする。
部屋の隅で赤ん坊が泣いている。
うつ伏せになって、息ができないらしい。
仰向けに戻したら、自分そっくりでギョッとする。
「なんつー不細工な赤ん坊だ」と思う。
善人ぶって「よしよし」なんてあやすが、「育てたくないなー」などと血も涙もないことを思っている。
昨日の夜ご飯はシチューだったので、パンを買って帰ろうと三越に寄った。
入り口まで来ると、いつもと様子が違う。すごい人だ。警備員も出ている。5月の閉店に向けて、早くもセールが始まったらしい。
1階のお菓子の売り場は、普段見られないようなにぎわいだ。地下食品街は更に激しい。大勢の人が食料品のダンボールを抱えてレジに並んでいた。箱買いするほど安くなっているのだろうか。チューブ入りしょうが150円は全然安くないよな。普段の金額を知らないのでわからない。
混んでいてパン屋までの道のりが過酷だ。しかもパンはほとんど売り切れだった。しかたないので、高島屋へ行ったのだった。
ダース(チョコレート)のCM。
「辞めちゃいなよ」とか「君は悪くない」とか…女子会社員がターゲットなのだろうが、なんの面白みもない。
天気の良い週末は川沿いを散歩する。
途中、広場があり、コンクリートを階段状にした簡単な観客席が半円形に作られている。ここにはいつも数匹の猫がいる。
先日も、3匹が階段に座っていた。手前に濃い縞1匹、少し離れたところに茶トラ2匹。濃い方は箱座り(「香箱を作る」という状態)している。ボトンと太って毛並みもつやつやしている。喉元を撫でると、されるままにしているので、家猫か半野良だろう。最近は一生家から出ずに暮らす猫もあるらしいが、昔ながらの家猫は気楽で良い。外をほっつき歩いていて、お腹がすいたときだけ家に帰れば良いんだから。
茶トラたちは警戒心がある。私が寄っていくと目をまん丸にしてビクリとした。ふっ。
離れると、「イヤ、オレはなんとも思ってないけどね」という態度で身づくろいを始めるが、私がまた近づくとまたギョッとしている。はっはっは。
更に近づくと、慌ててその場から離れた。だが、遠くへ行くのは億劫だったらしく、ほんの少し(30cmとか)移動したところでまた座った。このものぐさめ〜!
素直に寄ってくる猫より、ひねくれ猫の方が愛しく思えるのはどうしてだろう。バカほどカワイイってやつ?
今日は断片的にしか覚えていない。
・液体石鹸ミューズのポンプを押してせっけん液を手にとると、透明なオレンジ色だった。本当は不透明のオレンジ色なので、どうしてだろうと思う。
・旅行の計画を立てる。2泊は京都、1泊は大阪に泊まろうかと連れと話している。
・「伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ 尾張名古屋は城で持つ」とつぶやく私。
スポーツカー(屋根のないタイプ?)の助手席に座っている。運転席には友人Mがいる。Mは荷物を運ぶ仕事をするのだという。
東京郊外にある工場に入る。夏の宵の入りのような水色の空だ。工場はもう停止しているが、管理棟らしき建物の2階は明かりがついている。そこでダンボール箱に入った荷物を受け取る。工場を出てまずはガソリンスタンドへ行き、給油する。それから荷物を配達する。(どこへ配達したかは忘れてしまった。)
この作業を今度は私がやることになる。助手席にはMが紹介してくれた人物がアシスタントに着く。教えてもらった通り、工場へ行き、スタンドに寄ってから、配達先へ行く。
何を配達しているんだろう。こんな夜に運ぶなんて、法に触れるものではないだろうな。
場面転換。
ファッションデザインの専門学校にいる。エライ先生が来て、ショーに出す子を選んでいる。生徒は校舎を取り囲むようにずらりと外に並んでいる。先生が生徒一人一人に何か言っている。
場面転換。
何かの会場にいる。神奈川県民ホールくらい広いが、なぜか畳敷き。係りが会場整理をしている。ホールの中央の階段を降りようとすると、そこにも客が大勢いる。ホール横の出入り口から外にでる。
…起きたときはもっと細かく覚えてたけど、やっぱり時間が経つほど忘れるな。
「これ、誰がデザインしたの?」
プロダクトデザイン、パッケージデザインなどの紹介。
特に面白かったのはおなじみヤクルトのデザイン。幼稚園のころ、このヤクルトの空いた容器に砂を入れて2つつなぎ合わせ、小さなマラカスを作ったことがある。
最初はヤクルトは瓶に入っていた。厚みのあるガラスで直線的なデザインの瓶だった。それが現在のプラスチックの容器に変更されたとき、あのデザインが採用されたのだ。
あのくびれのある容器、ただ見た目かわいいと言うだけであの形になっているわけではなく、次のような利点があるという。
・お年寄りや幼児にも持ちやすい。
・同じデザインでガラスからプラスチックの容器になると、ガラスの厚みの分容器が小さくなって内容量が減った印象を与えてしまうが、くびれがあることでそれを防げる。
・飲むときに直接口に流れ込まないので飲み応えがある。
消費者に愛されるデザインとともに、工場で使用する金型の作りやすさや管理のしやすさも計算する必要がある。
歯ブラシ、乾電池など普段何気なく利用している商品も緻密な計算の元にデザインされている。息の長い商品は、商品そのものとともにデザインの良さもヒットの一助となっていることがわかった。
Copyright (C) 2002- NAKIUSAGI