今年見た映画、舞台〜2002年〜

今年見た映画や舞台を振り返ってみました。

ナキウサギの研究レポートホームへ

11月

映画「メルシィ!人生」

ストーリーは…会社をリストラされた主人公。隣人のアドバイスで自分はゲイだと嘘のカミングアウトをする。会社はコンドームメーカだったため、ゲイの社員を首にしたことで「ゲイ差別」と批判されることを恐れ、主人公のリストラを撤回する。しかし、ゲイと公表したことから様々な波乱が巻き起こる…。コメディです。会社社会への皮肉、ゲイ差別・人種差別への批判もあり。
「人生そんなうまく行くもんかい」って感じですが、こんな時代だからこそ、映画くらい、善人が成功する、希望のある話で良いと思う!楽しかったです。
しかし、「メルシィ!人生」というタイトルはどうかと思います。フランス映画だとうこととはすぐにわかりますが、安直じゃないですか?原題は「La Placard」(クローゼット)。「カミングアウト(ゲイと公表)」することを「クローゼットから出る」と表現するらしいんですね。

映画「黒薔薇の館」

1969年の松竹映画です。サロン「黒薔薇の館」を舞台とした、「本当の愛」を捜し求める謎の美女(丸山時代の美輪明宏)とそれを取り巻く男達、そして「本当の愛」を信じられずにいる青年(田村正和)の物語です。
美輪明宏の魂を揺さぶるような歌&煽情的な踊りを見られて贅沢でした。衣装も豪華。「謎の美女」という役どころはぴったりですね。美輪様のためにあるような映画でした。初々しい田村正和にびっくり。でもしゃべりかたは今と同じ!愛について熱く語る西村晃もよかったです。しかも、鞭でぶたれてたし…。
悲しい結末ではありましたが、「愛を貫く」ことができたということで、ある意味ハッピーエンドなのかもしれません。

映画「天国の口、終わりの楽園」

メキシコ映画です。夫のいる女性一人と高校卒業したての男の子二人が伝説の海岸「天国の口」を目指してドライブします。
2001年ヴェネチア国際映画祭で最優秀脚本賞と最優秀新人賞を受賞しています。 でも、私にはつまらなかった…。俳優の演技や撮影はよかったと思うけど、この作品の思想が虚しいです。運命にはどうしようもない。流れに身を任せるしかない。時間は過ぎていくものだ。それはある意味真実かもしれないけど、だからって「ないない仕方ない」で終わっていいのか。

映画「ピンポン」

幼馴染のペコとスマイル。ペコは子供のころスマイルに卓球を教えてあげた。スマイルは淡々と練習を続け実力をつける。しかし「相手を負かす」というのが嫌いで卓球に打ち込めない。一方ペコは才能はあるが練習をしないため腕が落ちていた。スマイルは今もペコを「ヒーロー」と信じたかったが…。
爽快です!これぞスポーツ青春ドラマです。バリバリのもやしっ子の私も思わず走りたくなりました!ストーリーがシンプルで、とても素直に楽しめました。小気味良く展開して、だらけた間もなかったし。
主役の二人も中国人の孔君もカワイイですが、やはり老けた高校生の「風間竜一」君がかなりステキです。今時「笑止」なんて言葉なかなか遣わないぞ!
イントロのカメラの動きが面白かった!橋の下→町の俯瞰→青空にタイトル

9月

映画「エトワール」

パリ・オペラ座バレエ団のダンサー達の素顔を描いた、ドキュメンタリー。舞台稽古の様子やダンサー達へのインタビューで構成されている。身体と精神の両方の強さを持った強者だけが生き残れる厳しい世界。一度、バレエの舞台を見てみたいなと思った。

映画「スター・ウォーズ」

一人では決して見に行かないであろう種類の映画。ストーリーの流れの中に戦闘シーンがあるのではなく、戦闘シーンのためにストーリーを作っているようだった。でもシリーズものなので、それでいいのだろう。セットやCGはさすがだった。音響も迫力があった。ヨーダの活躍が一番のみどころ(自分にとって)。

映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

性転換手術して東ドイツからアメリカにやってきた、ロックシンガーの半生をつづるミュージカル映画。設定は奇抜だが、愛を求めてさすらう切ない物語。出演者はみな魅力的だし、演出も面白かった。音楽もよかった。当たり。

7月

公開録画「爆笑ON AIR BUTTLE」

NHKの若手お笑い番組の公開録画。長時間いろいろ撮ったにもかかわらず、放送されるのはわずか30分。10組の挑戦者のうち実際放映されるのは半分の5組だけなので。また、審査員になるためには登録が必要だということを知った。

映画「きれいなおかあさん」

聴覚障害を持つ子供とその母の奮闘記。コン・リーがノーメークで母親役を演じたことが話題になっていた。けなげ、だけでなくたくましさも持つ母親だった。

6月

演劇「オイディプス王」

「身毒丸」と同じ蜷川幸雄演出の作品。蜷川さんはギリシャ悲劇を得意としている、と劇評で読んだ。悲劇だからしょうがないとは思うが、本当にもう、救いようのないどん底の悲劇だった。「自らの父を殺し、自らの生まれた同じ畑に種をまいた」…どん底です。

映画「少林サッカー」

今はしがない暮らしをしている少林拳の元修行者たちがサッカーで復活を目指す。マンガのような設定、物語、演出だが、それが徹底しているので大笑いできた。ちょっとでも中途半端だと見てるこっちが恥ずかしくなっていただろう。でも、暴力シーンが多くて痛々しかった。

4月

映画「ロッキー・ホラー・ショー」

伝説の参加型B級SF映画。初めての体験です。面白い!と思う人と、受け入れられない…と思う人、分かれると思います。詳しくは「ナキウサギの研究レポート」、「参加型映画「ロッキー・ホラー・ショー」とは」をご覧ください。

3月

映画「アメリ」

ちょっとしたいたずらで人々をシアワセな気持ちにさせるアメリ。フランス映画は眠いというイメージがあったが、楽しめた。

演劇「身毒丸」

この作品を見るのは2度目。やっぱりスバラシイ。白石和子さんの鬼気迫る演技…摩訶不思議な演出。今回がファイナルだった。主演の藤原竜也さんがすっかり大人になってしまい、少年の役はもう限界なのだろうな、と思った。

1月

映画「千年の恋」

源氏物語の映画版、原作が膨大なので、2時間あまりの映画にまとめようとするとどうしても駆け足になってしまう。源氏の好きな人が見に来るのだろうから観客には予備知識があるだろうが…。同じ平安ものだったら、少し前に見た「陰陽師」の方が面白かった。

 

-以上-


ナキウサギの研究レポートホームへ

Copyright (C) 2002- NAKIUSAGI