初めての海外旅行は中国へ行きました。
北京・西安のコースです。
初めて行くところだし、言葉もわからないので、現地ガイド同行パック旅行にしました。
自分のペースで回れない。料理もお店もすべて日本人用に用意されたものなので、あまり中国に触れた感じはしませんでした。できれば個人で行動したいですが…。
でも、連れていってもらえるのは楽だし、安全です。
状況に合わせて、個人かそれ以外かを選択すると良いかなと思っています。
そんなわけですが、それなりに印象に残ったこともあります。
薄れつつある最初の中国旅行の記憶をたぐりよせてみました。
やっぱりトイレには驚きました。話には聞いていましたが…。それでも、私たちが回ったのは観光スポットなので、比較的ましなはずです。扉も仕切りもなくて、溝だけ、というところもあるそうなので。
宿泊したホテルは日本のビジネスホテルのような感じでした。中国では4つ星とガイドさんは言っていましたが。
日本語は通じませんが、英語ができるスタッフはいました。
まず、みんな無愛想なのに驚きました。機嫌が悪いわけではないとおもいますが、作り笑顔など、まったくありませんでした。
ルームキーを預けるとき、フロント係に預けるのが普通かと思っていましたが、そのホテルでは「キーを預ける箱」がありました。気づかずにフロント係に手渡したら、帰ってきたときに「キーはない」と言われ、少々もめました。
次に、お風呂の栓が抜けなくなる事件が発生しました。
ホテルの人を呼ぼうにも、なんと説明すれば…。
一応、「旅の中国語会話」の本は持っていましたが、「お風呂の栓が抜けなくなった」などという例文はありません。
すると、友達が和英辞書を取り出しました。
「栓はstopperだって」。そして、部屋を出て、手近にいたスタッフに状況を説明してくれました。おかげで事態は収拾しました。
最初は、「中国なのに、なぜ、和英?」と思いましたが、ホテルに英語を話せるスタッフがいるはずです。発音の難しい中国語を無理に使うより、英語のほうが通じそうです。これは、飛行機の中も同じでした。「毛布をください」と中国語で言ったら、「ブランケット?」と英語で返されました。ちょっと違いますが、お弁当屋さんで「ごはんください」と言って「ライスですね」と言われると、さみしいですよね。
彼もが悪人に見えました。そんなわけないのですが。
自由時間に街中を歩くときも、びくびくものでした。
ある商店で、お店のおばさん達が私と連れを見て、ひそひそ話しています。そして「あんたたち、日本人なの?」(私が理解できる数少ない中国語のひとつ)と声をかけてきました。同じ東洋人でも、やはり見ただけで違いがわかるのですね。せっかくの会話のチャンスでしたが、私は「是(そうです)」としか答えられませんでした。残念…。
旅行中、観光客らしい二人組を見ました。やっぱり、わかりますね。見た瞬間、「あ、日本人だ」と感じました。
漢字ばかりなのも面白く、ケンタッキーの看板が「肯徳基」だったりするのを見つけては、大喜びしてしまいました。
万里の長城。これが月からも見える万里の長城か…。実は、それは誇張らしいですが。
「このくらいの上り坂、よゆうよゆう」と思ってずんずん上って行きました。
何気なく振り返ると、「すごい急坂!」「すごい高さ!」私は半分腰が抜けたようになり、それ以上進めなくなってしまいました…。
その他、いろいろ観光地をめぐったのですが、忙しい日程だったため、あまり覚えていません。
いよいよ帰国の途に着こうというとき、中国の税関でおもいっきりチャイムを鳴らしてしまいました。コワそうな女性の係員に引っ張られ、服の上から検査。まさか、異国の地で拘束されてしまうのか!?結局、何も出てこず無罪放免となりました。
後で気づいたのですが、ポケットに金属の指抜きが入っていました。空港で、余った元で買ったものです。うっかりしていました。
帰りの飛行機では、連れとバラバラの席になってしまいました。
そのうち、なにやらカードが配られました。周りを見ると、渡される人と渡されない人がいます。そのカードは「入国者用カード」でした。日本人以外(というか、中国人?)に間違えられたようです。なんだか、嬉しくなってしまいました。
連れは「もう中国はいいや」と言っていましたが、私は「今度行くときはもっと良く見たいな」と、中国再渡航を誓ったのでした。
〜おしまい〜
Copyright (C) 2002- NAKIUSAGI