北海道(冬の道南三都市)紀行

飛行機

北海道へ行ってきました。今回は札幌・小樽・函館を回ります。

2002.11.09〜2002.11.11

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一日目:札幌

今シーズン初の雪!

わーいわーい。北海道だ〜。…って、4ヶ月前にも来たのでした。北海道に来るのはこれで5回目です。

羽田空港からの出発でしたが、1時間ほど前にチェックインをしたにもかかわらず、窓際の席はすでに埋まっていて取れませんでした。やはり、土曜日で込んでいるのでしょうか。ふと振り返ると斜め後ろくらいに「小林亜星」氏が立っていました。テレビで見るのと変わらない仏頂面をしていました。
飛行機に乗りこみ、窓際になれなくて残念…と思いつつ座席を探していると、私たちの席の通路側に座っている人がいます。声をかけると、その人は窓際の席だけど、通路側でかまわないということでした。おかげで窓際の席に座れました。

東京を出たときは晴れ。でも、天気予報通り札幌は雪でした。飛行機が着陸したころは雨のようでしたが、電車で千歳から札幌に向かっている途中、激しく雪が降り始めました。まだ11月なのに、なぜ雪が…?!しかもこんなに降っているのに、電車が止まる様子もない…東京だったら、数センチ降ったらすぐに交通機関が麻痺してしまうのに。さすがっす。私達にしてみたら「吹雪!」ですが、地元の人にしてみたらこの程度は小雪なのだろうか…など、しょっぱなからカルチャーショックです。

千歳空港から1時間もかからずにJR札幌駅に到着。ホテルは札幌駅のすぐそばなので、そのままチェックインしました。

ポスト

時計台と狸小路

お昼を食べようと外に出ました。ものすごく寒い!!気温は3℃です。ひょえ〜。道の両端には雪が降り積もっています。転ばないよう慎重に歩きます。
札幌の街はブロックごとに分かれていて、西何条、北何条と位置がわかりやすい名前がついています。最初、まるで平安京の条坊制ようだ…と思ったら、実際、京都を見習って碁盤の目のような街並みにしているそうです。

途中、「時計台」に寄り道しました。「実物見たらこんなもん?とがっかりするよ」とよく言われるので、前もって「実物は小さい」とイメージしていました。そのせいか特別肩透かしではありませんでした。もとは札幌農学校(北海道大学の前身)の演武場だったとか。赤い★印がかわいいです。
時計台前でカップルにシャッター押しを頼まれたので、こちらも撮ってもらうことにしました。すると、カップルさんも私達も別のペアからシャッター押しを頼まれ、その場は写真撮影会になってしまいました。

時計台

寒いのでお昼はラーメンにしました。ラーメン激戦区と言われる狸小路六丁目です。といってもどのお店がどうなのか、今一つわかりません。テーブル席があってゆっくりできそうな「初代一国堂」というお店に入りました。味はこってりとさっぱりの中間の「こっさり味」が特徴らしいです。私は黒豚角煮ラーメンのしょうゆ味を注文しました。豚角煮がかなりボリュームがあって、鼻血が出そうでした。まあまあおいしかったです。

ラーメンで少し温まったところで、市電に乗って出かけます。後のドアから乗って、前のドアから降ります。料金は後払いで、一律170円でした。

市電

藻岩山

「ロープウェイ入り口」という電停で降車して、「藻岩山」を目指します。藻岩山の頂上に行くためのロープウェイに乗る予定です。雪が降っていますが、果たしてロープウェイは動いているんでしょうか。雪はともかく、風が強い時は運休だそうです。電停から10分ほど歩いたでしょうか。途中の上り坂で息を切らしつつ、ロープウェイ山麓駅に到着しました。どうやらロープウェイも動いているようです。

ロープウェイと聞いて私は6人乗りくらいのゴンドラをイメージしていたのですが、案内板には「定員66人」とあります。そしてゴンドラは2基しかない…?次々送られてくるロープウェイにグループごとに乗りこむものとは違うようです。「交走式」といって、2基のゴンドラが山麓と山頂を交互に行き来するものでした。常時走っているわけではなく、時刻表に従って運転しています。

ロープウェイ

乗ってみると、座席は数人分しかなく、後の人は立つことになりました。これなら66人乗れるかも…でも、バランスを保つための重りがゴンドラ内に置いてあったので、実際には多くても50人までとなっているようです。
ゴンドラ内から夕暮れどきの函館の街が一望できます。上に行くに従って、雪が深くなっていきます。うっすら雪化粧の山を上から見下ろして、不思議な気分でした。

ロープウェイからの眺め ロープウェイからの眺め

山頂に到着…と思ったら、ここが頂上ではありませんでした。一番上の展望台へ行くにはさらにリフトに乗らなければなりません。リフトに乗るときに汚れたり雪で濡れるのを防ぐためのコートが貸し出されていて、親切だなと思いました。しかし、外はかなりの降り…。乗ったはいいけど降りるタイミングで転んだりするのが怖いので、ここで撤退しました。周囲はすっかり雪が降り積もって、一足早いホワイトクリスマスといった感じです。

藻岩山の雪 藻岩山の雪

テレビ塔

市電で札幌市街へ戻って、テレビ塔に登ります。やはり旅では高いところに登らなくては。大通公園を通ると、明日から始まる予定のイルミネーションの準備が進められていました。いくつかの木にはすでに電飾が取り付けられています。テレビ塔前にはクリスマスツリーのような電飾をまとった木が何本かあります。

クリスマス電飾

テレビ塔の受付で展望台の入場券を購入してから、エレベータで上の階へ登ります。このエレベータはガラス張りで外の景色が見えます。エレベータはお土産屋さんのある階で停まるので、そこから展望台直通エレベータに乗り換えです。

展望台から窓の外を見ると、きちんと区画された札幌の街並みがよく見えました。テレビ塔は東京タワーや横浜のランドマークに比べると低いので、街が近く感じます。明かりの一つ一つもはっきり見えて、「あまり高くないタワーというのも良いかもしれない」と思いました。

テレビ塔から見た札幌

テレビ塔ではマスコット「テレビ父さん」を売り出している模様です。「塔」と「父」をかけたダジャレキャラクターで、絵葉書やカレンダーがありましたが…。しかし…ちょっと厳しいかな。

テレビ塔

ロイズの「バトンクッキー」を探して

北海道のお土産は色々あって悩みます。お菓子も、どれもこれもおいしそう…。白い恋人、氷点下41°、六花亭のチョコレート…。今回は、妹にロイズのバトンクッキーをリクエストされていました。チョコレートは横浜でも買えますが、バトンクッキーは北海道でないと買えない(通販はできます。手に入りにくいということでしょう)とか…。実際、空港や街のお土産やさんにもチョコレートはたくさんありますが、クッキーは置いてありません。これは、ロイズのお店に行かないとないのでは…?Factoryというショッピングセンターにロイズのお店が入っていますが、Factoryを地図で確認すると、今いるテレビ塔からはちょっと遠い…。しかも、歩いていくしかないみたい。寒いし面倒!と思いましたが妹が喜ぶのを見たいので、寒空の下、歩きました。ところどころ路面が凍って、歩きにくいったらありゃしない。

なんとかFactoryに到着!広いです。一条館〜三条館まであります。
建物の中でちょっと迷いましたが、無事にロイズのお店を発見しました。高級感漂うお店です。チョコレート以外にもおいしそうなお菓子がいっぱいです。目的のバトンクッキーはクーラーの棚で冷えてました。15枚入り600円、28枚入りは900円です。バトンクッキーの小を持ちかえりにして、お菓子の詰め合わせを親戚あてに発送しました。ツアーのクーポンを渡したら、ロイズチョコレートのパッケージ柄のマウスパッドをもらえました。ちょっと嬉しいです。

Factoryにて

その他のお土産は、友人の好きなわかさいもやリクエストのあった鮭とばなど。お土産屋さんにいるとあの人にもこの人にも買って帰りたくなってしまいます。

すすきののカニ

もう19時です。夕食はすすきので食べることにしていたので、また移動しなければなりません。歩いても行けないことはありませんが、外があまりにも寒かったので、地下鉄大通駅までは歩いて、その後2駅だけですが地下鉄に乗って行きました。

「エビかに合戦」という、その名のとおりエビとカニを扱ったお店に行きました。妹の推薦&ガイドブックの紹介だったのですが、想像していたよりおいしくない…。期待膨らませすぎだった?お店の人に教わって毛ガニの食べかたをマスターできたから、よしとするか…。

ちょっと気落ちしながら再び地下鉄に乗って札幌駅へ。そのままホテルに帰りました。外は寒いですが、建物の中は暖房が行き届いていてあまり厚着だと暑いくらいです。

二日目:小樽・函館・湯の川温泉

札幌を出発

朝起きると外は激しく雪が降り、真っ白になっていました。二日目はバス観光です。ホテルの玄関からの出発でしたが、時間を過ぎてもバスが来なくて心配しました。時間のずいぶん前から待っていたので体が冷えてしまいました。外の雪はいつのまにか止んでいて、のどかな日の光が差しています。

バスに乗りこんだのは3組10人。私達はバスの一番前の席に陣取りました。前の窓からも景色がよく見えて、楽しいです。札幌を出るとき、北海道大学を通りかかりました。話には聞いていましたが、広いキャンパスです。大学が観光地になっているってすごい。次に来るときは構内も散策したいです。これよりバスは海沿いに小樽を目指します。曇り空に荒れる日本海はさびしげです。

日本海

雪の小樽

小樽では2時間自由行動となります。まずは当然のように小樽運河へ。小樽に着くとまた雪が降ってきて、積雪も私から見れば「大雪」の部類に入るほど。まだあまり踏み荒らされていない雪の上をサクサクと進みます。おいしそうな粉雪。シロップをかけて食べたくなります。

小樽運河

雪の小樽運河はなかなか風情があります。小樽運河横の観光案内所前は小さな広場になっていますが、記念撮影をする旅行者でにぎわっていました。雪にもかかわらず人力車も出ていました。人力車に乗って観光することもできるし、乗ったところを自分のカメラで写真に撮るだけというのもできるそうです。写真は200円。

小樽運河

次は、小樽といえばやはり「北一硝子」ですね。3号館とか5号館とかアウトレット館とか…テーマに合わせていくつかの棟に分かれていました。私はガラス製品にはあまり興味ないけど…と思っていましたが、見てみると綺麗!どれもこれも欲しくなります。しょうゆ差しとか花瓶とかコップとか…一つ買ったら理性を失って買い込んでしまいそう。とりあえず、お土産用に可愛いマドラーを買いました。ペンギンや天使のマスコットがついています。

そのほか、同じ通りに六花亭と北菓楼がありました。おいしそう…。北菓楼で小樽支店限定のフルーツケーキを自宅用に買って帰りました。「限定」ものには弱いです。
自由行動の後は、ツアーに組み込まれている「おれの小樽」で昼食です。標準では3種類の丼ものから選ぶのですが、どれも私の苦手ないくらが乗っていたので、追加料金を出してチャンチャン焼きに格上げしてもらいました。

バスバス走る

お昼を食べたら再びバスに乗りこみ、函館へ向かって出発です。地図を見ると小樽〜函館ってかなり離れています。途中何度かトイレ休憩(ニセコ・長万部・森)をはさんで、あとはひたすら走ります。

雪の道

少し居眠りして目を覚ますと、バスはニセコを走っていました。エゾ富士との異名を持つ羊蹄山が見えます。ニセコには一度来たことがあります。この周辺ではスキーやラフティングなど、季節によってスポーツを楽しめます。以前来たとき、気球に乗りました。といっても、気球は固定した状態で何メートルか上空に浮き上がるだけですが。バスを進めると、どんどん雪が深くなっていきます。途中休憩した場所では雪合戦をしている人がいました。

札幌を出て最初は日本海側を走っていましたが、やがて太平洋側を走るようになります。ニセコではあんなに雪が降り積もっていたのに、この辺にはほとんど見えません。森でトイレ休憩。もう夕暮れ時です。大沼公園内の駒ケ岳が向こうに見えました。今回は時間がなさそうですが、大沼公園にも行ってみたかったです。景色がとても素晴らしいとか。

駒ケ岳 メロンのオブジェと駒ケ岳

函館から湯の川へ

あっという間に日が暮れて、あたりは暗くなりました。函館といえば、夜景の美しさがよく知られています。函館山のロープウェイをのぼって展望台から見る眺めは一度体験してみたいものです。この時期はちょうどロープウェイの運休期間なので、バスで函館山の上まで連れていってもらえることになっていました。…が!ななんと、前日降った雪により道路状態が悪くなっているため、通行止めになってしまいました。ショック…。函館にはいるときに高速から夜景を見られたので、今回はそれで我慢です。

このまま宿に直行かぁ。と思ったら、運転手さんが気をきかせて寄り道をしてくれました。函館山に行けなかった代わりに、元々の行程にはない、函館ベイエリア周辺を回ってくれたのです。その日の予定になくてもみどころの解説ができるガイドさんもスゴイ。
湯の川の旅館に着くというころ、ガイドさんからお土産としてホッカイロが配られました。「ほっかいどう」だから「ほっかいろ」…?そんなわけないか。

旅館の食事は朝夕ともビュッフェ形式だったためいまいちでしたが、やはり温泉はよかったです。空は曇って星は見えませんが、函館の街の明かりが綺麗です。

三日目:函館

湯の川にお別れ

朝起きて、まずは温泉へ行きました。昨日の夜よりは空いています。朝日の下で温泉につかるのも良い気分。その後食事(ビュッフェ形式)をして、部屋に戻って出発の支度をしました。テレビで懐かしの「裸の大将」をやっていました。ダ・カーポのテーマ曲が心に沁みます。この歌、作曲は(羽田空港で見た)小林亜星だったのですね。大団円を見届けてから、ロビーに下りてチェックアウトしました。外へ出ると雨が降り出しそうな曇り空です。

今日は函館を観光する予定ですが、夕方16:25発の飛行機に乗らなければならないので、あまりゆっくりもできません。見たいところは色々あるのですが、函館駅周辺にしぼることにしました。湯の川から函館駅前までは市電かバスを使います。「循環フリータイム」という一日千円で乗り降り自由のバスを利用しようと思っていたのですが、バス停に着くと目の前で行ってしまいました。でも、よく考えたら何ヶ所も乗り降りする余裕はないので、普通の函館駅行きの路線バスに乗りました。

猫

函館朝市でお買い物

函館駅は来年から新しい建物になるそうです。今の駅舎はこれが見納めでしょう。コインロッカーに旅行かばんを預けてから、駅のそばの「函館朝市」へ向かいました。

函館駅

カニを代表とする魚介類を扱ったお店が軒を連ねています。歩いていると左右から威勢良く「買っていかない!?」のお声がかかりますが、あまりにもたくさんお店があってどこがどうなのかさっぱりわかりません。目についたお店でずわいカニの足を買って自宅へ送りました。また少しすると鮭(まるごと)を1500円で売っているお店があったので、それは田舎に送ってもらいました。1500円っていったら、そのへんのお菓子と同じくらい…びっくりの値段です。送るべきところにお土産を送り、ほっとしたところで朝市を後にしました。

金森倉庫群

海のそば

海沿いに歩いて金森倉庫群へ向かいます。ドラマなどにもよく出てくる風景です。昨夜はバスで通りました。倉庫の中はお土産屋さんや雑貨屋さん、レストランなどになっています。周辺にもお洒落な喫茶店やガラス工房などがありました。ガラス作り体験、一度やってみたいです。このあたりは洋風ハイカラな建物と和風の落ち着いた建物が混在していて、面白いです。

金森倉庫群

函館朝市でお昼

しばらくうろうろしてから、再び朝市へ戻りました。「きくよ」という食堂でお昼にします。ここは「3色お好み丼」というのが看板メニューになっています。ウニ・イクラ・ホタテ・カニ・甘エビの中から選んだ3つをどんぶりにしてもらえます。私は大好きなカニと大好きなホタテと大好きな甘エビの組み合わせにしました。ホタテはちょっと薄かったけど、おいしかったです。それにトイレがきれいなのがよかったです。やっぱりトイレは重要です。

3色お好み丼

函館空港行きバス

少し早いですが、函館空港に向かうことにしました。函館駅前から函館空港はバスで40分くらいです。バスを待っている間に雨がぽつぽつと降り出しました。バスに乗ってしばらくすると、大雨になりました。欲張らないで早めに移動してよかった…。
バス車内前方の電光案内板に「函館空港行き」と表示されていましたが、もうすぐ到着するだろうというころ、ちょっとぼんやりしてふと見ると、それが「函館駅行き」になっているではありませんか。私はギョッとしました。油断しているうちに終点函館空港に着いていて、折り返し函館駅行きになってしまったのでしょうか。運転席に駈け寄って、「あのっ、函館空港はっ…」と声をかけると、運転手さんは一言「まだ」と言いました。この人、乗車時に運賃を尋ねたときも一言「280円」でした。単語しか言えないのかっ!ともかく、そのままおとなしく乗っていたら、まもなく函館空港に到着しました。電光表示を早めに切り替えただけなのですね。回りの乗客は私がイキナリ飛び出したので、さぞ驚いたことでしょう。お騒がせしました。

さらば、函館

空港に着いたころは雨は小降りになっていました。今度は窓側の席をちゃんと取り、荷物を預けてからまた性懲りもなくお土産を見て回っていました。さほど大きな空港ではないので、すぐに見終わってしまいました。アイスクリームを食べてから搭乗口へ行きました。トイレに行っておこうと思ったら、個室が2箇所しかなくで混んでいました。あ、反対側にもトイレがある…と思って行ってみると、トイレの看板が鏡に映っていただけでした。間抜けな私。
搭乗時間がせまってきたころ、雷が鳴り始めました。おいおい…。今回の旅はあまりお天気に恵まれなかったけど、でも結局ほとんど傘は使いませんでした。冬の北海道の街、楽しかったです。
飛行機の中、窓から見下ろすと仙台周辺の明かりが輝いていました。やっぱり窓際はいいですね!

〜おしまい〜


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