北海道(白老・阿寒・知床・網走・層雲峡)初秋の自然満喫紀行

秋の北海道を訪ねました。白老・阿寒・知床・網走・層雲峡と、あちこち回りました。

2005.09.17.〜2005.09.21

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サンゴ草

次に目がさめてトイレから出てくると、Mちゃんが窓のそばに立っていた。そして、「さあ、ご覧ください!」とカーテンを開ける。
おーっ!そこには青い空と真っ赤なサンゴ草が広がっていた。本当に宿の目の前に群生地があるのだ。

窓から見たサンゴ草群生地

まだ7時くらいだったと思うが、群生地にはカメラを持った人がちらほらと見えた。
「私達も、急がなきゃ!」風が冷たいので上着を羽織って宿を出た。

サンゴ草群生地 サンゴ草群生地の空

群生地にいる人は皆本格的なカメラや三脚を持ってきていた。
群生地に張り出すようにしつらえられた遊歩道をテクテクと歩く。
宿の人はまだ最盛期ではないと言っていた。確かに所々茶色っぽいところがある。上から見たら真っ赤に見えたが、まだまだこれから赤くなるのだ。
それにしてもこんな植物があったことも最近まで知らなかった。

 サンゴ草群生地 サンゴ草アップ

ところで、群生地周辺は湿地のため、蚊がとても多い。
払っても払っても耳元で羽音が聞こえる。ズボン+長袖でフードまでかぶったが、顔の傍に寄る蚊は防げない。
これから行く方は防虫スプレーを身体にかけていくことをお勧めします。

サンゴ草群生地

宿から少し網走に走ったところにもサンゴ草があり、それも車で見に行った。

朝食には鮭が出た。背が手前になっていたので、「海の魚はお腹を手前、川の魚は背を手前にお皿に盛るんだよね」と言うと、「へーそうなんだ」とMちゃん。イヤイヤ、これを教えてくれたのは君だよ!「そうだっけ!私忘れっぽいところがあるんだー」。
勤務先の宿の食事のキラキラ光る飾りの名前が「オーロラ」というのも忘れていた。なぜだ。

宿のフロントには赤いサンゴ草の上にキレイな半円の虹がかかっている写真が飾ってあった。
きれいですねーと話すと、宿の人が「昨日も虹が出たんですよ」という。そうか、場所は違うがやはりあの天気雨で虹が出ていたのかー。見たかったな。

このあたりは常呂という所だ。後で知ったが、カーリングの強いチームがいる町だが、今度合併して、常呂町はなくなるそうだ。
そういえば、ししゃもで有名な鵡川も、隣の穂別と合併して「むかわほべつ」になるとか。

インガルシ 〜遠軽〜

今日は層雲峡へ向けて、常呂町→佐呂間町→上湧別町→遠軽町→丸瀬布町→白滝村と移動する。

サロマ湖の手前だったろうか?ものすごくキレイなジャガイモ畑があった。
畑の手前に収穫したジャガイモがこんもり山盛りに積んであり、その山が一列に並んでいてかわいい。
Mちゃんによると、ジャガイモは収穫したら日向に置いたままにしていると、ソラニンという毒素が出てしまうという。例の緑色の部分ね。だからこのジャガイモの山もそのうち片付けられるのだろう。
デジカメでは撮ったが普通のカメラに納めるのを忘れて、悔しい。

ジャガイモ畑 ジャガイモ畑

サロマ湖。

サロマ湖

上湧別町はチューリップの町だそうだ。
マンホールにもチューリップの絵、チューリップをかたどったバスの待合室、オランダっぽい建物が並んだ公園のようなものも見かけた。

「遠軽」を通過。Mが「ベンガル」とつぶやく。そうだよね、私も思ったよ。ためらわず口に出した者勝ちだ。
アイヌ語の「インガルシ」(眺めの良いところ)が語源だ。遠軽の駅の後方に瞰望岩という高台があり、ここのことを指しているという。
上ってみたかったな。時間があればこういう町の名所を一つ一つ見て行きたいものだ。

左側の坂の上に鹿発見!(Mちゃんが)
写真にも小さく写っている。

鹿

天気が悪くなってきた。
今日は大雪山に登る予定だが、大丈夫だろうか。

鹿

層雲峡

層雲峡に近づいてきた。景色がこれまでと全然違う。
左右に切り立った崖が続く。
崖は、柱状節理といって、六角形の柱状の岩が縦に立ち並んでいる。えーと、帆立の貝柱の繊維一本一本が六角形の柱になっているような感じ…。意味わかります?
異国か古い時代か、ともかく別世界に迷い込んだ気がする。

層雲峡入り口 柱状節理の崖

本日の宿はこじんまりとしたペンション。
部屋数は思ったより多いようだ。
布団でなくベッドが置いてあるためか、部屋が狭く感じる。壁紙も家具もラブリ〜な感じだ。
荷物を置いたら、さっそく出かける。まずは昼食だ。

外に出ると、ずいぶん気温が低く感じる。
昨日までは薄手の長袖でも大丈夫だったのに、上着を着ても寒い。
層雲峡には「キャニオンモール」という小さなショッピングモールがあり、必要最小限と思われるお土産屋・食事どころなどが坂道に沿って並んでいる。

ショッピングモール

小規模なショッピングモールの中にラーメン屋が2軒もあって最初は不思議だったが、なるほどこれほど寒くなるなら、ラーメンの需要は多そうだ。
私達は坂道一番下の方のラーメン屋に入った。
私はお店の看板メニューらしき味噌ラーメンを注文したが、あとで知ったところ旭川ラーメンの基本は醤油味だったらしい。でもここのラーメンはとてもおいしかった。

ラーメン屋 ラーメン

大雪山 黒岳

外に出て、層雲峡観光の目玉ともいうべき層雲峡・黒岳ロープウェーに乗る。
ロープウェイの発着駅、層雲峡駅。トイレ、売店もある。ロープウェイは往復で大人1,750円だ。

層雲峡駅

降りたところは黒岳駅で、黒岳の五合目にあたる。散策路があり、一周30分だそうだ。少し散歩した。
心配していたとおり、雨が降り出していた。黒岳駅で雨合羽の貸し出しをしていたので、羽織って行く。
大雪山の山々が見上げると、頂上の方は赤く色づいていた。煙るような雨の向こうに見える紅葉が美しい。
突然Mちゃんが「リス!」と声を上げる。その直後、足元の茂みから何か飛び出し、また隠れてしまった。
歩道のコンクリートには何かの生き物の足跡がある。コンクリートが乾く前に歩いたものがいたのだろう。

足跡

ここからリフトに乗り換えだ。
私はリフトが怖くてどうしようかと迷っていたが、ここまで来たら上まで行かないともったいないなーと乗ることにした。
ペアリフトは往復で大人600円。この先はトイレがないので済ませておくべし。

リフト

リフトは地上からそんなに高いところを行くわけではないので、そこここに生えている草花がよく見えた。この地域に特有の花が咲いている。

花 草?

何重にも着込んだが、リフトの上はそれでも寒い。
上に行くに従って、あたりの木々の紅葉が目立つようになってきた。そしてふと見上げれば、あの紅葉の山が目の前にあり、近くで見るとすごい迫力だった。

リフトから紅葉

うっ、降りるときが近づいてきた。
そう、乗るのは平気だけど降りるときのタイミングを計り損ねそうで、それが怖いのだ。でもまぁなんとか着地。
七合目だ。
ここから先は本格的な登山になる。さらに上に進みたい人は、山道の入り口で申請をする必要がある。ちょっと行って戻るだけでも同じだ。一時間半ほどで山頂だそうだが、準備をしていないし天候も悪いので今日はここまで。

登山道

他には、展望台(というほどのものではないが)と小さな売店があるくらい。トイレはない。
とにかくものすごく寒かった。山頂の気温は3℃とか書いてあった覚えがある。肝心の七合目の気温を見ておかなかったのが悔やまれる。
売店に入って中を見てみたが、あまり心ひかれるものはなかった。でも、とても温かくて生き返った心地がした。

外に出ると、雨は止んでいた。
そして展望台のところへ行って驚いた。
虹が出ている!
うわー。
下界の緑の山に、少し日が当たり、虹がかかっている。

虹 晴れ間

ニュージーランドでも、九州でも、カナダでも、そして北海道でも虹を見ちゃったよ…ついているなぁ。
私達は虹が薄まっていくのをじっと見ていた。
リフト下りは、出だしが地面よりかなり高さがあって怖い。

リフト下り

五合目に戻って振り返ると、雨の止んだ黒岳に雲がかかって美しかった。

黒岳> <IMG SRC=

と、駅の近くにリスがいた。立ち止まって何か食べている様子。
写真だと小さいけど写ってます。
うわー。リスまで見られたよ。うれしくて、通りかかった夫婦連れに「リスがいますよ!」と教えてしまった。人の良い奥さんは「あらほんと。まぁいいもの見せてもらったわー」と言ってくれた。えへへ。

リス

周辺には銀河の滝・流星の滝という観光名所がある。
観光バスもたくさん来ていた。遊歩道もあるので天気がよければ散歩も気持ちよさそう。

滝

トンネルの先には渓谷美が見所の大函がある。

大函

もうひとつ、小函という場所もあるのだが、崩落の危険があり立ち入り禁止になっているそうだ。
前述の滝のそばの遊歩道も立ち入り禁止区域があるようなので、要確認だ。

層雲峡は和名かと思っていたが、アイヌ語で「ソウウンペツ」(滝のある川)から来ているそうだ。

層雲峡ビジターセンター

層雲峡駅のそばに「層雲峡ビジターセンター」がある。

パネル展示のほか、地形ジオラマ、ハイビジョン映像、タッチパネル操作の画面で見る説明などあり、見ごたえがある。これで入場無料とはお得だ。
画面説明ではナキウサギの鳴き声を聞くことができた。ほんとに、ピッピッと鳥のような声だ。

ショッピングモールには、ナキウサギの置物やキーホルダーを売っているお店があった。
北海道広しと言えど、ナキウサギが生息している地域はごく狭い。ナキウサギのキャラクターグッズを売っている場所も限られているのだ。キタキツネグッズならあちこちあるんだけどねー。

ナキウサギキーホルダー

1つのお店の奥さんとMちゃんが世間話をしたとき、「この友達、北海道が好きで先月も来たんですよ」と言うと、「じゃぁ北海道に住んじゃえばいいのに」。そうだよね、私もそう思います。
Mちゃんが「でも虫が苦手なんですよ」と言うと、奥さんは「それじゃだめね」と言った。やっぱ虫が苦手じゃだめなのかー。

夕食の時間。この宿も料理自慢だそうで、前菜はかなり期待させるものだった。
だが、メインが…カレー風味のカツレツにブルーベリーソースって合わないよ。あまりに実験的すぎるよ。

夕食

お風呂は2つあり、交代制で入れるのだが、宿泊者が多いので少々時間待ちした。
寝る前に、初日にポロトコタンで買ったムックリを鳴らしてみるが、まったく音が出ない。なぜ、なぜだ!→練習したら音は出せるようになった。

〜つづく〜


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