河津桜で今年最初のお花見をしました。
2005.02.26〜2005.02.27
今日は、伊豆の河津桜で一足早いお花見だ。ついでに、下田に泊まって仕事の疲れを癒す予定。なにしろ、今日まで連日午前様だったのだ。
河津まで踊り子号に乗って行く。熱海での乗換えのない電車なので、楽ちん。
途中、伊豆高原駅でピンク色の桜が見えた。これも河津桜か〜。

河津駅が近づいてきた頃、車内販売がやってきて、ワゴンの中に「義経さわやか弁当」という駅弁が見えた。どこの駅弁?き、気になる。食べてみたい。でももうすぐ着くので、我慢しよう。
ホームに降り立つと、寒い!カイロを持ってきていたので、背中に貼った。
切符は下田まで買っていたが、「途中下車可」と書いてある。「前途無効」ではないのでもしかしたらと思ったら、改札の駅員さんが「この切符でまた普通電車に乗って下田まで行けますよ」と教えてくれた。そうなんだ。旅行会社で切符を買うときに河津で降りる話をしたけど、そこまでの説明は聞かなかったなぁ。よかった、教えてくれて。
2/1〜3/10まで、河津桜まつりが開催されている。駅の目の前から、もう祭りムードだった。駅前の、あまり広くない道にも河津桜が並んでおり、反対側には出店が並んでいる。
と、こんな看板を発見。家一軒分の木材をもらえるということだが。

突き当たると川に出て、川沿いには桜並木、反対方向にはやはり出店。
そろそろお腹の空いてきた私は、桜を見るより出店で何を食べるかに夢中になってしまった。
まずはサザエの串焼きを食べ、それから秋刀魚の押し寿司。これは伊豆の名物料理だそうだ。

少しお腹が落ち着いたので、桜を見る心の余裕が出てきた。
河津桜は早咲きの品種で、2月に開花、3月上旬まで咲き続ける。川沿いの桜はちょうど今が満開で、見頃だ。ソメイヨシノのようなはかなさや繊細な美しさはないが、ピンク色の花はたくましい生命力を感じさせる。桜並木の足元には菜の花が植えられ、明るい黄色とピンクの色合いが寒空の下で鮮やかだ。

それにしてもけっこうな人手だ。範囲が広いのでそう混雑した感じではないけど。トイレとかも、女子のほうは列になってる。
連れがもう移動したいと言うので、去ることに。うーん、猪汁、食べたかったな。
なお、河津桜まつりの情報はウェブサイトで見られます。桜の開花情報もあって、役立ちました。アドレスが毎年同じかわからないので、リンクは張りません。「河津桜まつり」で検索してみてください。

下田駅の改札は、黒船をイメージしているようだ。工夫している。

河津でちょこちょこ食べたが、まだお腹が空いているので、お昼を食べることにした。本当はお刺身でもと思ったが、下田に着いたらいよいよ天気も悪くなり、寒い。駅前の民芸品店兼喫茶店「普論洞」でラーメンを食べることにした。
店頭の「本日のおすすめ 伊勢えびラーメン」というのが目を引いた。1500円は高いが、こういうものを見つけると食べずにはおれない。
一見入りづらそうな店だったが、中は意外と広くて明るさもあり、店員さんもはきはきしていて居心地は良い。伊勢えびラーメンを注文すると大きな声で復唱されたのはちょっと恥ずかしかったが。

これが伊勢えびラーメン。サザエの薄切りとイカまで入っている。味は…まぁ…ラーメンに伊勢えびを入れました、って感じですが…話の種に食べてみるのもいいでしょう。

ちなみに連れは無難にチャーシューメンを注文していた。保守的な人間だ。チャーシューが柔らかく煮てあっておいしかった。賢いといえば賢い選択だな。
駅の近くには「とうきゅう」があった。鮮魚コーナーでは、巨大なハマグリやホタテが殻つきで売っていて、これは伊豆ならでは!?と思ったが、産地は千葉や北海道だった。関係なかったか。
本日の宿は連れの希望で「黒船ホテル」。なぜここが良かったのかと聞いてみると、「名前が面白いから」。えっそれだけ?団体客対応のけっこう規模の大きな旅館だ。
普通の和室を予約していたのだが、ホテル都合で客室露天風呂付きの部屋に変更してもらっていた。ラッキー。オフシーズンだとこういう特典があるんだよね。

部屋は海に面しており、窓の外に小さな露天風呂がある。洗い場つきのお風呂はヒノキで、脱衣所も洗面ボウルが2つあるゆったりしたつくりだ。

とりあえず、お茶で一服する。桜祭りで買った桜餅と桜まんじゅうと関係ないけど粟まんじゅう。

落ち着いてから、お風呂に。ここは入れ替え制ではなく、男女固定の浴場だ。脱衣所と洗い場、湯船はけっこう広いが、露天風呂は小さめ。海に面しているが、物陰になっているので海からこちらを見られるということはなさそうだ。
食事は夕食・朝食とも部屋で。たくさんの皿が一度に並ぶので、大きなテーブルの上もいっぱいになった。私としては、一皿ずつの懐石料理スタイルのほうが好きなのだが…。食べるのが遅いので、冷めたり、ぬるくなったりするのがイヤなのだ。でも、連れはいちいち部屋に入ってこられるのがイヤで、まとめて並べてほしい人。人の好みはそれぞれだ。
料理には私の切望していた伊勢えびのお刺身があった。あぁ甘くておいしい…。その他先付けやおつくり、茶碗蒸のほか、鯛の煮付け、鯛のしゃぶしゃぶ、えびのマヨネーズ焼とすごい量だ。お刺身、残しちゃったよ…。デザートのチョコレートのババロアはしっかり食べたけど。
お腹が落ち着いてから、部屋のお風呂に入ることにした。まずはヒノキ風呂。おおっ、お湯を入れると、ヒノキの良い香りが浴室に漂う。入ってみると、見た目より広くて、足も窮屈ではない。
充分温まってから、露天風呂へ。常時お湯が満たされているので、それこそいつでも入れる。露天風呂も見た目以上に広い。足も手もゆったり手を伸ばせる。誰に気兼ねする必要もないし、時間も気にする必要もない。贅沢なことだ。
入浴後はマッサージに来てもらった。温泉場のマッサージなんて年寄りくさい…と若かりしころは思ったものだが、イヤもう、お金は払うからもんでくださいって気持ちの今日この頃。しかも、部屋に来てもらえば、マッサージが終わってから移動することもなく、寝るだけですよ。なんて都合の良い。しかも40分4000円のリーズナブルプライスだ。
マッサージの類に行くと必ず言われる「こってますね〜」。これは、ご挨拶のようなものなのだろうか。どの客にも言ってるんだろうか。「こってますね〜」と言われると、「そうなの、こってるの、私って大変なの」という気になる。そして初対面のマッサージ師にも「私のこの辛さをわかってくれるのね」と、心を開いてしまう。誰だって、マッサージをお願いしたのに「別にこってませんよ」なんて言われたら、安心するよりがっかりするだろう。
朝7時。温泉に出かけるとたいていもっと早起きなのだが、ゆっくり起きてしまった。
でも問題ない、この部屋は露天風呂つき。共同の露天風呂に行くために、着替えをまとめたり、移動したりする必要はない。今まで特に不便とか面倒と思ったことはなかったけど、部屋に露天風呂がついているっていうのはなんて快適なんだろう。
共同の露天風呂がよほど豪華ならそっちに行くが、このホテルのはあまり広くなく、人数によっては部屋の露天風呂のほうが広々と感じられる。それでなくても人がいないということでゆったり使えるし。
今日は天気が良くなるはずだったが、曇り空。…と思ったら、雪まで降ってきた。
それにしても身体が重い。昨夜のマッサージのもみ返しが来たらしい。あとは、何度も温泉に入ったせいもあるかもしれない。なんか、とてもダルくて、歩くのもかったるいほどだ。大丈夫かな今日…。
だるだるしながらも、荷物をまとめて部屋を出る。
ロビーには7段飾りの立派なお雛様が飾られていた。両脇にあるのは、雛の吊るし飾りといって、伊豆稲取を中心とした雛飾りの名物だ。

チェックアウト後、マイクロバスで駅まで送ってもらえる。来たときは徒歩だった。歩けない距離ではないが、やはり楽だ。ホテルの従業員の方が外まで出て手を振ってくれる。笑顔が自然で、感じが良かった。
下田駅のすぐそばにロープウェイ乗り場があるので、行ってみた。旅に出たら高いところに上るのが常だ。
1階はチケット売り場とお土産コーナーになっている。さびれているのではないかと思ったが、意外にきれいで明るい。何より暖かいので、ほっとした。
旅行会社からもらった割引券で、チケットが2割引になった。ホテルでも割引券を置いていたし、駅の案内所にもある。定価で利用する人のほうが珍しいのではないだろうか。
ゆらゆらとロープウェイに揺られて上がるが、あまり高い山ではないので、すぐに着いた。上にも小さなお土産コーナーと飲食コーナーがある。
地面には、いつのものかわからない雪が残っていた。今も、傘を差すほどではないが、雨ともみぞれともつかないものが降っている。
とりあえず下界を眺めてみた。

山頂には様々な種類の花が植えてある。春にはまだ少し遠い今日も、プリムラやデイジーは鮮やかな色で咲いていた。
下田出身の写真家、下岡蓮杖の小さな記念館もあった。年表を見ると、横浜にも縁のある人のようで、親しみを覚えた。ショーケースに旧式のカメラが陳列してあり、カメラ好きには嬉しい記念館なのかもしれない。

お昼は駅前の「徳造丸」で。団体さんがぞろぞろ入っていって、満員だと言われて出てきたが、私達は2人だったので、少ししたら入れてもらえた。そのあとも待っている人が増えていったので、タイミングが良かったようだ。
私は地魚丼\2100、連れは伊勢えび天丼\3200を注文した。贅沢…。味は値段だけのことはある、という感じで、普通においしい。
カニの足が入った味噌汁が出てきたが、海藻と共にニラのようなものが入っていた。今朝の伊勢えびの味噌汁にもやはりニラが入っていた。基本の組み合わせなのだろうか。相性が良いとは思えないのだが。

町の和菓子屋さんとお土産屋さんをちらっと見てから、電車に乗り込んだ。
河津では今日も桜祭りが続いている。

途中で爆睡してしまった。目がさめてから、平井製菓で購入した「下田あんぱん」を連れと半分こにして食べる。キノコ型で面白い形をしている。あんこはさすが和菓子屋さん、という感じのずっしりして濃いものだった。皮はしっとり薄い。

お土産は、同じ平井製菓の「そうずらまんじゅう」、エボ鯛の開き干し、お味噌汁に入れる用の岩のり、温泉の素。
-以上-
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