昭和30年代生まれの人は、大体プラモデル作りと野球とウルトラマンシリ−ズに夢中になったんじゃないかな?
自分もその一人で、タミヤのAFVを愛し、町内会の野球チ−ムに入り(俺は4番でキャッチャ−、ドカベンみたいだったよ)、
テレビでウルトラセブンの再放送に熱くなってたよ

大人になった今は、その影響で、戦争映画のDVDをよく見てるんだ、別に好戦主義者じゃないけど、なぜか魅かれるよね。
俺たちが小学生の頃はホント戦争映画が一杯あったよね、特に年末となると「大脱走」とか「史上最大の作戦」とか
よく見たなぁ。あの時見た映画は、今ではDVD化されて、昔の戦争映画大好き少年を喜ばせてるよね。

このコ−ナ−は、そんな子供時代のマインドを持ち続ける、ピ−タ−パンみたいなオヤジ達向けのコ−ナ−です。
自分の戦争映画DVDのコレクションを紹介していきます。
それと、PCゲ−ムも大好きなんで、それもちょこっと紹介していきま−す。

<戦争映画コレクション>   どんどん増やしていくよぉ〜
※表の見方:(欧U)=第二次大戦 欧州戦線関連 (欧T)=第一次大戦 欧州戦線関連 (平)=太平洋戦線関連
  (ベ)=ベトナム戦争関連 (鮮)=朝鮮戦争関連 (U全般)=第二次大戦全般 (他)=その他 

1.荒鷲の要塞(欧U) 2.鷲は舞いおりた(欧U) 3.レマゲン鉄橋(欧U) 4.戦略大作戦(欧U)
5.特攻大作戦(欧U) 6.大脱走(欧U) 7.史上最大の作戦(欧U) 8.Uボ−ト(欧U)
9.メンフィスベル(欧U) 10.熱砂の海(欧U) 11.大列車作戦(欧U) 12.アンツィオ大作戦(欧U)
13.突撃隊(欧U) 14.グリ−ンベレ−(ベ) 15.僕の村は戦場だった(欧U) 16.地獄の黙示録(ベ)
17.U-571(欧U) 18.頭上の敵機(欧U) 19.遠すぎた橋(欧U) 20.影の軍隊(欧U)
21.ウィンドト−カ−ズ(平U) 22.ザ・トレンチ(欧T) 23.シン・レッド・ライン(平U) 24.ジャスティス(欧U)
25.ビスマルク号を撃沈せよ(欧U) 26.トラ!トラ!トラ!(平U) 27.プラト−ン(ベ) 28.砂漠の鬼将軍(欧U)
29.パットン大戦車軍団(欧U) 30.脱走山脈(欧U) 31.潜水戦隊帰投せず(欧U) 32.戦う翼(欧U)
33.略奪戦線(欧U) 34.スタ−リングラ−ド(欧U) 35.ハンバ−ガ−・ヒル(ベ) 36.フルメタル・ジャケット(べ)
37.633爆撃隊(欧U) 38.空軍大戦略(欧U) 39.炎の戦線エルアラメイン(欧U) 40.戦場のピアニスト(欧U)
41.ワンス・アンド・フォ-エバ-(ベ) 42.ブラックホ−クダウン(他) 43.ファイア−フォックス(他) 44.プライペ−ト・ライアン(欧U)
45.東部戦線1944(欧U) 46.ペライベ−ト・ソルジャ−(欧U) 47.極寒激戦地アルデンヌ(欧U) 48.要塞(欧U)
49.K-19(他) 50.レッドオクト−バ−を追え(他) 51.戦争の犬たち(他) 52.キリングフィ−ルド(他)
53.バルジ大作戦(欧U) 54.暁の勝利(欧U) 55.サハラ戦車隊(欧U) 56.ナバロンの嵐(欧U)
57.将軍達の夜(欧U) 58.バンド・オブ・ブラザ−ズ(欧U) 59.鬼戦車T−34(欧U) 60.レニングラ−ド攻防戦(欧U)
61.ベルリン陥落(欧U) 62.スタ−リングラ−ド大攻防戦(欧U) 63.ヨ−ロッパの解放T(欧U) 64.ヨ−ロッパの解放U(欧U)
65.ヨ−ロッパの解放V(欧U) 66.撃墜王アフリカの星(欧U) 67.ロンメル将軍の密使(欧U) 68.壮烈第6軍 最後の戦線(欧U)
69. 08/15(欧U) 70.戦線の08/15(欧U) 71.最後の08/15(欧U) 72.グストロフ号の悲劇(欧U)
73.鮫と小魚(欧U) 74.U47出撃せよ(欧U) 75.第三帝国の野望(欧U) 76.スタ-リングラ-ドからの医者(欧U)
77.誰が祖国を売ったか?(欧U) 78.総統爆破計画(欧U) 79.ヒトラ−暗殺(欧U) 80.鷲の指輪(欧U)
81.西部戦線異状なし(欧T) 82.ヒトラ−(欧U) 83.我が闘争(欧U) 84.二世部隊(欧U)
85.橋(欧U) 86.ブラザ−フッド(鮮) 87.レニングラ−ド大攻防1941(欧U) 88.アップランジング(欧U)
89.シルミド(他) 90.戦争のはらわた(欧U) 91.THIRTEEN DAYS(他) 92.ドイツ週間ニュ-ス 対戦車戦1943(欧U)
93.ドイツ週間ニュ-ス 1944運命の決戦(欧U) 94.ドイツ週間ニュ-ス 1945最後の奮戦(欧U) 95.ドイツ週間ニュ-ス 1940西方の勝利(欧U) 96.ドイツ週間ニュ-ス ドイツアフリカ軍団(欧U)
97.ドイツ週間ニュ-ス クルスク戦1943(欧U) 98.カラ-で見る第二次大戦(U全般) 99.秘録第二次世界大戦(U全般) 100.ヒトラ−〜最後の12日間〜(欧U)
101.ドイツ週間ニュ−ス 欧州の防壁1944(欧U) 102.緑の悪魔1939-1943(欧U) 103.炎628(欧U) 104.ドイツ週間ニュ−ス枢軸の反撃1944(欧U)
105.シンドラ−のリスト(欧U) 106.戦場のレジスタンス 107.総攻撃(欧U) 108.硫黄島の砂(平)
109.戦場(欧U) 110.マッケンジ−脱出作戦(欧U) 111.最前線物語(欧U) 112.ドイツ週間ニュ−ス死闘の日々1944
(欧U)
113.ティア−ズ・オブ・ザ・サン(他) 114.ディア・ハンタ−(ベ) 115.地獄の戦場(平) 116.エネミ−・ライン(他)
117.エネミ−・ライン2〜北朝鮮への潜入(他) 118.東京上空三十秒(平) 119.ウィンタ−・ウォ−(欧U) 120.眼下の敵(欧U)
121.ワイルド・ギ−ス(他) 122.戦火のかなた(欧U) 123.男たちの大和(平) 124.父親たちの星条旗(平)
125.硫黄島からの手紙(平) 126.凄戦 ガダルカナル(平) 127.激戦 タラワ、グアム、硫黄島(平) 128.ヒトラ−の野望(欧U)
129.恐怖の潜水艦戦(U全般) 130.ノルマンディ上陸作戦(欧U) 131.激戦の南太平洋(平) 132.真珠湾攻撃(平)
133.砂漠の狐ロンメルを追え(欧U) 134.激戦り大海戦(平) 135.激突!電撃戦車戦T(欧U) 136.激突!電撃戦車戦U(欧U)
137.激突!電撃戦車戦V(欧U) 138.激突!電撃戦車戦W(欧U) 139.地獄の空戦(欧全般) 140.死闘!南太平洋(平)
141.ミッドウェイ海戦(平) 142.中国侵攻作戦(平) 143.地上最大の作戦(欧U) 144.ナチス侵攻!(欧U)
145.大東亜戦争史Vol,1(平) 146.大東亜戦争史Vol,2(平) 147.大東亜戦争史Vol,3(平) 148.大東亜戦争史Vol,4(平)
149.大東亜戦争史Vol,5(平)

<PC戦争ゲ−ムコレクション>

メダルオブオナ− ヒドゥン&デンジャラス メダルオブオナ− リロ−ド ブラックホ−クダウン
メダルオブオナ−リロ−ド2 ベトコン 2 3 4

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Vol.1 「荒鷲の要塞」

アメリカ映画
出演:クリント・イ−ストウッド、リチャ−ド・バ−トン他
製作:1968年
本編時間:155分

あらすじ&寸評
寸評の記念すべき第一作目は、悩んだけど、やっぱりコレでしょう。
イギリスに居るドイツの2重スパイを突き止めるために、偽の米軍の将軍をわざと敵に捕らえさせ、救出するという
とんでも無い作戦を描いた作品。
これは、「ナバロンの要塞」他のアクション小説で有名なアリステア・マクリ−ンが原作を書いてるけど、これがまた、
面白い!!ドンデン返しのある展開は、ジメジメとした戦争映画と言うより、娯楽アクション映画だね、これは。

なんと言ってもgoodなのが、ユンカ−スがアルプスを縫って飛ぶ、オ−プニング。ドイツ語の洒落た字体のス−パ−も
いかすし、音楽もマッチしてました。
ナカナカ爆発しない手榴弾や妙にわざとらしい血しぶきも、イ−ストウッドのシュマイザ−2丁撃ちで相殺ってこと
にしましょう。

小学生の頃に初めて見たけど、後半のケ−ブルカ−での死闘は、まぶたに焼き付いてます。しばらくは、ケ−ブルカ−
に乗れなかったもん。ビデオは出ていて、レンタルビデオ屋で借りてたけど、なんでDVD化しないのか、不思議だった
けど、やっと出たね。細かい事抜きで楽しめる作品です!                      


Vol.2「鷲は舞い降りた」

イギリス映画
出演:マイケル・ケイン、ドナルド・サザ−ランド、ロバ−ト・デュバル他
製作:1976年
本編時間:132分

あらすじ&寸評
これも、冒険小説の大家であるジャック・ヒギンズの原作。海沿いの田舎町に御忍びで静養に出掛けた、イギリス
首相チャ−チルを誘拐しようとする、これまたなんとも大胆不敵な作戦とそれに巻き込まれたドイツエリ−ト空挺
部隊員の奮闘と悲しい最後を描いた作品であ−る。
上官のチョッとした思い付きで、まじめな部下が犬死していく悲しいスト−リ−です(会社でも、かなり有りがちだよね・・・)。
でも、個性派俳優陣で固められた豪華キャストとスピ−ドと変化に富むスト−リ−展開は、見ている者を全く飽きさせず、
ラストまで導いてくれます。

上陸前の経験の浅い米軍部隊と東部戦線で鍛えられた独エリ−ト空挺部隊員との戦闘能力の違いをまざまざと
見せつけられる、戦闘シ−ンは必見です(でも最後は全滅なんですが・・・・)。3突などが、さりげなく出てくるなど、
歴史考証に基づいた無理の無い演出は好感が持てます。でも最後は、チャ−チル暗殺に成功するけど、実は影武者
だったという悲しいオチがついてるけど、見応えはありましたよ。

しかし・・・・、ラストの救助に来た魚雷艇が座礁しているシ−ン(絵だよね)は、ちとお粗末でした。
でも、ヒムラ−役のドナルド・プレゼンスもイイ味出してたので、許す〜。


Vol.3「レマゲン鉄橋」

アメリカ映画
出演:ジョ−ジ・シ−ガル、ロバ−ト・ボ−ン、ベン・ギャザラ
製作:1969年
本編時間:117分

あらすじ&寸評
これも、中学校くらいの時に何度か見た作品で、印象深かったんだ。
大戦末期のライン河畔、続々と本国へ退却するドイツ軍を追って、なんとかソ連軍より先にベルリン一番乗りを
果たしたい米軍、でもドイツ軍もそうはさせじと次々とライン河に架かる橋を爆破。たった一つ残ったのが、
レマ−ゲンのル−デンドルフ鉄橋、その鉄橋をめぐる米独の死闘を描いたのがこの作品。
できるだけ、仲間をドイツに退却させようとギリギリまで粘る事を上官より命ぜられた独軍守備隊指揮官と、
出世欲が強く、いつも部下を危険な先導役ばかりさせる上官にイヤ気を覚えつつ、戦う米軍歩兵中尉とその
勇敢な部下達との一歩も譲らぬ戦いは、どちらも応援したくなりますです。

どうみても爆薬が仕掛けてある橋に行って、橋を奪ってこいって命令はちょっとね・・・・
結局、橋に仕掛けた爆薬に点火されてしまうんだけど・・・・
実際にあった作戦なんで、オドロキだよ。

オ−プニングの猛スピ−ドで川岸を走る米機甲部隊と独河畔守備隊の戦闘は、印象的だけど、あんな
猛スピ−ドの中で撃ち合っても当るのかしら?
でも、可哀相なのが独守備隊指揮官だよ、支援を約束した上官からは裏切られ、挙句の果てに増援を呼びに
司令部に行ったら、上官は親衛隊に逮捕されてて、とっとと橋を爆破しなかったという事で命令違反で
銃殺されちゃうし、ハシゴ外されて、トホホな管理職です(無理な指示を出した上司が転勤しちゃったりして、
すっかり自分の責任にさせられちゃう感じは、会社でも十分ありがち)。

現代サラリ−マンの悲哀とも共通する部分も多い、考えさせられる作品でごんす。


Vol.4「戦略大作戦(KELLY’S HEROES)」

アメリカ映画
出演:クリント・イ−ストウッド、テリ−サバラス、ドナルド・サザ−ランド
製作:1970年
本編時間145分

あらすじ&寸評
これまた、おなじみの映画です。笑える戦争映画だよ、なんたって、キャストが豪華!イ−ストウッドに
テリ−サバラスだもんね。物語は、捕虜の独軍将校から、敵陣奥地の銀行に金塊が隠されている事を
聞きだしたイ−ストウッドが、3日間の休暇の間にしょうもない仲間達を誘って頂きに行っちゃう、というもの。
奇想天外、ハチャメチャ・コメディタッチのギャグ満載のスト−リ−です。
特にイカれた戦車隊長役ドナルト・サザ−ランドがイイ味出してます。「線路は続くよ、どこまでも(正確な
曲名わからず、あしからず)」を流しながら、トンネルから出てきて、シャ−マンで敵の鉄道施設で大暴れ
するシ−ンはお気に入りです。

最終的には、銀行を守るタイガ−戦車の戦車長と「商談」して、銀行の扉を88ミリでブチ壊して、まんまと
金塊を頂いちゃうんだけど、見ていてスカッとする映画です。寸足らずナタイガ−戦車だけど、十分雰囲気
は出てたし、戦車長との「商談」に赴く時の西部劇タッチの演出も、GOODでした(ドナルド・サザ−ランドの
ルガ−もOK!)。
軽快なテンポのBGMとも良くマッチしていて、理屈なしに楽しめる作品だよ。
おとぼけイ−ストウッド100%のオススメ映画!

それにしても、みんなよく撃つ映画だわ、さすがアメリカ映画。シュマイザ−もトンプソンも1マガジン30発
なんて事、忘れさせてくれる位に、撃ちまくります。両方ともモデルガンで撃った事あるけど、フルオ−ト
だと「あっ」と言う間に1マガジンなんて、撃っちゃうよね。まっ、映画なかんだから細かい事は気に
しない、気にしない。


Vol.5「特攻大作戦(The Dirty Dozen)」

アメリカ映画
出演:リ−・マ−ビン、チャ−ルズ・ブロンソン、テリ−・サバラス他
製作:1967年
本編時間:149分

あらすじ&寸評
またまた、豪華キャストの作品だよ、リ−・マ−ビンにブロンソンにサバラスとなんか高級五目ラ−メンみたい。
ノルマンディ−上陸作戦に先立ち、前線指揮官を根こそぎやっつけちゃおうと言う大胆な作戦を描いて
るんだけど、そのメンバ−がまたスゴイ。みんな憲兵にご厄介になった、服役中の悪人ばかり。
そんな奴らの中で、指揮官役のリ−・マ−ビンが、苦労しながら次第に「極悪人」達の信頼を勝ち得て、
軍隊として強くなり、多くの犠牲者を出しながら作戦成功へと導いていくスト−リ−でゲス。

なんか、リストラされたオヤジが、成功確率が極めて低い作戦に捨て駒がわりに使われて、死んでいく・・・
かっ、悲しすぎる!
でも、パ−ティ−に集まった将校達を地下に閉じ込めて、ガソリンぶっ掛けて、手榴弾で着火して、まとめて
やっつけちゃうって発想がいかにもアメリカ映画らしいですね。
五目ラ−メンみたいなキャストも、そこそこバランスも取れていて、楽しめたけど、ブロンソンがドイツの軍服着て
堂々と敵の施設に侵入するのは、調子に乗りすぎだろ−、いくらなんでもあんな顔のドイツ兵はいないよ〜。
(「う〜ん、マンダム」って、言ったらバレちゃうだろ!)

豪華キャストにも関わらず、映画自体は、まぁテレビ東京で放映されるクラスの作品になっているところが、チト
残念でした。でも、最後の敵のお屋敷から脱出するシ−ンに出てきた「8トン(それ以上かも)ハ−フトラック」だけ
すごい印象に残ってます。子供の頃、タミヤの8トンハ−フは、88ミリ砲と並んで、なかなか買えなかった
プラモだったもんな−。


Vol.6「大脱走(THE GREAT ESCAPE)」 

アメリカ映画
出演:スティ−ブ・マックイ−ン、ジェ−ムズ・ガ−ナ−、チャ−ルズ・プロンソン、ジェ−ムズ・コバ−ン他
製作:1963年
本編時間:172分

あらすじ&寸評
これも、あらためて紹介するまでも無い、超メジャ−級の作品でごんす。キャスト良し、BGM良し、スト−リ−良し
って、安全指差唱和みたいなスティ−ブ・マックイ−ンの代表作、子供の頃から特に年末に良く見たよね。
通算10回はTVで見てる気がするよ。

250人もの連合軍捕虜による、ドイツ捕虜収容所からの脱走計画という真実に基づいてるんだけど、スゴイ話
だよね、まったく。服や、証明書、備品なんかもすべて偽造や調達で準備したのだから、オドロキだね。
全編で約3時間なんで、かなり気合入れないと疲れちゃうけど、お気に入りの作品なんで、「スッ」と見られちゃうね。
脱走の方法も、自転車、ボ−ト、列車、飛行機と実に様々、でも大部分が逮捕されて銃殺の憂き目にあっちゃうのは、
残念・・・・

そんな中でも、一番のお気に入りのシ−ンは、やっぱりハイライトのマックイ−ンのバイクでの逃走劇だね。
ちょっと最後の柵は越えられないの見え見えだよね。また、年末が近づいてるけど(今、2003年12月16日)、
昔を思い出して、見てみるかな?


Vol.7「史上最大の作戦(THE LONGEST DAY)」

アメリカ映画
出演:ジョン・ウェイン、ヘンリ−フォンダ、ロバ−ト・ミッチャム、クルト・ユルゲンス他
製作:1962年
本編時間:179分

あらすじ&寸評
またまた、これも言うまでも無い超メジャ−作品。これも、子供の頃は年末に良く見た作品ですなぁ。長いので、
前編と後編に分かれて、2週に亘って放送されてたっけ。特に前編が、ドイツの沿岸守備隊のブルスカット少佐
が、監視ト−チカから迫り来る大船団を見つけて、目が「西川きよし」状態になるところで終わるんだけど、何度
見ても飽きなかったよね。なんたって、俺達がガキの頃はビデオなんて便利なもの無かったもん。今のガキと
比べて一瞬一瞬が真剣勝負だったよ。「見逃しちゃったから、また巻き戻して・・・」ってのが通用しなかった時代、
ったく、今のガキはホント緊張感ゼロだぜ!

あら、全然、寸評とは関係無い方向にいっちゃったよ。
当時のアメリカ映画では珍しい、ドイツ側からの描写もあって、それなりのバランスがあったね。実写フィルムも
そこそこちりばめられてて、雰囲気も出てたし。でも、コンバットでもそうだったけど、モ−ゼルカ−ビン銃が
連発銃の様に描かれてた所はちょっとガッカリ。例のクリック音での敵味方識別用おもちゃで、ライフルのボルト
アクション音をクリック音と勘違いして、米軍兵士が撃たれてしまうシ−ンだけど、ボルトアクションなのに、連発
してたよね。あれうそだよ−。そりゃ、ケネディ大統領暗殺の時もボルトアクション式ライフルから、信じられない
速度で連続して弾が発射されたそうだけど、あれはちょっと早すぎだと思うよ。

って、細かい所にヘンにこだわってるけど、それは別として、当時の作品として、かなり良い出来栄えだと思います。
これが、後に「プライベ−ト・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザ−ス」につながって行く、ノルマンディ物の元祖の映画、
またまた、年末に見たくなっちゃう映画だよ、まったく。(全然、寸評にならず、申し訳無し)


Vol.8「Uボ−ト(Das Boot)」(ディレクタ−ズ・カット)

ドイツ映画
出演:ユルゲン・プロホノフ、ヘルベルト・グレ−ネマイヤ−、クラウス・ヴェンネマン他
製作:1981年
本編時間:209分

あらすじ&寸評
第二次大戦の潜水艦モノとしては、ダントツの出来栄えの映画。これは高校生の時に劇場まで見に行った、思い出
深い作品でありんす。しかも、ドイツ映画だよ!ドイツ語だらけ。高校生の時に第二外国語として、ドイツ語を習ってて
勉強にも少しだけなった作品なんだ。
「群狼戦術」で連合軍を散々な目に遭わしてきたUボ−トも、ソナ−の普及でかなり厳しい戦いを強いられてきた最中、
フランスのラ・ロシェル港を出港したあるUボ−トに同乗した報道担当将校を通じて見た本当の深海での戦闘の恐怖と
空しさを斬新なカットと効果的なBGMで表現した、力作。ドイツ製作の大戦ものは極めて限定されてるけど、ホントこれは
必見の価値ありです。

潜水艦内部の描写も細かくてなんか、ドイツ人ぽいこだわりが伝わってくるし、BGMなんかいろんなTV番組で使われ
てるよね。特に、このディレクタ−ズ・カットは未公開シ−ンも入ってて、209分とかなり見応えのある1本になってます。
劇場でも見たけど、爆雷のシ−ンは「ズシン」と来るものがあったね、これは家庭では味わえない感じ。
スト−リ−は、敵輸送船団を撃破していくけど、警戒厳重なジブラルタル海峡を通って、地中海に行く命令を受けた艦長が、
ギャンブルに出て、強行突破を試みるもやっぱりハネ返されて、命カラガラ母港にたどり着いたと思ったら、空襲で・・・・
暗いラストになってます。「スタ−リングラ−ド(ドイツ映画の方 これも早くDVD化されないかなぁ)」も一緒だけど、ドヨ〜ん
としたラストです。

「U−571」もイイけど、ちょっとわざとらしくて、自分はこっちの方が気に入ってます。最近潜水艦ものが割と良く出てるけど、
なかなかこれを抜ける映画はないね(「レッド・オクト−バ−を追え」は、お気に入りだけどね)。
やっぱり、敗戦国製作の映画は「メッセ−ジ」の重さと意味が違うな(とわかった様な事を書いて見ました)。


Vol.9「メンフィスベル」

アメリカ映画
出演:マシュ−・モディン、エリック・ストルツ、テイト・ドノバン他
製作:1990年
本編時間:107分

あらすじ&寸評
潜水艦モノのお次は、爆撃機モノでやんす。これは、割と最近(って言っても13年前なんだけど・・・)の作品だね。
1943年、ドイツ本土への白昼爆撃を敢行する米戦略爆撃機隊、その中の1機である「メンフィスベル号」は、24回の
出撃を無傷で終え、いよいよ規定の25回目の最後の爆撃に赴く・・・・
これで生きて帰ったら、お役目御免となる爆撃行で、援護の戦闘機は航続距離の関係で最後までお供できず、
ドイツ上空では熾烈な対空砲火の歓迎とメッサ−シュミットとの「タイマン」というトホホな状況の中、主人公の機長がとった
行動とは!!

この手の作品ではグレゴリ−・ペック主演の「頭上の敵機(1949年)」があるけど、青春ドラマ仕立てだけど、
「メンフィスベル」の方が、乗員の感情も描かれていて好感が持てるよ。それにしても、B−17のクル−の平均年齢は
若そうだね。将校と言っても、まだ、20才台のガキンチョじゃん。会社だったら、まだ係長にもなれない年齢なのに、
あんなに大勢の部下を率いて、よくやったもんだね。空軍については、操縦技術等の特殊技能の面で人材育成には
かなりの手間が掛かるんで、ホント大変だし、生存率も制空権を握る前なら、かなり厳しかったんではないかと思うよ。
なんたって、「逃げ場」が少ないよね。

戦闘シ−ンは特撮がちょっとワザとらしかったけど、迫力あって、まぁ良かったと思うでやんす。撮影に使用したB−17も
機体が限られている関係で、「数多く見せる工夫」が随所に織り込まれていて、当時を再現する苦労が伝わってきます。
空戦シ−ンには、なぜか魅かれるものがあって、何度も見てしまうんだ。やっぱり、爆撃機モノが少ないからかな?
実際、こちらは12.7ミリ機関銃で、メッサ−の20ミリと戦えと言われるとかなりツライよね。その意味では、爆撃任務を
25回達成するなんて、ホント至難の業だと思うよ。平和な時代に生まれてきた事に感謝だね。


Vol.10「熱砂の海(SEA OF SAND)」

イギリス映画
出演:リチャ−ド・アッテンボロ−、ジョン・グレッグソン、マイケル・クレイグ他
製作:1958年
本編時間:95分

あらすじ&寸評
第二次大戦もので、戦場別ではどこが、最も多いのかな?やっぱり、西部戦線なんだろうね。アメリカ映画多いし・・・
今回は、北アフリカ戦線モノだよ。北アフリカ戦線と言えば、やっぱり「ロンメル絡み」が当然圧倒的に多いし、いずれ
紹介するけど、これは、ロンメル一切無しのイギリス映画だよ。主演はリチャ−ド・アッテンボロ−、彼は「大脱走」にも
出てるし、よく見ると「遠すぎた橋」の監督までしてるよ(名前違いかな?)。で、肝心なスト−リ−は言うと・・・・

ドイツ機甲師団の動きを止めようと、偵察&敵の燃料基地爆破の命を受けた15人の英レンジャ−部隊の活躍を描いた
もの、トラックとジ−プに分乗して、650キロ以上を移動し、敵と戦い多くの犠牲を払いながら、任務を遂行するスト−リ−
だよ。どこまで、行っても砂・砂・砂・・・たまにオアシスとかが出てくるけど、基本的には砂漠での戦いだから、風景に
変化が乏しくて、よっぽどスト−リ−がしっかりしてないと、飽きてきちゃうよね、この手の映画は。
その点、この作品は95分と適度な長さで、そこそこスト−リ−に変化を入れつつ、見易かったと思いますよ。

途中装甲車に機関銃で対抗して、やっつけちゃうところなんかも出てきて「へぇ〜〜」って、感じのシ−ンもあるけど、
今のリアル感が増した、ヨ−ロッパ戦線モノを見た後だと、少しモノ足りなさが残るのも事実。
でも、白黒だし、戦後13年後に作られた古典的名作であり、肉片が飛び交う無闇にリアルな戦闘シ−ンに慣れ切って
しまった、感覚をリセットするには、最適な1作だと思います。そんな意味でのリハビリにどうぞ。


Vol.11「大列車作戦(THE TRAIN)」

アメリカ映画
出演:バ−ト・ランカスタ−、ジャンヌ・モロ−他
製作:1964年
本編時間:133分

あらすじ&寸評
今度の映画の舞台は「列車」でゲス。「列車モノ」も「鉄路の闘い」とか数は少ないけどイイ作品があるよね。
他の映画でも、「鉄道」はシ−ンの1つとして、出てくるけど、これは最初から最後まで「鉄道」ばっかりの映画だよ。
この手の映画のスト−リ−は、運ぶ「何か」を巡っての妨害・略奪が多いけど、この作品もその1つ。1944年、そろそろ
パリも陥落間近となってきて、ドイツ軍も脱出の準備を始めだした頃に、ル−ブル美術館から、ゴッソリ名画を「お持ち帰り」
しようとするドイツ軍と、「国の魂」を命を賭けて守ろうとする鉄道員のレジスタンスの闘いを描いてます、これは実話をもとに
作られたんだって。

主演はご存知バ−ト・ランカスタ−、命知らずの仲間とともに、アノ手コノ手でなんとか、列車をドイツに行かせない様に
するけど、上手く行かず、とうとうランカスタ−1人で、最後の勝負に出た!負傷しながらも、根性で先回りして、線路を
外して、妨害に成功。名画オタクの独軍指揮官についていけず、独軍はさっさと列車を降りて、退却。
ランカスタ−と名画オタクとのタイマン勝負の結果はいかに・・・・・

撮影に当っては、本物の列車を使用したらしいよ。そんでもって、爆破シ−ンにもそれを使ったんだから、なんとも豪勢な
話ですなぁ。SLファンが見たら、泣いちゃうんじゃないかな?静岡の大井川鉄道では今でもSLが走ってるけど、近くで
見ると迫力あるよね。乗ってみると、ススばかり車内に入ってきて、コマリモノ(特に列車がトンネルに入ってる時に、
窓開けんなよ−、食べてる駅弁にススが入るだろゴルァ〜!)だけど、今の列車では味わえない「情緒」を感じられて
好きです。きっと、映画の素材としては「電気機関車」では絶対に出せない「味」なんだろうね。

たまに盗まれちゃったりするけど、「フランスの財産である名画は、今こうして無事に美術館にあるのは、こう言う事が
あったからだよ。」と、言いたい作品なのであ〜る。


Vol.12「アンツィオ大作戦(ANZIO)」

アメリカ映画
出演:ロバ−ト・ミッチャム、ピ−タ−・フォ−ク、ロバ−ト・ライアン他
製作:1968年
本編時間:117分

あらすじ&寸評
1943年、連合軍は北アフリカでの勝利に続き、イタリア本土への侵攻を開始。同年7月にシチリア島を占領、それから、
イタリア本土に向け長靴型のイタリア半島を靴の先からロ−マに向かって攻め上がっていったけど、ナポリの先にある
「グスタフ・ライン」と呼ばれるドイツの強固な防衛線にぶつかって、立ち往生。仕方無く、その背後のアンツィオに上陸して、
背後からグスタフ・ラインを崩し、一方で一気にロ−マを陥落させるべく、一大上陸作戦を敢行。その顛末を描いたのが、
この作品だよ。現実には、上陸は奇襲の形で成功するけど、少ない兵力での上陸に危機感を抱き、司令官が「守り」に
入り、橋頭堡を構築した為に、ドイツ軍に防衛・攻撃の準備期間を与えてしまう結果となり、遅ればせながら進撃した
連合軍はさんざん叩かれて、作戦は事実上失敗に終わったんだ。

まぁ、少ない兵力しか無かった点が問題なのか、せっかく奇襲が成功したのに直ちに進撃しなかった指揮自体に問題が
あったのかは、意見が分かれるところだけどね・・・
映画の方は、そんな流れの中で、敵の攻撃に命からがら逃げつつ秘密要塞をつきとめて反撃の足がかりをつかむ、
ロバ−ト・ミッチャム扮するお手柄従軍記者を中心にスト−リ−は展開します。まぁ、アメリカ映画らしく、最後は「正義は
勝つ」的展開なんだけどね。ラストのドイツ狙撃兵VSロバ−ト・ミッチャムの1:1の決闘が見所と言えば見所かな?
(スタ−リングラ−ドとは比較にならないけど・・・)全体的には、「東京12チャンネル」クラスの作品レベルだと思います。

しかし、ロバ−ト・ミッチャムは自分的には、太平洋戦線向けのキャラだと思うよ。なんとなく「海軍」って、イメ−ジ。
(史上最大の作戦にも出てるけど、なんと無くしっくりこないと思うのですが・・・気のせい?)
その意味では、「コンバット」のビック・モロ−や「プライベ−ト・ライアン」や「ブラックホ−ク・ダウン」のトム・サイズモア
なんて、歩兵が大ハマリだよね!
そう言えば、この作品にはあの「刑事コロンボ」のピ−タ−・フォ−クも出てるんだった。最近「刑事コロンボ」なんか
全然見なくなったけど、これを見れば若き日のコロンボに会えるよ。全然関係無いけどね・・・・・


Vol.13「突撃隊(HELL IS FOR HEROES)」

アメリカ映画
出演:スティ−ブ・マックィ−ン、ジェ−ムズ・コバ−ン、ボビ−・ダ−リン、フェス・パ−カ−他
製作:1962年
本編時間:90分

あらすじ&寸評
一見、地味なモノクロ映画みたいだけど、実はかなりイケてる映画がこの「突撃隊」です。TV放映で、印象に残ってた
んで、DVD発売の時は真っ先に買った作品だよ。マックィ−ンとコバ−ンの豪華キャストだしね。
舞台は、1944年のドイツ最後の防衛ラインである「ジ−クフリ−ト・ライン」のト−チカ要塞地帯。このジ−クフリ−ト・
ラインを攻めあぐねた米軍はある分隊を残して、移動してしまう。残された分隊は、増援部隊が到着するまで、そこが
手薄と見破られない様に、アノ手コノ手でごまかすが、ついに敵の斥候が来て1名取り逃がしてしまう。
その分隊に転属してきたばかりの変わり者の主人公(マックィ−ン)は、分隊長の戦死を契機に独断で敵ト−チカ陣地の
先制攻撃を強行するが、失敗。コバ−ンが地雷で吹っ飛ばされて、ほうほうの体で帰還。
程なくして、増援部隊が到着。上官から責任を追及されたマックィ−ンは、総攻撃の時に・・・・・

影のある男を演じたマックィ−ン、なかなか渋かったですわ。マックィ−ンほど、「一匹狼」と言う言葉が似合う役者は
いないね。あの、マガジン3つをテ−プで束ねたグリ−ス・ガンも良かったです。結局、ト−チカと地雷原しか出てこな
かったけど、十分緊迫感が伝わってくる演出でしたよん。

ところで、見る時は大抵、音声は英語で日本語字幕で見るけど、日本語吹替え版は、内海賢二(マックィ−ン)、広川
太一郎(ボビ−・ダ−リン)、小林清志(コバ−ン)など、声優陣も豪華なんだなこれが!1本で2度楽しめそうだよ。
時間は90分とやや短いけれど、火炎放射器も出てくる、緊迫した戦闘シ−ンなど見所も多くて、オススメっす!


Vol.14「グリ−ンベレ−(THE GREEN BERETS)」

アメリカ映画
出演:ジョン・ウェイン、デビッド・ジャンセン、ジム・ハットン他
製作:1968年
本編時間:141分

あらすじ&寸評
初めてのベトナム戦争モノの紹介でげす。これは、ベトナムモノの中では割と古典的作品と思います。主演はあの
ジョン・ウェイン。解説には、ジョン・ウェイン自ら、国防総省と国務省に協力を要請して作ったって書いてあるけど、
その割には、スト−リ−的にも敵の指揮官を誘拐してくるなど、ちょっとショボイ内容だし、「リアルな戦闘シ−ンで
話題を呼んだ!」って、コピ−には書いてあるけど、今となっては時代遅れの感アリアリでやんす。

ジョン・ウェインが目立ち過ぎて、なんかアイドルタレントの映画みたいになっちゃってたところが、寂しかったです。
「松田聖子の野菊の墓」状態って、とこかな?
でも、グリ−ン・ベレ−って、ほんとヘルメット被らないんだね。エリ−トの証は、絶対手放さないのかな?まっ、そんな事
どうでも良かったですね。
主演の他、監督までやっちゃって「ビ−トたけし」みたいだね、ホント。

任務を終えて、ピックUPポイントに向かう最中に、敵のブ−ビ−トラップに引っ掛かって、死んでしまう若い兵士は、
かわいそうでした。それだけが、印象に残ってる映画でした。石原裕次郎や加山雄三の映画を見た後味を戦争映画
でも味わいたい方に是非。


Vol.15「僕の村は戦場だった」

ソビエト映画
出演:ニコライ・ブルリャ−エフ、ニコライ・グリニコ、ワレンチン・ズブコフ他
製作:1962年
本編時間:94分

あらすじ&寸評
ついに、ソビエト映画が登場!ソ連の映画は、規制が多く、また国威高揚目的で作られたものが多く、ハズレも沢山
あるけど、さすが芸術の国だけあって、探せば「キラリ」と光る映画も多いのも事実。
これから、ドンドン紹介するけど、この作品は詩的な美しさがあって、じっくり見れるよ。

ドイツ軍によって、両親を殺され平和な生活から一転、親の仇を討つために、破壊・諜報活動に身を投じ、最後は
絞首刑になってしまう少年の悲しい物語。確か、小学生の頃に同じ題名の本を読んだ事があったよ。パルチザンや
ソ連軍に協力して、ドイツ軍に逮捕され、拷問の末に殺されていく少年達の物語が綴られていた気がします。
沖縄以外は、日本本土は戦場にならなかったので、この手の話は少ないかも知れないけど、中国やアジア諸国では
占領国として、日本もドイツと似たような事をしてきたのは想像に難くないね。

でも、今じゃ戦争するどこの国も、同じたよね。この映画を作ったソビエトも例外じゃないし、アメリカもそうでしょう。
「戦争は国家政策の継続なり」なんて表現もあるけど、やっぱり戦争によって、どれだけ有益な人が死んでいったか?
戦争に関して言えばやっぱり「歴史は繰り返される」だね。
映画はエンタ−テイメントの部分もあるけど、それぞれメッセ−ジが込められてるよね。そのメッセ−ジを自分なりに
探してみるのも映画の楽しみ方のひとつですなぁ。

たまには、こういった映画も見ないと・・・・・そんな気にさせる作品でした。


Vol.16「地獄の黙示録(特別完全版)」

アメリカ映画
出演:マ−ロン・ブランド、ロバ−ト・デュバル、マ−ティン・シ−ン、ハリソン・フォ−ド、デニス・ポッパ−他
製作:1979年(特別完全版としては、2000年)
本編時間:202分

あらすじ&寸評
フランシス・F・コッポラの代表作、知らない人はいませんね。今でこそ、「プラト−ン」とか「プライベ−ト・ライアン」とか
一般的な話題に上りうる戦争映画は、ポツポツ出てくる様になってきたけど、この「地獄の黙示録」はその草分け的
存在。ド派手な戦闘シ−ンやそのテ−マ解釈を巡って議論が起こる程の複雑なスト−リ−など、大戦後の日本に
とってもいろいろな意味で非常に関わりや接する頻度の高かった「ベトナム戦争」を題材にした傑作として、かなり
注目されてたね。

スト−リ−は、非常に優秀な指揮官だったけど「プッツン」しちゃって、命令を無視して、終いには、ジャングルの
奥地に自分だけの王国を作っちゃったカ−ツ大佐に対して、軍はこのプッツン大佐を抹殺すべく、ウィラ−ド大尉に
指令を下す。
命令を受けた大尉は、大佐を求め、部下と共に、ピバ−(小型武装ボ−ト)に乗って川を上って渋々ジャングルの奥地に、
障害を乗り越えつつ踏み込んで行く。ベトナム戦争の恥部が集約されている様なこの川の遡行と大佐に近づくにつれて、
次々と明らかになる大佐の過去とプッツンまでの過程を通じて、大尉は戦争の底知れぬ恐ろしさを体験する事になる・・・・

高校生の時に劇場で見たけど、テ−マが当時の頭では理解できなかったね(今もだけどね)。でも、ロバ−ト・デュバル
扮するサ−ファ−のキルゴア大佐率いる「空飛ぶ騎兵隊」が、サ−フィンしたさにベトコンの拠点をワ−グナ−の名曲と
共に攻撃するシ−ンは瞼に焼き付いてるよ。まっ、このシ−ンがある意味、この映画の視覚的な「売り」だと思います。

で、肝心な特別完全版だけど、なにが特別+完全かと言うと、上映時間の関係で入れられなかったシ−ンを49分も
追加しちゃってるんだ。プレイメイト慰問団のその後とか、フランス人農園でのシ−ンとか、モロモロ入ってます。
お陰で、202分まで膨れ上がっちゃって、見るの大変だったよ。このパッケ−ジのコピ−では「テ−マはより明確に
なった・・・」って書いてるけど、俺っちにとって、未だに謎が多い映画である事には変わりないでゲス。皆さんは、
どうでしたか?


Vol.17「U−571」

アメリカ映画
出演:マシュ−・マコノヒ−、ビル・バクストン、ハ−ヴェイ・カイテル、ジョン・ボン・ジョヴィ他
製作:2000年
本編時間:116分

あらすじ&寸評
「Uボ−ト」に続く、Uボ−トを舞台とする映画の紹介だけど、これは暗号機「エニグマ」奪取を巡る連合軍側のお話。
「エニグマ」と言えば、昨年DVDリリ−スされた「エニグマ」があるけど、これはUボ−トに搭載されているエニグマを
頂いちゃう話。攻撃され、機関故障となり救助待ちのドイツU−571号に偽装Uボ−トで忍び寄り、シ−ジャックして、
エニグマを頂いちゃう米海軍潜水艦乗組員の活躍を描いたお話。乗ってきた潜水艦が沈められ、仕方なくボロボロの
Uボ−トで逃げるんだけど、駆逐艦に見つかって、最後はガチンコ勝負。やっぱり「正義」は勝っちゃうわけで、駆逐艦が
仮面ランダ−の怪人みたいに魚雷を喰らって大爆発して、ジ・エンド。ある程度、筋が読める構成ですがな。

ここでの注目はキャスト。なんと、人気ロックバンド「ボン・ジョヴィ」のボ−カルである、ジョン・ボン・ジョヴィが
出てる事!プリティ・ウ−マンなんかでヒットを飛ばして、俺も高校生の頃、LP持ってたもんな。でも、顔は良く覚えて
無くて、キャスト紹介を見て発見したんだから、俺もたいしたファンじゃないよね。まぁ、ミュ−ジシャンが映画に出るのは
そう珍しい事じゃないか?
キャストと言えば、艦長が戦死して急遽、艦の指揮を執る事になった主役のタイラ−大尉をしっかりと支える、クロフ
軍曹役のハ−ヴェイ・カイテルは渋い演技してたよ、俺は好きだな。こういうしっかり者の「古参兵」って、なぜか
最近魅かれるものがあるんだ、「プライベ−ト・ライアン」のホ−ヴァ−ト軍曹もそうだね。

この映画のスゴイところは、古い潜水艦をリメイクしてUボ−ト作っちゃうところだね。でも、いつも思うんだけど、
潜水艦なんかは、作れちゃうのに、なんで戦車はダメなんだろう?やっぱり、スゴイ金が掛かるんだろうね、きっと。
一度、AFVファンが卒倒する様な、超リアルな作品を見てみたいもんだね。

この映画では、まんまと「エニグマ」を敵に判らぬ様に奪取する事に成功するけど、実際に似た様な事例が結構
あるみたいね、「事実は小説より奇なり」なんですなぁ。潜水艦映画特有の緊迫感もソコソコ有り、楽しめる作品に
なってると思うけど、潜水艦モノではやっぱり、スト−リ−展開では「レッド・オクト−バ−を追え!」、Uボ−トの
リアル感では「Uボ−ト」に及ばずって、感じだね。でも、アメリカでは、「レッド・・・」や「クリムゾン・タイド」のオ−プニング
記録を塗り替えたって話だけどね、ホントかな?


Vol.18「頭上の敵機(TWELVE O'CLOCK HIGH)」

アメリカ映画
出演:グレコリ−・ペック、ヒュ−・マ−ロウ、ゲイリ−・メリル、ディ−ン・ジャガ−、ポ−ル・スチュア−ト他
製作:1949年
本編時間:133分

あらすじ&寸評
「メンフィス・ベル」に次ぐ、米戦略爆撃機モノの紹介だよ−。主演はなんと、「白鯨」でおなじみのグレゴリ−・ペック。
B−17の爆撃機隊指揮官の苦悩と活躍を描いた作品。自らも爆撃機に乗り戦いの先頭に立つ指揮官(ペック)が
次第にドイツ本土にその攻撃範囲を拡大すると共に、次々と死んでいく部下に心を痛めながら、固い信念の下、
不屈の精神で戦うが、最後は精神的に「燃え尽きてしまう・・・・」、スト−リ−。

発進していった機が全機無事に帰還することが少なく、常に誰かが帰らぬ人となる非情の世界。大量の燃料と爆弾を
抱えて、機関砲を備えた戦闘機と戦うんだから、良く考えれば「自殺行為そのもの」だよね。対空砲火の後は、戦闘機の
歓迎を受けて全く生きた心地がしなかったろうね。
この作品は白黒だけど、当時の白黒実写フィルムをふんだんに戦闘シ−ンに盛り込んでいます。これがまた、ホンモノ
なんで、ごまかし無しのすごい迫力だよ。

以前の「メンフイス・ベル」の紹介のところで、「メンフィス・ベル」の方が「頭上の敵機」よりヒュ−マンタッチで良いと書いた
けど、こちらもじっくり見れば、指揮官の立場での人間模様がよく描かれていて、それなりに味がありやした。
管理職は孤独なのだ!

マックイ−ン主演の「戦う翼」も買ってあるので、今度みる予定です。どんな視点で描かれているかとっても楽しみです。
最近はCGや復元技術が進んできて、映画もかなりリアリティ−を追求できる環境になってきたけど、やっぱり映画は
スト−リ−だね。戦闘シ−ンの派手さだけが売りの映画は、やっぱり飽きられるね。

でも、最近の爆撃機はハイテク過ぎて、面白みが無さ過ぎ。この手の映画の近代版なんかほとんど無いもんね。
TVゲ−ム感覚のハイテク兵器だと、話の作り様が無いんだろうね。
でも、よく考えると、この映画の日本本土爆撃版みたいなDVD化されてる映画ってあるのかなぁ?
多分無いんだろうね。あったら、教えて!


Vol.19「遠すぎた橋(A BRIDGE TOO FAR)」

アメリカ映画
出演:ロバ−ト・レッドフォ−ド、ジ−ン・ハックマン、ショ−ン・コネリ−、ライアン・オニ−ル、アンソニ−・ホプキンス他
製作:1977年
本編時間:176分

あらすじ&寸評
第二次大戦映画の相場は、大抵連合軍の作戦成功で終わるパタ−ンがほとんどだよね。アメリカ映画がほとんど
なんだから、当然と言えば当然か?でも、戦史の中では、連合軍が失敗した作戦も数多くあるのも事実。負け戦の
映画は見たくないし、作らないのが普通だし、ベトナム戦争でもあからさまに負け戦を描いた作品は少ないと思うよ。

でも、今回の作品は連合軍の大失敗作戦が題材でゲス。ノルマンディ−上陸から3ケ月後の1944年9月にマ−ズ、
ワ−ル、ライン川の3つの河川を超え、オランダのアルンヘム経由で一気にドイツのル−ル工業地帯になだれ込もう
という、モントゴメリ−のかなり調子に乗っちゃった強引な作戦、「マ−ケット・ガ−デン作戦」のお話。
英を中心に米、ポ−ランドの各空挺部隊がそれらの川に掛かる5つの橋や街道を全て抑え、機甲部隊が後に続く
と言うスト−リ−で、見るからに失敗しそうな作戦だよね。
道は狭いし、ドイツ軍の抵抗は強いしで、機甲部隊は案の定最後のオランダのアルンヘムまでは到達できず。オマケに
アルンヘムにはビットリッヒ中将が再編中のSS第二機甲軍団の二つの精鋭装甲師団(第9「ホ−エンシュタウフェン」と
第10「フランズベルク」)が休息中で・・・・
結局、連合軍はドツボにハマッて、大損害。死傷者、行方不明者合わせて1万7千名もの犠牲を出して、英軍の空挺師団
ひとつが壊滅して「史上最大の空挺作戦」は大失敗で幕となったんだ。

この映画では、「連合軍」としての作戦行動の難しさが良く描かれてるね。国民性みたいなものかな?アメリカから見た
イギリス感として「イギリスは実力もないのに、プライドばかり高くて、頑固で・・・・」って、イメ−ジが映画を通してプンプン
匂ってたよ。まだ、米英は言葉が通じるからイイけど、これが通じなかったら、戦史も少しは変わったものになっただろうね。

でも、「史上最大の作戦」以来の豪華キャストで、見所も多い作品です。独軍は対戦車砲や装甲車はイイけど、戦車が
レオパルド系で代用されてたね。実際は、パンタ−がいたみたい。(市街戦には全然向かないけど、対戦車装備が
乏しい中で、こんなのが装備されてる精鋭のSS部隊と戦うハメになった英空挺部隊はホントご愁傷様です。)

また、この映画で「モ−デル軍団長」がオバカな指揮官として、描かれてたけど、あれはちょっとやり過ぎなのでは?
(実際に会ったこと無いから判断つかないけど・・・・、当たり前か)
それと、親子のレジスタンスの息子の方が「流れ弾」当って亡くなる場面は、ちょっと味気ない印象でした。表現の仕方に
工夫が足りないような・・・・
でも、ジ−ン・ハックマンのポ−ランド空挺旅団長が妙にハマリ役だったので、相殺かな?


Vol.20「影の軍隊」

フランス映画
出演:リノ・ヴァンチュラ、シモ−ヌ・シニョレ、ジャン=ピエ−ル・カッセル、ポ−ル・ム−リス、クリスチャン・バルビエ他
製作:1969年
本編時間:137分

あらすじ&寸評
今回はちょっと趣を変えて、レジスタンス系の作品の紹介です。やっぱり、この手の映画は悲劇的タッチで描かれる事が
多いよね、「無防備都市」なんかもそうだし・・・・

物語は、1942年ドイツ占領下のフランスが舞台でゲス。主人公の元土木技師のフィリップは、反独思想の持ち主として
逮捕され、処刑寸前で逃亡する。そこから、本腰を入れて対独抵抗運動に身を投じ、仲間の裏切り、処刑、自身の逮捕、
脱走と過酷な運命に弄ばれ疲弊していく主人公。ドイツ軍との追跡・逃亡劇を通じて、レジスタンスの非情な世界が、独特の
タッチで写しだされてます。
常に追われる者の緊張感、悲しさ、抵抗への飽くなき執着、そして、悲劇的な結末が・・・・、自らも自由フランスに加わり
レジスタンス闘士として戦った経験を持つ監督により、冷静にそしてリアルに映像表現されてるんだ。これは、ちょっと
アメリカの娯楽映画では見ることのできない味わいだね。

占領地域での抵抗運動に関しては、「レジスタンス」や「パルチザン」と言った言葉が良く出てくるけど、定義は何かしらん?
インタ−ネットで調べて見ると・・・・
「パルチザン」とは、なんとフランス語(俺、ロシア語だと思ってたよ・・・)で、軍事的には正規軍に属さず自発的に戦う人々を
指し、ゲリラと同義語らしいよ。一方、「レジスタンス」は、圧制に対する組織化された抵抗運動の事を指すみたい。なんか
今までは、ロシア中心の東欧系の対独抵抗運動が「パルチザン」で、フランス等の西欧系の抵抗運動を「レジスタンス」と
呼ぶのかと思ってたよ。俺ってかなりイイ加減な奴だね。勉強になりました・・・・


Vol.21「ウィンド・ト−カ−ズ」

アメリカ映画
出演:ニコラス・ケイジ、アダム・ピ−チ、クリスチャン・スレ−タ−、ピ−タ−・スト−メア他
製作:2002年
本編時間:134分

あらすじ&寸評
これは、「男たちの挽歌」でおなじみの、ジョン・ウ−監督のバイオレス系戦争映画だよ。舞台は1944年のサイパン島。
大戦末期の太平洋戦線での、暗号通信兵と極秘任務を受け彼の護衛をする下士官の物語でゲス。

普通の無線通信では、いくら日本軍でも英語の解る兵士はいたので、アメリカに古くから住む「ナバホ族」の言語が暗号
として採用され「ナバホ族」が無線通信兵となって、大活躍したんだそうな。日本で言えば、津軽弁ってとこかな?
青森の方へ行くと、「フランス語」喋ってるんじゃないかと思う位、言ってる事わかんないもんね。それと同じだよ。

で、「ウインド・ト−カ−ズ」と呼ばれる、その「ナバホ族」の通信兵は当然日本軍からもタ−ゲットにされてて、捕まえたら
拷問して暗号を聞き出そうとするんで、護衛役の兵士の表向きの役目は彼らの援護だけど、本当の任務は彼らを
生きたまま日本軍に渡さない事。つまり捕まりそうになったら、殺す事なんだ。
ある戦闘で、主人公(ニコラス・ケイジ)は、日本軍に捕らえられそうになった、彼のパ−トナ−の親友のナバホ族
通信兵を殺してしまう。
そこから、そのパ−トナ−(アダム・ビ−チ)は、主人公を憎み、同様の運命と悟り、自暴自棄となり・・・・

通信の暗号って、「別にインディアン系の部族の力を借りなくてもイイのに」って思うけどね。そこにもアメリカの
人種差別の発想が出てるよね。もし、日本だったら、どこの県の言葉が一番暗号に適してるのかな?
やっぱり、東北だよね。俺も幼稚園から小学校1年まで岩手県に住んでたけど、結構ナマリあったもんね。

肝心の映画の方は、ジョン・ウ−監督らしく、爆発・爆発・爆発とアクション映画らしい展開と演出。火薬使用量の多さは、
よく理解できるけど、やっぱり「仮面ライダ−系」の爆発演出の仕方なので、ちょっと興醒めかな。もう爆発は
「お腹いっぱい」って感じです。
それと、一番笑えるシ−ンは、友軍の誤射と日本軍の攻撃により、ピンチになった自分の部隊を救おうと、パ−トナ−の
ナバホ族の通信兵を顔が似てるからって、日本兵にして自分がその捕虜になって、敵陣に入って敵をやっつけちゃう
シ−ン。その通信兵(アダム・ビ−チ)は「ホリョダ(捕虜だ)」って、タドタドしい日本語で日本軍陣地に近づくんだけど、
それバレバレだろう!!ちょっと、調子に乗り過ぎてます。「特攻大作戦」のチャ−ルズ・ブロンソンの独軍兵士より、
わざとらしいよ。

まっ、そんな事はさて置き、実話に基づいた(どこまで実話かは不明)このスト−リ−、いつも「かませ犬」は有色人種という
アメリカの本性を描きたかったのではと思いながら見ていただきたい作品です。


Vol.22「ザ・トレンチ<塹壕>」

イギリス映画
出演:ポ−ル・ニコルス、ダニエル・クレイグ、ジュリアン・リンド=タット、ダニ−・ダイア他
製作:1999年
本編時間:95分

あらすじ&寸評
初めての第一次大戦モノの紹介だよ。第一次大戦と言えば、やはり「塹壕戦」、「化学兵器」、「戦車の登場」なんかが
思い浮かぶけど、この映画はモロ「塹壕戦」がテ−マ。
突撃、占領、撃退、退却を繰り返す消耗戦の代名詞みたいな塹壕戦の中でも、かなり悲惨な戦いであった「ソンムの戦い」
が、特に塹壕の中で精神的に極限状態に追い込まれ、疲弊していく若い兵士達の悲劇にポイントを絞って描かれている。

「ソンムの戦い」って、なんだっぺ?1916年に英&仏軍と独軍は北フランスのソンム川流域一帯で塹壕を互いに作って、
睨みあいの膠着状態になってたそうな。それを打開しようと、英・仏が一大攻勢に出たんだけど、大きな犠牲が出た。
1916年7月1日に開始されたこの戦いで、初日だけでも攻めて行った英・仏軍の英軍だけで、死傷・行方不明者合わせて
なんと6〜7万人というとんでもない状態。結局この戦いは、その年の11月中旬まで続くんだけど、独軍で50万、
英仏合計で75万の合わせて125万人が死んでるんだ。1918年の末の終戦の2年前の出来事。

で、この映画はこの悲劇の戦闘の直前で、塹壕の中で砲撃にさらされて精神的に蝕まれながら「死」を待っていった
青年兵士達の物語でゲス。まだまだ、ガキンチョなのに、いきなりジメジメとした塹壕の中で砲撃でノイロ−ゼ状態になり、
否が応でも死と向かい合わされて、次第に内面から崩壊していく様が、ず〜っと描かれてるんだ。はぁ〜暗い!
まぁ、題名が「塹壕」だから、仕方無いと言えばそれまでだけどね。全然レベルは違うけど、「西部戦線異状なし」の方が
そこら辺のところは良く表現されてたね。シ−ンのほとんどが塹壕なんで、「制作費ケチったな」って思っちゃうよ。

そんなこんなで、やっと運命の7月1日を迎えて、やっと戦闘シ−ンが見られると思ったら、敵陣に向かって進みながら、
皆バタバタと倒れていくシ−ンで終わっちゃったよ。????全然、納得できない終わり方だよ。
故「ナンシ−関」風に表現すれば、「「私の恥ずかしい写真お譲りします。穴の奥までバッチリよ。」のエロ雑誌の広告見て、
写真買ったら、なんと鼻の穴の写真が送られてきてガックリ。」って感じだよ。そりゃ、無ぇべぇ。あれだけ、塹壕内で
引っ張っておいて、ハシゴ外されちゃったよ〜。

もう少し塹壕戦としてのソンム戦の視点が欲しかったです。久し振りに「やられた」って映画に出会えました。


Vol.23「シン・レッド・ライン」

アメリカ映画
出演:ショ−ン・ペン、ジム・カヴィ−ゼル、ベン・チャップリン、エイドリアン・プロディ、ジョン・キュ−ザック他
製作:1998年
本編時間:171分

あらすじ&寸評
「ウィンド・ト−カ−ズ」に続く、太平洋戦線モノの紹介でゲス。原題は「THE THIN RED LINE」つまり、「細く赤い線」
って事。う〜ん、何だろう?DVDパッケ−ジの裏には、「人間の正気と狂気の間を隔てる1本の細く赤い線」と説明
してます。つまり、戦争と言う、極限の中では正気の人間でも簡単に狂気の世界に足を踏み込んでしまう、って事かな?
まぁ、もっと深い意味があるんだろうね。皆さんも実際に見て、悩んでください。とにかくこの作品は、1回見ただけじゃ、
理解できないと言うか、真のテ−マを見つけ難い作品です。

舞台は、1942年の激戦のガダルカナル。上陸し、奥地へ転戦する米軍に対し、日本軍は地形利した陣地で徹底抗戦、
戦いはドロ沼化・・・その中で次第に狂気の世界に足を踏み込む若者達。大自然が美しい南の島と流血、このコントラスト
や非日常性が「正気と狂気」が紙一重である事をより印象づけている気がします。

肝心な戦闘シ−ンは、高地のト−チカ攻略とジャングルの中の日本軍陣地攻撃と川沿いでの日本軍部隊とのチェイスの
3つが柱になってるんだけど、どうも日本兵の描き方が「妙」なんだよね。サムライ、チョンマゲ風ではないけれど、どこか
ぎこちなさが残る演出の仕方で、後味が・・・・それと、戦闘もただ突っ込むだけの「ノ−テンキ」歩兵の集団として、描かれて
たよん(特に高地のト−チカ戦のシ−ン)。テンポ良く、見れただけにチョイ残念です。

それと、主人公が一定していない事もスト−リ−やテ−マの理解を難しくさせている一因かも?確かに、実際の戦争では
主人公とかスト−リ−なんか存在しないんで、その点ではリアルなのかも知れないけどね。
でもこの作品は、あの「ベルリン国際映画祭」でグランプリ(金熊賞)を取ったんだって、従来の戦争映画とはかなり違った
スト−リ−展開の部分が受けたのかなぁ?

4回くらい見たけど、やっぱり???な作品でした。難しいの好きな方に是非、挑戦して欲しい1本です。
う〜ん、難しい・・・・


Vol.24「ジャスティス(HART’S WAR)」

アメリカ映画
出演:ブル−ス・ウィリス、コリン・ファレル、テレンス・ハワ−ド、コ−ル・ハウザ−、マ−セル・ユ−レス他
製作:2002年
本編時間:125分

あらすじ&寸評
これは、「ダイ・ハ−ド」でお馴染みのブル−ス・ウィリス主演の作品でゲス。「ダイ・ハ−ド」のイメ−ジが強すぎたし、
スト−リ−自体も一応捕虜収容所と言う「戦場」が舞台になってるけど、サスペンス映画の色が濃いので、普通の
戦争映画とは「色」が違ってました。単に戦場でやってるサスペンス映画ってとこかな?

スト−リ−は、と言いますと・・・・
終戦間近のドイツ軍のある捕虜収容所、そこではウィリスがリ−ダ−となり連合軍捕虜をまとめていた。そこに、なんと
黒人のアメリカ空軍将校が入ってきたものだから、大騒ぎ。なんせ、まだ第二次大戦中なんで、やっぱり人種差別が
全く無いわけじゃなくて、案の定、収容所内で殺人事件が発生。最終的には、黒人将校が犯人にデッチあげられて、
ドイツ軍が陪審員を務める形で裁判となってしまった。犯人側には、大学で法律を学んだ若き中尉が弁護士として
指名され必死の弁護を展開する。でも、これはウィリスが収容所の近くにある軍需工場を脱走して爆破する為に
仕掛けた裁判劇だった・・・・

確かに最近の映画らしく、戦闘シ−ンは迫力あるものでしたが、捕虜収容所の中があくまで主体なので、シ−ンより
サスペンス映画として、「スト−リ−を楽しむ」と言った感じですね。このタイトルは、あまり戦争映画としてカウントされて
いない気がします。「ブル−ス・ウィリス」ファンなら、戦争映画嫌いの人でも、全然抵抗無く見れると思います。

最後はウィリスが任務を遂行するけど、部下を助ける為に脱走したのに収容所まで戻ってきて、責任を取って射殺されて
しまうと言う、悲しい結末なんだけど、スト−リ−、戦争アクション、テンポとバランスの取れた作品だと思います。

でも、やっぱりブル−ス・ウィリスは、「ダイ・ハ−ド」だよね!


Vol.25「ビスマルク号を撃沈せよ!(SINK THE BISMARK)」

アメリカ映画
出演:ケネス・モア、ダナ・ウィンタ−、カ−ル・モ−ナ−、ロ−レンス・ネイスミス他
製作:1960年
本編時間:98分

あらすじ&寸評
今のところコレクション唯一の戦艦関係の海戦モノでゲス。ビスマルクってのは、ご存知でしたか?鹿島アントラ−ズに
いてゴ−ルの度に「お祈り」する伊達公子の恋人じゃないでっせ(今、何してんのかねぇ?)。ナチス・ドイツの最大最強の
戦艦の事でっせ。でも、出来たとたんに撃沈されちゃったトホホな戦艦でゲス。

で、ビスマルクがどのくらいの戦艦だったかってことだけど、同期の他国の戦艦と比較して見ると・・・・
@大和(日本 1941年竣工)排水量6.4万トン、全長263m、全幅39m、主砲46cm3連装×3
Aキング・ジョ−ジ5世(英 1940年竣工)排水量3.8万トン、全長227m、全幅31m、主砲36cm4連装×2、2連装×1
Bビスマルク(独 1940年竣工)排水量4.2万トン、全長251m、全幅36m、主砲38cm連装砲×4
と、ヨ−ロッパじゃ敵無しの状態になる位のシロモノってわけ。これにUボ−トとルフト・バッフェがピンピンしてりゃ、
イギリスも海上封鎖で兵糧攻めされて、風前の灯火になっちゃう危険性大。で、これをなんとかしちまおうってのが、
この映画のスト−リ−でゲス。

1941年5月に「ライン演習」に参加したビスマルク号は、迎え撃ったイギリス巡洋艦「フッド」を主砲の一撃で撃沈し、
鮮烈な実戦デビュ−を果たしたんだけど・・・その数日後に自分も雷撃機の攻撃により、舵を損傷し自由な航行が
不可能になり、最後はキング・ジョ−ジ等の戦艦との砲撃戦になって大破し、雷撃でトドメを刺されて撃沈されてしまった。
たった9ケ月の運命のトホホな戦艦だよね、まったく。

映画自体は、このスト−リ−に沿いつつ、海軍指令本部の苦悩と英海軍の死闘を描いてます。モノクロだけど、なかなか
見応えがありましたよん。でも、本当に戦艦の主砲は威力あるんだね、フッドを一撃で沈めたシ−ンにはビックリしました。
38cmというと380mm(当たり前だ)だけど、それが連装(他の船は3連装、4連装)だもんね。ノルマンディとかアフリカ
戦線でも、艦砲射撃が猛威を振るったけど、あれが来た日にゃ、戦車なんか簡単にふっ飛ばされたって話も納得だね。

でも、第二次大戦でも既に、戦艦戦は過去のものになっていて、結局、航空機動力での戦いに海の戦いは変化して
いったよね。日露戦争か第一次大戦くらいまでなのかな?大和も突撃したけど、飛行機に沈められたもんね。
これが、最後の派手な海戦なんだろうね。

この話にも出てきたけど、途中、ビスマルクは燃料系の故障なんかがあって、艦長が帰港を求めたけど、浮沈艦を
過信し、途中帰港の恥を許さぬ、同船していた提督に却下されて結局撃沈されちゃった。見栄と無茶はやっぱり禁物って
ことっす。戦艦の砲撃戦モノは、作品としてもあまり無いと思うので、見とく価値ありと思います。


Vol.26「トラ・トラ・トラ」

アメリカ映画
出演:マ−チン・バルサム、ジョセフ・コットン、山村 聡、田村 高廣、東野 英治郎、三橋 達也他
製作:1970年
本編時間:145分

あらすじ&寸評
これも海戦モノだけど、出来事自体は有名で解説の必要も無い程だよね。1941年末に高まった日米間の緊張は結局、
戦争と言う最悪のシナリオへ突き進む事になったんだけど、その契機となるハワイ真珠湾への日本軍の奇襲攻撃の
一部始終を描いたのがこの作品でゲス。

「ワレ、奇襲ニ 成功セリ」を意味するこの「トラ・トラ・トラ」の言葉はあまりにも有名だよね。個人的には奇襲を指示する
暗号電文である「ニイタカヤマノボレ (一二○八)」の方がなぜだか印象に残っています。ただ、奇襲と言っても攻撃
開始直前に渡すはずであった日本からの最後通牒は、機密文書故タイピングに手間取り結果的には、奇襲攻撃後に
野村・来栖両大使よりハル国務長官へ手渡された形となったよね。アメリカ指導部の思惑等、諸説あるけどこの「騙まし
討ち」が欧州を含めた「悪の枢軸」叩きにアメリカ国民を奮い立たせた一因になってしまった事は間違いないね。
どの道、当時の日本は戦争に突入していく事になるんだけどね。でも、とんでも無く強い相手にケンカ売らなくても
良かったのでは?と思うえちゃうけどね。

さて、肝心の映画の方だけど、兎に角日本の俳優陣は渋いよね。連合艦隊司令長官 山本五十六大将役の山村 聡は
良かったねぇ。これが、三船敏郎だったらどうなってたかな?三船バ−ジョンも見てみたいよね。それと、南雲中将役の
東野 英治郎もGOOD!どうしても「黄門さま」のイメ−ジが最後まで取れなかったけど、奇襲成功に沸き、更なる攻撃
要請が殺到する中で、冷静にこれから先の長い戦いを見切って、艦隊を引き上げさせる命令を出すシ−ンなど、切れ者
司令官の役まわりをしっかり演じていたところは流石でした。

ディズニ−の「パ−ルハ−バ−」はまだ見てないけど、日米両国の視点から良く描いている点は、こちらの方が勝ってる
様な気がします。
強い日本軍を描いた数少ない作品ですので、見ていない方は是非ご覧になっていただきたいですなぁ。
自分でも、仕事等でドンドン攻めたい時には、部下に「ニイタカヤマノボレ」のタイトルで電子メ−ルを打ったりするんで、
皆さんも「攻め」の合言葉に使ってみてください(って、全く寸評と関係無し!)。


Vol.27「プラト−ン」

アメリカ映画
出演:チャ−リ−・シ−ン、トム・ペレンジャ−、ウィレム・デフォ−、ケビン・デロン、フォレスト・ウィテカ−他
製作:1986年
本編時間:120分

あらすじ&寸評
も〜、有名処の作品の連発だねぇ。これも、あらすじ無用の作品だよね。オリバ−・スト−ン監督の代表作でベトナム
戦争を題材にした話題作、「プラト−ン」。プラト−ンとは小隊の意味。徴兵されベトナムへ送り込まれるマイノリティ等の
貧困層に混じって、世間知らずのイイトコのお坊ちゃんである主人公が志願してベトナムへ行って見た地獄とは?

ここでは、新兵とベテラン、性善説と性悪説、血みどろの殺し合いの中で何が正義なのか?弱くて要領の悪いい者が死に、
強い者だけが生き残る戦場という非日常の最高峰にあって、この世間知らずの主人公が見たものとは?迫力ある戦闘
シ−ンを織り交ぜながら、強烈に問いそして訴えかけてきます。監督自ら、ベトナム戦争を戦い、そして生き残った経験を
持っているだけに、スト−リ−展開や演出については、他の作品を大きく引き離している感があるね。又、この作品も最近の
戦争映画と同じく、役者を「兵士」にさせる訓練課程において経験豊富な退役軍人であるデイル・ダイ氏に協力を得ているね。
彼は他にも「プライベ−ト・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザ−ス」等の超有名作品でもその手腕を発揮しているばかりか、
「メダル・オブ・オナ−」等の戦争ゲ−ムソフトなどの監修も引き受けている売れっ子アドバイザ−なのだ。

実体験者による脚本と監督、そして有能なアドバイザリ−スタッフによって完成した作品がヒットしないはずが無いよね。
物語は、主人公のテイラ−(チャ−リ−・シ−ン)を中心にと冷徹なバ−ンズ軍曹と人間味溢れるエリアス軍曹の確執を
挟みつつ展開していくんだけど、最終的には両軍曹は戦死(って言うか、バ−ンズ軍曹はテイラ−に射殺されるけどね)して
しまい、最後に主人公が自分は両軍曹の間に生まれた子供かも知れないと訳のわからないセリフを言うシ−ンには少し
シラケましたが、後に続く「ハンバ−ガ−・ヒル」や「フルメタル・ジャケット」を含め一連のベトナム戦争映画ブ−ムを作った
話題作ではありやした。

「ワンスアンドフォ−エバ−」もそうだけど、基本的にベトナム戦はアメリカにとって負け戦だったけど、映画化する時は、
必ず最終的には、部分的にせよ勝ってスト−リ−を終わらせてるよね。商売で映画作るから、やっぱり当たり前か?


Vol.28「砂漠の鬼将軍(THE DESERT FOX)」 

アメリカ映画
出演:ジェ−ムズ・メイスン、セドリック・ハ−ドウィック、ジェシカ・タンディ、ル−サ−・アドラ−他
製作:1951年
本編時間:89分

あらすじ&寸評
「砂漠の狐」として、敵からも尊敬された名将ロンメル元帥の功績と悲劇の最期を描いた物語でゲス。「ロンメル」と
名前がついた作品は沢山あるけど、これは、どちらかと言えば人間ドラマ的要素が多分に含まれてます。
知っての通り、ロンメルの活躍は主にアフリカ戦線でのものが目立つけど、第二次大戦直後のフランスへの電撃戦でも
機甲師団長として、英・仏軍をダンケルクに追い詰める重要な作戦で類稀なる能力を発揮、更に、アフリカ戦後もフランス
へ渡り、フランス方面B軍集団指令官として、ノルマンディ−を始めとする、上陸防御体制構築に心血を注いだ事はよく
知られているところ。

また、ロンメルは前述の通り、敵味方から愛されていたけど、それは部下の掌握も含めて置かれた状況を正確に把握した
上で最も適していて且つ奇襲等の奇抜な作戦を立てる事ができる能力と騎士道精神溢れる行動が大いに受け入れられた
のではないのか、と良く言われてるよね。現代の管理職の模範とすべき人物だね、まったく!
そして、彼の作戦の根底には、敵見方共に最小の犠牲で最大の成果を目指すポリシ−があると評している資料もあるけど、
それが本当ならロンメルは一体どんな気持ちでこの戦争の時代を過ごしてきたのだろうか?とっても興味が湧きますなぁ。

さて、物語に話を戻しまっか。ロンメルの悲劇の最期は、そんな彼のポリシ−と言うか、性格に起因しているんだろうね。
早期停戦構想やヒトラ−暗殺計画等無益な殺生を少しでも食い止める為の行動がやがて、彼を追い詰めていく・・・
1944年7月にラステンブルグの総統大本営(ヴォルフスシャンツェ)で起きた総統爆殺未遂事件で首謀者として逮捕され、
国民への影響を考慮し服毒自殺を強要され、自決という悲しい最期を迎える事になる。

有能でありながら、軍の中央には行けず、常に前線に立って部下とともに戦い最後は殺される悲劇の将軍ロンメル、彼の
その性格や有能さ故、彼を取り上げた作品は多く、将軍をメインに取り上げた作品はロンメルがダントツなのもわかる気が
するね。他に将軍の名前を使ったタイトルは、と言う事で小生のライブラリ−を探したけど、パットンの「パットン大戦車軍団」
1本しかなかったよ。(まぁ、ロンメル系の映画には、単に名前だけをつけた感じの作品もあるのも事実だけどね)

理想の管理職像を模索したい方にオススメの一本でした。


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