新山下の家-天井高を活かしたマンションのリフォーム-

田辺さんの部屋からは、横浜は山手の緑が見渡せる。しかも広いワンルームは、最上階を利用した吹き抜け風天井で気持ちがいい。「この4.2mある天井の高さと20畳のリビングが気に入って購入したんです。可動式の収納家具が付いていて、それで寝室を区切る。ということでしたが、そうすると折角の窓からの景色を区切ってしまうことになるし、開放感がなくなってしまう。で、友人の建築家藤原成暁さんに相談したんです」 キッチンの上部にコンクリ床の屋根裏収納が付いていた。吊りはしご(はしご)で昇降するような代物・マンションとしてはよく考えられたものだが、実際暮らしてみると不便である。新築で入って2か月、藤原さんの案である屋根裏収納部分をメゾネット形式の寝室にするというリフォームを実行した。「とても気に入っています。階段を上がると4畳半の大きなベッドがある。という感覚は、一人住まいの贅沢ですね。プライヴァシーとくつろぎの空間が分けられて快適です」天井も低く、狭い空間であるロフトなので和室にした。さらに「何かできないか」と工夫したモダンな色使いの押入れが映える。階段を上がった入口は、寝室からは障子、下のリビングからはステンドグラスのように見える造りになっている。寝室のリビング側の壁に開けた丸い喚起口といい、「できあがりのセンスも大満足です。リビングを広々と使いたい、という大前提が実現した上に、素敵な部屋になったのは、つくづく、建築家との幸せな出会いのおかげですね」(←掲載文章抜粋)