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〜これを書いているのは2002年の夏です〜
さて、阿佐ヶ谷です。
不思議な御縁で、阿佐ヶ谷を何度か訪れる機会がありました。 別項にも書いてありますが、日本の路上観察の先達、今和次郎の考現学に関する著書に阿佐ヶ谷の商店街が触れられており、以前より興味を持っていました。改めて、実際に訪れてみると、感慨深いものがあります。
現代のJR阿佐谷駅の下には南北に中杉通りが走っています。道はとても美しく整備され、歩道と車道の境にケヤキが植えられています。かなり以前からあるものなのでしょうか、幹も枝ぶりも立派なものです。駅から見て北側の方の木立は南側に比べ、仄かに若々しい勢いが感じられます。古い地図を見ると、北側は昭和の中頃までは全面開通していなかったようで、バス通りは一本西よりの道になっていました。
駅前は南、北共に広く、ちょっとした公園になっています。 バス・ターミナルも兼ねているそうで、余裕をもったつくりです。中央線沿線でも、高円寺や荻窪、西荻窪はここもで開けた駅前を持っていませんから、ちょっといい景色かもしれません。南口駅前の立木にはクリスマスになるとイルミネーションが灯されるそうです。そういえば、この駅前広場は映画「リング」のロケに用いられたそうです。なんでも、結構、映画とかの収録があるそうで、画面でも映えるのかもしれません。一方アニメ好きならここにスタジオを構える東京ムービーや、マッドハウスが想い起こされるのでしょう。
駅より中杉通りを越えて直に、 アーケードを持った商店街「パールセンター」の入り口が見えます。恐らくは今和次郎が観察したのは数十年前のこの商店街だったのでしょう。今日では七夕の飾り付けが有名でお店がそれぞれに山車を作り、アーケードに吊るすそうです。
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