かんもん北九州ファンクラブ会報第70号/12頁..........作成:2008年07月01日/杉原健児

全面拡大表示

北九州市のシティプロモーションの方向性について
北九州市企画文化局シティプロモーション部長 吉田茂人

 かんもん北九州ファンクラブの皆様には、遠くふ
るさとを離れていながらも、日ごろから地元の発展
のため、様々な場面でご支援を賜っています。心か
ら感謝申し上げます。             
■企画文化局の設置      
 北九州市では、この4月に、政策形成や自治体外
交、にぎわいづくりをより幅広く行っていくため、
企画政策室を拡充して、企画文化局に改編しました。
この組織改正により、国際交流、東京事務所の部門
を取り入れて内外の情報の収集や発信能力を増強す
るとともに、文化振興、スポーツ振興の分野にまち
のにぎわいづくりの視点を入れた施策をしていきま
す。                     
 また、企業誘致・観光・市内産品の販売促進など、
分野別に行っていたプロモート活動を総合的に調整
する、庁内を横断した司令塔的役割を担うシティプ
ロモーション部を設置しました。        
■都市ブランドの創造と統一的な     
        シティプロモーションの実現 
 超高齢・少子化社会が本格化するに従い、自治体
経営においても、企業や航路・空路の誘致、観光客
をはじめとする交流人口の増加など、地域経済の活
性化のための施策にこれまで以上に積極的に取り組
むことが求められています。          
 また、地域が自立して発展していくためには、市
民の皆様にふるさと北九州への、愛着と誇りを持っ
ていただき、自ら主体となってまちづくりを進める
ことが重要です。               
 こうしたことを実現していくために、自然、歴史、
文化、環境など、本市の優れた資源をブランドとし
て磨きあげ、積極的にPRしていくことで、本市の
ブランド力の向上につなげるとともに、市民の皆様
が、北九州に住んでいることに誇りを持ってもらえ
るような取り組みを推進していく必要があります。
 本市においてはこれまで、広報や企業誘致などは
各担当部署が独自に行い、一定の成果をあげてきま
したが、都市間競争が厳しさを増すなか、より高い
効果を得るためにはさらなる工夫が必要です。  
 このため、シティプロモーション部では、多くの
方から北九州市の象徴的なイメージとして共感して
もらえる都市ブランドを創り、育てていきます。そ
の上で、行政と民間団体・企業が一体となって戦略
的かつ効果的なプロモート活動を行うことにより、
にぎわいをつくり、経済の活性化につなげていきま
す。                     
■首都圏におけるシティプロモーションの強化
 一方、首都圏では、情報化、地方分権の進展によ
り、これまで霞ヶ関に集中していた権限や事務が、
地方機関や自治体に委譲され、首都圏における自治
体の活動も企業などへのシティプロモート活動の比
重が次第に大きくなっています。        
 東京は経済の中心として、多くの企業の本社が集
中しているだけでなく、各種メディアの集積度が高
く、また日本の約1割の人口を擁しており、消費ト 
レンドを左右する流行の源泉となっています。  
 首都圏は、本市の知名度や都市イメージの向上の
p-12(1).jpg

かんもん北九州ファンクラブでの説明会(5月13日)写真左より
簑田昌一(企画文化局シティプロモーション部都市ブランド創造課長)
吉田茂人(企画文化局シティプロモーション部長)
古賀敬三(企画文化局シティプロモーション首都圏本部長)
徳山幸弥(企画文化周シティブロモーション部都市プランド創造課係長)
小河浩介(企画文化局シティプロモーション首都圏本部担当係長)

ための重要な戦略拠点であると考え、東京事務所を
シティプロモーション首都圏本部と改組しました。
ここでは、これまでの国との連絡調整、情報収集に
加え、北九州ゆかりの経済人やオピニオンリーダー、
メディア関係者などに働きかけるなど、積極的なプ
ロモート活動を展開していきます。       
 特に、各方面に大きな情報発信力をお持ちの「か
んもん北九州ファンクラブ」の皆様とは、これまで
にも増して連携を密にさせていただきたいと考えて
います。                    
■市の近況            
 今年、北九州市は市制45周年という節目の年を迎
えました。これを記念して、オフィーリアで有名な
「ジョン・エヴァレット・ミレイ展(〜8月17日)」
の開催をはじめ、「地域再発見! 100万人ウオーク」
「サイクルツアー北九州」など、さまざまなイベン
トに取り組んでいます。皆様にも帰省した折には、
自然や史跡の豊かな北九州市の散策などしていただ
き、心身のリフレッシュをしていただければと思い
ます。                    
 また、来年は松本清張氏の生誕 100年を迎えます。
これを機会に、松本清張氏ゆかりの地「北九州市」
を全国に発信していくよう、地元企画展のほか、全
国巡回展や清張作品にちなんだ日本各地でのウオー
キング大会などを計画中です。こちらのほうも期待
していただきたいと思います。         
■最後に              
 北九州市には、歴史に培われたすばらしい財産が
あります。しかしながら、市民の皆様は、日常の暮
らしの中ではそのすばらしさに気づかず、それらを
当たり前のこととして自慢しない傾向があるように
思います。そのなかで、ふるさとを離れたところか
ら見守り、積極的に応援してくださる「かんもん北
九州ファンクラブ」の皆様のご意見は新しい発見に
富み、心強く感じております。         
 これからも、皆様が北九州市を自慢でき、誇りに
感じてもらえるよう、市は力を注いでまいります。
「かんもん北九州ファンクラブ」の皆様の変わらぬ
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

かんもん北九州ファンクラブ会報第70号/12頁