巻機山

(まきはたやま)

                                               日時:平成23年7月6日(水)
                                               場所:新潟県南魚沼市
                                               天候:晴れ
                                               気温:14℃〜28℃
                                               標高:1,967m
                                               歩行距離:11km
                                               歩行時間:8時間
                                               累積標高差:1,338m
                                               使用車両:セラ
                                               出発時刻:19:20(5日)
                                               帰宅時刻:15:30(6日)
                                               出発時走行距離:120、412km
                                               帰宅時走行距離:120、802km
                                               走行距離:390km






登山口4:45→5合目5:35→前巻機8:00→巻機山8:00→山頂9:00・9:30→5合目12:00→登山口12:45


はじめに

前回の『甲武信岳』からも前線が停滞し、梅雨らしい曇天の日が続いていました。この日になって梅雨前線が南下し、
北に行くほど良い天候の予報が出されていました。以前登った『高倉山』から見る雪を頂いた『巻機山』がとても印象的だった
事を思い出し、今回登って見る事にしました。前日は夜勤明けで、19:20にセラで出発、関越道で北上、塩沢石打ICで降ります。
コンビニで翌日の食料を調達し、県道28号→国道291号を走り、登山口に当たる「清水」に着きました。清水のバス停を左折して
細い登山道を登山口の「桜坂駐車場」に向かいました。22:30到着し、翌日の晴天を期待しながら眠りについています。
翌朝4:00明るくなるとともに目覚め、準備体操などをして4:40駐車場奥の登山口に向かいました。備え付けのポストに
登山届を入れ、歩き始めました。少し歩くと、左に『割引沢コース』右に『尾根コース』の分岐に出ます。割引沢はこの時期でも
残雪が多く、急斜面で上級者でも危険が多いとの事で今回は右の『尾根コース』を行きます。
ここからはブナやミズナラの茂る
深く薄暗い森の斜面を登って行きます。路面は赤茶けた粘土質に岩などが点在する道で、梅雨の雨でとても滑り易く、慎重に
登って行きます。長雨と深い森のせいで、気温は低いのですが湿度が高く、すぐに汗がにじみ出てきます。
そんな単調な道を
3合目、4合目と頑張って登って行くと(なぜかこの間の道のりは、やけに長く感じてしまいました。)、あたりは綺麗なブナの森となり
5:35東側にある『米子沢』を見渡せる5合目に着きました。しばらく景色を見ながら休憩し、さらに登り続けます。30分ほどで
西側の樹間から、割引沢上流にそそり立っている『天狗岩』を望める6合目展望台に着きました。ここでしばらく休憩を取ろうと
思っていましたが、羽虫が多く飛んでいた為写真を撮っただけですぐに7合目を目指しました。しばらく登るとブナの木は無くなり、
背の低いダケカンバやナナカマドなどの灌木に変わってきます。しだいに後方の視界が開け始め、登山道沿いにはかわいい
イワハゼや可憐なコイワカガミなどが目に着き始めます。後方の視界が開けるに従って、道は大きな岩がゴロゴロころがり
始めます。南方に広く視界の開けた7合目に着きます。しばらく休憩して『ニセ巻機山』とも呼ばれる『前巻機』を目指します。
ここからはこの登山道でもっともきつい登りとなりました。8合目を過ぎると岩礫の中に木段が設置され、きつい登りが続きます。
しかしこの辺りは登るに従い展望が開け、きつい中にもときどき振り返りながら見る眺めはとても爽快です。
がんばって登り、8:00に『前巻機』に着きました。


『高倉山』から見た『巻機山』





登山口、4:45。








五合目付近のブナの森


6合目展望台から見えた『天狗岩』と『割引岳』

 
           コイワカガミ                         マイズルソウ


イワハゼ





7合目後方に見えるのが『前巻機』


西方面、「苗場山」が写っているハズ?


ベニサラサドウタン

 
ガクウラジロヨウラク


きつかった8合目あたりから見る『谷川岳』方面の眺め。

 



9合目からの眺め

前巻機山

9合目に出るとあたりは360度視界が開け、草原が広がりハクサンシャクナゲニッコウキスゲミヤマリンドウなどの
たくさんの高山植物の花が咲いていました。『前巻機』山頂に出ると、前方になだらかな『巻機山』が見え、あたりは
青々とした草原に覆われた丘陵地帯が広がっています。草原のあちこちには池塘が点在しています。
このあたりは2、000m近く標高があり、高い木々が無いにもかかわらず、路面は水分が多くぬかるんでいます。
年中その状態なのか、道には丸太で組んだ木道が設置されていました。巻機山へ行くにはいったん下り、再び登ります。
下りきった所にはまだ新しい避難小屋がありました。このあたりの草原には一面の草原の中にイワカガミワタスゲの花が
何千という数で咲き乱れていました。何度か聞いたことはありましたが見るのは初めての山の『お花畑』です。
空は碧く澄んで、まわりは花畑の草原と、何とも言えない景観の登山道を気分良く歩きます。
避難小屋を過ぎ、大きな『竜王ノ池』と呼ばれる池頭を横切ると道は再び急な木段になります。
この辺りから嫌な羽虫が現れ始めました。まだそれほど数が多くなく、また急坂でリュックから防虫ネットを
出すのが煩わしく、そのまま気にしないように登って行きました。


 
                          イワハゼ


ハクサンシャクナゲ


ミヤマリンドウ


イワカガミのお花畑


まだ新しく立派な避難小屋





八海山


正面が『朝日岳』


尾瀬方面

巻機山

8:30ベンチのある山頂部の稜線に着きました。ここからはいままで見えなかった北方の越後三山をはじめ上越国境の
多くの山々を見渡せる絶景ポイントとなっていました。休憩にはもってこいの場所だったのですが、残念なことに羽虫の巣と
いった状態で、急いでリュックから防虫ネットを取りだし装着します。しかし時すでに遅く頭や腕を中心に皮膚の露出した所を
何か所も刺されてしまいました。
あまりに数が多い為、写真を何枚か撮ると急いで本来の山頂部を目指しました。
ほとんど平らな池塘の点在する草原の稜線に木道が続いています。前巻機山の方からは爽やかな風が吹き上がってきます。
この風で羽虫も次第にいなくなり、気分よく歩き15分ほどで気持ちの良い山頂に着く事が出来ました。
山頂は平らな草原となっていて、特に山頂の標識などは無くさっぱりとしていて2,000mもある山頂部とは思えない
のどかな景観です。草むらに腰をおろし、のんびりと360度の絶景を楽しみながらおにぎりを食べます。
残雪の残る前巻機山からは涼しい風が吹き上げてきていました。
年甲斐も無くメルヘンチックな気分になっています。

帰路は同じ道を3時間ほどかけて登山口に戻りました。



山頂へと続く木道、周辺には「ミヤマリンドウ」が群生しています。


池塘、周囲には「ワタスゲ」がたくさん


山頂部に点在する「池塘」


『巻機山』山頂部の草原は「ミヤマリンドウ」のお花畑でした。


朝日岳と谷川岳





『竜王ノ池』


見るからに平らな巻機山山頂部


巻機山山頂部


イワハゼ


『巻機山』から見た『前巻機』


左の高みが「牛ヶ岳」


ニッコウキスゲ


南西方面「仙ノ倉山」「万太郎山」などが写っているはずなのですが、
残念な事に知識不足で山定できません。


朝日岳


9合目あたりからの眺め

 
アカタケ?



駐車場前の『米子沢』

【コメント】

今回『防虫ネット』の装着を面倒がって遅れた為、またあちこち刺されてしまいました。
帰宅後頭や腕に刺された部分が赤く、ミミズ腫れになってしまいました。
今回もかゆみがひどく、完治に2週間ほどかかってしまいました。

後悔先に立たずでした。

                                                                           平成23年7月24日(日)

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