この通りの猫手で箏は弾けない私ですが耳年増っていうの?母の話を聞かされてるうち
箏や三味線という日本の音楽がだーいすきになりました。特に歴史がドラマチックで興味
津々というところです。
ただ、あの粗忽者の母が私の唯一の情報源でしょう?誤情報も多く信憑性に欠けるところも
多いのではと不安も・・・そこでこのHPの紙面でみなさまと楽しくおしゃべりをしながら学びた
いなあなどと厚かましいことを思いつきましたの。
母と私の会話を思い出しながら書いていきますので
「あれ?それって違うんじゃない?」 「こんな説もあるわよ」 「へえーそうなんだ」
何でも結構です是非ご参加くださいましてご指導をいただけますようようお願い申し上げます
向学心に燃えた知性派ネコの私のためによろしくお願い申し上げます
神話に出てくるコトは神が降臨する神聖な楽器として、高貴な男性が常に携帯してたらしいですわね。
でも、その後、雅楽とともに大陸から伝来した多くの弦楽器もおしなべて「コト」とは・・・・
何ともアバウトでおおらかな コ トですわね。

日本古来のコト= 倭琴・和琴あるいは東琴
外来のコト= 新羅琴・百済琴・箏のコト・琴のコト
何と棹つきの琵琶までが・・・琵琶のコト
まい 「ねえ、この倭琴とか和琴(東琴)ってのはどんな形なの?」
母 「ほら、学校の教科書にもあったでしょ?男性が膝の上において弾いてる埴輪の姿」
まい 「むかぁー」」
母 「あっそうかあんた学校いってないもんねごめん。1メートルくらいの木製の楽器でね、弦は4本から6本の
間だったみたいよ」
まい 「じゃあ新羅琴は?」
母 「昔、伽椰の国から新羅に移ってそこで盛んになった楽器なんだって。
形も韓国の伽 琴(カヤグン)とよーく似てるし。膝の上に抱いて弾くのも同じよ。右手の親指・人差し指・
中指の三本を使って弾くのは私たちと同じだけど、爪はつかわないのよ」
まい 「痛くないのかしら?」
母 「大丈夫!弦は太いけどスゴク緩く張ってあるの。左手での押し手だって2音半くらいまで出来るそうだ
もの」
まい 「じゃあ、百済琴というのは?」
母 「聞いて聞いて!私つい最近百済琴見たの!」
まい 「何バカいってるの?そんなの見れる訳ないじゃない」
母 「それがねえ、見ちゃったのよ。国立博物館に展示されてるのを。もっとも正倉院にある物のレプリカだけど」
まい 「そんなことだと思ったわよ。で、どんな形してたの?」
母 「それがねえ、あれは東洋のハープってとこかしら」
まい 「へえーちょっと意外だわね。」
母 「だからあ、弦楽器はすべて(コト)だったの。わかった?」
まい 「そうよねえ、琵琶までが琵琶のコトなんでしょ?なんていい加減なのかしらら」
母 「いいのいいのそれで、日本人はおおらかなの。そしてコトはぜーんぶステキなのよ」
まい 「じゃあ、琴と箏もぜーんぜん違う楽器だったりして」
母 「そうよ。あったりまえじゃないの。形だって全然違うわよ。
箏は13本の弦に箏柱(ブリッジ)を立てて、右手に爪をはめて弾くでしょ?」
まい 「うん。あんたもそうしてるよね」
母 「琴は、柱を使わないで、左手でポジションをおさえて音を作るの。そうだ、ハワイアンギターの
東洋版ってとこかしら」
まい 「あんまりみたことないねえ」
母 「そうよ。琴のコトというのはね、奈良時代に遣唐使が雅楽の楽器と一緒に持ち込んだ
んだけど、平安時代の楽制改革で廃止されてからあまり使われなくなったらしいから今は特殊なところで
しかお目にかかれないのじゃないかしら?」
まい 「でも源氏物語の中には、箏のコト琴のコトどちらもでてくるんじゃなかった?」
母 「あらーあんたネコのくせに源氏物語なんて知ってるの?驚きだわあ。」
まい 「ちゃーんと読みました!もっとも漫画でだけどね」
母 「源氏の君が琴の名手になってたでしょ。それに琴のコトを弾く女性は、箏のコトを弾く人と比べて、古風
な性格の持ち主に描かれてるらしいわよ。さしずめ私のような・・」
まい 「??誰が?どこが古風なの?らしいってあんたこそ読んでないんじゃない。漫画でも良いから読めば」
まい 「じゃあ箏のコトは?」
母 「雅楽の楽器として持ち込まれたのよ。ほら、今も雅楽のなかで弾いてるでしょ?トン・レン−トン・レンっ
て優雅にそうだ、あの弾き方というのかな?あの手の格好のことを鶏足っていうんだそうよ」
まい 「まあ、私の大好きなチキンなの?美味しそうだわあ」
母 「意地汚いわね、せっかく雅な手つきを見せてあげてるのに」
まい 「何にせよあんたが血道を上げてる箏と同じものってこと?」
母 「違うわよ。?でも同じかな?」
まい 「何わかんないこといってるのよしっかりしてよ」
母 「あのねえ、はじめ中国から渡来したときは雅楽の箏だったの。13本の弦をはじめ楽器の構造や使い方
もほとんど今と変っていないのよ」
まい 「その雅楽の箏と、あんたが弾いてる箏はどこがどう違うのよ」
母 「雅楽の楽器の一つとして中国からはいってきたんだけど、そのまま雅楽の中で演奏される音楽とは離
れて、新しい箏の音楽が誕生したということ。
だから、(雅楽の箏は楽箏)私の弾いてるのは(俗箏)ってわけられるの。わかった?」
まい 「なーるほど。俗人のあんたが弾いてるのが、俗箏なのねフフフ」
母 「イヤな子ね!雅楽に対しての言葉でしょ!宮中のかしこきお方達との区別で、あんたの考えてる俗と
はイマイチ違うの」
まい 「うーん。どうしてかなあ・?」
母 「何?悩んでないで聞いてごらん。私が教えてあげるから」
まい 「琴も箏も、みんな同じように伝来したのに、どうして琴のコトは衰退したのかなあと思って」
母 「琴のコトというのは、すでに独奏楽器としてけっこう中国では盛んだったわけだから、音色もその奏でる
音楽も、ザ・中国!って感じが強かったんじゃないかしら?
それで日本人の心にあんまりビビっとはこなかったということかしらねえ」
まい 「ならどうして、紫式部さまは琴のコトを光さまに弾かせたのかしら?その頃はすでに琴のコトは衰退
してたはずなのに何故だと思う?」
母 「衰退してたからこそ、唐直輸入の貴重な舶来品の楽器よ。唐衣なんかと同じで、そうねえ今にたとえた
らシャネルやグッチの服やバックというところかしら?ブランド王国の日本の体質は変ってないみたい」
あっそうだ!あんたみたいのも舶来のニャンコだった訳だから、仲間じゃない」
まい 「フーンそうか。私と同じ高尚気品にみちた、まあ、庶民には高嶺の花って楽器だったのね。ナットク納
得」
母 「あんた何低い鼻うごめかせてるのよバッカねえ。
コトこと琴箏、これで大体のことが理解できたかしら?」
まい 「エラソーな顔しちゃって、あんただって本当はしっかり解ってなかったんでしょうが?
あちこち拾い読みした小耳情報をしゃべってるだけじゃない」
母 「ま、そうとも言えるけど・・・」
まい 「だから、同じように日本の音楽史に興味がおありになる諸兄諸姉の皆様に、是非この縁側サミットへ
お越しいただけるようにお願いしましょうよ」
母 「それは良い考えだわ。みなさまーどうぞよろしく」
まい 「あんたお願いするんでしょ?ホント極楽とんぼなんだから。はいきちんと座って!」
母 「はーい」

縁側サミット
VOL 1

いらっしゃいませ


まいの疑問
私たちが日常で見ることが出来るのは「箏」でしょう?なのに、活字としては「琴」
という字が使われていて・・・・・これって大変なことじゃあないかしら。
ネコの私が言うのもなんだけど、早く「箏」という正
式な文字で認知されるようにしたほうが良いのでは
ないかしら?そのためには・・・・・
みなさまはどうお考えですか?
せっせと更新
VOL 1

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