工房


 オリジナル団扇を作ろう(お金をかけずに!)

 オリジナルデザインの団扇の作り方を紹介します。作り方といっても既製品の団扇の紙の部分を張り替えるだけなんですが、けっこう面白い物ができます。私の場合は友人が遊びに来た時などに写真を撮っておき、これを使って団扇を作り後で送ってあげます。けっこう喜ばれますよ。安上がりで実用的なオリジナルグッズとして私は結構気に入ってます。

@ 団扇を用意する
     団扇って家に一本や二本必ずあると思うのでこれを使いましょう。夏場になると貰い物の団扇が手に入るので取っておきましょう。また銀行などで無料で配ってたりする場合もあるので手に入れておきましょう。上等な物は骨が竹などでできてますが、安物のプラスチック製の方が作り易いです。

A 紙をはがす
     もともと張ってある紙をはがします。水で濡らすと大抵の場合簡単にはがれます。私のやり方では浴槽に水を1センチ位張り、ここに団扇を沈め2〜3時間放置します。この場合安物であればあるほど簡単にはがれます。これできれいにはがれない場合はしょうがないのでヘラ等を使ってはがします。紙がはがれても糊が残る場合があるので、これもきれいに取り除きます。

B 骨をよく乾かす
     当然ですが、水分が残っていると新しい紙がきれいに貼れません。よく振って充分に水気を切ってから、できれば一晩ぐらい放置して乾燥させましょう。どうせ、デザインを考えるのに時間がかかるのでその間に乾くと思いますが・・・。

 これで準備ができました。いよいよデザインに入ります。ちなみに私は団扇が手に入るとここまでの作業をとりあえず行っておき骨だけをストックしておきます。そうすると、作りたい時にすぐ作ることができるので・・・・

C デザインする
     さあ自由にデザインしましょう。写真を使ってもいいし、イラストを描いてもいいですね。用紙サイズは普通の団扇ならA4ぐらいがちょうどいいようです。私はパソコン上でデザインしてプリントアウトした物を使ってますが、勿論紙に直接イラストを描くという手もあります。(この手法だと間違いなく世界でただ一つのオリジナル団扇になりますね)
   
私のやり方を紹介するとA4サイズで240dpiという設定上にデザインしています。240という数字がどこから出てきたかというと、
     
    私のカメラの解像度が130万画素なので、240dpi位で使用するとちょうどいい大きさになるから。
  私のプリンターの解像度が720dpiなので、240dpi以上でプリントしてもあまり意味がないから。
  画質の面で240dpi以下だとあまりよろしくないから。

  という訳です。

    また、団扇の形も考慮してレイアウトを考えましょう。そうしないと折角デザインしたのが、いざ骨に張ってみるとはみ出していて切り取られてしまうなんてことになってしまいます。私も最初の頃これで苦労しました。今はちょっといい方法を思い付いたのでパソコン上で正確に団扇上でのレイアウトを考えることができるようになりました。その方法を紹介します。ただしデジタルカメラとレイヤー機能を持ったソフトがないとちょっとつらいです・・・。
     
  団扇の骨のサイズを測ります。横幅(一番広い個所)だけでいいです。
    団扇の骨の写真を撮ります。テーブルなどの上に置いて真上からなるべくアップで撮ります。
  パソコンのソフト上で、新規のファイルを作成します。この時解像度は団扇のデザインで使用している解像度と同じにし、横方向のサイズも実際の団扇の骨のサイズと同じにします。縦方向のサイズもとりあえず横と同じにしておけば充分です。
  この用紙上に団扇の骨の画像をペーストします。
  団扇の骨の画像を用紙の横サイズいっぱいになるまで縦横均等にリサイズします。
  この画像をコピーして、団扇のデザインをしている用紙上にペーストします。

  これで実際の団扇のサイズを見ながらレイアウトを考えることができます。

D 印刷する
     オリジナルデザインを印刷しましょう。ラベル用紙(シールになっているやつ)に印刷すれば骨に貼る作業が簡単になります。また、ラベル用紙は値段が高いので(大体10枚で千円位)普通の用紙に印刷して、スプレーのりを使って骨に張るという手もあります。(この方がコスト的には安くできます)

E 骨に貼る
   印刷した用紙を団扇の骨に貼り付けます。写真やイラストのセンターと骨のセンターがずれないように注意してください。(実際にやってみると判ると思いますが、のり面を上にして置いた用紙の上に骨をのせるのでセンターがわかりにくくなります)私の最近取り入れている方法を紹介すると、先の実サイズの団扇の骨の画像をデザイン上にコピーした時に、この骨に接する長方形の線を描いておき一緒に印刷します。そしてこの線に沿ってカッターで用紙を切り取ってしまうのです。こうしておくと張り合わせがぐんと楽になります。また一旦張り合わせた後は充分に押したりこすったりして圧着してください。特に外周部は念入りに張り合わせておかないと切り取り作業がきれいにできません。
 
※注意:貼り付けと切り取りは片面づつ仕上げます。一度に両面張ってしまわないこと。切り取りが大変になります。

F 余分な所を切り取る
   いよいよ最終段階です。はみ出した余分な所を団扇の形に合わせて切り取ります。まず外周ですが、これは骨に沿ってカッターを滑らせれば簡単にきれいに切り取れます。ただしこれは骨がプラスティックの場合です。竹の骨の場合外周の部分がないのでこの手は使えません。頼れるのは自分の腕のみ!(だからプラスティックの骨がいいって言ったでしょ)そして最後に下面を切り取ります。ここはちょっと難しくて慣れが必要です。骨に沿ってカッターをすべらすことができないので、ほぼフリーハンドで切り取る必要があります。ただし貼った紙の上に別の紙を置き(ラベル用紙を使ったのなら、はがした裏紙を使うのがベスト。つるつるしていて滑りがいい)カッターを入れる個所に沿って指先で何度も何度もこすると、紙に骨の型がつくので切り取る目安になります。

さあどうです、りっぱなオリジナル団扇が完成したでしょう! みんなに自慢するもよし、人にあげてびっくりさせるのもよしです。耐久性の面でちょっと不安はありますが、いいじゃないですか、はがれてきたらまた違うデザインで作り直せば・・・。ちなみに私の作品を見るかぎり、一年やそこらでははがれそうにありません。


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